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   鮮やかなもの 第1話 - ラスラー - 2007/01/11(Thu) 22:20:04 [No.271]



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鮮やかなもの 第1話 (親記事) - ラスラー

真中淳平、高校二年の5月。


映画の撮影も決まり、東城綾も脚本を書き上げた。


出来上がった脚本を前に


外村「う〜ん、いいんじゃないかな」


美鈴「あんたこんなすばらしい脚本に対してそれだけ?」


なんてのは昨日の部室での出来事。


今日は配役を決めるはずだった。


美鈴「やはり北大路先輩にはヒロインの役は・・・」


さつき「何よ〜私はヒロイン以外やりたくないの!」


そんな会話がもう何度繰り返されただろうか。


お互いに「歩み寄り」をしない二人の論争はなおも続いていた。


突然、一人の人物が口を挟む。


真中「やはりヒロインはさつきのイメージじゃないな。」


さつきが顔を曇らせる。


さつき「じゃあ誰がヒロインやるの?東城さん?」


真中「いや、誰って決めてるわけじゃないけど」


小宮山「じゃ〜さつきちゃんでいいじゃないかよ!」


真中「そんなわけないだろ!」


新たに二人が介入し、論争は泥沼化した。


外村「ちょっとまって」


こんなときに間に割って入るのが外村だ。


外村「脚本を変えないか?」


真中「はあ!?東城の脚本を使わないだって!?」


顔を赤くして俯く東城。

美鈴「東城先輩の脚本に問題があるわけじゃないでしょ!」

美鈴も猛反発する。

外村は構わず続けた。


外村「ヒロインが決まらないのは問題じゃないのか?」






そんなわけで、話はまとまらないままお開きとなった。


翌日の早朝。


美鈴はヒロインの配役のことで悩んでいた。


美鈴「いってきま〜す」

ジュースを飲みながら学校へと向かう。

彼女の目に一人の少女の姿が映ったのはそのときだった。


とあるケーキ屋の前で、

西野「じゃあ、また夕方来ます!」

そして・・・


  ドンッ!

ぼ〜っとしながら歩いていた美鈴はその少女にぶつかり、ジュースの残りをぶちまけてしまった。


二人の少女の制服にジュースが染みを作る。


美鈴「あっ、ごめんなさい。私、そんなつもりじゃ・・」


西野「私はいいの。それより君の制服のほうが大変だろ。私のバイト先ここだから、応急処置しよ!」


美鈴「は、はい。」



授業中、美鈴には教師の言葉など聞こえていなかった

美鈴「(あの雰囲気、対応、容姿・・・ヒロインを見つけた!)」


放課後、すぐに部室へ向かう。

美鈴「(終礼長引いちゃった・・もう皆集まってるだろうな・・)」

案の定、そこにはみんな集まっていた。


美鈴は部室のドアを開けるや否や言った。

美鈴「ヒロインを見つけました!!」


真っ先に反応したのは小宮山だった。

小宮山「え!?美少女!?」


美鈴は小宮山の言葉を聞き流し言った。


美鈴「皆で出演交渉に行きましょう!」


[No.271] 2007/01/11(Thu) 22:20:04
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