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No.1092に関するツリー

   way of a sweet strawberry 〜二人の道〜 - 空後 - 2008/07/12(Sat) 18:24:51 [No.1092]
 〜二人の道〜 プロローグ - 空後 - 2008/07/12(Sat) 18:32:39 [No.1093]
〜二人の道〜 「第1話」 - 空後 - 2008/07/12(Sat) 21:19:15 [No.1094]
〜二人の道〜 「第2話」 - 空後 - 2008/07/13(Sun) 19:28:13 [No.1100]
〜二人の道〜 「第3話」 - 空後 - 2008/07/13(Sun) 22:01:18 [No.1101]
〜二人の道〜 「第4話」 - 空後 - 2008/07/14(Mon) 18:17:52 [No.1102]
〜二人の道〜 「第5話」 - 空後 - 2008/07/17(Thu) 17:24:33 [No.1113]
〜二人の道〜 「第6話」 - 空後 - 2008/07/18(Fri) 22:53:59 [No.1115]
〜二人の道〜 「第7話」 - 空後 - 2008/07/19(Sat) 18:37:28 [No.1117]
〜二人の道〜 「第8話」 - 空後 - 2008/07/21(Mon) 21:19:55 [No.1118]
〜二人の道〜 「第9話」 - 空後 - 2008/07/22(Tue) 21:38:12 [No.1119]
〜二人の道〜 「第10話」 - 空後 - 2008/07/23(Wed) 20:12:45 [No.1120]
〜二人の道〜 「第11話」 - 空後 - 2008/07/24(Thu) 22:27:20 [No.1121]
〜二人の道〜 「第12話」 - 空後 - 2008/07/25(Fri) 20:17:57 [No.1123]
〜二人の道〜 「第13話」 - 空後 - 2008/07/27(Sun) 22:44:44 [No.1128]
〜二人の道〜 「第14話」 - 空後 - 2008/07/28(Mon) 20:21:01 [No.1130]
〜二人の道〜 「第15話」 - 空後 - 2008/07/29(Tue) 21:30:40 [No.1131]



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way of a sweet strawberry 〜二人の道〜 (親記事) - 空後

どうも空後です

えっと、テストが終わり解放された気分の中、新作を始めようと思います

題名は【way of a sweet strawberry 〜二人の道〜】です。

またまた長い題名申し訳ありません

こちらはあくまでサブになるかと思うので連載はスローペースになるかと思われます
<よい評価を得られれば、連載のスピードを変えるかもしれません>

とりあえずよろしくお願いします


[No.1092] 2008/07/12(Sat) 18:24:51
 〜二人の道〜 プロローグ (No.1092への返信 / 1階層) - 空後

俺はキミに何度つらい思いをさせただろう

俺はキミに何度寂しい思いをさせただろう

それでもキミはこんな俺にいつも笑いかけてくれた

キミはどんなにつらいときでも笑顔でいてくれた

雪が降り続いたあの夜でも

キミは笑顔で別れを告げたね

それからまたキミにあえて、また笑いあうことができて

キミのことがあのときよりも好きになっていった

いつでも俺に笑いかけてくれるキミが好きになった

だから、

だから、今度は俺がキミの笑顔をずっと守りたい

二人の思い出の場所で…


[No.1093] 2008/07/12(Sat) 18:32:39
〜二人の道〜 「第1話」 (No.1093への返信 / 2階層) - 空後

「前から淳平くんと一緒にここに来たいなって思ってたんだ♪」


うれしそうに話している少女は町を歩けば誰もが振り向くであろうほどのアイドル以上の美少女西野つかさである


「……俺たちの中学?」


隣を歩いているのはいったって普通な高校生だが映画に対する情熱と人を引きつける力を持った男の子、真中淳平である


今日はつかさの誕生日といううことで、淳平が1年生の時に立ち上げた【映像研究部】のみんなと一緒に文化祭のプロモーションビデオの撮影もかねて、淳平がバイトをしている映画館の館長の息子が経営しているカラオケ店で誕生日パーティを行っていた


そこでプロモーションの撮影で歌おうとすると地下の中華店で火事が起きてしまいプロモーッションの撮影はできなかったが館長の家でパーティをしなおし、そのまま近くの公園で映研のみんなとは別れたがつかさの本来の誕生日は1日先だったので淳平は解散した後、気になってまた公園へ戻って行ったのであった


淳平はもういないだろうと思っていたのだがまだ一緒にいたいという想いが彼を走らせた


するとつかさもまだかえっておらず、つかさに今から二人っきりでバースデーを過ごしたいといわれいま一緒にいる


しかし、二人は恋人同士ではあったが今は恋人同士ではない


淳平がつかさの想いに答えられずふらふらしていたため去年の冬にわかれてしまった


だが、出会うことのなかったはずの二人は奇妙な運命のいたずらで偶然バイト先が隣同士になってしまい、また昔のように普通に話し合える中にまで戻っていった


「どうしたの淳平くん?」


突然つかさが顔を近づけて話しかけてきた


「な…何でもないよ…」


「ならいいけど、それにしても懐かしいね!卒業式以来だから1年半ぶり!?」


「そうだな、こうみると今でもまだここに通ってる気がするなぁ」


「ねえ、ちょっと中に入ってみようか」


つかさはそういって校門をよじ登のぼろうとしている


「え…それってやばいんじゃねーの?」


「もーっまじめだなぁ淳平くんは」


つかさはすでに門の中にはいっていた


「大丈夫だよ!誰もいないし誰にも見つからないよ
あたしはただ淳平くんと思い出を振り返りたいだけ!」


「西野がそんなにいうんなら」


淳平もよじ登ろうとしたとき


どってーん!!


「大丈夫?淳平くん!」


「だ…大丈夫大丈夫…」


淳平は頭から落ちてしまった
頭から落ちてしまったためつかさのパンツが見える位置にいた


(それにしても学校って何となくエッチな気分を増長させる時があるんだよなー)


淳平はそう思いつつ、つかさの後をついて行った


二人は思い出にふけりながら校内を歩いていった


そして…二人の思い出の場所へ


(あ…ここは俺が西野に告白したときの鉄棒
西野…俺とこれがみたかったのか?)


(………あのとき、俺はいちごパンツの美少女は西野だと思って告白したんだよな、けどいちごパンツの美少女は東城だった
けど、俺は去年の冬西野と別れたとき本当に西野のことがすきだったことに気づいた、いつも俺に笑いかけてくれる西野を好きになっていた…俺は…)


「ここに来るといろなことをおもいだせちゃうね」


つかさはにっこりと淳平に笑いかけた


(西野…俺…決めたよ!)


淳平はいつにいなく真剣な表情になった


「淳平くん?」


つかさは普段見せない表情に少しとまどってる


「西野!みててくれ!!」


淳平はそういうと鉄棒へ向かい、あの頃と同じように懸垂をし始めた


(これで俺の気持ちを伝えよう、今度こそ俺の本当の気持ちをぶつけよう)


「にしの〜〜〜!!好きだーーーーっ!!一番だいすきだーーーーー!!」


淳平はあの頃と同じように告白した


しかし、今回の告白は前と少し違った


前は告白するのにわくわくしていた相手のことではなく


そして、つかさはあの夏のころから輝いていた淳平がきになり、わくわくしたからOKをだした


だが…いまは…


「…淳平くん…」


つかさは走りだした…


[No.1094] 2008/07/12(Sat) 21:19:15
〜二人の道〜 「第2話」 (No.1094への返信 / 3階層) - 空後

満月が照らす夜の中、また一組の恋人が誕生しようとしていた


「にしの〜〜〜!!好きだーーーーっ!!一番だいすきだーーーーー!!」


淳平くん…


淳平くん!!


あたしはいつの間にか淳平くんの元へ走っていた


そして、気づいたら淳平くんに抱きついていた


「西野…」


淳平くんさっきの言葉うれしいよ


「淳平くん…淳平くん
あたしまた淳平くんのこと好きになってもいいの?」


つかさは泣きながら淳平の胸に顔を埋めていた


「西野ごめんな…いつも西野のこと傷つけてばかりで、つきあっていた時も西野になにもしてやれなかった…
けど…今はあのときとは全然違う気持ちだから」


「淳平くん…もう、自分の気持ち押さえ込まなくてもいいんだよね。もう、どこにもいかないんだよね」


「ああ!俺は西野が好きだ、西野はどんなときでもそばで笑ってくれた、だから今度は俺にその笑顔を守らせてくれないか」


「淳平くん…」


今度は淳平がつかさを抱きしめた


感じるよ…淳平くん


淳平くんがあたしを好きな気持ちあたしが淳平くんを好きな気持ち…


だけど…


「あたしって欲張りなのかな…」


「えっ」


つかさは抱擁を少し離していった


淳平は拒否されるのではないかと想い不安な表情を見せた


「ごめんね…さっきの言葉信じられない訳じゃないけど…
言葉だけじゃ信じ切れないんだ…」


つかさは少し寂しそうにいった…


しかし、それが淳平が西野を想う心にさらに火をつけた


西野…


西野!!


………ぎゅっ………


「ぁっ…」


淳平は強くそれでいて優しくつかさを抱きしめた


「俺…今なら西野のためなら何でもできるよ…
西野が望んでいることなら何だって!」


「っていうより」


淳平は一瞬こわばったような顔を見せた


「淳平くん?」


「じゅ…」


つかさが淳平の名前を言い終わる前に何かが口をふさいだ


優しく相手を思いやるようなキス


つかさの心は一気に幸福へと誘われた


少し長めのキスの後、淳平が口を開いた


「隠さずいうな俺…き、キスしたことあるけど自分からするの初めてなんだ…」


淳平くん…うれしいよ
淳平くんの初めてをもらえて、だめだあたしもう…淳平くんのことが…
もう一回したい…


「淳平くん…お願いがあるの…」


「なに…西野のためなら何でもするよ」


そういってくれたからもうあたしは止まらなかった
だから、あたしは勇気を振り絞っていおうとした


「…もう一回…」


「え…」


「もう一回して…」


「西野…」


そういってくれた西野の言葉、俺はもう止まらなかった…いや、止まる必要がなかった


「淳平くん…」「西野…」


お互いの名前を呼び合い再度キスをした


気持ちいい…さつきとに一回してもらったことがあるけどそんなんとは比べられないほど気持ちいい…


この後、二人は続けて二回キスをした


そして、二人は手をつなぎながら校舎を歩いていた


「ねえ…淳平くん」


つかさが不意に話しかけてきた


「なに、西野?」


「そういえば、この学校一つだけ鍵が壊れてて鍵をかけられない窓があったんだぁ…だから、入ってみない」


つかさは明るくいった


「いいけど、どこなの」


「えっとね…ついてきて」


ん…なんか西野妙に顔が赤かった気が…
もしかして、西野…


おきまりの妄想が炸裂


ってなにかんがえてんだよ!そんなわけあるかよ…
けど、あのときは西野になにもしてやれなかった
もし西野がそのつもりなら俺は…


「ついたよ!」


ガラー


「あ!まだ直ってないんだ」


「なんつか、すっげー不用心…」


「じゃあはいろ!」


「そうだな」


それにしても、ここって…


「べ…ベッド?」


「そ…保健室、ここなら朝までゆっくりできそうでしょ?」


「西野…」


「………」


つかさは顔を赤くしながら…しかし、淳平にちゃんと聞こえるようにいった


「淳平くん…あたしってすっごく欲張りなんだ…
だから…もう一つお願いがあるんだ…」


「あのね…あの…」


ぎゅ…


淳平がつかさを抱きしめた


「なにも言わなくてもいいよ…」


淳平はつかさの耳もとで優しく甘い声でささやいた


「淳平くん…」


……ちゅっ…


今日、五回目のキス…
しかし、さっきのキスとは違いお互いを貪るような激しいキス
なかなか二人は唇を話そうとはしなかった


そして…


「はぁ…淳平くん」


「西野!!」


淳平はつかさをベッドへ押し倒した


つかさが仰向けで、淳平がつかさに覆い被さるように倒れ込んだ


「西野…」


淳平がつかさに再びキスをしようとしたとき


「あ…ちょっとまって」


「え…」


つかさに拒絶されたのかと思い少しとまどう淳平


(やっぱりだめなのかなぁ…
でも、西野がいやならやめるべきだよな…西野の悲しい顔は見たくないからなぁ)


