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〜大切なもの〜 vol.4 - コウ - 2008/07/27(Sun) 00:26:31 [No.1126]
〜大切なもの〜 vol.5 - コウ - 2008/08/09(Sat) 07:50:43 [No.1134]



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〜大切なもの〜 vol.1 (親記事) - コウ

「つかさ〜また振ったの〜!!!かっこよかったのにさ!!」
「だってあんまり知らない人だったし…顔は関係ないよ!」
「つかまだ初恋の人諦めて無いんでしょ??一途だね〜まっその王子様がいなかったら今のつかさはいなかったかもしれなかったしね〜」
「そうなんだよ!!今17歳だからもう5年も経つんだよね〜。」




さかのぼること5年前…つかさはスペインのマドリードにいた。そこのホテルで事件が起こった。レストランから火事が発生したらしい。つかさは逃げ遅れてまだ中にいた。外では両親が泣いている。そのとき同い年くらいの少年とその父親らしき人が水を被って中に入っていった。
「親父!!どこで見たんだよ??」
「確か8階だ。行くぞ!」



「親父!!おった〜!!」
「でかしたぞ!さっ早く行くぞ!そうだ!この娘を励ましてあげな。」
2人が出てきた。もちろんつかさを抱いて。
「早く病院に連れて行ってあげて。煙を吸ったりしてるだろうし…」
「ホントにありがとうございます。あのお名前を…」
「良いですよ。当然のことをしたまでですよ。じゃあ私らはこれで。行くぞ!」
「わかった!」




「はいはい。もう聞き飽きたよ〜。うっすら何でしょ??見たのは」
「そうなんだけどね…」
ガラガラ〜
先生が入ってきた。
「おはよ〜ッス!今日は転入生が急遽来ることになった。じゃあ入って」


[No.1122] 2008/07/25(Fri) 19:36:55
〜大切なもの〜 vol.2 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

ガラガラ〜
(ちょっとかっこよくない?タイプかも〜…ガヤガヤ)
「先生良いっすか?えぇ〜と名前は真中淳平です。マドリードから来ました。スペインでは合気道やりつつサッカーしてました。とりあえずスペイン語と英語と日本語が話せます。まぁまた追々話します。ヨロシクお願いします!」
まだガヤガヤが続いている。
「つかさ〜マドリードからだってさ。もしかして…」
「ん〜かもしれないけど聞けないよ〜。」
「じゃ仲良くなってみようよ!ねっ!!でも人気ありそうだよね〜。ちょっと厳しいかもね。」
「じゃあ真中は西野の横な。一番後ろの。」
「分かりました。ヨロシクな。西野さん。」
「うん。ヨロシク!」
時間が経って昼休み…
「真中くん。学校の案内してあげるよ。早く行こうよ〜。」
「う、うん。」
「あちゃ〜連れてかれちゃったね。つかさ。」
「そうだね。あんまり話せなかったし…。」
「大丈夫でしょ。まだまだだよ。ってかいつものつかさじゃないし〜。」
「そっそんなことないよ。あっ大草くんたちだ。」
「転校生は?」
「女の子たちが連れてっちゃったよ。」
「なにぃ〜!!!!ホントか!?つかさちゃん!」
「小宮山落ち着けって。まっ後で来るよ。じゃあね西野、トモコちゃん!!」

