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   つかさ 第一話 - skp - 2007/01/25(Thu) 13:22:52 [No.279]
つかさ 第二話 - skp - 2007/01/25(Thu) 14:08:58 [No.280]
Re: つかさ 第三話 - skp - 2007/01/25(Thu) 15:31:58 [No.281]
Re: つかさ 第四話 - skp - 2007/01/25(Thu) 15:57:49 [No.282]



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つかさ 第一話 (親記事) - skp


つかさがフランスに旅立ってから
二ヶ月ほどたったころだった・・・。

淳平は日雇いのバイトをして
撮影の資金を稼いでいた。
「つかさどうしてるかな」
その日いつもと変わらなく家に帰ったはずなのに
今日は何かが違っていた。
「ただいまー」
「・・・」
「誰もいないの?鍵あいてたのに?
まさか・・・」
リビングの方に行くと、母さんが座っていた。
「何だよ、返事ぐらいしてくれよ」
「じゅ、淳平!つかさちゃんが、つかさちゃんが!」
「な、何だよ。落ち着けって」
深呼吸をすると話し始めた。

「今、西野さんの家から電話があってね。
つかさちゃんが大変なことになってるらしいから、
今すぐフランスに飛んで欲しいって・・・」
「ど、どういうふうに大変なんだよ」
「何でも事件に巻き込まれちゃったとかで・・・」
「ほんとだろうな?」
「え、ええ」
「わかった。お金準備しといてくれ」
そういうと、自分の部屋に駆け込んだ。
−つかさ、待っててくれ。今行くから!−
そのあとどったんばったん音がした。
淳平が準備をしているあいだに
また、電話の音が鳴り響く。
淳平は走った。つかさかもしれない。
そう思ったから・・・。
しかし、その電話は西野のお母さんからだった。
「はい。・・・はい。わかりました。
今からそちらに伺います。はい、では失礼します」
ガチャ・・・
呆然と立ち尽くす淳平。
「早く準備しなきゃ!」

「よし荷物の準備はできた!」
リビングに行くとお母さんが正座をして待っていた。
「何してんの?」
「いいから座りなさい」
仕方なく淳平は座布団の上に座った。
「大好きな人なんでしょ?
淳平がしっかり守ってやんのよ?わかった?」
「わかってるよ。それくらい」
「じゃあ、行ってらっしゃい」
そういうと、お金の入った封筒を渡された。
「ありがとな。母さん」
「行ってきます!」



ここまでが第一話です。
初めて書くものでへたかも知れませんが
最後まで付き合ってくれるとうれしいです。


[No.279] 2007/01/25(Thu) 13:22:52
つかさ 第二話 (No.279への返信 / 1階層) - skp

「行ってきます!」
走って西野の家へ向かう。
−俺はつかさを守れるのか?・・・・−
一瞬そう思ってしまった。
−ダメだ!こんな弱気じゃ!−
そんな考えを振り払うように全速力で走っていった。

ピンポーン
「はい」
「真中です」
「淳平君ね?はいってはいって」
「お、お邪魔します」
−なんか久しぶりだな、つかさの家−
そんなことを考えながら、靴を脱いだ。
「さっき電話で話したとおりなの。
忙しいとは思うんだけど、つかさのところに
行って欲しいの。頼めるかしら?」
「もちろんです。そんなことより
つかさのためにも早く行ってあげないと」
「そ、そうね。はいこれがチケットよ」
「わかりました。連絡ありがとうございました。
じゃあ僕は空港に向かいますので、これで」
「ちょっと待って。今準備するから。
空港へは送っていくわ」
「なんかすみません。じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
そういって、西野のお父さんの運転で空港へ向かった。

「私たちができるのはここまでよ。むこうのことは
この紙に書いておいたから。つかさのことよろしくね」
「よろしく頼んだぞ」
「はい!お父さん、お母さん、行ってきます!」

そのあと飛行機の中で淳平は思った。
−お父さんとか言っちゃったよ!−
「それにしても今日最終便に乗れてよかった。
んで、さっきの紙見てみよう。
って、こんなのわかんねー!どこだよここ!?
もっとわかりやすく書いて欲しかったな。まあ、いいか。
っと、そういえばつかさと会ってもいいのかな。
約束したのに・・・」
そんなことを考えているあいだに
淳平は睡魔に襲われいつの間にか眠りについていた。

淳平が目を覚ましたのはパリの空港についてからだった。
なんとスチュワーデスさんに起こされたのだ。
「ついて早々恥ずかしいな、俺・・・」
空港から出ると、誰かに呼び止られた。
振り向くと、見るからに警察だった。
−えー!俺なんかした?−
するとその警察官はフランス語で何かしゃべっている。
−ヤベー!英語でもわかんねーのにもっとわかんねー!−
すると警察官の後ろから上手な日本語が聞こえた。
−パリの警察にも通訳さんがいてよかった−
淳平は心底そう思った。
この通訳の人によるとつかさは
立てこもりの人質になっているというのだ。
早速パリ警察の車で事件現場へと向かった。