淳平はそう思い


「やっぱり…やめようか」


「うんん、淳平くんと一つになりたい…けど…」


「けど?」


「………ほしい…」


「え?」


淳平は最初の言葉が聞こえなかったので聞き返した


「名前でよんで…そうしたらあたし…安心できるから…」


淳平はいつも西野とよんでいたため…いざいおうとなると少しためらいがあった
勢いで読んだことはあるが勢いだけである


(西野…名前でよんでほしかったのかな…少し恥ずかしい気がするけど…
西野のため…いや…つかさのために)


「好きだよ…つかさ…」


「ありがとう…淳平くん」


(うれしい…やっと名前で呼んでくれた
本当にうれしい…)


「つかさ!?」


つかさは涙を流していたので、淳平は自分が何かしたのかと一瞬とまどった


「大丈夫だよ…淳平くん
今ね、あたし…うれしいの」


「うれしい?」


「だって淳平くんの…大好きな人の特別になれるんだもん…
今日は最高の誕生日だよ…」


「つかさ…」


(つかさ…俺もうれしい…
つかさに好きになってもらえて…こんなに愛されて…
今度は俺が答える番だな)


「つかさ…大好きだよ…」


「あたしも…ずっと大好き…」


たった今、重なった想い…そして、まさに今身体も重なろうとしている


二人が重ねた時間が想いのすべてとなって今、重なろうとしている


時間なんて関係ない…距離も関係ない…


二人の壁はすべて取り除かれた


二人は朝まで愛し合った


[No.1100] 2008/07/13(Sun) 19:28:13
〜二人の道〜 「第3話」 (No.1100への返信 / 4階層) - 空後

まだ、夏の残り火が厳しいこの頃

暦からすると秋になるが、まだ火が上るのが早く薄明るい光が校舎内の窓に差し込んでいる


この保健室も例外ではなく薄明るい光が差し込んでいた


そして、外の気温とは関係なく身体に熱を帯びている美少女が一人…


「ん…もうあさか…
あたし…あの後ねちゃったのかな?」


つかさは初めての愛する人と結ばれた後、初めてのこともあり体力を使いはたし深く眠りについていた


隣をみてみると、みだれた服と肌につけていたものが無造作に置いてあった


「きがえなちゃ…」


つかさはそうつぶやき、脱ぎ捨てた服などをまた着始めた


着替えが終わり、保健室の時計をみてみると朝の4時であった


その後、あたりを見合わしていると最愛の人の姿が見えなかった


「淳平くん…どこにいったのかな…」


そう思いつかさはおぼつかない足取りで立ち上がり始めた


すると、


「あ!起きてたんだおはよう」


窓の外から男の声が聞こえた


「淳平くん!」


つかさは淳平の顔を見るとすぐに笑顔になった


「いま、起きてたところ?今さっき、コンビニでジュースとサンドイッチを買ってきたよ
食べる?」


淳平は説明しながら窓から保健室へと入っていった


「あっありがとね…じゃあジュースもらおうかな」


ベッドに座っていった


「うん、はいどうぞ」


淳平はつかさにジュースを渡した後、つかさの隣に座った


「サンドイッチもあるからね」


「うん!」


「「いただきます」」


二人はそういってサンドイッチを食べ始めた


「なぁ西野…」


「呼び方…」


つかさは少し頬をふくらましていった


「あ…ごめんつかさ」


「なに?」


淳平は少し顔は赤くなっている


「夜のことだけど、もう大丈夫?」


「大丈夫って?」


つかさは何ともないような口ぶりでいった


「だって…すっごいいたかっただろ…血も出てたし…
その…いたくしてごめんな…」


(淳平くん…あたしはうれしかったよ)


「謝らないで…淳平くん…あたしがそう望んだことだから
それにね…すっごくうれしかったんだよ」


「え…」


「だって淳平くんにあたしを捧げることができたから…」


つかさの顔は本当に幸せそうだった


「つかさ…」


淳平はつかさを優しく抱き寄せた


「俺…ずっと大切にするから…もう離さないから」


「淳平くん…ありがとう…
あたしって世界で一番幸せ者だね」


しばらく抱き合った後、どちらからか昨夜何度も唇を重ねたにもかかわらず、再びキスをした


お互い長い間唇を離さなかった唇がやっと離れた


「つかさ、そろそろたてるか」


「うん…大丈夫だよ」


今日は平日なので、さすがにこれ以上長く居続けると朝早くくる先生や生徒に見つかってしまう可能性があったので二人の思い出の母校を後にした


先ほど、平日と書いたがなぜ二人はここにいることができるかというと二人が朝まで一緒にいようと決めた後、


つかさは親友のトモコに、淳平は外村に連絡しそれぞれの親友に一緒にいることは告げず、親が電話をかけて来たら口裏を合わせてほしいと頼み、その後それぞれの親に連絡をした


平日なのでそのまま学校に行くと親に伝えたのである


しかし、さすがにもう学校に行くことはできないし二人はこのまま学校をさぼることにしたのである


さらに、淳平がつかさの体につけた愛の印や保健室にあったティッシュで拭いたとはいえ淳平がつかさに放った愛の余韻が残っておりつかさは学校になどとうていいくことができなかった


なので二人はいくあてもなく町を歩いていた。もちろん、手をつないで


「ところで淳平くんどこいくの?」


「う〜ん…つかさを休める場所探してるんだけど、なかなか思いつかないな」


つかさは淳平の優しさに胸が少し高鳴った


「いいのに…あたしは大丈夫だよ」


「そんなことないだろ!だって昨夜はほとんど寝てないだろ?
つかさが心配なんだ…だから、無理しなくていいよ」


(淳平くん…あたしのことを思ってしてくれるんだね…
やっぱり淳平くんのことが大好き!!)


つかさは手をつないだまま淳平の腕に寄り添った


「どうした?」


「だってこうしたいんだもん」


さすがの淳平も心臓の音が平常時より数段も高く鳴った


(そんなことをしたら柔らかい感触が…)


「あ!いま変なこと考えただろ!!」


「うっ!ごめん…」


(さすがにあんなことがあってもこんなこと考えちゃだめだよな)


淳平はそう思ってたのだが


「淳平くんならうれしいけどね…」


「へ?」


つかさも無意識にいったのだろう…いった後つかさは顔が真っ赤になっていた


「あっ淳平くんはなにも聞いてない…なにも聞いてないんだからね!」


初めてみるようなあわてぶりでつかさはいった


(こんなにし…つかさ初めてみたなぁ)


淳平はそう思いつつもくるまれてしまった


「それより…本当にどこいこっか?」


「やっぱり周りの目を気にせずに休める場所っていえばあそこしかないよな」


「あそこって?」


「まぁつかさついてきて」


つかさは珍しくリードしてくれる淳平にうれしさがこみ上げてきた


いつもはつかさがリードしているのだが、
(このままでもいいけど…たまにはリードしてほしい…)
とおもっていたこともあった


だから今回は新鮮さを感じていた


そして、淳平が向かった先は…


[No.1101] 2008/07/13(Sun) 22:01:18
〜二人の道〜 「第4話」 (No.1101への返信 / 5階層) - 空後

ここは平日でもたくさんの人がにぎわう商店街、二人のバイト先もここにありほとんど二人がバイトがある日は淳平が働いている館長がよくつかさがバイトしている【パステリーI屋】に注文をしているので二人はよく会っていた


淳平は館長のいる映画館へ行こうとしていた


「お〜い、館長〜!いますか?」


淳平が呼ぶと中から背の小さいおじいさんが出てきた


「おう淳平か、おまえ今日学校はどうした?」


「いや…それが…」


淳平は口を五盛らせている


「なるほどな…全く!学生が学校をさぼってどうするんじゃ!!
大体な…淳平!おまえは………」


館長の説教が始まった


「あの〜館長さん?おはようございます」


そこへつかさが声をかけた


「お〜つかさちゃんか、いや〜今日もかわいいねえ
今日はどうしたんだ?映画見に来てくれたのか?」


館長は淳平とは全く違う口調で話している


(なんか扱いちがうよな…)


と、いつも思っている淳平であったが今はそんなことよりやらないといけないことがあった


「館長、ここの客室をちょっと借りていいですか?」


「なんじゃ…いきなり、別にかまわんがどうしたんじゃ?」


「いや…ちょっとつかさを休ませたいんですよ」


「ん?まあ別にかまわんぞい、すきにせい」


「ありがとうございます」


そういって二人は中へと入っていった


「なるほどな…」


館長は何かわかったらしくそのまま掃除を続けていた


二人は客室に入ると二人は客室の長いソファーに腰を下ろした


「ふーつかさ、疲れたな」


「うん、そうだね…」


「それにしても館長がここ貸してくれたおかげで助かったな」


「………」


「なぁつかさ、今度また前みたいに二人でどっかいこうな」


「………」


「つかさ?」


ばたん


「あ…」


つかさは淳平にもたれかかった


「やっぱり疲れてたんだな…ごめんな無理ばっかりさせちゃって…
それにしても寝てるとこもかわいいな…」


「それにしてもよくねむってるな…そうだよな…俺だってこんなに眠いのに…」


淳平もまぶたを開けることができなくなってきた


「つかさ…大好きだよ…」


(これからもつかさがずっと笑顔でいてくれますように…)


そうねがい淳平も深く眠りについた



「お〜い、菓子持ってきたぞ」


館長がやってきた


「ん?二人とも寝ておるのか…仕方ない後で毛布でも持ってきておくか」


館長はそう言い残し客室を後にした


客室に残された二人はお互い寄り添いながら幸せそうに眠っていた…


[No.1102] 2008/07/14(Mon) 18:17:52
〜二人の道〜 「第5話」 (No.1102への返信 / 6階層) - 空後

「…ん……」


あたりは夕暮れによって赤く染まっている中、少女の方が先に目覚めた


気づけば毛布が掛かっており隣をみると愛しい人が気持ちよさそうに眠っている


「ふふ、ぐっすり眠っているね、淳平くんの寝顔かわいい…」


つかさはそういいながら、愛しそうに優しく淳平の頭をなで回していた


「ん……つか…さ?」


「あっ…ごめん、起こしちゃったね…」


つかさは申し訳なさそうに謝っている


「そんなことないよ、そろそろ起きなきゃいけないころだし…」


「うん…そうだね」


ギィィ…


扉が開く音がした


「おお、おまえさんたち今、起きたか?
ちょうどよかった一息いれようとしよったとこじゃ
二人もどうじゃ…菓子持ってきたが食べるが?もっとも、朝おまえさんたちに出そうとしよったやつじゃが」


