[ リストに戻る ]
No.724へ返信

all 永遠にともに - バーツ - 2007/12/19(Wed) 20:55:18 [No.717]
永遠にともに プロローグ - バーツ - 2007/12/19(Wed) 20:58:27 [No.718]
永遠にともに 第1話 - バーツ - 2007/12/20(Thu) 22:10:36 [No.719]
永遠にともに 第2話 - バーツ - 2007/12/23(Sun) 23:57:06 [No.723]
永遠にともに 第3話 - バーツ - 2007/12/23(Sun) 23:58:58 [No.724]
永遠にともに 第4話 - バーツ - 2007/12/28(Fri) 00:31:52 [No.730]
永遠にともに 第5話 - バーツ - 2007/12/28(Fri) 00:34:47 [No.731]
永遠にともに 第6話 - バーツ - 2008/01/04(Fri) 16:23:27 [No.733]
永遠にともに 第7話 - バーツ - 2008/01/04(Fri) 16:27:11 [No.734]
永遠にともに 第8話 - バーツ - 2008/01/08(Tue) 21:17:20 [No.735]
永遠にともに 第9話 - バーツ - 2008/01/31(Thu) 20:47:23 [No.743]
永遠にともに 第10話 - バーツ - 2008/01/31(Thu) 20:54:36 [No.744]
永遠にともに 第11話 - バーツ - 2008/02/06(Wed) 15:16:35 [No.785]
永遠にともに 第12話 - バーツ - 2008/02/14(Thu) 00:02:23 [No.805]
永遠にともに 第13話 - バーツ - 2008/02/17(Sun) 00:16:41 [No.819]
永遠にともに 第14話 - バーツ - 2008/02/19(Tue) 00:14:56 [No.826]
永遠にともに 第15話 - バーツ - 2008/02/21(Thu) 00:19:06 [No.834]


永遠にともに 第3話 (No.723 への返信) - バーツ

「ま〜だ〜か〜!?」

「ちょっと待って〜!」

家の中から聞こえる可愛らしい声。

今日はつかさとデートの日。

せめて今日だけは寝坊しまいと、目覚まし時計のアラームを約束の2時間前にセットしておいた。

その甲斐あって、普段はかなりの確率で寝坊する俺も、余裕を持ってつかさを迎えに行くことができた。

だが、今日はあろうことかつかさが寝坊したのだ。

時計に目をやると、現在10時半。約束は10時であったため、俺はこの寒空の中30分も待っていることになる。

(早くしてくれ〜!寒過ぎる!)

そんなことを思っていると、

「お待たせ〜!」

つかさがやって来た。

「遅い…」

「ゴメン!」

顔の前で手を合わして謝るつかさ。

そして上目遣いで俺を見る。

こんな可愛い子にそんなことされたら、男だったら誰だって許さないわけにはいかないだろう。

俺はそれ以上何も言えず、

「は…早く映画観に行こ」

恥ずかしさか、それとも初デートの緊張からか、目線をずらし少し上擦り気味の声で言った。

「うん!」

つかさは笑顔で答えた。

そして、急に俺の腕に寄り付いてきた。

「ちょっ…つかさ?」

突然のことに驚いた。

「なによ〜、嫌なの?」

「嫌じゃないよ!嫌じゃない、うん」

「ならいいじゃん」

(だってそんなことされたら腕に柔らかい感触が…)

ついつい変な方向に頭が働いてしまう。

「コラ!鼻の下延びてるよ!」

(誰のせいだと思ってんだよ…)

街への道を歩く2人。

いつの間にか体を襲っていた寒さも無くなっていた。

君は俺と同じことを思ってくれてるかな。

多分、そうだね。君の今の顔を見ればわかる。さっきっからずっと微笑んでいるから。

やっぱり君も、今日を楽しみにしていたんだね。

映画館に着くと、結構人気があるのか、たくさんの人で混み合っていた。

「人多いね…」

「だなぁ。でも他にあの映画やってる映画館なんか…」

ふとあることを思い出した。

「あった!つかさ行こう!」

俺はつかさの腕を掴んだ。

「えっ?ちょっ…行くってどこに?」

つかさが困惑しているのも無視し、映画館を後にした。

俺達が向かった先、それは…

「館長!今映画やってますよね?」

『テアトル泉坂』、俺のバイト先だ。

「なんじゃ?バイトをサボる奴に観せる映画なんてないぞ」

「いや…それとこれとは関係ない…」

俺が言いかけたところで、つかさが後ろからヒョコっと出て来て言った。

「あの…最近やってるケアヌ=ルーブスが出てる映画なんですけど…」

すると、館長は急に態度を変えた。

「お〜!つかさちゃんの為ならなんだって観せたるぞ!」

そう言って、館長はスキップしながら中へ入っていく。

(んだよ、あのジジイ…。つかさの前で急に態度変えやがって…)

「淳平くん、何やってんの?早く中入ろうよ」

「お…おう」

そして俺達も中へ入っていった。


[No.724] 2007/12/23(Sun) 23:58:58

Name
E-Mail
URL
Subject
Color
Cookie / Pass

- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS