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見えない明日・見える未来〜第2話〜 (No.66 への返信) - シン

第2話「再会」


修平と一馬は声のした方を見た。

そこにはどこからどう見ても普通にしか見えない少年と

セミロングの艶やかな黒髪が印象的な少女がいた。

「あのー実は道に迷ってしまって…」

修平が問いに答えた。

「どこへ行きたいんだ?」

「えーっと、泉坂高校なんですけど…」

今度は一馬が淳平の問いに答えた。

「それならちょうど良かった。今から戻るところだったんだ」

「え!?そうなんですか?」

「それなら案内してくれますか?」

「うん、いいよ。じゃあついてきて」

綾は快く引き受けた。

「「良かった〜」」

これにより胸をなでおろす2人であった。




「そういえばなんで泉坂高校へ?」

途中、淳平が尋ねた

「俺たちここに引っ越したばかりなんだけど」

「泉坂高校にいとこがいるから会おうと思ってたんだ」

「へー、いとこがいるんだ」

「いとこか…そういえばさつきが今日何か言ってたけど…」



数時間前…

「それでね、今日からいとこがこっちに引っ越してきたのよ」

「北大路のいとこか…それって女の子?」

外村が例のごとく(?)さつきに訊いた。

「残念。男だよーん。」

「そうですか…」

「「「「………」」」」

呆れて物が言えない淳平をはじめとする4人

(裕紀は部室に来る途中で迷っている)

「でもさつきのいとこか…会ってみたいな」

「確かにあたしも先輩のいとこに一度会ってみたいですね」

「じゃあ、一度呼んであげるよ。でも、あっちから

訪ねてくるかも」

「でも、それはさすがにないと思うよ北大路さん」

「うーん…でもあいつら2人は本当にわかんないわよ」

「ウィーッス、やっとついたぞー!」

「…先生…また迷ったんですね…」

呆れる美鈴(実際には全員呆れているが)

そしてこれにより話は中断するのであった。




「…今、『さつき』って言いましたよね?」

「ん?それがどうした?」

「それって北大路さつきのことですよね!?」

「あ、あぁ」

修平の剣幕に淳平は押されっぱなしだ。

「やっぱりか〜」

「実はこいつ(一馬)はさつきのいとこなんですよ」

「えぇっ!?じゃあ北大路さんが言ってたいとこって

君たちなの!?」

「んー、まあね…」

「それなら、部室にすぐに行こうよ真中くん」

「そうだな」

「「真中!?」」

「…え?」

「ど…どうしたの?真中くんがどうしたの?」

「「ま…まさかな…」」

「「…ありえねーーー!!!!」」

どう見ても普通にしか見えないこの少年が

さつきの意中の男の

『真中』であるというのは修平と一馬にとって

まさに『ありえねーーー!!!!』ことだった。

「「???」」

そんな2人の様子が全く理解できない淳平と綾は

首をかしげることしかできなかった。





さて、映像研究部の部室に4人は入った。

「ん?だれだ?その2人は」

外村が尋ねると同時に

「あーっ!一馬に修平じゃなーい!」

「「!!!(来る!!!)」」

さつきはいきなり2人にその胸を押し付けた!

「「「「「「!!!!!!」」」」」」

その場にいた全員が驚いた

「あ…あの北大路が真中以外に…」

「う…羨ましいぞあいつらー!」

「せ…先輩…正気?」

「き…北大路さん…?」

「さ…さつき…大丈夫か?」

「あ…ありえない…」

「「むぐっ!むがむごむー!!!(や、やめろー!)」」

「い…一体北大路に何が…?」




それからしばらくして…


とりあえず自己紹介した

「へ〜きみが北大路のいとこか〜」

「えぇ。俺がいとこの一馬です」

「で、こいつは居候」

「おい!って言っても否定できないんだよな〜」

「あ、それから俺は火野修平です」

修平は確かに居候である

「それにしてもでかいな…本当に中3か?」

小宮山が疑問に思うのも無理はない。

一馬の身長は178cmもあり

さらに修平に至っては184cmもある

「修平についてはよく分からないけどとにかくあたしの家系は

発育がいいのよ発育が」

「…なるほど(だからさつきの胸はあんなに…)」

淳平は妙に納得した

「あ、そうそう、修平がなんで居候しているかについては

訊かないでね。修平はかなり辛い思いしてるから」

「あ、あぁ」

「分かった。」

「そうね、秘密にしておいたほうがいいこともありますしね」

「そういえば一馬くんたちってあんまりこのあたりに

慣れてないよね?」

「うぅ…そうなんですよ東城さん…」

「ここに何度か来た時にさつき姉ぇに案内してもらったけどな」

「じゃあ、あたしたちで泉坂を案内してあげない?」

「東城さんそれ名案!」

「あたしもいいですよ」

「俺もその話乗った!」

「それじゃあ明日の部活は一馬と修平を案内するということに

しよう!」

「先生!最後だけ話に入ってこないでくださいよ!」

「「「「「「「ハハハハハ!!!」」」」」」」

淳平のツッコミで部室内に笑い声がこだました。





こうして、修平と淳平は出会った。

そしてこの時より彼らの運命は少しずつ動き出した…


[No.67] 2006/05/17(Wed) 00:44:24

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