「あ!部屋お貸しいただいたうえにありがとうございます」


つかさが頭を下げた


「な〜に、きにせんでいい
困ったときはお互い様じゃて」


そういいながら館長はお菓子を食べるように勧めた


二人は少しの間、館長と話をしながら出されたお菓子をいただいた


「館長、ありがとうございました。明日からまたバイトいきますのでよろしくお願いします」


「おう、明日からたのむぞい それではな」


「「お世話になりました」」


二人は館長の映画館を後にして、二人は家への帰り道を歩き始めた


二人は手をつなぎながら他愛のない会話を楽しんでいた


楽しい時間はすぐに過ぎていき、つかさの家の近くまでついた


「あっ淳平くん…送ってくれるのここまででいいよ。もし、お母さんにあったらいろいろ面倒でしょ?」


「そっか…じゃあまたな…」


「うん…じゃあまたね…」


二人は別れようとしたとき、


「あっ待ってつかさ、」


「ん?どうしたの」


淳平はズボンのポケットから何かを取り出そうとしている


「はい、これ…」


「淳平くん…」


「去年なにもしてられなかっただろ…だから、なんつーか二年分の気持ちを込めてってゆーかさ」


「あ…ありがと…」


「それじゃあ、またバイトでな!」


淳平は大きく手を振ってから帰って行った


つかさは愛おしくそれを見つめていた


つかさは淳平が見えなくなるまでずっと見つめていた後、自分も自分の家に帰っていった


「ただいま…」


一日家に帰ってないだけなのだが、つかさはいろいろなことがあったせいか自分の家が懐かしく感じていた


「あら、つかさちゃんお帰りなさい、お誕生日会楽しかった?家に泊めてもらったトモコちゃんにもお礼いわなくちゃだめね」


つかさのお母さんが出迎えてくれた


(よかった…淳平くんと朝までいたこと全くばれてなかったみたい…
でも、トモコになんていおうかな…絶対何かいってくるだろうな…)


内心、かくまってくれたトモコに感謝の心を抱きつつも後からなにをされるかわからない不安をかかえ、どうやってやり過ごそうか考えながら自分の部屋へあがっていった


しかし、今は幸福がいっぱいなので何とかなるだろうと思えていた


やはり、大好きな人とまた前みたいな関係を作れたことをうれしく思っていた


それだけではなく、自分を好きな人に捧げられたことが何よりもうれしくそれだけでも幸福に包まれていた
かなり、危険ではあると本人も思っているのだがやはり心も体も一つになったことへの幸せの方が大きかった


「ふふ、淳平くんからもらったプレゼントそろそろあけようかな
何だろう…」


つかさは先ほど淳平からもらったプレゼントを開け始めた


[No.1113] 2008/07/17(Thu) 17:24:33
〜二人の道〜 「第6話」 (No.1113への返信 / 7階層) - 空後

この部分は倉庫へ保管するときは切り取ってください
え〜と、ただの独り言なのですがこちらをスローペースにするつもりだったのですが…
〜大好きな人〜と読み比べてなんだかこちらの方が個人的におもしろい気がするのでこちら中心?なるかもしれないです
勝手いって申し訳ありません
もし、ご意見がある方は自分の感想スレ立てておきましたのでそちらでいっていただけるとうれしいです^^


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


プレゼントの中にはかわいらしいいちごのペンダントが入っていた


「わぁ…かわいい…いちごのペンダントだ……」


つかさは自然に笑顔になっていた


「あたし、いちご大好きなんだよね…淳平くんあたしがいちご好きなの知ってたのかな?
ふふっお守り代わりに毎日つけようかな♪」


(ホントは淳平くんだとおもって毎日つけるんだけどね)


つかさはいちごのペンダントを大事そうにまた箱にしまって、その後ベッドに寝ころび枕を抱きかかえていた


(淳平くんのこと考えれば考えるほど、淳平くんのことが好きになってる
本当に今年の誕生日は一生忘れられないものになった
また、大好きな人と隣にいることができるんだから…また今度、デートしたいな…)


つかさは、淳平のことで胸をいっぱいにして枕をぎゅっと抱きかかえてそのまま深く眠ってしまった


その頃、


「ただいま…」


淳平も家に帰っていた


「何だよ…誰もいねえのかよ」


どうやら淳平の家には誰もいないみたいだ


淳平は自分の部屋に入るなり保健室の出来事を考えていた


(本当にしちゃったんだよな…西野と…
でも、西野をいたくさせちゃったな…もっとうまいやつならいたくさせずにできたろうな…
でも、西野はこんな俺を受け止めてくれた…それが本当にうれしいな…
また…西野と一緒に笑いあえるようになりたいな)


淳平もうとうとし始めていた


(西野…もう傷つけないから…大切にするから…
大好きだよ………にし…の…)


淳平はうつぶせの状態のまま寝てしまった……


この二人はお互いのことを思いお互いの幸せを想いながらきっと幸せな夢を見ているのだろう


二人の想いは離れているときでも重なっていた


そして翌朝、真中家では


「淳平、起きなさい!!遅刻するわよ!!!」


淳平のお母さんの声が響いている


「……う〜ん、眠い…」


淳平はようやく重たい体を起こしてリビングへ向かった


「ほらっ早く食べないと本当に遅刻するわよ」


淳平のお母さんは淳平をせかしている


「わかったよ、早く食べればいいんだろ…」


淳平はまだ眠いのかだらだらとテーブルの方まで歩き、面度面倒くさそうに席についた


「いただきまーす」


ようやく食べ始めた


「なんか今日、学校って感じしないな…」


淳平はぶつぶつ言いながら食べている


「なにバカなとといってんの?食べたら食器を台所においといてね、後で洗うから」


「へーい」


淳平はその後黙々と食べ、いわれたとおりに台所に食器を台所においてから、学校の支度をした


「いってきまーす」


淳平は学校へと向かっていった


(あんとき、外村ぐらいしか頼めるやついなかったから外村に口裏合わせしてもらったけど…
外村に事情話してないからな、どうっすかな)


淳平は外村へのいいわけを考えながら歩いていた


学校へとつくと案の定、外村が待ちかまえていた


「よう、真中」


「おう、土曜日はありがとな!かばってくれて」


「なに、いいってことよ。だが真中、」


外村は不適な笑みを浮かべている


「ど…どうした…外村?」


「どうしたもなにも理由も聞かずにおまえの親への口裏合わせしてやったんだ、なにがあったか教えない真中くんじゃあないよな
もしかして、つかさちゃんと朝まで……へっへっへ」



外村は興奮気味にいっている


「な…何でもいいだろ、つかさとはそんなことはなかったから!!」


真中は反論したが、


「(にやり)」


外村を今度はにあけている


「なんだよ?」


「まなかぁ〜おまえってつかさちゃんのことなんて呼んでいたのかな」


「はっしまった」


外村はさらに攻撃の手を休めない


「そっかそっか、まなかーおまえってやつは俺よりも童貞を早くにすててその上なにがあったか離さないつもりなんだな…
ふ〜ん、なるほどねえ」


「ちょっと、おまえなにいってんだよ」


淳平はかなり焦っている


「またまた焦っているところが証拠だよ。安心しな、まだ誰にも教えないからな
さあー真中、じっくり教えてもらおうではないか」


「うっ仕方ない…ホントに誰にもゆーなよ」


「オーケイオーケイ」


結局、すべてをはかされた淳平であった


[No.1115] 2008/07/18(Fri) 22:53:59
〜二人の道〜 「第7話」 (No.1115への返信 / 8階層) - 空後

一方、桜海学園では


「は〜いつかさ、この休みはなにしてたのかな?」


「なっなんのこと…」


つかさに話しかけているのは親友のトモコである


「とぼけたってむだむだ、急に電話かけてきて「親が電話かけてきたら、何とかごまかしてくれって」頼み込んだあんたがなんにもないっていったって説得力ないよ」


「うっそんなことがあったような…」


トモコに決定的なことを言われ少し焦り始めているつかさ


「なになに?さては男だな!誰に告られてもOK出さなかったあんたがねえ」


トモコはかなりテンションがあがっている


「もーっ男とか勝手にきめんなぁ」


つかさは顔が赤くなって反発した


「隠さんでもよいよい、で相手はどこの学校の人?誰にもいわないから、ねっ教えてよ」


「はぁーっトモコにはかなわないなぁ」


つかさはトモコの迫力に負け、観念してしまった


「泉坂高校の人だよ。あたしがバイトやってるとこの近所でバイトやってる人」


「ふ〜ん、じゃあ今日あんたのバイトについて行ったらあえる訳ね
ふっふっふ」


トモコは怪しい笑みを見せている


「あんたまさかバイトついてくるんじゃないでしょうね」


「そ・の・まさかよ、まぁそれまでにあんたと彼氏のことをいっぱいはかせてやるんだけどね」


トモコの目が光っている


「や〜ん、勘弁して〜」


「へっへっへ、覚悟してもらうわよ」


こちらも結局すべてはかされたのであった


そして、昼休み二人は天気がよいので屋上でお弁当を食べている


「ふ〜ん、じゃああんたたちは前からつきあってたんだ」


「うん、けどあんまりあってくれなくて、去年の冬にわかれちゃったんだ」


つかさは去年の冬、淳平の心にすでに自分がいないことに気づき自分から別れを告げた
そのときのことを思い出すと今でも胸が痛くなる


「じゃあ、またつきあいだしたってことはお互い別れてもまだ好きだったんだよね」


「うん、あたしね…去年の冬、ずっと好きだったんだけど別れてね…
初めて好きなのに別れるってすっごくつらいことってしったんだ…あのときたぶん一生で一番泣いたきがするなぁ
その後もあたしずっと立ち直れなくてほんと未練のかたまりだったな…
淳平くんとまた接点が持つことができてホントにうれしかった」


つかさは感傷に浸りながら話している


「なるほどねぇあんたが誰ともつきあわなかった理由がやっとわかったよ。あんたずっとその人のこと想い続けていたんだね」


「うん…ずっと好きだったんだもん…」


「しっかし、あたしはつかさがちょっとうらやましいな…」


「え?なんで…」


つかさは疑問に思った顔をした


「だって、あたしはそこまで人を好きになったことないからさ」


「トモコ…大丈夫だよトモコだってすっごくいいところいっぱい持ってるんだからそのうちいい人見つかるって」


「つかさ…うん、そうだよね」


トモコはつかさの励ましで明るくなった


「さてっと、そろそろ昼休みも終わるし教室戻ろっか」


「そうだね、いこトモコ」


二人は屋上を後にした


その同時刻、泉坂高校では


(はぁーやっぱりさつきには伝えるべきだよな…
じゃないと堂々と西野とつきあうことなんてできないよな
いったらもう前みたいには戻れないよな…)