転校生がきた今日はドタバタして幕が閉じた。


[No.1124] 2008/07/25(Fri) 20:41:30
〜大切なもの〜 vol.3 (No.1124への返信 / 2階層) - コウ

淳平が転校してきて2日目…「淳平学校はどうだ?」
「ぶっちゃけ親父の仕事の手伝いの方が良いな。なんかスリルがなくてぬるい。」
「でも安全じゃない?」
「そうだけど…授業も余裕だし…。」
「まったまには良いじゃないか。また淳平を頼るかもしれないから油断はするなよ。」
「わかったよ。」
実は淳平の両親は警察官で父親は一課で母親は鑑識。父親は爆発物処理班にもいた経歴がある。しかし普段はゆるゆるな2人である。今日も普段通り学校で寝ていたら先生に見つかった。
「真中〜!!!!いい度胸してるな!!じゃあ眠気覚ましに問題解いてもらおうかな。」
「西野さん何処の問題??」
「ここだよ。でもまだ誰も…」
言い終わる前に黒板に淳平は向かいサラサラと書き始めた。
「余裕なんすけど…こんなんで良いっすか?」
「正解だ。チッ」
周りは勿論大騒ぎ。ハイタッチする生徒もいるくらいだ。つかさはそんな淳平をただただ見ていた。
「ありがとな。西野さん。」「全然良いよ。つか呼び捨てでいいよ。淳平くん。」
「そう??わかったよ。西野。」
授業が終わり淳平はケータイをいじっていた。そんな矢先…
「トモコちゃん!!転校生いる〜?」
大草・小宮山・外村が来た。
「いるよ。ほらあそこに。淳くんちょっと来て。」
「ん?何トモちゃん??つか大草・小宮山・外村じゃん。久し振り〜。」
「真中〜!!お前か!転校生って。懐かしいな。元気してたか?」
「ちょっと待って!!みんな知り合いなの?」
「うん。小宮山と大草はサッカーでスペインに来てたし、外村は親父繋がりで付き合いが少しあったよな。人事異動があるまでだけどね。」
「でもよく生きてたな〜。むちゃくちゃなお前のことだ殉職してるかと思ったよ。マドリードのホテルはヤバかったんだろ?」
「流石に勇気がいるよ。あれは。火の海に入るなんてさ。まぁ女の子助かってよかったよ。」
そんな話を聞いたトモコはつかさに早速言いに行った。


[No.1125] 2008/07/26(Sat) 00:44:16
〜大切なもの〜 vol.4 (No.1125への返信 / 3階層) - コウ

「つかさ〜!!!!!!聞いてよ!淳くんがアンタの初恋の相手かもしれないんだよ!サラッと口にしたんだよ。さっき」
「そんなはずないよ。いくらトモコでも中々信じれないよ。あと直接聞きたいしね。」
「何それ〜!!でもつかさらしいっちゃらしいからしょうがないか。じゃあ今日聞こうよ。」
「急過ぎでしょ?もっと仲良くなってからでもよくない?」
「アタシが気になるから絶対に今日!!!!いつでもいいからさ。」
「しょうがないなぁ〜。聞いてみるよ。」
折角聞こうとしたのだが淳平は午後はいなかった。話はちょっと前にさかのぼる…
チャラ〜ン
「あっ!メールだ。…悪い!オレ帰るわ。親父に呼び出されちまってさ。」
「行ってこいよ。先生は知ってるんだろ?」
「あぁ…話してある。じゃあな外村・大草・小宮山。」
淳平は行ってしまった。
「なぁ…真中のヤツ何処行ったんだ?」
「そうか!小宮山たちは知らないんだよな。真中さ〜実はめっちゃ頭切れるヤツでさ警察の捜査に参加してるんだよ。まぁ爆発物処理がせんもんらしいけどな。」
「マジで??みんな知らないよな?それ」
「当たり前だよ。誰にも言うなよ?つかさちゃんにもだ」
「わかった。秘密にするよ。」
外村がひっそりと説明してる間に淳平は父親と合流して現場に向かった。


[No.1126] 2008/07/27(Sun) 00:26:31
〜大切なもの〜 vol.5 (No.1126への返信 / 4階層) - コウ

教室に淳平がいない。つかさとトモコは少しそわそわしていた。先生は早退と言っていたが納得がいかないみたいだ。2人が授業を受けてる中、淳平は現場に着いた。遊園地だった。
「親父!!状況は?」
「予告があって今暗号を解読してるところだ。」
「暗号?その紙切れか…わかった!!爆弾はあそこだな!」
淳平は走り出した。警察の人達も続く。着いた場所はレストランのゴミ箱だった。中を漁ると…爆弾があった。早速解体を始める。
…5分後…
「ふぅ〜終わった。親父終わったよ。」
「ありがとな!今日はもういいぞ。またなんか奢ってやるから。」
「サンキュー!じゃ、刑事さんたちあとは任せます。」
その後警察は必死に捜したが犯人は捕まらなかった。
淳平は学校に戻った。時間がかからなかったせいか授業に間に合ってしまったからだ。ガラガラ〜
「先生、遅れてすいませんでした。」
「早退じゃなかったのか?まっいいか。席につきなさい。」
「ありがとうございます。」
つかさはドキドキしていた。トモコに言われた言葉を思い出す。ずっと淳平を見てしまっていた。淳平は気付いていないが…。さらに時が経った。淳平もすっかりクラスに馴染んでいた。つかさは未だに聞けずじまいだった。そんな平和な学校生活が今壊されようとしている。


