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all 明と暗・白と黒  概要とお詫び - シン - 2008/01/21(Mon) 23:33:30 [No.740]
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Re: 明と暗・白と黒  第6話 - シン - 2008/02/16(Sat) 22:41:01 [No.815]
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明と暗・白と黒  第22話 - シン - 2008/05/05(Mon) 23:17:28 [No.993]
明と暗・白と黒  第23話 true - シン - 2008/06/12(Thu) 23:11:02 [No.1034]
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明と暗・白と黒  第25話 - シン - 2008/07/27(Sun) 17:53:59 [No.1127]


Re: 明と暗・白と黒  第6話 (No.793 への返信) - シン

「ごめん。俺は……西野と付き合ってる」

 何を……言っているの?
 真中くん……それって嘘だよね?

 何で?何で?何で……?

「本当にごめんな……だけど、東城は……俺よりも天地の方がふさわしいと思う」
「何だかんだで天地っていいヤツだしさ、俺の事を忘れて、天地と付き合ったほうがいいと思うよ」
「ん?安心しろって……俺がアイツに約束させる。東城を絶対に幸せにするようにな」

 違う……違うの真中くん……
 あたしは……あたしは真中くんじゃなきゃ……





2週間ほどが経った。

天地は何度も綾に言い寄るのだが、綾は決して天地の想いを受け入れようとはしなかった。
それは最早、意地としか言えないものだった。

そして、一方では綾に対する嫌がらせが本格的に始まっていた。
クラス全体での無視から始まり、今では少しずつ悪評が広がり始めていた。
同時に、文化祭関連での準備でも、一種の嫌がらせが始まっていた。
クラスでの話し合いに参加しない。事ある毎に難癖をつけて無理難題を吹っかける等等……
最初はクラスの男子が心配していたのだが、相手が女子の人気者である菜々美であるだけに、今では見て見ぬ振りをする者が殆どだった。
それどころか、クラスの担任が放任主義であったがために、綾の味方は既に誰もいなかった。
いや、元々誰も味方ではなかったのかもしれない。

そして、綾に追い討ちを掛ける事態が発生していた。
綾にとって、淳平と過ごす時間は何よりも心安らぐ時間である。
また、振られたとは言っても、『友達』としての付き合いはあった。

だが、菜々美たちの妨害は、そんな時間も削り取っていた。
2人が会わないように、複数の女子が綾の行動を意図的に制御していた。
しかし、綾はそれでも挫けずに、何とか淳平と会う時間を確保していた。







「ふ〜ん……じゃあ、東城さんはまだ淳平くんの事を諦めてないの?」

「ああ。あの様子だと多分、諦めてないと思う。さつきだって、次の日には復活してたってのにさ」
「正直言って、東城があそこまで俺の事を好きだったとは思わなかったよ」
「(まあ、本当に東城が俺のことを好きだったってのも結構な驚きだけどよ……)」

淳平とつかさはパティスリー鶴屋で会っていた。
デートができない平日でも、つかさのバイト先へ行けば会うことが出来る。
そのため、淳平は殆ど毎日立ち寄っていた。

「何というか、東城さんらしいのかな?」
「ほら、東城さんって結構頑固な所があるでしょ?それがこんなところでも出てるんだね〜」

「おいおい、他人事かよ。こっちはマジで困ってるんだぜ?」
「天地の方が東城には合ってると思うんだけどよ、絶対に聞き入れようとしないんだ」
「このままじゃ、本当に東城は幸せになんてなれない。だから、何とかするアイデアを出してくれよ……」

まるで他人事のように言うつかさに困惑する淳平。
綾の幸せを純粋に願うからこそ、今は綾に自分の事を諦めさせる必要があった。

「う〜ん……確かに淳平くんの言うとおりなんだよね〜」
「ま、それじゃあたしに任せてよ!何かいい方法を考えておくからさ!」

握り拳をグッと前に突き出し、淳平に力強く宣言するつかさ。
その様子に、淳平は一瞬不安な表情を見せたが、すぐに笑顔になる。

「そうだな。こういう事って西野に任せたほうがいいかもな」
「それじゃ西野、俺に手伝える事があれば遠慮なく言ってくれよ」
「何だかんだで、東城には幸せになって欲しいしな」

「そ、この西野つかさに任せてよ!」
「でも、苗字で呼ぶのは頂けないぞっ!」

今でも苗字で呼ばれている事に、少し不満な表情を見せるつかさ。
それを見て、淳平は微笑みながらつかさに言う。

「そうだよな。俺たちは……恋人同士なんだ」
「じゃあ、名前で呼んでもいいんだし、それが普通だよな……」
「……つかさ」

「……うん、それでオッケーだよ」
「改めてよろしくね、淳平くん」






第6話『恋人なら』


[No.815] 2008/02/16(Sat) 22:41:01

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