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カウントダウン!〜第28話〜 (No.939 への返信) - カズクン

手紙を読んで・・・言葉が出なかった・・・

あたしと淳平くんって・・・ホント運命の神様に恵まれてるんじゃないかって思った・・・

綾「西野さん・・・手紙・・・なんて書いてあるの?」

さつき「教えてよ・・・西野さん・・・」

つかさ「・・・うん・・・」

みんな・・・手紙の内容を気にしている・・・

あたしはゆっくり・・・ゆっくりその手紙を読み始めた。

----------------------------------------------------------

拝啓 外村ヒロシ様

お元気ですか?いま俺はアジアの東南部を旅しています。

早いものでつかさがパリへ旅立ってから4年が経つんだな・・・

俺もこの4年でアフリカ、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカ・・・いろいろな地を踏みました。

そして・・・いろいろな経験、出会いをしました。

この4年・・・ホントに勉強になったと思っています。

そして・・・撮影したビデオも4年も経つと膨大な量になってしまいました・・・といってもデジカメだからテープを持ってるわけじゃないけど・・・

このあたりで・・・そろそろ自分の実力を試そう・・・そう思ってる・・・

コンクールに出展してみようと思う・・・

だから・・・俺は・・・日本に帰ろうと思います。

そろそろ日本が恋しくなったっていうのもあるけどね・・・

それに、外村以外のみんなには何も言わずに黙って旅立っちゃったから・・・

みんなとも話がしてみたいし・・・つっても4年経つんだからみんな大人っぽくなっちゃってるんだろうなぁ・・・

俺だけ変わらないね、なんて言われちゃったりしてな・・・

日本には4月1日に着く予定です。特に出迎えはいらない。

日本に着いたら連絡するから、それから会おう!

それじゃあ、会えることを楽しみにしています!

親友 真中淳平より

----------------------------------------------------------

美鈴「4月1日って・・・今日!?」

さつき「・・・すごい偶然・・・」

外村「・・・ここまで来るともう・・・偶然なんて言葉じゃあ片付けられないだろ・・・」

唯「じゅんぺー・・・」

小宮山「・・・あのやろう・・・なんで俺たちにも言ってくれないんだ・・・」

みんな・・・やっぱり淳平くんのこと・・・心配だったんだな・・・モチロンあたしだって・・・

旅に出てたなんて全然知らなかったし・・・それがあたしの為だってことも知らなくて・・・

ものすごく嬉しい・・・嬉しいよ・・・

もう・・・ガマンができない・・・

早く・・・会いたいよ・・・早くこの目で淳平くんを見たいよ・・・

会って・・・もう1度自分の想いをぶつけたい・・・

外村「もうすぐ到着するはずだからもう少し待とうぜ。」

全員「・・・うん!」

淳平くん・・・みんなも・・・あたしも待ってるから・・・無事に帰ってきてね・・・

そして・・・あたしのこと見つけたら・・・思いっきり抱きしめてね♪





----------------------------------------------------------

『当機はまもなく着陸いたします・・・』

あともう少し・・・もう少しで日本に着く・・・

4年ぶりか・・・懐かしいなぁ。

黙って出てきちゃって・・・みんなにも、親にも申し訳ないと思った。

でも・・・どうしてもやってみたかった。自分のために・・・そしていずれ帰ってくるであろうつかさのために・・・

再会したときに胸を張ってもう1度付き合うために・・・

自分で言うのもなんだけど・・・かなり成長はできたと思う。

さまざまな国のさまざまな人たちと出会い・・・ふれあい・・・行動した。

その全てが貴重でかけがえのないものだった。

その中で今まで見えなかった部分が少しずつ見えてきた。

そして、いまの自分の実力を試してみたかったこともあるが・・・なによりもみんなに会いたくて・・・帰国を決意した。

みんな・・・俺のこと忘れてないだろうな・・・心配だ・・・

・・・つっても外村にしか手紙出してないし・・・知ってるはずもないだろう。

それに出迎えはいいって言ってあるし、おそらく外村は空港にはいないだろう。

それでもいい・・・まず帰ったら親友に報告だ!





『お疲れ様でした。足元に気をつけてお降りください。』

4年ぶりの日本・・・やっぱりいいなぁ♪

さて・・・さっそく連絡を・・・そのときだった・・・

「・・・真中?真中・・・なのか?」

後ろから声がした・・・この声は・・・

淳平「外村か!・・・久しぶりだなぁ!」

外村「お前・・・随分たくましくなったなぁ・・・顔も精悍になって・・・」

淳平「そうか?自分ではそう思ってないんだけどなぁ・・・」

外村「じゃあ・・・みんなに聞いてみるか?」

淳平「・・・へ?・・・みんな?」

小宮山・天地「真中!!」

さつき「真中ぁ!」

綾「・・・真中くん・・・」

美鈴・ちなみ「真中先輩!」

トモコ「よっ、真中くん久しぶり!」

え?え?え?・・・・ええぇぇぇぇぇ?

な・・・なんで・・・?

