赤い糸 はじめに - バーツ - 2007/12/04(Tue) 21:20:59 [No.681] |
赤い糸 序章 - バーツ - 2007/12/04(Tue) 21:24:18 [No.682] |
赤い糸 第1章 - バーツ - 2007/12/05(Wed) 21:16:05 [No.687] |
赤い糸 第2章 - バーツ - 2007/12/15(Sat) 22:05:05 [No.711] |
赤い糸 第3章 - バーツ - 2007/12/16(Sun) 19:07:33 [No.713] |
赤い糸 第4章 - バーツ - 2007/12/17(Mon) 20:47:20 [No.714] |
赤い糸 第5章 - バーツ - 2007/12/19(Wed) 20:51:34 [No.716] |
「妖・・・精?」 ・・・?? コイツ何言ってんだ? 頭おかしいんじゃねぇの?? 誰ですか?って聞いていきなり妖精って・・・。 それに俺は死んでないって・・・ あっ、そうか! やっぱ俺引かれた時に頭打って、それでこんな変な現象見てるんだ! 淳平は一人で勝手に納得している。 「コラコラ、勝手に一人で話を進めるなよ」 男・・・いや、妖精がなんか喋ってる。 こういうのは無視するのが一番だな。 「おい!聞いてんのか!?」 無視無視っと・・・ 「・・・お前少しは信用しろよ!どっからどう見たってイカした妖精って感じだろ?」 そう言って手を大きく広げている男。 いや、どっからどう見たって変な人だって・・・ 呆れて何も言えない。 「ハァ・・・ったく」 男はため息をついて一呼吸おいた後、話し始めた。 「午後5時頃、交通事故に気を付けた方がいいぜ」 「なっ!?」 聞き覚えのあるフレーズ。 これは・・・そうだ、あの時の! サッカー観戦に行く時に電車の中で聞こえた言葉だ! ・・・待てよ? なんでコイツが知ってんだ!? 「俺が言ったんだからな、あれは」 そう言って笑っている。 ・・・マジ!? 「マジだよ」 ・・・なんかムカつく。 でも何で未来に起こることを知ってんだ? 「だって俺運命を司ってるからな」 ・・・はい? 「俺はお前の運命を司ってるの!」 イヤ、意味がわからないんだけど・・・ 「じゃあいいよ・・・」 なんで悲しそうな顔してんだよ!? 「だって・・・お前が理解しないから・・・」 あ〜、わかったよ!理解すればいいんだろ!? 「さっすが〜!物わかりいい奴、俺好きだぜ!」 何がさっすが〜!だよ・・・ いきなり言われて理解できるわけないじゃん! 「全く、人の忠告はちゃんと聞いとくもんだぜ?交通事故なんて起こすなよな〜」 だってあれは・・・西野さんが危なかったから・・・助けたくて・・・ 「うん。まぁ、お前の行動は正しかったよ」 さっきと言ってること矛盾してねぇか・・・? 「ゴホン。あ〜、細かいことは気にするな」 おいおい・・・ ・・・ってちょっと待て!! さっきっから俺喋ってないのに普通に会話してるのはなんでだ!? 「それはだな〜、俺がお前の心の中で思ってることを読めるからだ!」 へぇ、なるほどね〜。 ・・・って納得しちゃだめだろ、俺! 明らかにおかしいだろ!? 現実的に有り得ない! 「残念ながらこれは事実だからな〜。まぁ、ドンマイ!」 なにがドンマイだよ・・・ コイツのせいで、俺が思ったことは全部バレバレかよ!? 「そういう運命なんだよ、お前は」 ・・・そうなの? 「そうだ!」 ・・・イヤだ。 「ダ〜メ!」 ・・・。 「どした?」 ・・・うるさい!落ち込んでんだから話しかけんな! 「・・・やだ」 はぁ!? 「ひとつ良いことを教えてやろう」 良いことぉ!? ケッ!そんなの期待できねぇよ。 「じゃあ聞かないのか?」 うっ・・・そう言われると聞きたくなる・・・ 「素直になれよ〜」 かなりムカつく・・・ 「へ〜、そんな風に思ってんなら言わねぇぞ?」 ・・・教えてほしいなぁ〜! 「よしよし、教えてやるぞ!」 扱いやすいっ、この人! 「・・・なんか言ったか?」 いえっ、何も! 「そっか」 で?良いことって? 「目が覚めた時、お前の隣にいるのが運命の人だ」 運命の人? 「そっ。要するに一生を共にする人だ」 ・・・ホントに? 「ホントに」 ・・・ホントのホントに? 「ホントのホントに」 ・・・ホントのホントのホント・・・ 「しつこいぞ、バカ!俺が言ってんだからそうなの!わかったか!?」 えぇ〜!? 「運命なんだから仕方ないだろ!?じゃあな!」 パチッ・・・ そう言って指を鳴らすと、男は消えてしまった。 あっ、ちょっと!お〜い!! なんだよ、言いたいこと言ったらすぐに消えやがって・・・ ・・・運命の人ね〜。 だいたい運命なんてそう簡単に決まるものなのか? ハァ・・・相手ブスだったらどうしよう・・・ それより・・・なんでアイツ俺のところに来たんだろ・・・? そして淳平は目を瞑り、そのまま眠りについていった・・・。 [No.714] 2007/12/17(Mon) 20:47:20 |