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約束 第1話「出会い」 (No.518 への返信) - あーまん

第1話「出会い」




キーンコーンカーンコーン・・・・・ 授業が終わりを告げる鐘がなった。

1人の美少女が具合悪そうに机にうなだれていた。

「ちょっと、つかさ〜 あんた体大丈夫なの??」

親友のトモコが心配そうにつかさに声を声をかけてきた。

「う〜ん・・・大丈夫だよ♪」

少女の名前は西野つかさ、街を歩けば誰でも振り返るそこら辺のアイドルより可愛い女の子である。

つかさは、あまり心配をかけたくなかったので、出来る限り声を明るく言った。

そうは言った物の誰でも見ればつかさが体調が悪いのは一目で分かった。

「つかさ、そんな強がらなくていいから今日は早く帰りな!」

本気で心配してくれている。

(トモコと親友で良かった〜)

そう思いながら

「そうだね・・・じゃあ、今日は先に帰らしてもらうね・・・」

と、言って教室を出た。

その途中

「西野〜 一緒に帰ろうぜ??」

と、ある男に声をかけられたが、、

「うん・・・でも、今日は1人で帰る、ごめんね??」

と、言い断ってしまった。

男の名前は大草、学年1かっこいい男の子、運動も勉強も出来る、完璧な人だった。 この二人は別に付き合っている訳ではなかったが、仲が良いので周りからは付き合ってるように見られている。

ただ、どうも大草はつかさの事が好きなようである。

大草は、とてもがっかりした様子で、つかさを目線で追っていた・・・・



そして、帰り道・・・

「ちょっと、キツイかも・・・・」

やはり、相当体調が悪いようだ。

どうにもこうにも、真っ直ぐ歩くことが出来ない上、頭がクラクラする。


バサ・・・・


そして、ついにその場で倒れてしまった。

意識が朦朧とする。

そして、つかさは意識は暗闇に落ちていった・・・・




「おい!!君!!大丈夫か!?」

つかさを倒れているのを見つけた男の人がいた。

「困ったな・・・・ この辺に病院どこにあるか分からないし・・・ 電話もまだ繋いでないし・・・・ とりあえず・・」

そう言って、つかさをおんぶして、自分の家に連れて行った。

その男は、家に着くなり、

「寝てるのか・・・ しかも凄い汗だな・・・ それにおでこが熱い!! とりあえず、着替えさせよう・・・」

男は、少し抵抗があったが、出来るだけ見ないようにし、つかさの着ている制服を脱がせ、自分のスウェットを着させた。 

そして、つかさを布団の中に入れ、部屋を暖かくしてやった。

男は

「ふぅ〜」

とため息をつき、

「とりあえず、家族に連絡しなきゃな。」

そして、つかさのバックから携帯を取り出し、家に電話したが、誰も出なかった。 両親の携帯にも連絡を入れてみたがやはり出なかった。

「出ないな・・・・ まぁ、また後でかけてみよう。」

「汗びっしょりになってるな・・・制服・・・ 明日も使うだろうし、洗濯しといてやるか・・・」

そう言いながら、男は制服を持って洗濯しに行った。

そして、1時間後・・・ つかさが目を覚ました。

「うぅ〜ん・・・あれ?ここ何処だろう?? あたし確か途中で・・・」

つかさは、倒れた時からの事を覚えて無かった。 

それはそうだ、意識が無かったのだから・・・・

そして、洗濯が終わり男が戻ってきた。

「あ!! 起きた??」

つかさは、声がする方へ目を向ける・・・・

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

つかさは、びっくりして、叫び声を挙げてしまった。

男は慌てて、

「そんな、叫ぶなって・・・ 大丈夫、襲ったりしないから、それにまだ寝て方がいいよ? 君、かなり熱出してるから。」

男は続けて

「はい、これホットミルク。 温まるから飲んで!」

そうして、ホットミルクをまだ状況を理解出来ていないつかさに渡して、

「ちょっと、話そうか??」

と、言って話を始めた。

「自己紹介がまだだったね。 俺は真中淳平って言うんだ。 で、君が何故ここいるかというと、たまたま君が俺の家の前で、倒れていたからなんだ、とりあえず、すごい汗だったから、着替えさせて、寝かせていたって訳。」

つかさはさらにびっくりして、赤くなり

「着替えさせた・・・・」

自分が着ているスウェットを見ながら反応する、どうしようもない恥ずかしさが込み上げてくる・・・・・

思わず、両手で顔を隠してしまった。

「ごめんね。抵抗が、あったんだけど、さすがに汗まみれじゃいけないからさ・・・出来るだけ見ないようにしたから・・ でも、それでも嫌だよね??」

淳平は申し訳なさそうに言った。 

つかさは、とてつもない恥ずかしさはあったものの、淳平の行為にはとても感謝するべきことなので

「いえ・・・大丈夫です・・・ こちらこそ助けて頂いて・・・」

お礼の言葉を言った。

「ホント?良かった〜  そんなそんなかしこまるなって! 当然の事をしたまでだよ。」

淳平は笑顔で言っていた。 

そんな淳平につかさは感動を覚えた。

(普通、見知らぬ人のことをここまでよくしてくれないよね・・・)

つかさは、それだけで淳平は悪い人では無い・・むしろ良い人だと分かった。

「そういえば、家、まだ電話通してなくてさ、さっき悪いとは思ったんだけど携帯勝手に借りて、親に連絡しようと思ったんだけど、繋がらなくて・・・・ どこかに行ってるの??」

つかさは、はっとした。

(そうだ・・・今日、親居ないんだ・・・)

「お・・親は・・・今、二人で海外旅行に行ってて・・・・帰ってくるのは明日なんです・・・」

それを聞いた淳平は困ってしまった。

「う〜ん・・・ 海外か〜 だから、電話が繋がらなかったのか・・・ 送って行っても、こんな高熱の子を1人にする訳にもいかないし・・・・」

淳平は悩んでいるようだ。 

(そんな迷惑かけるわけにはいかないよ!)

と思いながら、遠慮するつかさ。

「大丈夫です。 1人でも大丈夫ですよ!!」

遠慮するものの、淳平は真面目な顔になり、

「ダメ!! そんな高熱の子をほっておける訳ないじゃないか!! じゃあ、今日はここにいな?? もう時間的にも遅いし・・・・」

つかさは戸惑ったが、動くのがだるかったのもあるが、何より淳平の優しさがとてもありがたかった。

そして何より、心のどこかで、淳平の事をもっと知りたいと思っている自分がいた。

「じゃあ・・・すみませんがお世話になります。」

そう言って、申し訳なさそうにお辞儀した。

淳平は笑顔で

「よろしい! 初めからそう言えばいいんだよ。」

そう言いながら台所へ行き、何やら皿を持ってきた。

「おかゆ作ったから食べて!」

(おかゆも作っといてくれたの!?)

素直に驚いた。

(どこまで親切なのこの人・・・)

この時、つかさの中に不安は少しも無くなっていた。

「ありがとうございます・・・・おいしい!!」 

淳平は笑顔になり、そして喜んでいた。

「そっか、お口に合って良かった♪ 俺、料理下手だからなぁ〜 今、勉強てるんだけどね。」  

「てか、ちょっと買い物行って来ていいかな?? すぐ買ってくるからおかゆ食べながら待ってて!」

「はい・・・大丈夫です・・」

そう言うと淳平は外に出て行った。


[No.519] 2007/09/24(Mon) 08:36:39

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