[No.1134] 2008/08/09(Sat) 07:50:43
〜大切なもの〜 vol.6 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

淳平が転校してきてから大きな事件もなく月日が経った。学校では修学旅行の話で持ち切りだった。何故なら今回は京都なのだが、先生の計らいで1日だけ自由な日があるからだ。みんながその話題で盛り上がってる中淳平は…
「京都か…確か姉貴が住んでたな〜。久々に会いに行くかな…」
と外を見ながら考えていた。一方つかさたちもそのことについて話していた。
「つかさ〜。修学旅行どうする?あたしたちと周っても良いけど…。早く誘わないと王子様盗られちゃうよ〜。」
「王子様って!!まだ決まったわけじゃないでしょ!?」
「でも一緒に周りたいんでしょ?だったら早く行く!!」
とトモコに後押しされてつかさは淳平に話しかけた…
「淳平くん。修学旅行一緒に周る人いる?いなかったら2人で周らない?いたら全然良いんだけどさ…」
少し不安そうなつかさに対し淳平は…
「全然大丈夫だよ!!!良い思い出にしような!」
「うん!」
つかさの顔は言わなくても分かる通り笑顔になった。
そしてつかさはトモコに感謝した…
(トモコありがとね…)


[No.1171] 2009/02/06(Fri) 03:14:07
〜大切なもの〜 vol.7 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

修学旅行まであと少しとなりクラスは授業なんて成立しないくらい盛り上がっていた。淳平は授業をサボって電話をしていた。
「もしもし〜。姉貴?」
「淳平〜。久々やね。今日はどした?」
「あぁ。この前の話大丈夫かなぁ?って思ってさ…」
「あの話?大丈夫だよ!陽ちゃんに頼んで4枚分あるから。」
陽ちゃんというのはカレシのことである。
「そっか…サンキュー。」
「気にしなさんな。喜んでくれると良いね。じゃ、今から授業あるから。」
電話を終えた淳平は授業が終わるまで屋上にいた。そして授業が終わり…
「終わった〜!!つかさ〜っていないし…」
つかさは屋上に向かっていた。2つのお弁当を持って…。屋上に着くと淳平は音楽を聞きながら寝ていた。つかさはとっさにケータイで写真を撮った。そして嬉しそうな顔をしながら淳平の鼻を摘んだ。
「ゴホッゴホッ!あっ西野。おはよ〜。どしたの?」
「おはよっ。淳平くん。あの…良かったら何だけど今日お弁当作ってきたんだ…。」
「マジ!?食べていいの?」
「うん!淳平くんのために作ったんだもん。」
「じゃ、いただきます。……めっちゃ美味い!西野料理上手いなぁ〜。憧れるよ。」
「淳平くんに褒められちゃうと照れちゃうよ。ありがと。」
食べ終わった後は雑談しながら時間が過ぎていった。


[No.1172] 2009/02/06(Fri) 18:38:08
〜大切なもの〜 vol.8 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

世間的には夏休みが始まった。それは淳平たちも同じなのだが今年は修学旅行というイベントがある。そして今は泉坂から京都に向かっている。トランプしてる人や楽しくおしゃべりしてる人様々だった。淳平は音楽を聞きながら寝ていた。なぜなら前日に捜査の手伝いで4時まで起きていたからだ。そんな淳平をつかさはチラチラ見ていた。
「そんなに気になる〜?淳くんのこと?まっ王子様だから仕方ないか…」
「トモコ!!みんなに聞こえるじゃん!」
「まぁまぁ」
そんなこんなで京都に着きお寺巡りをして今はホテルの中。次の日はいよいよ淳平と2人きりの観光。何も知らされてないつかさはワクワクしていた。淳平はクラスの男子に明日のことをいじられていた。散々茶化され漸く解放されて部屋に戻るときにつかさに会った。
「淳平くん。何かヨレヨレだね。」
「明日のことで茶化されててたった今解放されたんだ。」
「そうなんだ。あっ明日はヨロシクね。淳平くん。」
つかさスマイル全開
「あ…うん。ヨロシクな!(ヤバッ!めっちゃ可愛い)じゃ、オレ飲み物買いに行きたいからまた明日な。夜更かしはお肌に良くないよ〜。」
「む〜っ!!まだまだいけるもん!!」
「冗談だって。西野は十分キレイだよ。心配はいらないよ。じゃ、おやすみー。」
淳平が行った後もつかさは淳平のキレイの一言でしばらくは動けずにいた。


