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カウントダウン!〜第11話〜 (No.891 への返信) - カズクン

どうしよう・・・どうしよう・・・あたしが・・・あたしがいけないんだ・・・

あたしが真中くんに・・・あんなこと頼んじゃったから・・・こんなことに・・・

まさか・・・西野さんに見られるなんて・・・

真中くん・・・強がってはいたけど顔色はすごく悪かった・・・

どうなったんだろう・・・仲直り・・・できたかな?あたしは真中くんの家に電話をかけた。



『はい・・・真中です。』

「あ、東城です・・・真中くん?」

『ああ、東城か・・・』

「・・・どうだった?仲直り・・・できた?」

『・・・ダメだった・・・西野が会ってくれなくて・・・当然だな・・・あんなことしたんだから・・・』

「・・・ごめんなさい・・・真中くん・・・」

『気にするなよ。会ってもらえるまで俺も頑張るから・・・それじゃ。』

「うん。バイバイ・・・」



真中くん・・・そうとう辛そう・・・西野さんは・・・会ってさえくれないなんて・・・

・・・このままじゃいけない・・・あたしのせいで2人が別れるなんて・・・耐えられない・・・

まだ望みがあった夏頃なら・・・きっと・・・罪悪感はあまり感じなかったかもしれない。

でも・・・もうあたしはあの雪の日に真中くんへの想いは断ち切った・・・

今日のことは・・・恋人としてではなく・・・いち小説家としてお願いしたつもりだった・・・

西野さんに誤解させたのはあたし・・・あたしが責任を取るんだ!

あたしは西野さんの家へと向かった。





・・・あれから・・・何時間くらい泣いたかな・・・もう・・・夜になっちゃったんだ・・・

淳平くん・・・信じていいんだよね?淳平くんが好きなのはあたしだけだって・・・信じて・・・いいんだよね?

なんで・・・東城さんと抱き合ってたの?

・・・わからない・・・わからないよ・・・聞きたいけど・・・聞いたらこれまでの想いが壊れそうで・・・聞けない・・・

・・・どうしたらいいの?誰か・・・教えてよ・・・

ピンポ〜ン♪

こんな時間に・・・誰だろう・・・淳平くん?もしそうだとしても・・・会えない・・・

「はい・・・」

『・・・東城です・・・西野つかささん・・・いますか?』

・・・!東城さん・・・なんで・・・東城さんが・・・うちに?

「東城さん・・・何の用事?」

『今日のことで・・・謝りに来たの・・・話を聞いてほしくて・・・』

「悪いんだけど・・・今誰とも会いたくない・・・」

『お願い!あたしの話を聞いて!・・・お願い・・・だから・・・』

・・・!・・・ドアホンのモニター越しに東城さんが泣いているのが見える・・・

・・・あたしは決心した。東城さんの話を聞いてみよう・・・

ガチャッ

つかさ「東城さん・・・」

綾「・・・西野さん・・・ありがとう・・・そこの公園で話さない?」

つかさ「・・・うん・・・」

あたしは東城さんと公園に向かった。

お互い沈黙が続いたけど・・・東城さんがそれを破った・・・

綾「それじゃあ・・・話すね・・・」

つかさ「・・・・・・」

綾「まず・・・これを読んでほしいの・・・」

つかさ「・・・これは?」

綾「・・・あたしが書いてる小説の新作・・・まだ書きかけだけど・・・」

つかさ「・・・読んでいいの?」

綾「・・・うん・・・」

あたしは東城さんの小説を読み始めた・・・

・・・・・・!

すごい・・・普段こういうのを読まないあたしでもその凄さがわかった・・・

つかさ「・・・面白い。こんなの書けるなんて・・・やっぱり東城さんは凄いね・・・」

綾「・・・大事なのはこのあとなの・・・あたし・・・どうしてもその恋人の気持ちを知りたくて・・・」

綾「いけないってわかってて・・・真中くんにお願いしちゃったの・・・」

綾「ほんのすこしだけ・・・抱きしめて・・・って・・・」

つかさ「・・・」

綾「真中くんは誰にでも優しいから・・・きっと悩んで苦しんでるあたしをほっとけなかったんだと思う・・・」

つかさ「東城さん・・・なんで・・・話してくれたの?東城さんも・・・淳平くん好きなんでしょ?」

綾「好きだけど・・・それは・・・友達として・・・同じ志を持つ仲間としてであって・・・」

綾「1人の男性として見るのは・・・あきらめた・・・西野さんがいるから・・・」

つかさ「・・・東城さん・・・」

綾「あたしの夢はね・・・いつか真中くんにあたしの小説を映画化してもらうことなんだ!」

綾「それは真中くんが好きだからじゃなくて・・・一人の小説家としての希望だから・・・」

つかさ「・・・東城さん・・・強いね・・・」

綾「そんなことは・・・あたしはもう、真中くんの事はあの雪の日にけじめをつけたから・・・」

綾「だから・・・誤解させちゃって・・・ごめんなさい・・・」

つかさ「・・・大人だね・・・東城さん・・・それに比べてあたし・・・ちゃんと理由も聞かないで淳平くんのこと避けて・・・」

綾「真中くん・・・あのあとすぐ西野さんに電話したんだけどつながらなくて・・・凄く心配になって・・・」

綾「西野さんのこと走って追いかけたんだよ・・・」

つかさ「うっ、うっ・・・ゴメンね・・・ゴメンね・・・淳平くん・・・」

つかさ「どんなことあっても順平くんのこと信じるって決めたのに・・・信じてあげられなくて・・・」

つかさ「会いたい・・・淳平くんに・・・会いたいよぉ・・・うあぁぁぁん・・・」

あたしはあふれる涙を抑えられなかった・・・淳平くんに会いたい気持ちが・・・爆発して・・・止まらなかった・・・

綾「・・・!・・・じゃあ、あたし・・・行くね?・・・あとは頑張ってね・・・真中くん?」

つかさ「!?」

淳平「すまない・・・西野・・・」

あたしが顔を上げたとき・・・いま一番会いたい人の姿が・・・あった・・・


[No.892] 2008/03/04(Tue) 17:52:05

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