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合宿 第1話 (親記事) - ユートピア

第1話「遊園地」

俺の名前は「真中淳平」
映画監督を夢見ている高校3年生。

俺は今、映研部の部室に来ていた。

外村「え〜、今年もまた、例年道理合宿に行きたいと思いま〜す!」

張り切っているのは外村ヒロシ。美少女をデジカメに撮り、自分が経営しているサイトに画像を張るのが趣味のちょっとHな友達。

さつき「やっほー!!今年もまた行くんだー!!楽しみ〜〜!楽しい思い出いっぱい作ろうね、真中!」

そお言いながらさつきは真中に抱きついてきた

真中「や・・やめろ、さつき!」

さつき「またまたー、本当は真中だって良いなって思ってるんでしょ?」

真中「う・・・それは・・・」(嫌なんて思うやついるかよ・・・)

美鈴「こら、そこ!まだ説明終わってないでしょ!?ちゃんと聞きなさい!!」

美鈴が真中達を怒鳴りつけた。

真中「っは、はい・・・」

さつき「はーい、分かりました〜。」

さつきはやっと真中から離れた。

小宮山「さつきちゃーん、俺にも抱きついて〜〜」

と言って、小宮山はさつきに抱きつこうとした

美鈴「ふざけた顔してふざけたこと言ってんじゃないわよ!!」

といって、小宮山を蹴り飛ばした。

小宮山「・・・顔はふざけて無いのですが・・・」

ごもっとも、いくら顔が崩れていても、ふざけてはいないはずだ(おい

外村「えー、さっきも話したけど今年も合宿に行くことになった。それに、俺達3年生は今年で最後だ。楽しい思い出を作ろう!」

真中「ちょ、ちょっとまて!映画はどうするんだよ?!」

外村は笑いながら

外村「俺が何も考えてないと思うかぁ?」

外村が自信満々に言った。

外村「今年の映画は去年みたいじゃなく、出演する人を増やしたいと思う。今までは、我らが映研部の部員とつかさちゃんしか出ていない。それでもいい映画は作れる。だが、出演する人を増やせばそれだけいい映画を作れると俺は思っている。そこで今回は、ほかの人にも出演してもらいたいと思っている。」

外村は一気に説明した。

真中「それはそうだけど、そんな人たちいるのかよ?もう7月下旬だぜ?もう無理かもよ?」

これから人を集めたってろくな人が集まるとは思えなかった。

外村「それも考えてある。東城、出演者のことを考慮して脚本書けるよな?」

東城「う〜・・ん。そんな書き方はしたこと無いけど、なんか面白そうだから書いてみる!」

東城は快くOKしてくれた。

真中「東城。そんなことできるのか?」

東城「やれるか分からなけど、やってみる。私達、最後の作品になるかもしれないしね。頑張ってみる!」

(それに・・・真中君のためにも頑張りたい・・・)

外村「よし、決ぃまり!」

東城「ちょ、ちょっとまって!」

東城がちょっとあわてた

東城「いくらなんでも、出てくれる人のこと知らないと書けないよ・・・」

外村「大丈〜夫。今週の日曜日に我ら映研と映画に出てくれる人たちと、一緒に遊園地に行くことに決定してます!あっ、これは強制だからね♪」

外村がうれしそうに言った

美鈴「ちょ、そんなこといきなり決めないでよ!?」

さつき「そうそう、あたしバイト入ってるのにーー!」

外村「あくまで強・制。だからね♪」

外村が笑顔で言った

さつき「分かったよ、休めばいいんでしょ、休めば!!」

外村「よしよし、他の皆は?」

真中「俺は良いよ。」

東城「私も。」

美鈴「あたしも別に断る理由ないし・・・」

ちなみ「ちなみも行くぅー。」

小宮山「さつきちゃんやちなちゃんも行くなら俺も〜〜!」

外村「よし、全員オッケイ!ってなことで今日は解〜散。」

皆、帰り支度を始めた。

東城「真中君、また明日ね。」

真中「ああ、東城。また明日。」

ちなみ「真中さぁーん、また明日ぁ!」

真中「ああ・・・また明日・・」

真中は外村に聞きたいことがあったので、外村が帰り支度をするまで待っていた。

真中「外村〜、他に出演してくれる人って誰だ〜?」

真中が聞くと、外村は笑いながら、

外村「それは今週の日曜日までのお楽しみ♪ま〜、せいぜい楽しみにしとけよ!じゃな!」

美鈴「真中先輩!ちゃんといい映画見て審美眼養ってくださいね!」

外村は手を振りながら美鈴と帰っていった。

真中「あー、じゃーなー。」

(他の出演者って誰だろう・・・)