[No.280] 2007/01/25(Thu) 14:08:58
Re: つかさ 第三話 (No.280への返信 / 2階層) - skp

早速パリ警察の車で事件現場へと向かった。
バタン・・・。
−ここか、事件現場は。ってこのビル・・・高!!−
そうこうしている間に、この事件の指揮をしている
隊長さんが来た。
「私はここの指揮を任されているキャッスルといいます。
よろしくな、真中淳平君」
「こちらこそ。あそうだ、ところで犯人が要求しているものって
いったい何なんですか?」
「それは・・・。君の身柄だよ」
「は?何で俺なんですか?」
−つかさのためだったら俺はどうなっても・・・−
「・・・中君?真中君?」
「は、はい」
「大丈夫かね?ボーっとしていたようだが・・・」
「大丈夫です。じゃあ、行きましょうか」
「いや、まだだ」
「なぜですか?」
−こうしている間にもつかさは・・・−
「こちらにも作戦がある。よーく聞いてくれ。
まず犯人は、君がエレベーターで20階に来ることを
要求している。そこで、君がビルに入る前に
こちらの戦力をビル内に配置。目標と人質とが
離れたときが勝負だ。わかったね、真中君」
「隊長、全員配置につきましたいつでもいけます」
「よし、わかった。真中君も聞いたね。今から作戦を
開始する」
「キャッスル隊長。もし俺の命かつかさの命か
どちらかを選ばなければならないときは、
迷わずつかさを助けてやってください」
「わかった。でもくれぐれも無茶だけはするなよ。
幸運を祈る!」
「ありがとうございます」

ガチャ・・・バタン
「それにしても暗いなここ。これか?エレベーターって」
ポチ・・・ボタンを押す。
なかなかエレベーターが下りてこないのは
高層ビルだからだろうか?
ガチャン
エレベーターのドアが開く。中に入った淳平は
20と書かれたボタンを押した。
エレベーターが上り始めてからが長く感じた。
−なんでこんなことになってるんだ?ただ、つかさは
パティシエの勉強をするためにここにいるはずなのに・・・−
そう思った後、淳平はつかさに告った時から
留学でここに来るまでのことを思い返していた。
とても大好きなつかさとすごした時間を・・・。

ガチャン再びドアが開く。
「真中淳平だ。人質を返してくれ」
かすかにだけど今確かに聞こえた。
二ヶ月ほど前にはいつも聞いていた声。
「淳平くん!こっち!ちょっ!放してどこ掴んでるんだよ!」
「余計なことを言うな!」
「つかさ!どこだ!?つかさ!」
ダッダッダッダッダ
淳平は走った。
そして見つけた。犯人と手錠をつけられた愛するつかさを。
「つかさ!」
「淳平くん!」
「早く放すんだ。俺がいれば人質は要らないだろ!?」
「いや、お前が先だ。早くこっちに来い!」
「淳平くん来ちゃダメ!」
「つかさ、俺なら大丈夫だから。心配するな」
そう言うと、淳平は犯人のほうへ歩み寄る。
「後ろを向いて手を頭の後ろで組むんだ。早く!」
ガチャ、ガチャ。淳平も手錠をされた。
そのときだった
「お前は包囲されている!おとなしく投降するんだ。
やむをえない場合は射殺の許可も出ているんだ」


[No.281] 2007/01/25(Thu) 15:31:58
Re: つかさ 第四話 (No.281への返信 / 3階層) - skp

ピーポーピーポー・・・・。


「お前は包囲されている!おとなしく投降するんだ。
やむをえない場合は射殺の許可も出ているんだ」
「くそ!もう少しだったのに!」

「リーダーへ!容疑者確保!繰り返す、容疑者確保!」
こうしてこの事件は幕を閉じた。


俺たちはというと・・・。

「つかさ!無事でよかった!」
「淳平くんこそ、どうしたの?
ここフランスだよ?わかってる?」
「わかってるよ。つかさの家から電話があって。
それで俺・・・あれ?」
バタ・・・
「淳平くん?淳平くん!」


「目、覚めた?」
「うん。ここは?」
「あたしの家だよ。まったくあんなところで倒れちゃうんだから。
でもうれしかったな。あたしのためにフランスまで来てくれて。
おまけにあたしのこと守ってくれて」
「当然だよ。俺は今でもつかさのこと・・・」
「あたしも・・・だよ。・・・決めた!」
「何を?」
「あたし泉坂に、淳平君のところに帰る!」
そういって抱きついてきた。
−ああ、やっぱりかわいいな。つかさ−
「でもいいのか。留学した意味ないじゃん」
「もういいの。あたしパティシエ向いてなかったみたいで・・・」
「そうなのか?あんなにおいしいチョコ作れるのに?」
「もういいでしょ。淳平くんの顔見たら、
やっぱりこの人のこと好きなんだなーって思ったから」
「つかさ・・・!大好きだよ!一緒に帰ろう!泉坂に!」
「うん!」
そういったつかさの笑顔はとてもいい顔だった。
俺はつかさにはいつもこういう顔してて欲しいって思った

その日の朝、日暮さんに話をして泉坂に帰ってきてしまった。
もちろん、大好きなつかさと一緒に・・・。
俺たちはその年の夏、結婚式を挙げた。
俺たちは、人生の新たな一歩を踏み出した。
愛する人と共に・・・。
(完)


長くする予定だったんですけど短くなっちゃいましたね。
楽しんでいただけたでしょうか?
またネタが浮かんだら投稿したいと思ってます。では。


[No.282] 2007/01/25(Thu) 15:57:49
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