SS 思わぬ再開〜はじめに〜 - カズクン - 2008/02/22(Fri) 09:31:05 [No.839] |
Re: SS 思わぬ再開〜1〜 - カズクン - 2008/02/22(Fri) 10:28:03 [No.840] |
SS 思わぬ再会〜2〜 - カズクン - 2008/02/22(Fri) 22:59:46 [No.841] |
SS 思わぬ再会〜3〜 - カズクン - 2008/02/23(Sat) 00:19:55 [No.847] |
SS 思わぬ再会〜4〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 10:12:49 [No.851] |
SS 思わぬ再会〜5〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 10:59:08 [No.852] |
SS 思わぬ再会〜6〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 12:32:45 [No.853] |
SS 思わぬ再会〜7〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 23:32:01 [No.855] |
SS 思わぬ再会〜8〜 - カズクン - 2008/02/26(Tue) 00:08:34 [No.857] |
SS 思わぬ再会〜あとがき〜 - カズクン - 2008/02/26(Tue) 00:16:11 [No.859] |
西野が留学してから3年の月日が流れた。 泉坂高校を卒業してから俺は日雇いのバイトをして資金を貯めた。 急に他の世界を見てみたくなったからだ。 バイトに明け暮れていたこともあって母さんからは心配されていたがそんなことはどうでもよかった。 1年間休むのも惜しんでバイトを続け、かなりの資金が貯まった。 そして俺は旅に出た。 最初の1年はアフリカへ行った。やはりテレビで見るのとはぜんぜん違う。 目の前に広がる広大な景色、雄大な自然、そしてその中で生活するたくましい動物や人たち… 俺はひたすらカメラを回し続けた。その中でさまざまな人たちとも触れ合ってきた。 そして今はヨーロッパを旅している。アフリカとは違いとにかく優雅だった。そして… 「さ、寒い…」 正直、世界を甘く見ていた。アフリカと違いヨーロッパはとにかく寒いのだ。一応防寒着やマフラーは持ってきていた。 でもそのマフラーには特別な思い入れがあった… 「西野…」 それは、3年前のバレンタインのとき、そう…俺たちの関係を白紙に戻したとき… つかさ「…マフラー」 淳平「え…」 つかさ「貸してあげたでしょ?」 淳平「あ…ごめん…忘れた…」 つかさ「いいよ…あげる。ただ…あれじゃ淳平くんの心はつなぎとめられなかったんだなって…」 あのときのマフラー…今でも大切に使っている。 君のことを忘れないように…また会えると信じて… そんなことを思っているうちに俺はフランス・パリに来ていた。 「…俺は何をやってんだ…」 西野の留学先…詳しい場所なんかもちろん聞いていない。 そもそもお互いの夢が叶うまでは会わないようにしようと決めてたいたのに… 「ハハ…情けないな…」 落ち込みつつもカメラを回すことは忘れない。見事な建造物、行き交う人の波、味のある路面電車… とにかくすべてに見とれてひたすらカメラを回す。そのとき… 1件の洋菓子店を見つけた。そして俺は思った。 「…西野の日本でのバイト先にそっくりだ…」 思わず何かを期待せずにはいられない…っていけない! 俺は西野に会うために旅してるんじゃない!あくまで夢のために旅をしてるんだ! そう自分に言い聞かせてその場を立ち去ろうとした、その瞬間… 「つかさちゃ〜ん!そろそろ店閉めるから看板を片付けてくれないかい?」 「は〜い♪」 …う、嘘だろ!? ガチャ! 「う〜寒いなぁ…」 に、西野!?ほ、ホントにここで働いてるのか!? 「…あれ?」 ま、まずい!気付かれる!! 俺は走ってその場を立ち去った。そのとき何かを落したようだったがそんなことは気にせず走ってた。 「今の後姿…淳平、くん?…そんな訳、ないよね?そうだよね…わざわざこんなところまで…あ、何か落ちてる。」 「!…こ、これ…」 「はあ、はあ…」 …別に逃げなくてもよかったのかな?偶然装って会ってよかったのかな…そんなことより… さ、寒い…夕方に差し掛かり寒さが肌に刺さるように襲ってくる。 とりあえず…あ、あれ?あれ!? 「な、ない…マフラー…落とした…」 [No.840] 2008/02/22(Fri) 10:28:03 |