[No.1173] 2009/02/07(Sat) 00:02:59
〜大切なもの〜 vol.9 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「今日は1日自由だ。19:00にまたここに集合な。みんな楽しんでこい!」
先生の話も終わりみんなは徐々に散って行った。つかさは他の男子の声掛けを無視して淳平のところに向かった。
「淳平く〜ん。えいっ。」
つかさは勢い良く抱き付いた。
「わぁ!びっくりした〜!!西野かぁ〜。おはよう。」
「おはよっ。今日はヨロシクね。今日のデートは何処行くのかなぁ〜?」
「デ、デートじゃないでしょ!?まっお楽しみと言うことで。おっ!迎えの車が来た。」
「淳平〜!ゴメン。陽ちゃんが寝坊してさ…あっ、この娘がつかさちゃん?」
「う、うん。西野、この人オレの姉貴。」
「美咲です。よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「西野、そんなに緊張しなくてもいいって。で運転してくれるのがカレシの陽介さん。」
「よろしく〜。ったく、淳平は何処でもモテるよな〜。ちょっとはオレに回せって。続きは車の中にするか。じゃあ乗って!」
4人を乗せた車は走り出した。後ろに美咲とつかさが乗っている。美咲はつかさに淳平のことを聞き出していた。淳平には聞こえてはないが…。淳平は陽介とつかさについて話していた。そうこうしているとあっという間に目的地に着いた。そこはUSJだった。
「どう?驚いた?せっかく誘ってくれたからさ。良い思い出に…って思ってさ。」
「うん!(まぁ淳平くんと2人だったら何処でも良いけどね…)」
「そっかぁ〜。じゃっ行こっか。姉貴たちは?」
「あたしたちは何回も行ったから大丈夫だよ!頑張ってね。つかさちゃん」
「はい!!ほら淳平くん早く行こ!!」
2人は園内に入って行った。


[No.1175] 2009/02/07(Sat) 16:06:29
〜大切なもの〜 vol.10 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

淳平とつかさはアトラクションを楽しんでいた。平日だからなのか並ぶ時間も少なくすんだ。集合時間も近付き2人は迎えを待っていた。
「つかさちゃん!ゴメンね。急いで行くから。2人とも仲良いね。手繋いじゃってるじゃん!」
つかさは恥ずかしさのあまり手をはなしてしまった。顔も赤くなっていた。
「西野!早く乗ろう。遅れるよ。」
「あっ、うん。」
陽介が急いで走らせて何とか時間に間に合ったが一番最後だったためみんなの注目を浴びてしまった。その日の夜…つかさは部屋でデジカメを見ていた。淳平と2人で写っている写真ばかりだ。つかさが今日の余韻に浸っている中事件は起きた。ホテルで火事が発生した。幸い生徒は外に避難していた。つかさを除いて…。淳平は必死に連絡を取っているトモコに気付いた。
「トモちゃん。どしたの?そんなに慌ててさ」
「あっ淳くん。つかさが、つかさがまだ中にいるの!さっきからケータイにも出ないの。どうしたら…」
「部屋番は?」
「835室だけど…」
「わかった。トモちゃんは先生に伝えておいて。」
「う、うん。」
淳平は走り出した。そしてホテルの中に入った。それも偶然見た外村も後を追いかけた。それを見た生徒は騒ぎ始めた。それに乗っかるかの様に炎の火力はさらに増していった。


