恋時計 - バーツ - 2008/02/19(Tue) 00:16:10 [No.827] |
恋時計 プロローグ - バーツ - 2008/02/19(Tue) 00:20:02 [No.828] |
恋時計 第1話 - バーツ - 2008/02/19(Tue) 00:28:32 [No.829] |
恋時計 第2話 - バーツ - 2008/02/21(Thu) 00:24:30 [No.835] |
恋時計 第3話 - バーツ - 2008/02/22(Fri) 23:48:50 [No.845] |
恋時計 第4話 - バーツ - 2008/02/22(Fri) 23:53:53 [No.846] |
恋時計 第5話 - バーツ - 2008/02/24(Sun) 23:24:04 [No.849] |
恋時計 第6話 - バーツ - 2008/02/24(Sun) 23:28:17 [No.850] |
恋時計 第7話 - バーツ - 2008/02/27(Wed) 23:56:29 [No.869] |
恋時計 第8話 - バーツ - 2008/02/27(Wed) 23:59:27 [No.870] |
恋時計 第9話 - バーツ - 2008/02/28(Thu) 00:05:58 [No.871] |
今日の授業は全て終わり、放課後になった 「真中くーん!一緒に帰ろー!」 甘ったるい声を出す女ども 「イ!ヤ!だ!」 キッパリと言ってやった 来るな!近寄るな!目障りだ! 「えー、なんでー?」 そう言ってジワジワと詰め寄ってくる 助けを求めようと外村に目でサインを送ったが、アイツはこの光景を笑いながら楽しそうに見ている 裏切り者めー! それよりこのままじゃ‥‥埋もれ死ぬ! 俺はとっさに囲みから逃げて廊下に出た すると、遠くから声がする 「淳兄ー!たすけてー!」 見ると、梓がこっちに向かって走ってきてるではないか 後ろには男どもが目をギラつかせて梓を追っている姿が見受けられる 可愛い妹をこんな目にさせやがって‥‥ お前ら‥‥ぶっ殺す! 梓はそのまま俺に飛びつくと、背中に手を回してギュッ力強く抱きしめてきた 「淳兄!恐いよー!」 梓は泣きながら叫んでいる 「真中くーん!その子誰よー!?」 「梓ちゃん!そいつはいったい誰なんだ!?」 周囲を見渡すと、俺達を取り囲むようにして、かなりの人だかりができている なんでこんなことになってんだ!? 「真中!その可愛い女の子は誰なんだ!?」 外村が興味津々といった様子で聞いてくる 廊下にギャーギャーとたくさんの声が飛び交う 頭が‥‥頭が壊れる‥‥ 完全にキレた俺 本日二回目‥‥いってもいいですか‥‥? 「真中くーん!」 「梓ちゃーん!」 プチン‥‥ 「うるせー!!」 俺の怒鳴り声でその場が一気に静まり返った 「コイツは俺の妹だ!!文句あっか!?わかったならさっさとそこを退きやがれ!!」 ―――――――‥‥‥ ―――――‥‥ やっとのことで学校を抜け出した はぁ‥‥初日っからこれじゃ明日からが思いやられるわ‥‥ 「淳兄?学校はどうだった?」 さっきの騒動で疲れきっている俺に、梓は笑顔で聞いてきた 「んー‥‥女がウザかった」 「アハハ、それはしょうがないよ。淳兄カッコいいからね」 「別に好き好んでこうなったわけじゃないし」 「そんなこと言わないの。それよりさっきね、超可愛い人見ちゃった!」 梓は凄く楽しそうに話している 「超可愛い人?」 梓が言うんだ、相当な人なんだろう 「うん!金髪のショートの子!上履き青色だったから淳兄と同じ学年だよ!」 この学校は上履きの先っぽの色で学年が決められている 一年は赤、二年は青、三年は黄、という風に 「へー」 俺はそっけない返事をした 「なに?その興味なさそうな返事は」 呆れたように俺を見る 「だって興味ねぇもん」 どーでもいーよ、可愛くたって何だって別に‥‥ねぇ? 「はぁ‥‥淳兄早く女嫌い直しなよね!」 梓は最近これが口癖になってきている 何でそんなに俺の女嫌いを直したいんだろうか 「はいはい」 適当に軽く受け流す そして、ふと外村の言葉を思い出した 深い理由‥‥トラウマ‥‥ 俺の女嫌いはどうしてなった? 記憶がない内に何かあったのか‥‥それとも単に思い出せないだけなのか‥‥ 考えてもやっぱり分からない 思い悩むことを止め、ゆっくりと空を見上げた まだまだ夏の暑さも残る九月の夕暮れ時 ―――‥‥ 「運命って信じる?」 ――‥‥‥えっ? 夢の中の女の子の声がした 今朝の出来事なのに随分前のように感じる オレンジ色に染まる茜空に遠目から見たときの彼女の面影浮かべた―――‥‥ ―――‥あれ? 何でお前が彼女と重なるんだ‥‥? ‥‥西野‥‥‥‥ [No.846] 2008/02/22(Fri) 23:53:53 |