SS 思わぬ再開〜はじめに〜 - カズクン - 2008/02/22(Fri) 09:31:05 [No.839] |
Re: SS 思わぬ再開〜1〜 - カズクン - 2008/02/22(Fri) 10:28:03 [No.840] |
SS 思わぬ再会〜2〜 - カズクン - 2008/02/22(Fri) 22:59:46 [No.841] |
SS 思わぬ再会〜3〜 - カズクン - 2008/02/23(Sat) 00:19:55 [No.847] |
SS 思わぬ再会〜4〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 10:12:49 [No.851] |
SS 思わぬ再会〜5〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 10:59:08 [No.852] |
SS 思わぬ再会〜6〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 12:32:45 [No.853] |
SS 思わぬ再会〜7〜 - カズクン - 2008/02/25(Mon) 23:32:01 [No.855] |
SS 思わぬ再会〜8〜 - カズクン - 2008/02/26(Tue) 00:08:34 [No.857] |
SS 思わぬ再会〜あとがき〜 - カズクン - 2008/02/26(Tue) 00:16:11 [No.859] |
マフラーを落とした…さっき慌てて走り出した拍子に落ちてしまったらしい… 一体どこに…とにかく戻って探すほかない。 実際にはマフラーそのものはなくても防寒着があるので何とか過ごしてはいける。 しかしあのマフラーは西野かもらったもの…今の俺にとって唯一の西野への接点… あれがないと君を感じていけなくなるかもしれない…そう思うと探さずにはいられなかった。 俺は走ってきた道を必死に探した。何度も何度も確かめるように探し続けた。 しかし見つからない…もう誰かに拾われてしまったのかもしれない… それでも俺はあきらめなかった…というよりあきらめられなかった。 あたりは日も落ちてすっかり暗くなってしまった。頼りになるのは街路灯だけ… さっきまでの人の行き交いも嘘のようになくなり俺一人の状態だ。 気がつくと俺はさっきの洋菓子店まで戻ってきていた。 当然のことながら外に看板はなく、照明も消され、あたりは真っ暗だった。 ここになかったらあきらめよう…そう思い俺は辺りを探し回った。 やはり見つからない…当たり前か…あれから何時間たったと思ってるんだ… 西野、ゴメンな…必死に探したけど見つからなかった…せっかくもらったマフラーなくしちゃった… きっと怒るだろうな…仕方ないか、俺が悪いんだから… でも必死に謝れば許してくれるかな? いや、許してくれる!うん、そう信じよう! さて…ないとわかった以上ここにいてもしょうがない…そう思い再び歩き出した、その瞬間… フワッ… ??何かが俺の首の周りを覆って…? こ、これは!? 「お探し物はこれですか?」 背後からの女性の声と共になくしたマフラーが首に… よかった…親切な人もいるもんだな。お礼を言わなきゃ! 「どうもすいません!ありがとう…ご…ざ…」 俺は言葉を失った… そ、そんな…まさか… 「やっぱり…あたしの見間違いなんかじゃなかったんだね…」 「西……野?西野なのか?」 「…淳平…くん…」 確かに…西野だ…間違いない… 淳平「マフラー…西野が拾ってくれたの?」 つかさ「うん…お店のすぐそばに落ちてたから拾ってみたら…」 つかさ「ずっと…ずっと使っててくれてたんだね…嬉しい!」 そういうと西野は俺に抱きついてきた。 淳平「ちょ、ちょっと西野!」 つかさ「だって嬉しいんだもん!まさかこんなところで淳平くんに会えるなんて思ってなかったんだもん…うぅっ…グスッ」 西野…泣いてる…泣くくらい俺に会いたかったんだろうな… 淳平「俺も…嬉しいよ、西野…」 3年ぶりに感じる西野のぬくもり…やはり気持ちがいい…このまま浸っていたい… 西野も俺をなかなか離そうとはしなかった… しばらく続いていた沈黙…破ったのは西野だった。 つかさ「ねぇ…」 淳平「ん?」 つかさ「ここで話すのもなんだから…下宿先に来ない?すぐそこなんだ♪」 淳平「え!?で、でも…迷惑かかるんじゃ…」 つかさ「…いやなの?」 西野がさびしそうな顔をしてきた。 う…あ、相変わらず…か、可愛い… 淳平「そ、そんなことないって!じゃ、お言葉に甘えちゃおっかな!」 つかさ「よろしい!そうと決まれば、ホラ行くよ、淳平くん♪」 淳平「あ、ああ」 俺は西野に手を引かれ、夜の街を走り出した。 [No.841] 2008/02/22(Fri) 22:59:46 |