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カウントダウン!〜第25話〜 (No.933 への返信) - カズクン

淳平「懐かしいなぁ〜」

つかさ「ホントだね、2年前に来たときとほとんど変わってないね。」

あたしたちの母校、泉坂中学校・・・そこは・・・全てが始まった場所・・・

つかさ「ホラ、見てよ。あの鉄棒もそのままだよ♪」

淳平「ホントだ。」

淳平「いま思うと・・・あのときは恥ずかしいことやったんだな・・・」

つかさ「もしかして・・・あのこと?」

淳平「うん・・・フツーいないだろぉ、懸垂しながら告白するヤツなんて・・・」

つかさ「アハハ♪そうかもね。」

でもね・・・淳平くん・・・たしかにあたし、あの時は笑ってたけど、すっごくうれしかったんだよ?

ホントは泣きたかったんだけど・・・なぜか笑っちゃった・・・

つかさ「ねぇ、保健室に行ってみようか。」

淳平「・・・え?保健・・・室・・・」

淳平くんの顔が赤くなる・・・モチロンあたしも・・・だって・・・あのときは未遂だったけど・・・もうすこしであたしたちが・・・ひとつになりそうだったから・・・

保健室にたどり着き・・・ドアノブに手をかけてみると・・・

カチャ・・・

つかさ「・・・開いちゃったね・・・」

淳平「あ、ああ・・・ていうか・・・いまだに直してないのか?コレ・・・」

そしてあたしたちは2年前と全く同じように保健室の中へと入った。

つかさ「アハ、ここも全く変わってないね♪」

淳平「そうだな・・・」

そしてあたしたちは保健室のベッドに座り込んだ。

しばらくの間・・・静かな時間が過ぎて・・・意を決したように淳平くんが口を開いた。

淳平「なぁ、つかさ・・・」

つかさ「どうしたの?」

淳平「さっき・・・観覧車の中で・・・なにを言おうとしてたんだ?」

つかさ「・・・」

淳平「・・・つかさ?」

つかさ「・・・・・・」

淳平「・・・なぁ・・・つかさ・・・」

つかさ「・・・・・・・・・」

淳平「黙ってたらわからないよ・・・なにか言って・・・!」

あたしは泣き始めた・・・もう・・・限界だった・・・

せめて・・・日本を発つまで持ってほしかった・・・それまで・・・泣かないって・・・決めてたのに・・・

つかさ「淳平くん・・・あたし・・・あたし・・・行きたくないよぉ・・・」

淳平「つかさ!?突然なにを言って・・・」

つかさ「淳平くんは・・・寂しくないの?あたしがいなくなっちゃっても・・・」

淳平「寂しくないわけないだろ?でも・・・」

つかさ「淳平くんにとってあたしって・・・その程度だったの?」

淳平「そんなこというなよ・・・俺まで泣きそうになるじゃないか・・・」

あたしの中で・・・淳平くんへの想いが一気に爆発する。

つかさ「ムリだよ・・・」

淳平「つかさ・・・」

つかさ「この2週間で・・・淳平くんのこと・・・もっと・・・もっと好きになっちゃった・・・」

つかさ「好きになりすぎちゃって・・・あたしの中で淳平くんへの想いが大きくなりすぎちゃって・・・」

つかさ「わかってるのに・・・行かなきゃいけないってわかってるのに・・・」

淳平「つかさ・・・」

つかさ「いやだ・・・いやだよぉ・・・離れたく・・・ない・・・よぉ・・・うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・・・・」

あたしはもう・・・淳平くんに抱きついて・・・ただ泣くことしかできなかった・・・

淳平くんは・・・ひたすらあたしのことを抱きしめてくれていた・・・

どれだけ泣いただろう・・・少し落ち着いて・・・顔を上げた・・・そのときだった。

つかさ「淳平くん・・・泣いてるの?」

淳平「・・・俺だって・・・つかさと離れたくない・・・離れたくないよ・・・」

淳平「でも・・・そのせいでつかさが夢をあきらめるのは・・・もっと辛いんだ・・・」

このとき・・・あたしの中に淳平くんの想いが流れ込んできたような気がした・・・

行ってほしくない・・・行ってほしくない・・・でも・・・夢をあきらめるなって・・・

淳平くんは・・・ホントに優しい・・・優しすぎる・・・

でも・・・そんな淳平くんの優しさが・・・いつもあたしを後押ししてくれる・・・なんでも頑張れる・・・

つかさ「淳平くん・・・」

淳平「・・・つかさ・・・」

つかさ「ゴメンね・・・最後の最後にこんなに困らせちゃって・・・」

淳平「ううん・・・そんなことない・・・」

淳平「俺だって・・・いままでさんざんつかさのこと困らせちゃったり、傷つけちゃったりしたから・・・」

つかさ「でも・・・おかげで吹っ切れた!あたし・・・胸を張ってパリに行ってくる!」

淳平「・・・うん!・・・笑顔に戻ったね、つかさ・・・」

つかさ「淳平くんのおかげだよ♪ありがとう!」

あたしたちは笑顔に戻り、抱きあっていた状態から離れて立ち上がった・・・ところが・・・

淳平「うわっ!」

つかさ「きゃっ!」

ドサッ

お互いベッドに倒れてしまった・・・そして・・・あたしは仰向けの状態で・・・淳平くんはあたしに覆いかぶさるような体勢になった・・・

淳平「ご、ゴメン!い、いま離れるから・・・」

つかさ「・・・いやだ・・・」

淳平「・・・へ?」

つかさ「・・・離れないで・・・」

・・・トモコ・・・今朝は怒鳴ってゴメンね・・・今朝くれたアレ・・・やっぱり必要になった・・・

つかさ「続き・・・」

淳平「・・・?」

つかさ「2年前の続き・・・しよ?」

淳平「・・・つかさ・・・俺も・・・同じこと・・・考えてた・・・いいか?」

つかさ「・・・うん・・・いいよ♪」

こうして・・・あたしたちは2年前は未遂に終わった続きをした・・・

今回は・・・なんの邪魔も入らなかった・・・あたしたちは・・・幸せなひとときを過ごして・・・中学校を後にした。

そして・・・あたしは淳平くんに家まで送ってもらった。

つかさ「今日はホントにありがとう!最高の思い出になったよ♪」

淳平「そういってもらえるとすごく嬉しいよ♪それじゃ、明日空港まで送っていくから。みんなも来るって言ってたから。」

つかさ「うん、わかった。それじゃ、おやすみ、淳平くん!」

淳平「おやすみ、つかさ!」

そして・・・いつものように抱きあって、キスをして淳平くんと別れた。

あたしは・・・今日という日を忘れることはない・・・大好きな人と結ばれたこの日を・・・

そして・・・出発の朝を迎える・・・


[No.934] 2008/03/22(Sat) 23:52:06

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