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all 君が好き 〜part2〜 - バーツ - 2007/11/27(Tue) 21:31:17 [No.648]
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君が好き 第56話 「あなたのことが」 - バーツ - 2007/12/13(Thu) 17:13:31 [No.704]
君が好き 最終話 「幸せはキミのもとに・・・」 - バーツ - 2007/12/13(Thu) 17:18:15 [No.705]
君が好き あとがき - バーツ - 2007/12/13(Thu) 17:23:16 [No.706]


君が好き 最終話 「幸せはキミのもとに・・・」 (No.704 への返信) - バーツ

「淳平・・・くん?」

突然のことに驚くつかさ。

「ずっと待ってた・・・その言葉・・・」

淳平はつかさを抱きしめながら呟くように言った。

「えっ?」

「西野と距離を置いてから・・・ずっと・・・」

つかさを抱きしめた淳平の腕は小刻みに震えていた。

「・・・ごめんね」

「何が?」

「私のせいで・・・淳平くんのこと傷つけてきちゃって・・・」

「・・・」

傷つけてきた。

つかさは淳平に対してこれまで痛いほど思ってきたことだ。

「今まで淳平くんと優希くんを重ねてみてきてた・・・私にはその自覚があった。なのに・・・淳平くんのことが好きだから・・・こんなこと言ったらもう話せなくなったりするのかなって思って・・・。それが怖かったの・・・」

辛そうに話していたつかさは淳平の胸に頭を置いた。

(西野・・・)

腕の震えもおさまったのか、そんなつかさの頭を淳平は優しく撫でた。

「俺も怖かったよ・・・」

「えっ?」

つかさは淳平を見上げた。

「怖かった、うん。俺の存在が西野のことを傷つけてるんじゃないかって思ってさ・・・。思い出したくない過去を俺のせいで思い出しちゃっているんじゃないかって・・・。そう考えると・・・さ」

そう言うと、淳平はつかさのことを今までより強く抱きしめた。

「でも・・・西野にははっきりしてほしかったんだ。俺か優希か・・・。だからあの映画を観せたかった」

「あれは・・・私たちに当てはまるんだよね・・・」

「あぁ。もし西野が優希を選んだとしても後悔はしなかったと思う。西野がちゃんと決めてくれたなら俺は・・・それでいいって思ってたから・・・」

「あの映画が・・・私の本当の気持ちをわからせてくれた・・・」

「本当の気持ち?」

淳平は少し力を抜いてつかさのことを見た。

「映画の中にね、『あなたの幸せはどこにありますか?』って言葉があるでしょ・・・?」

「うん・・・」

「前はね・・・確かに優希くんのもとに私の幸せはあった。けどね・・・」

つかさは次の言葉を言わず、淳平の背中に両手を回した。

「西野・・・?」

「けどね・・・今は・・・ここにある」

つかさは手に力を込めた。

「私の幸せは・・・淳平くん・・・キミのもとにあるんだよ・・・」

そう言ってつかさは淳平に笑顔をむけた。

「・・・俺もだよ」

淳平は恥ずかしそうに言った。

しかし目は真剣だった。

「淳平くんと一緒にいられるこの空間に・・・私の幸せはあるんだ・・・」

そして・・・つかさはゆっくり目を閉じた。

淳平はつかさから体を少し離した。

「・・・じゃあ質問」

淳平とつかさ。

2人の意志が今・・・結ばれる。

「今までいろいろあったけど、これからは・・・俺だけを見てくれますか?」

「はい・・・」

「ずっとそばにいてくれますか・・・?」

「はい・・・」

「俺と・・・付き合ってくれますか?」

「・・・はい」

2人は互いに見つめ合った。

脳裏にはこれまでの様々なことが浮かんでいるのだろう。

2人の目からは涙が流れていた。

いつもキミがそばにいた。

どんなに距離があったとしても、心はいつも近かった。

そして今・・・2人の想いが一つになるとき・・・

つかさは目を閉じたままだ。

淳平はゆっくりとつかさの顔に近づいていく・・・

そして・・・2人の唇が重なった・・・

互いにずっと待ち望んでいたことが・・・叶った瞬間だった。

そっと体を離す2人・・・

「西野・・・」

「淳平くん・・・」

次の言葉は2人ともわかっていただろう。

今までの長かった道に終止符を打つべく放たれた言葉・・・

そして、これからの2人の未来にむけて一歩一歩と歩んでいくための言葉・・・

「「大好きだよ・・・」」

君が好き 第一部 完


[No.705] 2007/12/13(Thu) 17:18:15

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