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カウントダウン!〜第12話〜 (No.892 への返信) - カズクン

淳平「西野・・・」

・・・淳平くん・・・なんでここにいるってわかったんだろう・・・

綾「ゴメンね、西野さん。真中くんにはあたしが連絡しといたの・・・西野さんに謝りにいくって・・・」

つかさ「・・・」

淳平「東城から電話もらって・・・俺も行かなきゃと思って西野の家に向かってたら2人の声が聞こえてさ・・・」

つかさ「・・・そう・・・なんだ・・・」

綾「じゃあ・・・あたし・・・帰るね。真中くん、頑張って!」

淳平「ああ・・・ゴメン、東城。」

東城さんは帰っていき、公園に残ったのはあたしと淳平くんの2人だけ・・・




・・・とても静かな時間・・・あたしも淳平くんも・・・話そうとしない・・・というより・・・言葉が出てこない・・・

東城さんから訳は聞いてるからわかってはいるけど・・・

なんで東城さんを抱きしめたのか・・・淳平くんから直接聞きたい・・・けど・・・聞けない・・・聞く勇気が出ない・・・

淳平くんの理由がもし・・・東城さんと違うものだったら・・・これまでの想いが壊れてしまうかもしれない・・・

でもあたしは淳平くんのこと大好きだから・・・淳平くんのこと信じたいから・・・

わずかな勇気を振り絞って・・・ついに口を開いた。

つかさ「さっき・・・東城さんの小説・・・読ませてもらったんだ・・・」

淳平「・・・え?」

つかさ「・・・ホントすごいね!東城さん。あたしたちと歳はかわらないのに・・・あんなの書けるなんて・・・」

淳平「ああ・・・俺も読んで・・・改めて東城はすごいって思ったよ・・・」

つかさ「・・・まだ書きかけなのに・・・ホント面白かった・・・」

淳平「・・・ああ。」

つかさ「・・・」

淳平「・・・」

つかさ「・・・・なんで?」

淳平「・・・え?」

つかさ「・・・なんで・・・東城さんのこと抱きしめたの?・・・あたし・・・何か悪いことした?」

淳平「・・・違う!そんなんじゃない・・・そんなんじゃないんだ・・・」

淳平「東城が・・・すごく悩んでて・・・困ってて・・・苦しそうな顔をしてるのを見て・・・どうしてもほっとけなくなったんだ・・・」

淳平「・・・いけないのはわかってた・・・だけど・・・ほっとけなかった・・・」

つかさ「・・・知ってるよ・・・東城さんも同じこといってた・・・」

淳平「そうか・・・」

つかさ「ねぇ・・・淳平くんは・・・ホントにあたしのこと・・・好きなの?」

淳平「な・・・なに言い出すんだよ・・・好きに決まって・・・」

つかさ「じゃあなんで!なんでその優しさをあたしだけに向けようとしないの!?」

淳平「そ、それは・・・」

つかさ「・・・淳平くんがよかれと思ってしてることが・・・どれだけあたしを傷つけてるか・・・考えたことある!?」

淳平「・・・・・・」

つかさ「・・・あたしだけを見れないの?・・・あたしだけを愛せないの?・・・グスッ・・・どうなのよぉ・・・うぅ・・・」

淳平「・・・また・・・裏切っちゃったな・・・西野のこと・・・」

淳平「もう絶対傷つけない・・・そう誓ったのに・・・ちょっとした甘えで・・・こんなに傷つけちゃったな・・・」

つかさ「・・・淳平くん・・・」

淳平「・・・もう2度とこんなことはしない・・・信用してもらえないかもしれないけど・・・」

淳平「もう一度やり直したい・・・今度は絶対裏切らないから!!」

つかさ「・・・・・・」

淳平くんの必死さは伝わってくる・・・でも・・・あたし自身がまだ納得していない部分もあったから・・・こう言った。

つかさ「・・・じゃあ・・・証明して見せてよ・・・」

