永遠にともに - バーツ - 2007/12/19(Wed) 20:55:18 [No.717] |
永遠にともに プロローグ - バーツ - 2007/12/19(Wed) 20:58:27 [No.718] |
永遠にともに 第1話 - バーツ - 2007/12/20(Thu) 22:10:36 [No.719] |
永遠にともに 第2話 - バーツ - 2007/12/23(Sun) 23:57:06 [No.723] |
永遠にともに 第3話 - バーツ - 2007/12/23(Sun) 23:58:58 [No.724] |
永遠にともに 第4話 - バーツ - 2007/12/28(Fri) 00:31:52 [No.730] |
永遠にともに 第5話 - バーツ - 2007/12/28(Fri) 00:34:47 [No.731] |
永遠にともに 第6話 - バーツ - 2008/01/04(Fri) 16:23:27 [No.733] |
永遠にともに 第7話 - バーツ - 2008/01/04(Fri) 16:27:11 [No.734] |
永遠にともに 第8話 - バーツ - 2008/01/08(Tue) 21:17:20 [No.735] |
永遠にともに 第9話 - バーツ - 2008/01/31(Thu) 20:47:23 [No.743] |
永遠にともに 第10話 - バーツ - 2008/01/31(Thu) 20:54:36 [No.744] |
永遠にともに 第11話 - バーツ - 2008/02/06(Wed) 15:16:35 [No.785] |
永遠にともに 第12話 - バーツ - 2008/02/14(Thu) 00:02:23 [No.805] |
永遠にともに 第13話 - バーツ - 2008/02/17(Sun) 00:16:41 [No.819] |
永遠にともに 第14話 - バーツ - 2008/02/19(Tue) 00:14:56 [No.826] |
永遠にともに 第15話 - バーツ - 2008/02/21(Thu) 00:19:06 [No.834] |
家から学校までの徒歩20分の道。これも、俺らにとっては2人で一緒に過ごす大切な時間の一つなわけで。 「で、どこ行こっか?」 つかさは楽しそうに聞いてくる。 明日は土曜日。先程、デートの約束をしたばかりだ。 「ん〜…どこがいいって言われてもなぁ…」 少し悩む俺。実際つかさと一緒ならどこでもよかった。ただ、こういうのは男が決めるものだと、昔大草にしつこく言われたことを思い出した。 (俺は映画を観たいけど、つかさは多分違うことしたいだろうし…) そんなことを思っていると、 「淳平くん映画観たかったりするでしょ?」 「へっ?」 突然俺が思ってることを言われ、ビックリして変な声を出してしまった。 「その反応はそうだな〜?」 意地悪そうに聞くつかさ。 (勘がいいっつ〜かなんつ〜か…) 「ア…アハハ…」 笑って誤魔化すしかなかった。 そんな俺を見て、つかさは溜め息をつく。 「もうっ、しょうがないんだから」 つかさは俺に呆れていると言った方が正しいだろうか。 (あ〜、俺のバカ!つかさに呆られたじゃんか!) こんな自分が嫌になり自己嫌悪していると、つかさの顔が俺の目の前に出てきた。 「いいよ、映画観に行こ」 「へっ?」 思ってもみなかった返事に再び驚く。 「ちょうど観たい映画あったしね〜。それに淳平くんだってその方がいいでしょ?」 つかさは笑顔で聞いてくる。 「えっ…うん…」 俺に合わしてくれたのだろうか。それとも、本当にただ映画が観たいだけなのだろうか。 もし前者の場合だったら、俺は気を遣わせたことになる。 そうあってはならないと思い、恐る恐る聞いてみた。 「つかさ?何の映画観たいの?」 ここで答えに戸惑ったら、全部俺のせいだ。 「ほらっ、ケアヌ=ルーブスが出てるやつだよ。私その人好きだからさぁ、観たいと思ってたんだよね」 「あぁ、あの新しく上映されるやつね」 (よかった…ちゃんとした理由あって) 取りあえず一安心して、胸をなで下ろした。 「もしかして…私が淳平くんに気を遣ってるとでも思った?」 俺の態度を見たのか、つかさが聞いてきた。 (勘がよすぎだよ…) 「…ちょっとね…」 「アハハ。まぁ少しはそうしてあげたかもな〜」 「えっ、そうなの?」 つかさの発言にちょっと焦った。 「ちょっと〜冗談だよ。何焦ってんのさ?」 またしても俺の顔を意地悪そうに覗き込む。 「べっ…別に何でもないよ?」 「そっ?それより早く学校行かなきゃ!このままだとホントに遅れちゃうよ!」 携帯の時計をチラッと見て、つかさは走り出した。 「あっ、おい!」 慌てて俺も走り出す。 朝のちょっとした光景。 こんなことでも、 (あぁ…俺たち付き合ってんだ…) そんな思いに駆り立てられる。 学校に時間ギリギリで着くと、昇降口に外村がいた。 俺らの存在に気付くと、どこに隠し持っていたのか知らないが、外村愛用の扇子でパタパタと顔を扇ぎ始めた。 「あっちゃ〜。外はまだ冬で寒いってのに、ここはもう夏だね、夏!熱いったらありゃしない」 そう言って、俺たちの方をニヤニヤと見ている。 どう考えても俺とつかさのことを言っているだろう。 (外村の野郎…) 俺は顔が一気にカァーッと赤くなっていくのがわかった。 横を見ると、つかさは下を向いている。多分俺と同じようになっているに違いない。 「はっ…早く教室行こう…ぜ」 「そ…そうだね」 明らかに俺らが動揺しているとわかったのか、外村は腹を抱えて笑っている。 次第に今置かれてる状況に恥ずかしくなり、足早に教室に向かっていった。 外村のせいで、さっきまでは寒かったのに、今は本当に夏みたいな熱さが俺たちを襲っていた。 [No.723] 2007/12/23(Sun) 23:57:06 |