淳平はさつきにつかさとつきあうことをいおうとしているのだがなかなか決断できずにいた


「よお真中、なんかつらい顔してんなどうしたんだ」


外村が話しかけてきた


「いや…な、さつきにつかさとつきあうことをいおうと思っているんだけど、なかなか決心つかなくて…」


淳平は気が重そうに話している


「はぁー真中、おまえこのまま北大路にいわなかったら逆に傷つけることになるぞ
それに、何よりつかさちゃんが傷つく」


「つかさが傷つく…そうだよな、つかさもさつきももうこれ以上傷ついてほしくないからな
ありがとな外村!おかげで決心がついたよ」


淳平はそういってさつきの席へといった


「まったく…世話が焼けるぜ
けど、北大路だけじゃなくて、なにも言ってこないけど東城だって真中のこと…
どうなるんだろうな…」


外村はそうつぶやき真中を見送った


「なぁさつき、話があるんだけど」


淳平はさつきに話しかけていた


「なに、話って?」


「裏庭まで来てくれないか」


「真中の頼みならどこへだっていくよ」


さつきはうれしそうにいっている


(この笑顔をみるといいずらくなるな…けど、このままじゃさつきをさらに傷つけてしまう…だから…)


そうして、二人は学校の裏庭についた


このあたりは、あまり掃除されてないのかかなり所々汚れておりあまり火が当たらないのでしめっている


「話ってなに真中?わかったいやらしいことなんでしょう」



「さつき…ごめん…」


「…え?」


さつきはさっきまでとは一変して表情が暗くなった


「ごめん…さつき、俺…また、西野とつきあうことにした…
だから…もうさつきの気持ちに答えることができない…
だから…ごめん…」


淳平は頭を深く下げた


「なんで…」


「え…」


「なんでなのよ!!!真中いってたよね、西野さんとはもう分かれたってなのにどうして…」


さつきは今にも泣き出しそうである


「ごめん…さつき、俺…勝手だけど、西野と別れた後本当に西野のことが好きだったことにきづいたんだ…
俺…さ、その後もかなり未練たらたらで…その後もすっげぇ西野のこと考えてた
また、西野とかかわるようになってからさらに西野のこと考えるようになってた。それで、俺…気持ちが押さえられなくて西野との思い出の場所でもう一度告白したんだ
そしたら、西野もまだ俺のこと想ってくれて…すげーうれしかった
俺たちまたやり直すって決めたんだ…
だから…さつきの気持ちに答えられない…
自分でもわがままだって思ってる…ごめん…」


淳平は今までの経路をすべてさつきに伝えた


「………ばか………」


「さつき?」


「真中のバカ!!!どうしてなのよ!!なんであたしじゃないのよ!?
ずるいよ、一度別れたのにずるいよあたしは真中のことが大好き!!!この想いは誰にも負けない!!西野つかさだろうとなんだろうと」


さつきは泣きながら叫んだ


「さつき…ごめんな…
さつきをこれ以上傷つけたくないし西野をもう悲しませるようなこと絶対にしたくないんだ…だから、俺のことはもうあきらめてくれ」


淳平はひどいと思ったがこれがさつきのためだと思い冷たくいった


「……やだ……
あたし、あきらめないから!!絶対、西野つかさから真中を奪ってやるんだから!!!」


さつきはそう言い残して、その場を去った


「さつき…」


(結局俺は、さつきを傷つけてしまった…けど、今は誰かの見せる涙よりも西野が見せる寂しい表情が俺をつらくさせるんだ…
西野にはどんなことがあっても笑顔でいてほしい…)


キーンコーンカーンコーン


予鈴がなった


(そろそろ戻らないとな…今日は確かバイトがあったよな…)


淳平はそう思いながら淳平もその場を後にした


[No.1117] 2008/07/19(Sat) 18:37:28
〜二人の道〜 「第8話」 (No.1117への返信 / 9階層) - 空後

「よぉ、真中!久しぶりだな
どうだ?今年の映画もうまくいきそうか?」


親しげに話しかけているのはサッカー部でエースをしている大草だった


「大草!久しぶりだな、今年の映画はすごいいんだぜ
文化祭楽しみにしてくれよ」


淳平は興奮して話している


「そっか〜文化祭楽しみにしてるぜ、それより真中?」


「何だ?」


「さっき、北大路を見かけたけどなんかすげー泣いてたぞ
なんかあったのか?」


「それは…」


淳平はさっきのことを思い出し、表情が暗くなった


「おれさ…あいつに断ってきたんだ…もう、さつきの気持ちに答えることができないって」


「マジか!?おまえと一番中良さそうだったのにか?」


大草は驚いている


「けど、もうさつきの気持ちに答えることができないんだ…」


「おまえはそれでいいんだな?」


「ああ…」


「そうか、おまえが選んだことなんだったらそれでいいんじゃねえか?
だから、そんなに暗いかおすんなよな!!」


「ああ、そうだな」


淳平は大草にはげまされたことで心が幾分か軽くなった


「それじゃあ俺そろそろクラス戻るは」


「ああ、またな」


こうして大草と別れた


(今は、西野のことを大切にしよう…なにがあっても…)


淳平は心にそう決意して、自分も教室へと戻った


クラスに戻るとさつきの姿はなかった


どうやら早退したらしい…


(さつきのやつ…そこまで落ち込むなんて思わなかった
やっぱり俺のせいだよな…)


淳平はそんなことを考えて午後の授業を受けていた


そして授業が終わり


「真中!今日はおまえバイトいくんだよな」


話しかけてきたのは外村であった


「ああ、そうだよ」


「真中…北大路のやつには悪いけど今はつかさちゃんのことを大切にしろよ!」


「外村………そうだな、ありがとな」


(外村のおかげで心のもやもやがはれた気がする…やっぱりいいやつだな…)


淳平はそう思っていたが…


「真中!今度、つかさちゃんの水着姿の写真1枚くれよな」


(こいつ…やっぱりさっきのは前言撤回だ)


「誰がやるか!!」


と、反論する淳平であった


その頃、桜学では


「もーっホントについてくるきなんて」


つかさはちょっと怒ってる


「いーじゃんいーじゃん、つかさがそこまでメロメロになった彼氏みてみたいんだもん」


「だから、メロメロとかゆーな」


またもやからかわれている


「それにしても、制服ごしで気づかなかったけどあんたなんかペンダントしてない?」


トモコはつかさの首あたりを目を細めて見た


「ああ…これ?」


つかさはそういってペンダントを見せた


そこにはほのかに赤く輝いているいちごのペンダントがあった


「へーかわいいじゃん、これってこの前の誕生日にもらったやつ?」


「うん、そうだよ!あたし…すっごっく気に入っているんだ…」


そういいながらつかさはいちごのペンダントを愛おしそうに見つめていた


(ホントにつかさってその人のことすきなんだ…)


トモコはそう思ってつかさをみていた


「なに、トモコ?」


トモコの視線を感じつかさは問いかけてきた


「あっ何でもないよ、それより早くあんたのバイトの先へいこ」


「ってホントについてこないでよ〜」


つかさはかなり困っている


「大丈夫ちょっとみるだけだから、なにもあんたたちの邪魔はしないから」


「もーっしょうがないなぁ」


「サンキューつかさ」


そういって二人は学校をあとにした


[No.1118] 2008/07/21(Mon) 21:19:55
〜二人の道〜 「第9話」 (No.1118への返信 / 10階層) - 空後

「二人がバイトしている商店街は夕方になると泉坂の生徒や桜学の生徒たちが帰りに買い物をしたりおやつを買ったりする光景がよく見られる


そんな中、淳平は映画館でバイトをしている


「おーい、淳平ちょっと買い出しに行ってきてくれ」


「はい、わかりました」


元気よく答えている


淳平が働くテアトル泉坂は館長が道楽でやっているのであまり人が入ってこないがやっている映画が映画監督を目指す淳平にとってとても参考になるものばかりを上映している
なので、淳平はバイトをする代わりにただで映画を見せてもらっている


「いってきます」


淳平はそういってテアトル泉坂を後にした


「今日は結構買うものが多いな…」


淳平はそうつぶやきながら頼まれた買い出しものの書かれた紙をみていた


そのとき、


「あっ淳平くんだ!!」


聞き覚えのあるかわいらしい声が聞こえてきた


「あっ西野かぁ」


淳平はそういってつかさに駆け寄った


「ぶ〜また名字でよんだ〜」


つかさはほっぺたをふくらませている


「あ…ごめん、つかさ」


「もうしょうがないな…許してあげる♪」


つかさはそういって淳平の頭をなでた


「ほほーなかなかラブラブしてますね」


そこへトモコが切り込んできた


「えっと、だれですか?」


淳平は首をかしげながらいった


「あたし?つかさの友達だよ
で、おぬしが噂の真中くんか…」


トモコは淳平をじっと見ている


「えっと…噂って」


「いや〜誰に告白されてもつきあわなかったつかさが好きになった相手だからどんなやつかな〜って興味あったんだ
つかさったらあんた以外の男眼中にないらしくてね
つかさから真中くんの話は聞いているよ♪いろんなは・な・し」


トモコはにやりとしている


そばにいたつかさは


「なんで最後強調してんのさ」


「い〜ね、つかさの初めてのあいてって思ったらね」


二人はトモコの爆弾発言で一気に顔が赤くなった


「ちょっとトモコなんてこといってんのさ」


つかさはかなり焦っている


「ごめんね、淳平くん
トモコのやつがどうしてもうるさくて…全部話しちゃったんだ」


つかさは申し訳なさそうに話している


「全部って、保健室のことも!?」


「うん…」


つかさはそういうとさらに赤くなった


「おっ初々しいね、まぁあたしは二人の幸せを願ってここで帰らせてもらうよ」


「えっもう帰るの」


「うん、つかさが真中くんと二人っきりがいいだって」


「もーっトモコたっら」


つかさは反発しながらもホントのことをいわれ照れている


「うんじゃこれで帰るねー二人ともお幸せに〜」


トモコは嵐のように去っていった


「ごめんね…トモコったら」


つかさは再度謝ろうとしているが


「別に気にしなくてもいいよ
なんか迫力がある子だね」


淳平は素直な感想を述べた


「うん…あたし何度もあの迫力におされたもん」


つかさはトモコにからかわれている光景を浮かべていった


「あっそろそろおれ買い出しいかなきゃいけないから…」


「あっそうなんだ」


「今日も一緒に帰ろうな」


「うん!!また後でね」


つかさは手を振ってその場を後にした


二人はこの後、それぞれのバイト先でバイトをして、休憩時間になると二人はどちらかのバイト先へ行ってたわいのない会話を楽しんだ
こうして二人は一緒にいることが何よりも幸せだった


そして、二人はバイトが終わり今は一緒に帰っている
今までもそうしていたが、今日は少し違った
なぜなら手をつなぎながら帰っているからだ
前まではつなぎたくてもつなげなかった手、どんなときでも手をつなげる資格がなかった
しかし、今はそんなことは気にしなくてもいい
それが当然のことなのだから


「ねえ、淳平くん!?」


「なにつかさ」


二人はとても満ち足りた時間を過ごしている


「前にも言ったけどこうやって淳平くんの手をつないでいるとすごく安心する」


「そっか」


「手だけじゃないんだよ…淳平くんといること自体がすっごく安心するんだ…」


つかさはとろんとした目つきで淳平を見ている


「俺はつかさといるとすっげーどきどきするなぁ」


「それってどうゆー意味!?」


つかさはちょっとすねたように聞いた


「だってつかさが好きだから…」


淳平は顔を赤くしながらいった


「もーっ淳平くんったらなんかきざっぽい…らしくないよ」


つかさも少し顔を赤く染めて言い返した


「きざっぽいとかいうなよな…結構勇気いるんだぞ」


「いーの、淳平くんはちょっとだらしないくらいがちょうどいいの」


「何だよそれ!!」


お互い冗談を言いながら笑いあっている


(なんかこの感じ幸せだな)(こうしていることがすっごく安心するよ)