[No.1176] 2009/02/09(Mon) 00:34:29
〜大切なもの〜 vol.11 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「おい!真中!何処行くんだよ!」
「西野がまだ中にいるみたいなんだ。行かせろ!」
「待てって!クソッ!」
淳平と外村は中に入っていった。淳平が835室に着いた時に気付いた。鍵を持ってない事を。ムリヤリ開けようとしたその時
「真中!これ使え!」
外村がマスターキーを渡した。
「サンキュー!外村。」
淳平は中に入り気絶しているつかさを見つけた。そして抱きかかえて部屋を出た。淳平と外村はつかさを励ましながら走って脱出した。つかさはそのまま病院に搬送された。淳平と外村は先生から注意を受けた。他の生徒はそのまま泉坂に帰されたがトモコと淳平・外村は残っていた。
淳平が1人で病室にいると
「う〜ん…あっ淳平くん。」
「西野!目が覚めたのか!大丈夫?」
「淳くん。ご飯買ってき…つかさ〜!!良かった〜!!」
トモコは泣いていた。
「何さぁ〜。アタシは大丈夫だよ。でもご心配おかけしました。」
「つかさちゃん。良かったなぁ〜。元気になってさ。」
「ホントだよ〜!!つかさ助けたの淳くんと外村くんなんだから!!でも何であんな簡単に中入っていけたの?普通じゃまずムリでしょ?」
「えっ…まぁ〜なぁ!真中。」
「まぁ〜昔に1回似たようなことがあってさ…。5年前くらいに…」
つかさとトモコはもしやと思いながらも
「その5年前の話って…?」
とつかさが聞こうとした途中から淳平は話し始めた。


[No.1177] 2009/02/10(Tue) 01:08:17
〜大切なもの〜 vol.12 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「5年前にスペインで似たような火事があってさ…そんときは親父と2人で中入って同い年くらいの女の子を助けたんだ。だから躊躇なく入ったんだと思う。まっ西野が無事で良かったよ!」
と言って淳平と外村は部屋から出て行った。残ったつかさとトモコは
「聞いた?つかさ〜。やっぱし5年前につかさを助けたのって…」
「淳平くん…。」
「良かったじゃん!王子様が見つかったんだよ。告白しちゃいなって。」
「で、でも…。淳平くんモテるから絶対彼女いるよ。あとアタシなんかと付き合ってくれないだろうし…。」
「何言ってんの〜!!仲良いんだし大丈夫だって。今から呼んでくるよ!」
トモコは行ってしまった。しばらくしてドアが開いた。
「西野?何か用?あっもしかして今日つまんなかった?」
「違うの!ちょっと聞いて欲しいことがあるの。聞いてくれる?」
「うん。聞くよ。」
つかさは小さな声で話し始めた。


[No.1183] 2009/02/21(Sat) 00:35:53
〜大切なもの〜 vol.13 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「さっき淳平くんが言ってた話の女の子って実はアタシなんだ…。それでさずっと助けてくれた男の子が好きだったの。その男の子って淳平くんだよね?」
「うん。オレだよ。」
「私、西野つかさは5年間ずっと淳平くんのことが好きでした。わたしと付き合ってください!!!!!」
つかさが言い切った後沈黙が流れた。それを断ち切ったのは淳平だった。
「ありがとう。あと少しになると思うけどヨロシクな!!」
それを聞いたつかさは嬉しさと同時に疑問が生まれた。
「淳平くん。あと少しって…?」
「あぁ…みんなに言ってなかったんだけど両親の都合でロンドンに行かなきゃいけないんだ。」
「えっ…そんなのやだよ!絶対なの?」
「高校に寮とかないから行くことになると思うよ。ゴメンな。」
しばし会話が途切れた。しかしつかさが、
「わかった。でも淳平くんがロンドン行くまではアタシのカレシだからね。うんと甘えちゃうから!!!」
「うん。たくさんデートしような。つかさ。」
「う…うん。じゃっ早速淳平くんからキスしてほしいなぁ〜。」
「えっ!?しょうがないなぁ…。」
淳平はつかさにキスをした。たった数秒だったが2人はとても幸せそうな顔をしていた。


[No.1184] 2009/02/22(Sun) 01:04:32
〜大切なもの〜 vol.14 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

