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all 君が好き 〜part2〜 - バーツ - 2007/11/27(Tue) 21:31:17 [No.648]
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君が好き 第56話 「あなたのことが」 - バーツ - 2007/12/13(Thu) 17:13:31 [No.704]
君が好き 最終話 「幸せはキミのもとに・・・」 - バーツ - 2007/12/13(Thu) 17:18:15 [No.705]
君が好き あとがき - バーツ - 2007/12/13(Thu) 17:23:16 [No.706]


君が好き 第53話 「奇跡の患者」 (No.700 への返信) - バーツ

つかさは日暮に事情を説明し、急いで坂上の病院へと向かった。

病室に着くと、トモコと光希がイスに座っていた。

「あっ、つかさ!」

トモコはつかさに気付いたらしく、つかさの方に歩いてきた。

「淳平くんは・・・?」

「検査中だって看護婦さんが言ってた」

「そっか・・・」

つかさもイスに座り待つことにした。

そして数十分、淳平が戻ってきた。

「淳平くん!」

つかさは淳平に駆け寄った。

「あれ・・・西野?」

「淳平くん・・・よかった・・・」

そう言って淳平に抱きついた。

「ちょっ・・・西野!」

しかしつかさは淳平から離れようとしない。

そこに先生がやってきた。

「みなさん、ちょっと話があるんですがいいですか?」

そう言って話を始めた。

「今回の淳平くんの件ですが・・・」

みんなは固唾をのんで先生の次の言葉を待った。

「特に異常はありませんでした」

「ホントですか!?」

その言葉に一番につかさが反応した。

「えぇ。奇跡に近いですよ!本当によかったですね!」

そして先生は念のため今日は入院ということでと一言残してから病室から出て行った。

「淳平くん、ホントによかったね!」

そう言ってつかさは淳平に満面の笑みを見せた。

「えっ?あっ、あぁ・・・」

しかし淳平の返事は素っ気ない。

そんな淳平をつかさは不思議に思った。

「淳平くん、どうしたの?」

「いや、別に・・・」

「淳平くんも疲れてるんだよ。今日はもう遅いから、つかさは私の家泊まってきな!明日学校も休みだしさ!」

「じゃあそうさせてもらうね」

そして、じゃあまた明日と言ってつかさとトモコは病室を後にした。

残った2人。

「さてと・・・じゃあ俺も帰るかな」

「あっ、あの!」

「ん?なんだ?」

「その・・・あなたは?」

「あぁ、自己紹介がまだだったな。俺は神田光希だ」

「神田・・・光希!?」

淳平はとても驚いている。

「むぅ・・・その顔は何か言いたげだなぁ」

「いや、だって・・・」

「まぁお前が言いたいこともわかるよ」

「優希の・・・お兄さん?」

「まぁな」

「あの・・・色々ありがとうございました」

光希に頭を下げる淳平。

「いや、いいっていいって」

「でも・・・」

「淳平くん。こっちこそありがとな」

「へっ?」

さっきとは逆に光希からお礼を言われたので、淳平は変な声を出してしまった。

「つかさちゃんを好きになってくれて・・・ありがとう」

淳平はわけがわからず口をポカンと開けたままである。

「まぁ疲れてるだろうけど、話したいことはたくさんあるからゆっくり話そうか」

そう言って光希はイスに座り話し始めた。

そしてこの話は淳平の心にずっと忘れることなく深く刻まれることになった。


[No.701] 2007/12/12(Wed) 21:38:11

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