二人はこの時間が何より幸せだった


しかし、幸せの時簡ほど流れるのが早くもうつかさの家の前まで来てしまった


「もうついちゃったね」


「そうだな」


「じゃあ」


つかさは淳平の前に唇を差し出した


「つかさ?」


「もーっホント鈍いんだから
だから…バイバイのキス…して…」


つかさは甘い声で言った


(つかさにおねだりされると断れないよ…)


淳平はそう思いつかさの唇に近づけた


初めて交わしたキスと変わらない、相手もことを想いやり好きという気持ちをのせたキス


キスが終わり…


「帰ったら電話するからな」


「うん!!」


つかさはただ満面の笑みだ


そして、家に入る直前に


「へへ、じゅん・ぺい・くん!
うつつかものですが、今後ともよろしくお願いします」


つかさはそういって敬礼をした


「あ…こっちこそ…よろしく!です…はい…」


淳平もしどろもどろしながらつかさと同じように敬礼をした


淳平は敬礼した後、つかさの家を後にした


つかさは淳平の背中が見えなくなるまでずっと見つめていた…


「ただいま…」


「おかえり!」


「ゆい!?どうしてここに?」


淳平が帰ってみるとそこにはゆいがいた


「今日はおばさんがゆいの好きな牡蠣鍋してくれるそうだからよばれに来たんだよ
それともなにゆいがいたらだめなわけ?」


「別にそんなんじゃねえけどよ…」


「じゃあ、早速食べよう」


ゆいはそういって淳平と一緒にリビングへ入っていった


「あら、お帰り淳平、今日はおそかったのねえ
今日はゆいちゃんの好きな牡蠣鍋だから早く食べましょう」


「食べるって、牡蠣ばっかじゃん」


「じゃあ、ゆいが食べる…」


「こら!なにも食べないとはいってないからな」


淳平は牡蠣の多さに若干引いたが食べ始めた


そして、淳平は食事を食べ終わって今は電話機を持って電話をかけようとしている


そこへ


「なにやってんの?」


ゆいがひょっこり現れた


「何だよ、邪魔すんなよ」


「いーじゃん、今日はここにとまるんだから
それよりさ、何々誰にかけようとしたの?もしかして、彼女できた?
彼女にかけようとしてんの?」


ゆいはおもしろそうにきいている


淳平はあきれて


「そうだよ…悪いか?」


少し投げやりな感じでいった


「へー淳平にも彼女ができたんだ
誰々?もしかして、東城さん?」


「違うよ」


「じゃあ誰?」


ゆいが興味津々で聞いてくるので淳平はあきらめて


「つかさだよ…」


素直にいった


「えーーーーっ!!!」


「そんなに驚くことねーだろ」


淳平はゆいが驚いたことに原を立てた


「だって、西野さんだよ
西野さんって頭いいって聞いたしその上女子から人気あるし、前に話したと思うけど今は誰かが解散させてもうないけど親衛隊なんかができるくらいすかれてる西野さんだよ!
あたしかあこがれてるくらいの人なのに…」


「なぁ親衛隊がなくなったって本当か?」


淳平はさっきまで怒っていたのにもかかわらず急に真剣な顔になった


「本当だよ、噂じゃ誰かが親衛隊に言いかけて解散させたんだって
男が何人もいるのに勇気あるよね、その人
あっもしかして、親衛隊がいなくなって安心した?」


ゆいはちょっとからかいながらいったつもりだったが


「そっか、本当によかった…」


淳平は気になっていないようだ


(もしかして、親衛隊を解散させたのって…)


ゆいの女の感がさえてきた


「じゃあ、ゆいお風呂入ってくるね
淳平はゆっくり西野さんと話してくださいね♪」


ゆいは一言そういって部屋から出て行った


(何なんだよ、あいつ…)


淳平はそう思ったがつかさに電話が先だと思いあまり深く考えなかった


(早く電話でないかな…)


淳平ははやる気持ちを抑え電話をかけている


「もしもし、淳平くん!?」


つかさは電話ごしでもわかるくらい笑顔で話している


「ちょっとつかさと話したいなって思って電話したんだ」


「そっかー淳平くんにそういってもらえるとすっごくうれしい」


「なんかそういわれるとてれるな…」


淳平はつかさの素直な気持ちを伝えられ照れてしまった


「じゃあ、しばらくはなそっか」


「ああ」


こうして二人はいろいろ話して話題が尽きることがなかった


二人はかれこれ2時間話していた


「じゅんぺーい、そろそろお風呂はいりなさーい」


と母親に言われてしまったので


電話はそこでやめたが、お風呂をあがった後でも二人は電話をしていた


一時間も話しているとさすがに眠くなったのでその後は眠ってしまったが


二人の心はつながったままだった…


[No.1119] 2008/07/22(Tue) 21:38:12
〜二人の道〜 「第10話」 (No.1119への返信 / 11階層) - 空後

次の日の朝、淳平は眠たそうに学校に登校している


「はぁーねむいなあ
昨日はさすがに夜遅くまで電話しすぎたな…」


淳平はあくびをしながらつぶやいた


「よぉ真中、」


「よぉ、外村」


淳平は教室へ向かう途中外村と出会った


「なんかやけに眠たそうだな…さては真中、昨日はつかさちゃんと電話でいちゃいちゃしてたんだろ!」


外村は顔がにやけながら聞いてきた


「何だよ、いいじゃねえか」


「別に悪いとはいってない」


外村はそうはいいつつもまだにやけている


「それにしても真中、ずっと聞きたかったんだけど…どうだったんだ 
初めての感想は?」


外村ははぁはぁと荒い息づかいで聞いている
これで外村の聞きたいことがわかるだろう


「うるさいわ!!」


淳平はそういって、外村の頭を腕で固め、拳を外村の頭の上でグリグリまわした。


「いててて、わかったからやめろって」


「わかればよろしい」


「そんなにそんなにおこんなよな」


「ふつー怒るだろ!!」


真中は当然とばかりの顔をしている


「だって、男の夢だろ」


「それ以上ゆーな」


淳平たちはくだらない会話をしながら教室近くまで来ていた


ガラァー


外村が教室のドアを開けると


「ん?なにやってんだ真中」


「いや…最近、よくさつきが飛びついて来るから反射的に…」


真中はそういって防御態勢を解いた


「そういえばさつきは…」


淳平はそういってあたりを見回した


「真中!さつきちゃん今日は休みだってよ」


そういったのは小宮山だった


「そうなのか?」


「何でも熱らしいぜ…さつきちゃん大丈夫かな…」


小宮山は心配そうな顔をしている


「やっぱり昨日のことかな…」


淳平はつらい顔をしている


「心配すんな真中、そのうち立ち直るって」


「ああ」


「ん…昨日のことって何だ?」


小宮山が聞いてきた


「あ…えっとそれは…」


「真中のやつ、また西野つかさとつきあうことになったんだよ」


淳平がしどろもどろになっているので外村が言い切った


「マジかーーっ!!!!」


「「うるせーよ」」


「ぐはぁ…」


二人はあまりにもうるさかったので小宮山につっこんだ


「ということは昨日のことってのは真中がさつきちゃんを振ったってことか?」


小宮山はつっこまれた腹をさすりながらいった


「ああ、俺…結局さつきのやつ…傷つけてばっかだな…」


くらい顔をする真中に対して小宮山は


「安心しろ真中!さつきちゃんの心と体は俺がしっかり受け止めてやるぜ」


小宮山はどうやって着替えたのかタキシード姿になって右手に花束を担いでる


「「そんな展開あり得ないから」」


二人はあきれながらにいった


キーンコーンカーンコーン


「おーし、授業始めるぞ!!」


チャイムが鳴り黒川先生が入ってきた


「ん…なんだ小宮山、おまえ制服はどうした?というか何だその格好は?」


「は!しまった制服に着替えるのわすれてた」


なんと小宮山はさっきの格好のままであった


「小宮山、後で職員室に来なさい」


「すいませーん」


涙顔の小宮山であった


そんなことがあったが時間が流れていき時間は放課後となった


「最近文化祭までの準備が遅れ気味だから、急いでやりましょう!」


威勢よくいっているのは外村の妹【外村美鈴】であった


今は放課後で映像研究部は文化祭の準備に励んでいる


「小宮山、それこっち持ってきてくれ」


「これだな…」


「ここのCG処理もっと明るくした方がいいんじゃねえか」


「そうしたらちょっと見にくくなるんじゃね、まあやってみるけど…」


忙しそうな会話がよく聞こえる


「真中くん、みんな遅れてごめんなさい…」


そこへ綾がきた


「東城先輩、今日は文芸部の方はいいんですか?」


「うん、今日は大丈夫…何かあたしに手伝えることないかな…」


「じゃあ、こっちの編集で何か意見いってもらえたらうれしいな」


「うん!」


淳平の誘いに綾は幸せそうに答えた


「なぁ東城、ここはこういう風な感じでしてみたんだけど…東城のイメージ通りにとれてる?」


「うん…すごいね真中くん、あたしのイメージ通りにちゃんとできてる」


「そっかよかった…東城にそういってもらえるとうれしいよ」


「あたしも真中くんにこうしてあたしが書いた小説を映像化してもらえてうれしいよ」


「ああ…」


淳平は東城と楽しそうに話しているが別のことを考えていた


(前にいい雰囲気になったことあったけど、東城につかさとつきあうことになったこといわなくていいよな…)


淳平はつかさとつきあうことになったことを東城にいうかいわまいか考えていた


しかし、結論は言わないに達した


この後も淳平と外村と東城で編集をして、ほかのものは飾り付けなんかをしていた


そして、今日できるとこまでした映研部はそろそろ切り上げることにした


「じゃあそろそろ終わりしよっか」


真中がそういうと


「はあー終わった…肉体労働は疲れるぜ」


と小宮山は


「明日はあたしも編集手伝いますね」


と美鈴


「早く帰って、ホームページ更新しなければ」


という外村に


「また変なことすんじゃないでしょうね」


と妹にけられ


綾は


「そろそろ帰らないと、弟が心配するから…」


「じゃあここで解散な」


淳平が締めくくった


「さよなら」


みんなは帰っていった


「さてと…俺も帰るか」


淳平もまた、かえろうとしていた


その帰り道…


「あ、真中さんだ…」


不意に声をかけられた


「え…っと」


「もーっ真中さん、わすれちゃったんですか?
ほら、春に合コンしたじゃないですか」


「ああ、東尾さんか」


「はい!!そうですよ、覚えてもらえてまゆこうれしいです」


実は淳平は今年の春、外村と大草に無理矢理誘われて渋々合コンに行ったのだ
そこで、なかなかいい雰囲気になった子がこの【東尾 繭子】だった


「なんかおもそうなもの持ってるねどうしたの?」


まゆこは明らかにおもそうなカバンを持っている


「あっこれですか、実はお母さんにお使い頼まれちゃって…」


「おもそうだしもってあげようか?」


「そんないいですよ…」


「気にしなくてもいいから」


淳平はそういってまゆこから荷物を取った


「家どこ?そこまで持っていくよ」


「あ…ありがとうございます」


まゆこは少し照れながらいった


二人は話しながら歩いていた


「じゃあ、今年も映画とったんですね」


「ああ…今年はすごいのがとれたんだ!
もしよかったら見に来てよ、本当にすごいんだぜ!!」


淳平は今年取った、映画のことを熱く語っている


「そういえば、真中さんは出演してるんですか?」


「ああ、一応主演でね…」


「そうなんですかあ」


「俺出るつもりなかったんだけど、役にはまるやつが俺しかいなくてね」


「なんか、映画の撮影っておもしろそうですね」


「ああ、すっげーおもしれーよ!なんか見てる人の表情とか考えるとなんかわくわくするんだ」


「なんかいいですね」


(ホント…真中さんって映画すきなんだなぁ…いいなこーゆー人…)