淳平「・・・西野の好きにしていいから・・・殴りたければいくら殴っても構わない・・・気が済むまで殴っていい・・・」

淳平「俺はそれを・・・受け入れるから・・・そうされて当然のことしたから・・・」

つかさ「・・・わかった・・・淳平くん・・・目、つぶって。」

淳平「・・・ああ・・・」

淳平くんはゆっくりと目を閉じて・・・そのときを待ち構えていた・・・

あたしは・・・右手に少しずつ力を入れた・・・そして淳平くんの頬をめがけて・・・その手を振りぬいた。

・・・パァン・・・

夜の公園にかわいた音が鳴り響いた。淳平くんの左の頬には・・・あたしの右手の形が浮き出た。

つかさ「・・・あたしの痛み・・・わかってもらえた?」

淳平「・・・うん、心にしみた・・・」

つかさ「でもまだ気が済まないから・・・もう一度・・・目、つぶって・・・」

淳平「・・・ああ・・・」

淳平くんは穏やかな顔で・・・もう一度目をつぶった・・・

淳平くん・・・まだ気が済んでないなんて・・・嘘・・・淳平くんが大好きだから・・・淳平くんがほしいから・・・

あたしは・・・淳平くんの唇を・・・塞いだ・・・

淳平(・・・!?・・・西・・・野・・・舌が・・・入って・・・)

もう本能だったんだと思う・・・今までのキスとはまるで違う・・・あたしが淳平くんを、淳平くんがあたしを求めるような・・・激しい・・・キス・・・

もうあたしの頭の中は・・・淳平くんのことしか考えられなくなってた・・・

淳平くんも・・・あたしのことだけを考えてくれてるかな?

唇がはなれたとき・・・あたしの目の前には・・・とろんとした目をした淳平くんがいた・・・

淳平「西・・・野・・・」

つかさ「もう・・・裏切らないで・・・あたしだけ見て・・・」

淳平「うん・・・もう西野しか抱きしめないから・・・西野しか愛さないから・・・」

つかさ「・・・ありがとう・・・淳平くん!」

淳平「うん、愛してる・・・つ・・・つ・・・つ・・・」

つかさ「・・・?」

淳平「・・・つかさ!!!」

つかさ「・・・!・・・淳平・・・くん・・・」

淳平「これからは・・・もう名字で呼ばないから・・・名前で呼ぶから・・・いいだろ?」

淳平くん・・・ずっと呼んでほしかった・・・あたしの名前・・・ようやく呼んでくれた・・・すごく・・・いい響き・・・

つかさ「淳平くん・・・もう1回・・・呼んで?」

淳平くんは照れながらも言った。

淳平「ああ・・・愛してる、つかさ。」

つかさ「・・・うれしい・・・♪あたしも・・・愛してるから、淳平くん・・・」

・・・あたしたちのケンカはこうして終わりを告げた。淳平くんはあたしをいつものように家まで送ってくれた。

淳平「それじゃあ、おやすみ、つかさ。」

つかさ「うん♪・・・あ、待って!淳平くん。」

淳平「どうした?」

つかさ「最後にもう1回だけ・・・キス・・・して?」

淳平「・・・うん・・・」

あたしたちは別れ際にもう1回キスをした・・・さっきみたいな激しいキスじゃないけど・・・お互いの気持ちを乗せた・・・幸せなキス・・・

つかさ「・・・ん・・・エヘヘ♪ありがとう♪」

淳平「こっちこそ・・・ありがとう、つかさ♪」

つかさ「帰り道、気をつけてね?」

淳平「ああ。おやすみ!つかさ!」

つかさ「おやすみ、淳・平・くん♪」

こうして・・・嵐のような日曜日が終わった・・・あの時は辛かったけど・・・

今はすごく幸せ・・・淳平くんの愛をたくさん感じたから・・・あと・・・思いっきりたたいちゃってゴメンね・・・

おやすみ、淳平くん・・・だ〜〜〜いすき♪


[No.897] 2008/03/06(Thu) 00:43:28

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