つかさが告白してから月日が経ち、淳平がロンドンに行くまであと少しとなった。そんなある日いつものように家に帰ると…
「ただいま〜」
「おかえり〜。淳平。」
「…何で〜??何で美柑がいるのさ〜??姉貴と京都じゃあなかったのかよ!」
「そうだよ!だけどカレシ出来てたしアタシ泉坂中学に通うし。だからいるの。」
彼女の名前は美柑。淳平の妹で12歳。クールな女の子。淳平と同じで何でも簡単にこなしてしまう。若干ブラコン。
「でもオレら12月にはロンドンに行くんだぜ?」
「それパパとママだけでしょ?それに西野さんと離れたくないんじゃない?」
「まぁ〜それは離れたくは…って何で美柑が知ってんの!?」
「お姉ちゃんから聞いたんだよ〜。アタシも会いたいなぁ〜。西野さんに。ねぇ!それより今から出かけようよ〜。淳平にも服似合うか見てもらいたいし〜。ねっ!?」
「ん〜まっ行くか。久し振りだしな。誕生日プレゼント渡してなかったから買ってやるよ。」
2人はショッピングにでかけた。


[No.1185] 2009/02/24(Tue) 00:23:24
〜大切なもの〜 vol.15 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「わぁ〜!これすっごく可愛くない?」
「ん〜確かに可愛いけど美柑好みじゃあないだろ?美柑はもっと大人っぽいのが好きなんだろ?これなんかどう?」
2人は仲良くショッピングを楽しんでいた。美柑が年の割に大人っぽいせいか端から見れば仲の良いカップルに見えた。ちょうど同じ頃つかさもまたトモコの誕生日プレゼントを買いに来ていた。ある雑貨屋さんに入ろうとした時に淳平を見掛けた。思わず声をかけようとした時につかさは見てしまった。淳平が美柑と仲良く喋ってるところを。つかさは立ち去ってしまった。目に涙を浮かべながら。その帰りにつかさは偶然外村に会った。
「あっつかさちゃん!」
「……」
「つかさちゃん?どうしたの!?」
「外村くん…実は…」
つかさは今日見てしまったことを話した。
「そうなんだ…でも真中に限って二股なんてしないと思う。明日オレから聞いてみよっか?」
つかさは黙って頷いた。
「分かった。じゃつかさちゃん涙拭いて。涙なんか似合わないぜ。なっ!?」
「ありがと…外村くん。ごめんね。」
「あっうん。気にしないでいいって。もう夜遅いし家まで送るよ。」
「うん。ありがと。」
2人は帰路についた。その頃淳平と美柑は…。


[No.1186] 2009/02/25(Wed) 01:03:17
〜大切なもの〜 vol.16 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

淳平と美柑は楽しくおしゃべりしながら帰っていた。その途中あるケーキ屋に立ち寄った。つかさがバイトしてるパティスリー鶴屋だった。
「こんちゃ〜ッス。リュウさん。」
「よぉ!ボウズ。久々だな。3ヶ月ぶりくらいか?それよりその可愛い娘は誰だよ??西野さんいるのに大丈夫か?」
「大丈夫ッスよ。妹なんで。」
「はじめまして。美柑って言います。いつも淳平がお世話になってます。」
「よろしく!オレ日暮龍一って言うんだ。気軽にリュウさんって呼んでいいから。しっかし美柑ちゃんはしっかりしてるなぁ。ボウズとは大違いだな。」
「それ言っちゃダメッスよ。ホントの事なんで。それより今日つかさは休みッスか?」
「そうだよ。残念だったね〜。西野さんに会えなくて。」
「まっしょうがないッスよ。美柑、ケーキどれにする?」
「アタシはこのチョコケーキが良いなぁ〜。」
「了解〜。じゃあこのチョコケーキ2つ。」



2人は家に着くと早速ケーキを食べた。かなり美味しかったみたいだ。ケーキを食べ終わり2人でおしゃべりしてると…不意に淳平のケータイが鳴った。外村からだった。
「もしもし〜?どした?」
「いきなりでスマンが今外出れるか?話したい事があってさ…。」
「わかった。じゃあ〇〇公園で会おう。」
電話を切って美柑に事情を話して公園に向かった。


[No.1187] 2009/03/01(Sun) 00:19:27
〜大切なもの〜 vol.17 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