二人は楽しく話しながらまゆこの家へ向かった


そして、まゆこは話しているうちにどんどん淳平に惹かれていった


気づいたら家までついていた


「荷物持ってくれた上に送ってもらったりしてありがとうございました」


「気にしなくてもいいよ。最近物騒だし気をつけた方がいいよ」


笑顔でいう淳平に


「わ…わかりました」


少し紅潮させていうまゆこ


「じゃあ、俺いくから…文化祭これたらきてみてよ」


「はい」


「じゃ」


そういって淳平はまゆこの家を後にした


「真中さん…」


この瞬間、まゆこの恋心に火がつけ始めていた…


[No.1120] 2008/07/23(Wed) 20:12:45
〜二人の道〜 「第11話」 (No.1120への返信 / 12階層) - 空後

「ただいま!!」


淳平は勢いよくかえってはすぐに家の電話を自分の部屋に持って行ってははやる気持ちを抑え愛しい人へ電話をかけようとしていた


(早くつかさの声を聞きたいな…)


淳平の頭にはもうつかさのことしかなかった


プルルルルゥープルルルルゥー


「もしもし、淳平くん!?」


「あっわかった?俺だよ!」


二人はお互いの声を聞くなりすぐに明るくなった


「それにしてもすごいね、声を聞かずにわかっちゃうなんて」


「うんん、淳平くんだけ違う着信音にしてるからね!」


「あ…そうなんだ…」


携帯を持ってない淳平はよくわからないでいた


「俺さ、ついつかさの声が聞きたくなって電話しちゃったんだ」


「そっかーありがとう淳平くん!」


「あのさ…淳平くん?」


「なに、つかさ?」


つかさが突然話題を変えた


「えっとね…今度の休みデートしない…」


「マジで!!うん、全然いいよ」


つかさからのデートのお誘い断る理由はどこにもない


「よかった…淳平くんにそういってもらえて…」


「つかさからのデートのお誘い断るわけないじゃん」


淳平は声を弾ませていった


「そうだよね、じゃあしばらくいろいろはなそっか!」


「ああ!」


二人はデートの日にちや場所、学校の出来事など話しきれないほどたくさんを話した

気づけばもう夜遅くになっていた


「やっば!こんな時間か」


「そうだね、淳平くんを話していると時間が早く感じちゃう」


「そろそろやめよっか
つかさだって明日つらいだろ?」


「うん…ありがとう
じゃあそろそろ切るね」


「ああ…またな!」


「うん!」


こうして二人は長い間話していた電話を切った


切った後つかさは…


(はあ…淳平くんと話してるとホントに時間が早く時間がたっちゃうな…)


つかさはベッドに寝ころびつぶやいた


(淳平くんとのデート楽しみだな…
早く休日にならないかな…)


つかさはそう思いながら静かに眠った


そして、待ちに待った休日になった


二人は駅前のドーナツ屋さんで待ち合わせしていた


「待ち合わせ十分前か…ちょっと早く来すぎたかな…」


淳平はいつも遅刻するのだがなぜかつかさとの待ち合わせで遅れたことがない

それよりかいつも早く来すぎているくらいだ


(つかさ…まだかな…)


そんなことを考えていると…


「えたい!十分前行動!!」


つかさが後から抱きついてきた


「うわぁ!びっくりした…」


淳平はつかさに突然抱きつかれたため驚いていいる


「ごめんね…待った?」


「うんん、俺も今来たとこ」


「そっか…よかった…」


つかさは胸をなで下ろした


「あ…」


淳平は不意な声をあげた


「どうしたの淳平くん?」


つかさは聞いてきた


「いや…そのペンダント…つけてくれてるんだなって…」


つかさの首には淳平が誕生日にあげたペンダントが赤く光ってる


「あっこれ?だって淳平くんがくれたものだもん
すっごくうれしくて毎日つけてるんだ…」


つかさは愛おしそうにペンダントを見つめながらいった


「ありがとうな、つかさに気に入ってもらえてうれしいよ!」


淳平は天にも昇る気持ちになった


「ふふ、じゃあいこ!淳平くん!!」


「うわ…」


つかさは淳平の腕を組んだ


「へへ、こうやって淳平くんの腕を組むの幸せ!!」


つかさは笑顔満点だ


(つかさ…前からかわいかったけど…なんかさらにかわいくなったなあ…)


「ん…淳平くんどうしたの?」


つかさは腕を組みながら聞いてきた


「なんか…つかささらにかわいくなったな…って」


「淳平くん…」


「あ!!今、俺思ってること口にしちゃってた?」


「うん…」


つかさは顔を赤く染めていった


「でも、淳平くんにそういってもらえるとうれしい…」


「そういってもらえるとこっちもうれしいいよ」


「うん!!」


「じゃあ、電話ではなした通り映画見にいこっか」


「そうだな…」


二人は映画館へと行った


二人が見た映画は勘違いから始まった恋、お互いがすれ違いや別れなどがあったがそれが本当の恋になりまた、二人は結ばれるというラブストーリーだった


二人は映画を見終わった後あまりの感動に涙を流していた


二人は映画館を後にして、今はファーストフード店で昼食を取っていた


「本当にいい映画だったね」


「ああ…二人のすれ違いがあったところとかすっごく切なかったな」


「うん!後、また二人が同じ道を歩くときあそこが一番よかったよ」


「俺も俺も!あそこで思わず涙しちゃったよ」


「そうだね!」


二人は映画の話で盛り上がっている


二人とも元々映画が好きだったのでなかなか気があっている


「ねえねえ、ところで久しぶりに二人でカラオケいかない?」


「ああ…そうだな!久しぶりに二人でいこっか」


「うん!」


(なんか…つかさと初めてデートしたときと同じだな
あのときは別れるためにデートをしたんだけど…
でも今は…誰よりもつかさが好きだ…)


淳平は心でそうつぶやいていた


「じゃあそろそろいこっか」


「そうだな…いこ!」


二人は手をつなぎその場を後にした


そして。カラオケ店へいき、二人は日が暮れるまでかなりの曲を歌った


その帰り道…


「今日はいっぱい歌ったね…」


つかさは淳平より先に歩き、振り返っていった


「ああ…そうだね」


「ねえ、あたしね…」


「ん?」


つかさは恥ずかしそうに…


「初めて淳平くんの歌声聞いたとき…すっごくいいって思ったんだ…」


「つかさ…」


「だって…淳平くんの歌声…
どことなく優しくて聞いていると安心したんだ…
あのときかな…あたし淳平くんがすっごく好きになって…淳平くんはそんなにうまくないって思ってるかもしれないけど…
あたしは淳平くんの歌声に惹かれたし…何よりあんなに優しい歌声を出せる人ってすっごくやさしいんだろうなって思ったんだ…」


「つかさ…つかさにそう思ってもらえるとうれしいよ」


淳平も恥ずかしそうにいった


「ねえ、淳平くん
これからいろいろあると思うけど…あたしは淳平くんと一緒にいたい…」


「俺もだよ…」


二人はまさに雰囲気に包まれていた


「つかさ…」
「淳平くん…」


二人は何度目かわからないキスを交わした


長いキスを終えると…


二人とも紅潮してお互いなにも話さずにそのまま歩き出した

しかし、二人は幸福に包まれていた


二人は歩いていくうちにつかさの家に近くまで来ていた


「もう家そこだから見送りはここまででいいよ」


「そっか、わかった」


つかさは走り出して…


「淳平くん!今日は楽しかったよ!!また、デートしようね!!!」


つかさは突然振り向いて大声で叫んだ


「つかさーっ!俺も最高にいい一日だったよ!!これからは何度もデートしような!!!」


淳平もまた大声で叫んだ


二人はそのままお互いの気持ちを受け取りながらお互いの気持ちをかみしめながら帰った


「ただいま!」


つかさはまだ、家に帰ってもまだうれしそうな顔をしている


「あら!つかさちゃん、最近ずっと機嫌いいみたいね」


「うん!そうだよ、これからはたぶんずっとこんな顔ばかりだよ」


つかさは笑顔で切り返した


「それはいいことね、お母さんはうれしいわ
ご飯できてるから食べなさい」


「はーい」


つかさは家に帰っても幸せなままだった


[No.1121] 2008/07/24(Thu) 22:27:20
〜二人の道〜 「第12話」 (No.1121への返信 / 13階層) - 空後

季節が十月となりあたりはすっかり紅葉して夏の残暑も引いてきて涼しくなったこの頃


「ねぇねぇ、最近テレビに出てる○○ってよくない?」


ここは桜海学園の1年生の教室桜海学園の東西南北の四人がいつものようにたわいのない会話をしている


そんな中、


「うん…」


素っ気ない返事をするまゆこ


「「おーい、まゆこーっ!大丈夫かーー!!」」


「んーっ息が…」


まゆこは一緒にいる四人のうちの二人北原沙恵と西園寺めぐみにはなをつままれてもがいている


「もーっホントに死ぬかと思ったんだからね」


「ごめんごめん、でも最近のまゆこってなんかおかしくない?
なんかいやのことあった?」


めぐみは親友を心配している


「うんん、大丈夫だよ…ちょっと考え事してただけだから…」


「考え事ってまゆこ何の考え事してたの?」


今度はゆいが聞いてきた


「え!?えーっと…」


まゆこは何とかごまかそうと考えているが、なかなかいいわけが見つからず言葉が詰まっている


「はっはーもしかして前に合コンした真中さんのこと考えてたりして」


沙恵は冗談のつもりでいったのだが…


「えっ!なんでわかったの?」


まゆこは自分の考えていることが当てられて口を滑らせてしまった


「え、何々もしかしてまゆこって真中さんがすきなの?」


興味津々に聞いてくるのはめぐみである


「真中さん確かになんかかわいいけどやっぱり大草くんでしょ」


「もしかして、まゆこってカッコイイよりかわいい系の人が好きなの?」


めぐみと沙恵は興奮気味に聞いている


そんな二人を見て観念したのか・


「だって真中さん、優しくて自分の夢にまっすぐで話しててもおもしろいしなんか惹きつけられちゃうんだよね」


まゆこは正直に話した


「じゃあ、告っちゃえばいいんじゃない?」


「そうだよ、あんたほどの子ならOK絶対出すって」


めぐみと沙恵は告白を進める中


「たぶん、まゆこちゃんほどの可愛さを持ってしても淳平つきあわないじゃないかな…」


ゆいが口を開いた


「どうして?」


ゆいの言葉がよくわからないとばかりにめぐみがきいた


「だって、淳平今つきあっている人すっごい美人だもん」


「えーっどんな人?ホントに美人なの」


今度は沙恵が聞いた


「うん、みんなたぶん知ってるよ」


「そんなにかわいいの、真中さんの彼女…」


おそるおそる聞くまゆこは聞いた


「なんとあの西野つかささんだよ」


「「「えーーーーっ!!!!」」」


三人は口を開けて驚いてる
三人が驚くのも無理はなくあの容姿だけではなく人当たりの良さももちろんのことかなり面倒見がよく後輩からはかなりすかれており、男子からも女子からも人気がある人だからだ
しかし、誰が告白してもつきあわないことでも有名だったためここまで驚いている


