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君が好き 第45話 「つかさの答え」 (No.691 への返信) - バーツ

淳平の家についた外村とつかさ。

「おっじゃまっしま〜す!」

「さっ、あがってあがって!って言っても私の家じゃないけど・・・」

「まぁ・・・今日はいいんじゃね?」

「そう・・・だね!淳平くんがいないから仕方ないよね〜」

「まぁそのうち帰ってくるよ」

「じゃあ早速観ますか?」

「だな。観ようぜ!」

つかさは慣れた手つきでDVDをセットした。

その間、外村は映画のパッケージを見ていた。

(なるほどねぇ・・・)

外村は何か思いついたらしく、つかさに声をかけた。

「ごめん、つかさちゃん!俺ジュース買い忘れたから今から買ってくるわ〜」

「わかった〜」

外村は淳平の家を出た。

「さ〜て、これからどうするかなぁ」

外村はジュースを買いに外に出たのではなかった。

(あの映画・・・やっぱりつかさちゃん1人で見るべきだろ)

外村はDVDのパッケージに書いてある映画のあらすじを読んでそう思っていたのだ。

(でもジュース買いに行くのに10分もいらないし・・・やっぱ早めに戻っとくか・・・)

その頃つかさは、映画のオープニングを見ていた。

ふと疑問に思ったことがあった。

「この映画・・・なんかの続きなのかな?」

そして近くにあった映画を手に取るつかさ。

それは以前、つかさが淳平の家に泊まっていったときに観た映画であった。

つかさはこの映画で涙しを流したことを思い出した。

(まさか・・・)

つかさは二つのDVDを見比べた。

そして思った通り・・・

「これ・・・前に観たやつの続編だ・・・」

DVDのタイトルが一緒であったのだ。

そのタイトルは・・・

「『君が好き』・・・かぁ」

つかさは呟いた。

そしてまたTV画面を見始めた。

数分後・・・

つかさは目に涙を溜めていた。

(この映画・・・まるで今の私みたい・・・)

映画を観ていくうちに、つかさはそう思えきた。

主人公がつかさ。

今の好きな人が淳平。

亡くなった人が優希。

全てが当てはまっていたのだ。

過去と現在の中で揺れ動く主人公の心。

そしてそれを知った主人公の好きな人は、主人公を突き放す・・・。

しかしそこに隠された真意に今までつかさは気づいていなかった。

この映画を観るまでは・・・。

話が進むにつれ、その真意が明らかになっていった。

(淳平くん・・・)

つかさは淳平のことを思わずにはいられなかった。

こんなことを淳平がつかさのために考えていたなんて、つかさは思っていなかったのだ。

つかさにとって優希は大切な人。

しかしつかさにとって淳平は・・・

(大切とか・・・そんなものじゃない・・・)

その時、映画から放たれた言葉。

この言葉がつかさの心に強く響き渡り、そして決心させた。

「あなたの幸せはどこにありますか・・・?」

(私の幸せ・・・?)

つかさの幸せ。

以前は優希のもとにあった。

しかし今は・・・

(私の幸せは・・・淳平くんのもとにある・・・)

大好きな人のもと。

つかさは淳平といることで幸せを感じていた。

(もう・・・迷わない。私は・・・)

つかさの答えが出た。

今まで長かった。

今まで何度も悩んできた。

しかし、いつも頭に浮かぶのは彼だった。

そして今日、この映画を観てつかさの中で決心がついた。

「私は・・・淳平くんが・・・大好き・・・」


[No.692] 2007/12/08(Sat) 23:50:31

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