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約束 第8話「二人の勉強会」 (No.544 への返信) - あーまん

第8話「二人の勉強会・初日」




「え〜っと・・・ここはね・・・」

「うん・・・」

「こうするでしょ??」

「う〜ん・・・・」

「で、こうやればいいんだよ。」

「お!! そうか!!」

淳平とつかさ、二人の勉強会が始まっていた。

基本的に分からない問題をつかさに教えてもらうという感じである。

もう夜の12時近くになるのだが、勉強の手はなかなか止まらなかった。








「しっかし、西野は頭いいなぁ〜」

「今日だけで大分頭良くなった感じがしたよ!!」

さすがにもう夜遅いということもあり、今日はお開きにした。

「淳平くんだって十分頭いいよ!!」

「教えることだってあんまり無かったし!!」

二人その場で談話していた。

勉強しすぎたのか、二人には少し疲れの表情が見える。

「でも、ごめんな・・・」

「俺の勉強のために付き合わせちゃって・・・」

淳平は申し訳なさそうにしている。

「そんな・・・あたしから勉強教えてあげる!って言ったんだから、淳平くんが謝ることないよ!」

「寧ろ、泊まらせてもらうんだから迷惑かけてるのこっちなんだし・・・」

「あたしこそ、無理言ってごめんね?」

つかさは、申し訳なさそうにしている淳平をなんとか慰めようと明るく言った。

「ぜ・・・全然迷惑じゃないよ!」

淳平はどうも迷惑という言葉に反応してしまったらしい。

「そうだね・・・謝るよりも感謝だね!!」

「ありがとう!」

淳平はそう言って笑顔になった。

「うん!じゃあ、もうそろそろ寝よ!」

つかさも笑顔で言った。

「そうだな、じゃあ、西野は前みたいにその布団使って!!」

「分かった!ありがとう!!」

「じゃあ、お休み〜」

淳平はそう言って部屋から出て行った。

初日はこんな感じで終わったのである。





そして次の日・・・

「起きろ〜!! 遅刻するぞ!!!」

アパートの一室に淳平の声が響き渡った。

「う〜ん・・・」

つかさは眠たい目を擦りながら渋々と起きる。

「おはよう・・・」

「おはよう・・・って、今日は学校だろ?? 早くしないと遅刻するぞ?」

そう言って淳平は時計を指差した。

現在7時20分・・・

遅刻するような時間では無かった。

まだ余裕はある。

「まだ大丈夫だよ〜」

そう言いながら布団から出るつかさ。

「あれ?そうなの?? 俺まだ分からなくてさ〜」

淳平はそう言いながら苦笑していた。

「まぁいいや。 改めておはよう!」

元気良くつかさが言った。

淳平も笑顔で

「おはよう!」

と、言う。

「朝ご飯出来てるから、仕度出来たらこっち来てね〜」

「うん!分かった!!」

そう言うと淳平は出て行った。





「おいし〜い。」

つかさは仕度が終わり淳平が待つ食卓へ行き朝ご飯を食べていた。

「またまた〜、西野が作った方が美味いくせに・・・」

淳平はまだつかさが作ったご飯が心に残っているようだ。

「そんなことないってぇ〜」

つかさは恥ずかしくなり小さくなってしまった。

そんな感じで食事が終わりつかさが登校する時間になった。

「いってきま〜す!」

つかさが元気良く玄関のドアを開けた。

「いってらっしゃい!」

見送りに淳平も玄関に来た。

つかさはこの感じをなんだか嬉しく思った。

「なんか・・・新婚夫婦みたいだね!」

そう言ってつかさは赤くなりながら小走りで階段を降りていった。

「新婚夫婦!?」

残された淳平はこの言葉にただ圧倒されていた。

しかし、最初は恥ずかしかったものの、段段と淳平の顔は暗くなっていた・・・・

「夫婦・・・・か・・・・」

淳平はボソッと呟きながら、家の中に戻っていった。


[No.573] 2007/10/22(Mon) 01:30:37

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