「あの西野先輩が!あの人って誰ともつきあわないって噂の」


「そうだよ!しかも頭いいって聞いたしそれに料理もすっごい得意って聞いたころあるよ
なんか解散したみたいだけど西野つかさ親衛隊ってのあったよね」


「なんで西野さんと真中さんってこういったら悪いけど釣り合ってないよ」


三人とも信じられないって顔をしている


「うん!あたしも信じられないけど、前に淳平のうち泊まりに行ったときなんかずっと西野さんと電話で話してたし、これはゆいの感だけどたぶん、あの親衛隊って淳平が西野さんのために解散させたんだよ」


「「「えーーーっ!!!」」」


三人はまたもや驚いている

ゆいはこの反応を見て少し調子に乗り始めていた


「でもね知ってる?西野さんと淳平って中学の時からつきあっていて、去年の冬お互い高校が違うせいで別れちゃったんだよ
でもね、その別れる前がすっごいの西野さん体張って淳平のことひきとめようとしてけど淳平何にもしなくてね…淳平は振られたっていってるけど、女のあたしからいわせれば淳平が西野さんを振ったも同然だと思うんだよな
それからまた、お互い好きだったみたいでまたつきあい始めたんだってーっ」


「へーっ!」


「後ね………」


その後、ゆいは淳平に関する知っている情報をほとんど話してしまった


ゆいたちが話に夢中になっていると…


「あたしのこと読んだかな、ゆいちゃん?」


「ひゃっ!!」


後からつかさが声をかけてきたので、ゆいは思わず声を上げてしまった


「あっごめんね驚かせちゃった?なんかあたしの話してたような気がしたから…」


「あ…えっとごめんなさい…」


ゆいは無意識のうちに謝ってしまっている


「ん?どうしたの、急に謝っちゃって」


ゆいに謝った理由を聞こうとするが


「西野先輩って真中さんとつきあってるですか?」


「西野さん真中さんと高校はいる前からつきあっていたってホントですか?」


沙恵とめぐみが目を輝かせながら聞いてきた


「え…二人ともなんでそのこと…それより、淳平くんのこと知ってるの?」


つかさはどうしてといわんばかりの顔をしている


「まえに合コンしたんですよ、そのときに出会ったんですよ」


「けど安心してください、西野先輩がつきあう前の話ですから」


そんなつかさに押し押せてくる二人のうしろからゆいが


「西野さんごめんなさい…淳平と西野さんのことほとんど話してしまいました…
…ごめんなさい…」


ゆいはかなり縮こまって頭を下げている


「じゃあ、ちょっと聞いていいかな、淳平くんと秋頃からまたつきあい始めているってことしかいってないよね?」


少し怖がっているようにも見えるゆいにつかさは質問をした


「えっと…はい…」


ゆいは元気なく答えた


(秋頃からつきあい始めてることしかしってないってことはゆいちゃん淳平くんとあたしがしたこと知ってないってことだよね)


「そっか…じゃあ許したあげる♪」


つかさはそういってゆいの頭を優しくなでていた


「じゃあ、あたし次、体育だからいくね」


そういうとみんなに手を振りながらつかさはたちさっていった


「西野先輩と真中さんがつきあっているのってホントだったんだ…」


「本当に信じられない…」


沙恵とめぐみは目を丸くしてしまっている


しかし、まゆこは


「西野さんと真中さんが…」


まゆこだけは悲しい表情を浮かべていた


それを見ためぐみは


「元気だしなって、まゆこにはもっといい人現れるって」


「そうだよ!真中さんよりいい人見つけることできるって」


しかし、まゆこには励ます二人の親友の声は聞こえていなかった…


[No.1123] 2008/07/25(Fri) 20:17:57
〜二人の道〜 「第13話」 (No.1123への返信 / 14階層) - 空後

「真中くん、今日はここを編集してくれたんだ、すっごくうまくとれてるね」


「ああ、ここは夏休みの時に外村にCG処理たのんだんだけど、そこに後でちょっと編集を加えたんだ」


文化祭がちょうど二週間前になった今日、映像研究部はさらに忙しさを増してみんなが一致団結してそれぞれの作業に取りかかっている


そして、淳平と綾は編集の見直しや修正を担当している

その編集で今しているところはつかさがメインに取ったところである


(このシーンのつかさかなり色っぽいなぁ…やっぱりこのときから俺のこと…
そういえば最近、あえてないからか普段ずっとつかさのことかんがえているな)


「真中くん…大丈夫?」


「え!?あ…ごめん、ちょっとぼーっとして」


淳平は少し目がうつろになっていたので綾は心配した


「最近、よくぼーっとしているね…大丈夫、何かあった?」


「いや、別になにもないよ…大丈夫だから、心配してくれてありがとう、東城!」


(きゅん!!)


心配してくれた綾に優しく問いかける淳平に心を高ぶらせてしまった綾


(真中くんといると胸がどきどきする。真中くんやっぱり優しいしこれからも一緒にいたいな…
それにしても、このシーンの西野さん…とってもいい顔してる…
誰か好きな人がいるみたいな…西野さんは真中くんとつきあってた…けど、今は違う…
何だろうこの感じ…)


「なあ…東城、このシーンはこうしたいいんじゃない?」


「え!?うん…ここはそうしてもらえるとあたしのイメージ通りになるね…」


綾は考え事をしていたため突然淳平に話しかけられ一瞬びっくりしてしまった


(あんまり変なこと考えないようにしよう…今は、文化祭やコンクールでいい成果を残せるようにがんばろう)


綾はそう思ってその後も淳平と一緒に編集作業をがんばった


「最近、北大路先輩部活来てませんね、そうしたのかな」


そういっているのは美鈴である


美鈴は一人で会場の周りの飾り付けをしていた


本当はさつきとすることになっていたのだが淳平につかさとのことをいわれその次の日から学校には来ているが淳平を避けながら行動していた


「北大路先輩、心配だな」


美鈴は素直に思っていた







「じゃあ、今日はここまでにしようか」


一応部長である淳平の一声で片付けでを始めた


「今日もお疲れ様でした、ほら兄貴帰るよ!」


「おい、そんなに急ぐなよ」


美鈴は礼儀正しくそういって兄である外村を引っ張っていった


「真中くんは帰らないの?」


「ああ、もう少し編集しようかなって
やっぱりいいものにしたいじゃん」


「そっか、じゃあまたね真中くん」


「ああ、またな」


綾はそういうとその場を後にした


「じゃあ、俺もそろそろ帰るぜ、まだのこるんだろ真中、がんばれよ」


「ああ」


そういったのは小宮山であった


「あばよ」


小宮山もまたかえっていった


「さてと…がんばるか…」





「はぁはぁ、はぁはぁ」


今は夜の9時あたりはすっかり暗くなっていた


そんな中、淳平は急いで帰ろうとしていた


「はぁはぁ、た…ただいま…」


淳平は息を切らしながら家へ帰った


「あら、また息を切らしながら帰ってきてどうしたの」


母親にそういわれるのも無理もなくここ最近の淳平は毎日のように走って帰っていた


「淳平、ご飯どうするの」


「部屋で食うから茶碗部屋に持って行くな、」


「はいはい、勝手にしてくださいね」


淳平は最近、自分の部屋でご飯を食べるようになった


それはほかでもなくちょっとでもつかさと話すためである


(はやくつかさの声を聞きたい)


「もしもし、淳平くん!」


いつものように明るいかわいらしい声が聞こえる


「つかさ、今帰ったんだ…最近、あえなくてごめんな」


淳平は申し訳なさそうにいっている


「うんん、しょうがないよ。淳平くん文化祭で忙しいもんね」


「文化祭おわったら、また毎日あえるようになるから…それまで待ってくれな」


「うん、それより淳平くんこんなに遅くまで部活?大丈夫、心配だよう」


「つかさ、心配してくれてありがとう…文化祭まで後少しだからな
今、がんばらないと…」


(つかさに心配させちゃったな…)


「そっか…何か手伝えたらいいのに…」


「そういってもらえたらうれしいよ、でも大丈夫だよ文化祭楽しみにしててな
つかさのためにも最高のものにするから」


「もーっ淳平くんったら…ちょっと恥ずかしいよ」


「ごめん、けどさ…その気持ちは本当だよ」


「うん…ありがとう淳平くん」


二人は電話に夢中になって話している


今の二人にとって、二人だけの時間はたとえ離れていても最高に幸せな私服の時であった







「また、話し込んじゃったね。ごめんね、疲れていると思うのに…」


「別にかまわないよ、つかさと話しているのたのしいし」


「でも、そろそろ寝ないとだめだよ」


「そうだな、うん…それじゃあ、おやすみ」


「うん、おやすみ」


二人は結局、二時間以上話してしまった


つかさは切った後


(はぁーっやっぱり学校違うのって切ないよ〜っ…)


つかさはベッドにもたれ込んだ


(毎晩こうして電話かけてもらえるだけでも幸せって思っていたのに…
え〜ん、あたしどんどん欲張りになっちゃっているみたい)


(とりあえず、何か淳平くんの力になれたらいいのに…
あっそうだ!)


[No.1128] 2008/07/27(Sun) 22:44:44
〜二人の道〜 「第14話」 (No.1128への返信 / 15階層) - 空後

翌日…


「はぁ…なんか夜の学校って不気味だよなあ…文化祭のためにやってるけどやっぱりこわいよなあ…」


淳平はいつものように夜遅くまで編集作業をしていた


コツ… コツ… コツ…


「気のせいかなぁ…なんか足音まで聞こえてきたような…」


ガラァー


「ぎゃーっ!!!」


「キャッ!」


淳平は思わず声を上げてしまった


「もーっなんて声出すのさ淳平くん!」


「つっつかさ!?」


なんと足音の正体はつかさであった


「なんでつかさがここに…」


淳平はいつもと違う状況に驚いていた


「淳平くんおなか減っていると思ったから差し入れ持ってきたんだ…」


つかさは少し恥ずかしそうにいった


「つかさ…」


「だってね、淳平くんの力になりたかったんだもん」


(つかさ…俺のために、うれしいよ…)


淳平はつかさの想いであついものがこみ上げてきた


「見て、カツサンドとポテトサラダサンド作ってきました♪」


つかさは淳平に歩み寄りお弁当箱のふたを開けた


「ありがとう、つかさ!」


「ふふ、うれしい」


「へ?」


淳平はつかさの不意な言葉に素っ頓狂な返事をしてしまった


「だって、最近ちゃんと名前で呼んでくれてるからさ…すっごくうれしんだ…なんか淳平くんの特別になれたみたいで…」


「つかさ…」


淳平はつかさの素直な気持ちが伝わりうれしいような少し謝罪の気持ちが出た


(つかさはずっと俺に名前で呼んでほしかったのどろうか?)


そんなことを考えていると


「淳平くん、どうしたの?
せっかく一生懸命作ったんだからおいしく食べてね」


つかさは笑顔でほほえみかけている


(うんん…これから作っていけばいいんだよな、ゆっくりと…)


「うん…ありがとう、つかさ」


「どうぞ、淳平くん!」


淳平は一口口にすると…


「…おいしい」


「そっかーよかったー」


淳平の素直な言葉が聞けてつかさは安堵をしめした


パク! パク! パク!