淳平が公園につくと既に外村が居た。
「外村〜。悪い悪い。遅れちまってさ…。で、話って何??」
「あぁ。今日さ、お前〇〇って言うショップにいなかったか?」
「あっうん。いたけど…見られてたのか〜。」
「いや。オレは聞いただけだけど。お前さ、二股かけてんのか?」
「はっ!?何言ってんの!?」
「とぼけんなよ!!お前が女の子と2人で仲良く喋ってるところ見た人がいるんだからな!!」
「もしかして美柑のこと??あれはオレの妹。来年から泉坂中学に通うって言って今日来たんだよ。つか誰から聞いたんだ?」
「つかさちゃんからだよ。そうだったのか。スマンな。疑ったりしてさ。つかさちゃんに電話しといてやれよ。スッゲーへこんでたしな。ったくお前は幸せ者だよ。」
「あぁ。わかった。確かにな。オレには勿体ないくらいのカノジョだよな。」
「かもな。ロンドン行きもあと少しなんだから1回でも多く会っとけよ。」
「あぁ…オレロンドン行かないことにしたんだ。美柑もいるしな。誰にも言うなよ。」
「マジ!?早く言ってくれよ〜。わかった。つかさちゃんにもか?」
「うん。学校にも言わないように止めてあるから。」
「へぇ〜。流石抜かりないなぁ。そういえば美柑ちゃんってどんな娘?写メとかないの?」
「あるよ。ほら」
そう言ってさっき撮った写メを見せると…
「めっちゃ可愛いじゃん!こりゃカップルに見えてもしょうがないな。」
「そうか?良く分からんけど…。じゃ美柑も待ってるからまたな。」
「おう!またな。おやすみ。」
こうして誤解は晴れ、家に帰った淳平はすぐにつかさのケータイに電話をかけた。


[No.1188] 2009/03/02(Mon) 01:23:58
〜大切なもの〜 vol.18 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

〜♪
つかさのケータイの着信が鳴った。今日の出来事で正直電話なんて出たくも無かったが一応誰からかだけ見る事にした。その相手は…
『淳平くん』
出るか出ないか迷っていたら留守電になり…
「つかさ。今、外村から聞いたよ。明日正直に話すから。風邪引かないようにね。おやすみ〜。」
つかさは外村に感謝した。そして翌日…
「つかさ。昨日の留守電聞いてくれた?」
「うん…話って何??」
「あぁ…帰りながら話すよ。」
放課後になり、2人はいつものように一緒に帰っていた。「淳平くん…話してくれる?」
「うん…昨日女の子といたのは事実だよ。でもあれはオレの妹なんだ。」
「妹…?」
「うん。京都に姉貴と住んでたんだけど昨日来て、誕プレ買いに行ってたんだ…。」
「信じたいけど…ホントなの?」
「あぁ。じゃあ今からオレの家行こう!!居るからさ。」
「淳平くんの家?行ったことないかも…」
「じゃあ尚更行こうよ。」
そうこうしているうちに着いた。つかさの家の近くだった。
ガチャ
「ただいま〜。」
「おかえり〜。淳平。あれ?その人ってまさか淳平のカノジョ??」
「うん。つかさどう?昨日見た娘じゃない?」
「うん。そうだね。何かスッキリしたよ。ごめんね。淳平くん。」
つかさは淳平に抱き付いた。
「つかさ。美柑が見てるから。」
「へぇ〜美柑ちゃんって言うの?アタシ、西野つかさ。ヨロシクね、美柑ちゃん。」
「ヨロシクお願いします。西野さん。全然頼りないですが淳平のことよろしくお願いします。」
「そんなことないよ。すっごく頼りになるよ。そういえば今料理してたの?」
「はい。今日2人とも帰れないみたいで…。」
「じゃあアタシも作っていい?」
「勿論です。」
こうして誤解も晴れて再び2人はいつもの2人に戻った。


[No.1189] 2009/03/03(Tue) 01:13:45
〜大切なもの〜 vol.19 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

