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No.716へ返信

all 赤い糸 はじめに - バーツ - 2007/12/04(Tue) 21:20:59 [No.681]
赤い糸 序章 - バーツ - 2007/12/04(Tue) 21:24:18 [No.682]
赤い糸 第1章 - バーツ - 2007/12/05(Wed) 21:16:05 [No.687]
赤い糸 第2章 - バーツ - 2007/12/15(Sat) 22:05:05 [No.711]
赤い糸 第3章 - バーツ - 2007/12/16(Sun) 19:07:33 [No.713]
赤い糸 第4章 - バーツ - 2007/12/17(Mon) 20:47:20 [No.714]
赤い糸 第5章 - バーツ - 2007/12/19(Wed) 20:51:34 [No.716]


赤い糸 第5章 (No.714 への返信) - バーツ

「・・・んっ・・・ん〜?」

淳平は再び目が覚めた。

先ほどとは違う、真っ白な空間。

手を握ってみると、思った通りに動く。

今度は体に異常はないみたいだ。

振り返っみると、高い場所で何かが輝いている。

見上げると、より一層輝きを増すその光。

「なんだろ・・・?」

そんなことを思っていると、またアイツがやってきた。

「あれは・・・ただの光じゃないぞ?」

なんとなくわかるよ。

「そっか。まぁ今は高い所にあっけど、いつかはお前の手元に降りてくるよ」

俺の・・・手元に?

「あぁ。まぁ・・・いつかな」

ふぅん・・・。

「それより!」

それより?

「お前、なんで俺がお前ところに来たか知りたいんだろ?」

えっ?ん・・・まぁね。

「それはだなぁ・・・」

それは・・・?

「・・・・・・」

・・・?どした?

「やっぱまだ教えな〜い」

んなっ!?

「気にすんな!ほらっ、お目覚めの時間だぞ!」

気になるだろ!?早く教えろ!!

「今はダ〜メ!」

・・・ケチ。

「じゃあ、また今度な!もっかい言っとくけど、運命の人は隣だからな〜?」

あっ、おい!!

・・・行っちゃったよ。

にしても俺のとこに来た理由は何なんだ?

・・・ん?

光が段々大きくなってく・・・?

今まで小さかった光が突如大きくなり始め、淳平の体を優しく包んでいった・・・

夕焼けに染まる街並み。

室内にはオレンジ色の光が優しく差し込んでいる。

泉坂総合病院。

淳平の見舞いに男女4人が来ていた。

「事故からどんくらいたつんだっけ?」

「ちょうど一週間ってところかな」

「つかさ・・・大丈夫?」

「うん・・・」

一緒にいた4人だ。

大草、小宮山は毎日のように見舞いに来ていた。

つかさやトモコも時間出来ればなるべく来ている。

あれから一週間がたった。

誰もが淳平のことを心配していた。

その中でも、つかさは特別だった。

自分のことを体を張って守ってくれた人だからだ。

(もし死んじゃったら・・・全部私のせいだ・・・)

毎日のように自分を責めていた。

あそこでペンダントを落とさなければ・・・

横断歩道を渡らなければ・・・

あの日外出しなければ・・・

変えられもしない過去を嘆く日々。

唯一の救いは淳平が目覚めること、これしかなかった。

(目覚めたらなんて謝ったらいいんだろう・・・)

(謝っても謝りきれないよ・・・)

そんな中、ついにその時がやってきた。

「お〜い、真中。つかさちゃんやトモコちゃんが見舞いに来てくれてんだから早く目ぇ覚ませよな〜!」

小宮山が言ったこと。

もちろんこんなことで目覚めるなんて誰も思っていなかった。

しかし、そんな思いも良い意味で裏切られることとなる。

「・・・んぁ?」

(!?!?)

全員が目を大きく見開いた。

どこからか間の抜けた声が聞こえた。

「・・・今誰か喋ったか?」

大草の質問に3人は首を横に振る。

誰の口からも発せられていない声。

もしや・・・

全員が淳平を見る。

「・・・あれ?ここどこだ!?」

なんと淳平が目覚めたのだ。

(あっ、ここ病院か・・・)

どうやら淳平はあの男の言うとおり死ななかったみたいだ。

(それより・・・運命の人は・・・)

期待と不安を胸に隣を見る。

そこにいたのは・・・

「小宮山ぁ!?」

「なっ、なんだよ急に・・・」

(あんのオッサン嘘つきやがったな!?誰が運命の人だ!隣にいるの男じゃねぇか!?)

「うわぁ、最悪・・・。これなら死んだほうがよかったかも・・・」

「あの・・・」

(なんだよ、今落ち込んでんだから話しかけん・・・な・・・って、えっ??)

逆に振り向く。

「えっ・・・えぇぇ!?」

途端に大きな声を出してしまった。

そこにいたのは、いかにも小宮山とは正反対の人。

小宮山が雑草ならば、この人はまるでひまわりのような明るさを持っている。

俺は目を大きく見開いてその人のことを見るしかなかった。

(俺の隣・・・だよな?)

再確認をする。

「・・・えぇぇぇ!?」

再び声を上げてしまった。

だってそこにいたのは・・・

「よかった・・・本当によかった・・・」

俺の手を握りしめ、泣きながらも笑顔を見せてくれる西野つかさだったんだから・・・


[No.716] 2007/12/19(Wed) 20:51:34

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