淳平はおなかがすいていたこともありサンドウィッチを一口食べた後、勢いよく食べ始めた


「ふふ…」

じーっと淳平を見つめるつかさ


「…さっきからずっと俺の顔見てるけど…おもしろい?」


淳平はずっと淳平を見つめるつかさが気になり聞いてみた


「あ…ごめん、そーゆーんじゃなくてね
この…目の前にいる男の人があたしの彼氏なんだなーって思ってね。」


つかさはにこっと笑い淳平を見つめた


キスしてほしい…そんな願いを込めて…


「今、キスとかしてもサンドウィッチの味しかしないと思うけど…」


それを感じ取った淳平は少し緊張気味に言葉を口にする


「大丈夫、嫌いなものはいれてないから…」


つかさの切り返しに淳平は何の躊躇なくキスをした


「…つかさ…」「…淳平くん…」


お互いの名前を愛しそうに呼び合い

二人は強く唇を押しつけあって久しぶりのお互いを感じあうことに没頭した


そして、


「へへ、」


「どした?」


「あたし、今本当に幸せだよ…」


淳平だけに見せる優しい笑顔で答えるつかさ


(俺は…この笑顔をずっと守りたい…)


「淳平くん!まだ、いっぱいあるからどんどん食べていいよ」


つかさはさっきのキスの影響か少し照れながら淳平に自分の作ったサンドウィッチを笑顔で勧める


「うん…食べるよ」


つかさのまぶしい笑顔を見ながら淳平はもまた笑顔で答える


「あっ!もうこんな時間か…」


淳平は最後の一口を食べ終えると腕時計を見ていった


時刻はすでに9時半をしめしてた


「うん…そうだね」


「そろそろ帰らないと…」


そういいながらかたづけるをする淳平


「あっあたしも手伝うよ」


「あ…ありがとう」


二人は周りのゴミを掃除して、機材などをかたづけてからその場を後にした





「今日はありがとな。お弁当洗って返すよ」


「うんん、いいよ。あたしが勝手にしたことだから
あたしが持って帰るよ」


そういって淳平からお弁当箱を取り上げるつかさ


「えーっと、じゃあよろしく頼もうかな…」


「うん!!」


二人は本当に幸せそうだった





「じゃあ、見送りはここまででいいから…」


つかさは疲れている淳平に気遣っていった


「うん。それじゃあ、文化祭楽しみにしててよ」


「うん。また、あたしをわくわくさせてね」


「ああ、もちろんだよ!つかさが喜んでくれるものが作れるようにがんばるから」


つかさの答えに力強く答える淳平、それだけで胸がどきどきするつかさ


(やっぱり、一生あたしをこんな気持ちにさせてくれる人はキミしかいないよ…)


つかさは自分の気持ちを今は抑えなくてよくなり本当の気持ちを受け入れることができる


「じゃあ、すっごく期待しちゃうからね」


笑顔でいうと…


「えっと、そこまで期待されると…」


少し焦り始める淳平


「なんだよう、さっきの威勢はどこへいったんだ!」


ぱち


つかさは淳平のデコに軽くデコピンをする


「ごめんない」


「「あはははは」」


二人は笑いあって今の時間をしっかりとかみしめる


「じゃあまたね、淳平くん」


「またな、つかさ」


二人は別れていった


家に帰ったつかさは


「ただいま!」


ひとことそういうとさっき淳平から奪い取ったお弁当箱を洗うために台所に向かった


(淳平くん…喜んで食べてくれてよかったなぁ…
また、あたしの作った料理で淳平くんの胃袋満足させてあげるんだから)


お弁当箱を洗っているつかさはどこか幸せそうに見えていた


[No.1130] 2008/07/28(Mon) 20:21:01
〜二人の道〜 「第15話」 (No.1130への返信 / 16階層) - 空後

「はぁー」


夜遅く人気もあまりない住宅街に一人の少女が深くため息をついている


(真中のやつ…なんであんな貧相な体のやつなんかとあたしの方が絶対なんなやつなんか比べものにならないくらいいいのに)


この少女【北大路さつき】は最近、同じようなことばかり考えている


「大体一度別れたのになんでまたつきあってんのよ!!!」


さつきはかなり機嫌が悪い


(絶対西野つかさから真中のやつを奪ってやる!)


憎悪の表情を見せるさつき


そんな中…


「あは、もーっ淳平くんたら」


「そんなに笑うなよ」


仲良く手をつなぐ男女の姿が合った


(あれは真中と西野つかさ!こっちへ来る!?)


さつきはとっさに曲がり角に曲がり身を潜めた


「じゃあ、見送りはここまででいいから…」


「うん。それじゃあ、文化祭楽しみにしててよ」


「うん。また、あたしをわくわくさせてね」


楽しそうに話す二人


「ああ、もちろんだよ!つかさが喜んでくれるものが作れるようにがんばるから」


「じゃあ、すっごく期待しちゃうからね」


(なによ!あんなに楽しそうに話しちゃって
あんなに楽しそうに話す真中初めて見た)


さつきはつかさに対する悔しさがにじみ出ていた。


「じゃあまたね、淳平くん」


「またな、つかさ」


二人の別れる姿を見詰めるさつき


二人がその場を去った後ゆっくりと身を潜めていた場所からでた


「ホントだったんだ…」


(正直、あんまり信じてないところもあった…けど、さっきの西野つかさの顔、【恋人】だけに向けている顔だった
間違いない…あの二人はつきあってる…)


その場で力なく立つさつき

憎しみと同時にやりきれない想いがこみ上げる


(…けど…やっぱりあいつのことが好きだよ、どうしたらいいのかな。この気持ち…)


「…うっ…うっ…うっ……」


とうとう泣き崩れるさつき、最初の強気な姿勢は全くない


二人の幸せそうな姿は一人の少女を悲しませてしまった…







そして、泉坂高校の文化祭の前日


映研部は文化祭の最後の仕上げをしていた


「おーい、真中!もうちょっと力いれろよー!」


「わかってるって!」


カン! カン! カン!


必死で金槌をたたく淳平


「これで最後の一釘」


「おー、がんばれ」


扇子をぱたぱたさせながらいう外村


「よーし、これで完成!」


「これで完成かー」


淳平と小宮山は最後の看板の取り付け作業を今終わらしたところだ


「うわぁー」


「すごい…」


そんな声が聞こえる中


「…てゆーかこれじゃあキャバレーじゃん」


「これでいいんだよ」


美鈴がそういうのも無理はなくなぜかつかさの誕生日の時、少しだけ取った映像がありチェルシーエンジェルの格好をしているつかさとさつきと綾の看板だからだ


「なんか映画の内容は完全に無視されてるみたい」


美鈴は少し不満があるようだ


「なにをいう中はこんなに映画館風に仕上げているというのに」


「去年もこの手で客読んだようなものだからな」


淳平も美鈴の意見と賛成のような感じである


(いつかは実力で人を惹きつけられる映画を作りたいな…そんな映画を作ったらまずは一番につかさに見てほしいな…
それだけじゃなくて…これから俺がつくる映画はつかさが一番に見てほしいな…)


考えを巡らせる淳平、最近はつかさのことばかりを考えている


「それにしてもよかたですね。この広い部屋借りることができて」


「そうそう、美鈴ちゃん。去年のリピーターが来てくれれば、また上位入賞もアリだな」


「いや、わからないぞ!客をいれるためならどの部も必死だからな
廃部になるくらいなら何やってもかまわないと思う女子だって何人かいるだろう」


小宮山と美鈴が話していたが黒川先生が割り込んできた


「まぁ、それでも何とかがんばって私をイタリアに連れて行ってくれ


「はい、喜んで!黒川先生」


黒川先生にそういわれすっかり目がハートになっている外村


「だから、賞金は部のものなんですってば!!!」


そこへつっこみをいれる淳平


なんだかんだでいい雰囲気の映研部


しかし、そこには一人かけている人がいた


(さつきがいないな…)


さすがに文化祭一週間前には手伝いに来ていたさつき、だが淳平から避けるような節が見られまだ心の傷は修復仕切れていないようだ


今日は早くに自分のするべきことをしてしまうと帰ってしまった


「さつきちゃんが心配か?」


突然話しかける外村


「ああ、やっぱりな…」


くらい顔をして答えるが


「そんなにくらい顔すんなよ
文化祭が終わったらもう一度話し合ってみろよ、仲直りができるようにな!」


外村は淳平の背中をパンとたたき励ました


「ああ、ありがとう
じゃあ、気合いを入れて明日を望みますか」


「「「「「おーー!」」」」」


みんなで拳を突き出して気合いを入れる


心はまとまっているようだ







そして、翌日…


パーン! パーン! パーン!


とうとうこの日がやってきた


今日は泉坂高校の文化祭【乱泉祭】だ


「とうとうこの日が来たな…」


「がんばって優勝をねらいたいな」


映研部の看板を見ながら感傷に浸る淳平と外村


(この日のためにがんばったんだ…それにコンクールだって絶対にいいものにしてやる!)


心の中で静かに闘志を燃やす淳平に…


どーん!


一人の小柄な女の子がぶつかってきた


「いててて…大丈夫」


淳平は優しく声をかけて手をさしのべるが…


「邪魔!!!」


ぽかーん…


真中は突然にそんなことをいわれあっけにとられた…


女の子はそのまま走り去っていった


「おい!真中、なんでそのコ捕まえないんだよ!」


「は?なんで?」


捕まえる意味のわからない淳平


「だってあんなかわいい娘うちの学校にいたなんてオマエ知ってか」


「いや…」


「あの娘の写真取るチャンスだったのにーっ」


「お前ってやつは…」


それで捕まえるっていう理由はいかがなものか…っと思う淳平であった






一方…


「あたし…そろそろ行かないとな…」


そろそろ上映の時間なので開場へいこうとする綾


そんな綾を止めようとする着ぐるみが…


「いかせない!!噂で聞いたよ、いったらキミは恥ずかしい格好で客を呼ばなくてはならないんだろ!?」


「えっと…ええ、まぁ…」


さすがの綾も着ぐるみのお友達がいるはずもなくしどろもどろな返答をした


「あ、つい…ごめん、さすがに誰だかわかんないよね」


着ぐるみはそういってかわいいウサギ頭を取り外し出した


その中身は…


「天地くん?なんでそんな格好を…」


なんと天地であった


「綾さん!僕には耐えられない!!部のためとはいえ女性にそんな格好をさせるなんて」


天地は頭を抱えながらいっている


「天地くん落ち着いて」


「あ…ありがとうございます、」


綾の言葉で落ち着きを取り戻す天地


「そこで僕からお願いがあります!」


頭を抱えていたかと思うと急に綾の手を握りしめる天地


「その…今日は、僕と文化祭を一緒に楽しんでくださいませんか」


「えっと…」


天地の迫力に押される綾


「絶対にいやな思いをさせません…楽しませるように努力しますから」


(天地くん…あたしのことを思って…)


「じゃあ…よろしくお願いしま!」


笑顔で天地の真剣な気持ちに答えた


「じゃあ、早速いきましょう。綾さん」


天地は優しく綾の手を取り綾を引っ張っていく…このとき、綾に新たな感情を芽生え始めていた


[No.1131] 2008/07/29(Tue) 21:30:40
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