さつき「なによ・・・こんなにカッコよくなっちゃって・・・反則だよ!」

さつき「なに言ってんだよ・・・さつきだって綺麗になったじゃないか・・・」

さつき「そんな余裕の表情で言われたってうれしくな〜い!」

綾「ホントに久しぶりだね・・・」

淳平「東城・・・」

綾「ううん・・・もう東城じゃないんだ。」

天地「綾は去年僕と結婚したんだ。」

淳平「あ、天地!・・・そっか〜!とうとう結婚したんだな!おめでとう!」

綾「ありがとう!でもこれまで通り東城でいいよ♪そのほうが慣れてるから。」

淳平「ああ!」

唯「うう・・・じゅんぺー・・・」

淳平「唯・・・それにみんな・・・ゴメンな・・・何も言わずに行っちゃって・・・」

美鈴「それは・・・あたしたちよりも別の人に言うべきじゃないですか?」

トモコ「その通りだね。」

淳平「え・・・だ、誰に?」

ちなみ「・・・まだ気づきませんか?」

淳平「・・・・・?」

外村「真中・・・みんなが今日こうして集まってるのは・・・お前を出迎えるためじゃないんだ。」

淳平「え!?そうなのか?じゃあ・・・なんで・・・」

「・・・あたしのためだよ・・・バカ・・・」

俺の背後から声が聞こえた・・・こ・・・この声・・・そんな・・・ありえない・・・そんなことあるわけない・・・

でも・・・確かにこの声は・・・

淳平「・・・つか・・・さ・・・」

つかさ「・・・あたしも今日帰国したんだ・・・それより・・・」

淳平「・・・それより?」

つかさ「・・・淳平くんのバカァ!なんで・・・なんであたしにも言ってくれなかったのよぉ!」

淳平「え・・・それは・・・」

つかさ「淳平くんにも帰国の手紙は出したのに・・・帰ってきてみたら淳平くんいないし・・・淳平くんの身に何かあったんじゃないかって心配したんだからぁ!!」

淳平「つかさ・・・落ち着いて・・・」

つかさ「バカ・・・バカ・・・バカァ・・・うぅぅ・・・」

つかさは泣き崩れてしまった・・・帰国早々つかさのこと泣かせちゃったな・・・

淳平「ゴメン・・・つかさ・・・」

俺は・・・つかさを抱き寄せ・・・今まで会えなかった分も含めて力一杯抱きしめた。

つかさ「・・・あ・・・・・・っ」

淳平「悪かった・・・なにも言わずに・・・心配させたくなかったから・・・つかさはつかさで俺のこと気にせずに頑張ってほしかったから・・・言わなかった。」

つかさ「・・・淳平くん・・・」

淳平「だから、泣き止んで・・・ね?」

つかさ「グス・・・淳平くん・・・泣き止むから・・・その前に・・・キス・・・して・・・」

淳平「・・・つかさ・・・」

つかさ「・・・淳平くん・・・」

俺たちは・・・4年ぶりのキスを交わす・・・当然のことながらただ唇が触れるだけのキスじゃない・・・

4年分の想いをぶつけるような・・・大人のキス・・・

お互い周りが見えなくなっていた・・・

トモコ「・・・スゴッ!」

小宮山「相変わらず恥ずかしい奴らめ・・・」

美鈴「やっぱり真中先輩は・・・変態だ・・・」

綾「まあまあ、いいじゃない。」

外村「そうだよな・・・4年間お互い1度の連絡も取らないで頑張ってたんだもんな・・・見ろよ、あいつら・・・すげぇ幸せそうな顔しながらキスしてる。」

さつき「そうだよね・・・うらやましいなぁ・・・」

まわりがそんなことを言っていたことも気づかず俺たちはしばらくお互いを求め合った・・・

数分後・・・ようやくお互いの唇が離れた。

つかさ「・・・はぁ・・・淳平くん・・・♪」

淳平「つかさ・・・♪」

天地「うぉっほん!・・・お楽しみのところすまないが・・・」

あ、天地・・・ていうか・・・みんながいることすっかり忘れてた・・・みんなの前であんな激しいキスを・・・

俺は自分でもわかるくらい顔が真っ赤になった・・・モチロンつかさも・・・

つかさ「あ、あはは・・・キスに夢中で・・・」

天地「恥ずかしい奴らめ・・・それより・・・これから真中も含めた帰国のパーティーをやるから僕の家に行くぞ。いいな?」

淳平「天地・・・いいのか?」

天地「心配するな。1人増えてもどうってことはない。いろいろ旅の話も聞きたいしな。」

外村「俺も聞きてぇ!」

天地「それじゃ、行くか、みんな!」

全員「おーっ!」

こうして俺はつかさと感動的な(?)再会を果たし、天地邸へと向かった。



20分後、俺たちは天地邸に到着した。

さっそく俺たちは広間へと案内された。そこには、たくさんの食べ物や飲み物などが用意されていた。

淳平「・・・すげぇ・・・」

天地「これくらいはどうってことはないよ。」

外村「さてと・・・さっそくはじめようぜ、天地。」

天地「ああ、そうだな。」

そしてグラスにビールが注がれ、全員に行き渡った。

外村「それじゃあ・・・真中、つかさちゃん・・・お帰りーーー!」

「お帰りなさーーーい!」

つかさ・淳平「ありがとう!みんな!」

こうして、パーティーは始まった。


[No.941] 2008/03/27(Thu) 00:38:05

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