淳平の二股騒動も収まり冬休みを迎えた。つかさたちはロンドンに行ったと思っていた。そして新学期…つかさはトモコと学校に向かっていた。
「ほら!元気出して。つかさ。」
「元気なんて出ないよ〜。淳平くんいないんだよ!?アタシ生きてけないよ〜。」
「相変わらずラブラブだよね〜。羨ましいよ。」
こんな会話をしてると学校に着き、いつものように教室に入ると…
「あっ、トモちゃん、つかさおはよ〜。」
『えっ…ええっ〜!!!?な、何でいるの〜!!?』
「えっ、そりゃここの生徒だから?」
「違うよ!!!!だって今、ロンドンじゃ…」
「あぁ!あれね、行かないことにした。美柑もいるし…。知り合いもいるけど…やっぱ心配だからさ。」
「へぇ〜そうなんだぁ…。って簡単には流さないよ。ねぇ?つかさ。」
「うん!!!じゃあ今日学校終わったら家来て!!美柑ちゃん連れてだよ!わかった?」
「う、うん。わかった。」
そして学校も終わり…家に帰ると、
「淳平、おかえり〜。今、ちょうどお昼にしようと思ってたんだ〜。食べるでしょ?」
「食べるよ〜。そういえば美柑午後空いてる?」
「空いてるけど…何で?」
「つかさがさ…オレがロンドン行かないの黙ってたのに怒っちゃってさ…それで今日家来て!!って言われたんだよ。美柑も一緒に。」
「そうなんだぁ…。アタシは良いよ。西野さんの家行ってみたかったし。じゃあこの前淳平が買ってくれた服着てこっと!」
「止めとけって。オレのセンスの無さバレんじゃん。」
「良く言うよ。めっちゃセンス良いのにさ。とにかく着てくから。」
「はぁ〜。まっいいか。オレも着替えるか…。」
数分後…
「美柑〜。まだ〜?」
「今行くよ〜。」
2人は家を出てつかさの家に向かった。
「西野さんの私服ってどんな感じなのかなぁ?」
「さぁ〜?いつも制服だから分からん。見た事無いしな。」
そんな会話をしてると2人はすぐにつかさの家の前まで来た。


[No.1190] 2009/03/04(Wed) 02:24:40
〜大切なもの〜 vol.20 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「はぁ〜。女の子ってスゲェな。あの行動力!」
「って言ってもちゃんとアドバイスはしてたじゃん。」
淳平は家で美柑と話していた。
「でも淳平ってやっぱりモテるんだね!トモコさんに聞いたよ〜(笑)」
「さぁ?どうなんだろ?と言ってもカノジョいるしな。」
「だよね〜。しかも学校のアイドルだし…。何で淳平なんだろ?」
「何かマドリードの火事で助けられてそれで助けたのがオレなんだって。」
「そうなんだぁ〜。何か良いなぁ。」
「そんなもんかなぁ…?まっいいか。明日から学校だろ?明日はオレも小学校行くからな。」
「そうなの!?知らなかったよ!淳平だって学校あるでしょ?」
「あぁ…遅れて行くか、サボるかな。」
「そうなんだ…ありがと。淳平。じゃアタシ先寝るね。おやすみ。」
「おやすみ。」



それから通常通りの生活が始まり美柑も学校に慣れていった。そして時はさらに過ぎて2月になり…


[No.1204] 2009/07/07(Tue) 00:28:55
〜大切なもの〜 vol.21 (No.1122への返信 / 1階層) - コウ

「おーす!小宮山。ん?なんだあの女の子の大群は?」
「おぉ!真中。大草だよ。毎年あぁなんだよ!ちょっとはこっちに回してくれって感じだよ!!なぁ!真中!?」
「まぁ…な。」
とまぁそんな会話をしてると淳平の周りにも女の子が何人か来た。小宮山は文句たらたらで行ってしまった。ようやく教室に着くとトモコがいた。
「トモちゃん。おはよ〜。」
「淳くん。おはよっ。あっ!これあげるよ。ハッピーバレンタイン。」
「ありがとな!あれっ?つかさは?」
「まだみたいだね。せっかくの日なのにー。」
ちょっといつもとは違う1日が始まった。授業は変わらないがつかさは学校に来なかった。
「来なかったね。つかさ。大丈夫かなぁ?」
「んーじゃあ美柑を迎えに行ってから家行ってみるよ!」
「うん!任せたよー。じゃあまた明日ー。」
淳平はトモコと別れて小学校に向かった。
「あっ淳平ー。ごめーん。友だちがバレンタインのことでなかなか返してくれなくてさー。」
「全然大丈夫だって。そういえば今からつかさの家寄っていいか?今日休んでさぁ…」
「西野さんの家?いいよー。アタシも心配だし…。」
淳平と美柑は小学校を後にしてつかさの家に向かった。


[No.1224] 2009/09/27(Sun) 00:13:26
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