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all 明と暗・白と黒  概要とお詫び - シン - 2008/01/21(Mon) 23:33:30 [No.740]
明と暗・白と黒  プロローグ - シン - 2008/01/22(Tue) 23:28:04 [No.741]
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明と暗・白と黒  第2話 - シン - 2008/02/02(Sat) 01:27:14 [No.753]
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明と暗・白と黒  第17話 - シン - 2008/03/25(Tue) 00:16:36 [No.938]
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明と暗・白と黒  第19話 if - シン - 2008/04/02(Wed) 12:33:55 [No.957]
明と暗・白と黒  第19話(Aパート) true - シン - 2008/03/30(Sun) 19:17:43 [No.947]
明と暗・白と黒  第19話(Bパート) true - シン - 2008/04/01(Tue) 18:00:41 [No.952]
明と暗・白と黒  第20話 - シン - 2008/04/02(Wed) 22:55:20 [No.962]
明と暗・白と黒  第21話 - シン - 2008/04/09(Wed) 20:30:35 [No.974]
明と暗・白と黒  第22話 - シン - 2008/05/05(Mon) 23:17:28 [No.993]
明と暗・白と黒  第23話 true - シン - 2008/06/12(Thu) 23:11:02 [No.1034]
明と暗・白と黒  第24話 - シン - 2008/06/15(Sun) 22:26:10 [No.1045]
明と暗・白と黒  第25話 - シン - 2008/07/27(Sun) 17:53:59 [No.1127]


明と暗・白と黒  第19話(Aパート) true (No.945 への返信) - シン

 何で……なンデなノ……
 なんデ真中クンが……西野サんをカバうの……

 アはは……まナかクんのチがイッぱイ……



 アタシ、マナカクンヲコロシチャッタ……





第19話(Aパート) true『結末の先へ』





「うわああああっ! さ、刺されたぞぉーっ!」
「チョッ……マジありえなーいぃぃっ!?」
「だ、誰か! 誰か救急車を呼べえええええっ!」

泉坂駅前は騒然となった。
多くの人々の目の前で、少年が少女に刺されたのだ。

傍らでへたり込む少女は、あまりの出来事に気が動転している。
そして、周りの野次馬も目の前の惨劇を目の当たりにしては、適切な行動が取れなかった。

そうこうしている内に、少年を刺した少女はナイフをそのままにしてフラフラと逃げてゆく。
駅の交番から警察が来る頃には、恐らく追いつけないだろう。



「イヤアアアアッ! 淳平くん!? お願いだから、お願いだから死なないでえええっ!」

つかさはもう、何が何だか分からなかった。
綾が近寄ってきたと思ったら、次の瞬間には淳平がナイフで刺されていた。
そのナイフは胸に刺さっており、傍目からは致命傷としか思えない。
そして、淳平は全く反応しない。

つかさは胸に刺さったままのナイフを引き抜こうとする。
だが、突然その行動を制止する少年の声が耳に届いた。

「駄目だ! 今抜いたらナイフが臓器を傷つけて、下手したらショック死する!」
「救急車はもう呼んでる! この刺し方を見る限りだったら、心臓は傷ついてないはずだから、安静にして!」

つかさを静止したその少年は、年こそ中学生ぐらいだろうが、どこか淳平に似ていた。
髪はボサボサで、優しそうな顔立ち……どちらかと言うと、女顔だった。

少年の声を聞き、つかさは少しだけ気持ちが落ち着く。
そして、次に取るべき行動をその少年に問いただす。

「つ、次……あたしにできる事はある?」

「いや、これ以上できる事は無いよ……ただ、肋骨に邪魔されて、そこまで深く刺さってないだけよかった……」
「ちょっとしたショックで気を失ってるだけだから、多分……大丈夫なはず」

その言葉を聞き、つかさは少しだけ安心する。
だが、本当に安心したわけではなかった。

周囲がざわめき、騒然となる中で、しばらくすると救急車が到着した。
消防署が駅の近くにあったため、淳平が刺されてから4分程度での到着だった。

淳平は手早い動作で収容され、つかさと通報した少年も同乗する事となった。
少年は同乗する事を拒否したものの、事情聴取も含めての同乗だった。



つかさは救急車の中で、救急隊員の応急手当をボーッと眺めていた。
救急車が来た事で緊張が解けたためか、茫然自失となったのだ。

つかさの目の前では、淳平の胸に刺さったナイフが抜き出されていた。
ナイフが抜き出されると同時に、せき止められていた血液が噴出し、他の隊員が止血措置を施していた。
そんな様子を眺めていたつかさの口から出てきたのは、ありふれた質問だった。

「ねえ、そういえば君……名前は何て言うの?」

「お、俺か? 俺は伊藤誠……」
「本当は神奈川県に住んでるんだけど、今日は母さんや妹と遊びに来てて、そろそろ帰ろうと思ったら……たまたま見ちゃってさ」

誠と名乗った少年は、病院に到着するまでの間、つかさに少しばかりの話をした。
その後の話を聞く限りは、母親が看護師をしているため、こういった状況に対する対処法をいくつか知っていたらしい。
その中には、『刺さったものを無闇に抜くのは命取り』という内容の物もあったようだ。
事実、あの状況ではナイフを無理に抜く事で、傷ついていない部位まで傷つけるケースがあった。
似たような事例で、刺さったものを無理に抜く事でそこから傷が広がるなどして、結果的にショック死した事例もある。

ちなみに、同乗する事を渋ったのは、妹に付いているべきだと思っていたかららしい。
まだ幼稚園の幼い妹がいるらしく、この判断も決して間違いとは言い切れない。

「……伊藤くん、ありがとう」

「ま、まあな……」

つかさに微笑みかけられ、誠は顔を赤く染める。
そして、つかさも少しばかり安心してきたようだ。



最寄の救急病院である泉坂総合病院に到着し、淳平はストレッチャーに乗せられたまま、病院側に引き渡される。
既に緊急手術の準備が整っているらしく、すぐに手術室へと向かって行った。







Bパートへ(変更する可能性アリ)


[No.947] 2008/03/30(Sun) 19:17:43

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