そんなことを考えながら真中は下校していた。

そして、あっという間に日曜日になった。

終わり。


[No.299] 2007/04/24(Tue) 21:46:19
合宿 第2話 (No.299への返信 / 1階層) - ユートピア

第2話「出演者勢ぞろい」

真中「う・・・ん・・・」

真中は目を覚ました。

真中「そうか、今日は今年の映画に出てくれる人たちと遊園地に行くんだったっけ・・・ふぁ〜・・」

俺はあくびをしながら時計をチェックした

真中「今は9:00・・集合は9:00………ってどわぁー!!、ま、また遅刻したーー!!!!!」

俺は昨日用意していた服を大急ぎで着ていた。かなりテンパっていたので、ズボンを上に着ようともがいていた。

真中「ってこれズボン・・・上はシャツだ・・・」

やっとのことで用意を済ませた真中は家を出ようとした。その時、
『トゥルルルルル、トゥルルルルル』電話が鳴った。

真中「何でこんな急いでいるときに・・・」

真中は仕方なく電話を取った。

真中「はい、真中ですが?」

外村「真中?今何時だと思ってるんだよ!?」

電話は外村からだった。

真中「い、今から出るところだよ!」

外村「今って何時だ?集合時間は何時だぁ??」

外村の迫力ある質問に真中は驚いて、

真中「今は9:10・・集合時間は9:00・・・です・・・」

外村「だったら死ぬ気で早く来い!!!」

真中「わ、分かったよ、今から全速力で行くよ!」

外村「あぁ、分かった。じゃな!」  ピッ

『プー・・・プー・・・プー・・・』

真中は電話機を元に戻し、全速力で走っていった。




北大路「真中なんだって〜!?」

外村「今から来るだと・・・」

ちなみ「真中先輩遅刻ですかぁ〜?」

美鈴「まったく、監督だって言うのに!!」

東城「ま、真中君は理由があって遅刻したんだと思うけど・・・」

外村「東城、アイツは理由なんて無い。どーせ昨日の夜遅くまで映画でも見てたんだよ!」

??「ねー、外村君。淳平君まだなの?」

外村「あぁ、もうちょっとだよ。ごめんね??ちゃん。」

??「ううん、外村君は悪くないよ。悪いのは淳平君なんだから!」

(ま、いつものことだけどね♪)

??「まったく、レディーを待たせるなんて、真中はだめな男だな!」

??「ま〜、あいつは時間道理に来ることなんか10分の一位なもんだからな・・・」

??(真中さん・・・まだこないのか・・・早く来てほしいな・・・)

皆は真中を待っていた。真中以外は全員来ていた。

真中「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・あと少し・・・」

真中は言われた通り全速力で来ていた

真中「ハァ・・・ハァ・・・そ、外村ーーー!!!」

真中は外村に向かって叫んだ

外村「んん?やっと来たか、真中のやつ・・・」

外村がため息混じりにつぶやいた。

外村「おーい、皆ーー!真中のやつ来たよ!」

真中「ハァ、ハァ、ハァ・・・皆、ごめん!あと、映画に協力してくれる人たち、ごめんなさい!!」

外村「真〜中♪」

外村が笑いながら言った。

外村「何でそんなによそよそしいんだ?皆お前の知り合いだぜ!?」

真中「えっ!?」

真中は走るのに精一杯で外村しか見えていなかった。

そのとき初めて全員の顔を見た

真中「あっ!!!」

真中は驚いた。

第2話終わり。


[No.300] 2007/04/25(Wed) 21:26:53
合宿 第3話 (No.300への返信 / 2階層) - ユートピア

第3話「紹介」

西野「淳平君遅っそ〜い!」

西野がご機嫌斜めに言った。

真中「に、西野!?今年も出てくれるの?!」

真中は驚きと嬉しさが入り混じった気持ちで言った。

西野「うん!外村君に誘われたときに即OKしちゃった!それに嬉しかった・・・また今年も淳平君の映画作りに協力できるから・・・」

西野が笑顔満天で言った。

真中(か・・・かわいい・・・)

真中は素直にそう思った。

真中「よろしくな、西野!」

西野「うん!よろしくね!!」

大草「真中、西野とばかりしゃべってないで俺達のことも気づいてくれよ!」

大草が真中に向かって言った。

真中「お、大草!?」

大草「よっ、真中!久しぶり!今年は俺も混ぜてもらうぜ!」

真中「俺はいいけど・・・部活は良いのか?」

大草「いいのいいの!たまには生き抜きも必要だろ!?」

真中「そっか!よろしくな!」

天地「フン!レディー達を待たせるなんて何を考えているんだ、お前は!?」

真中「あ、天地ぃーー!??」

天地「何だその反応は?僕がいちゃいけないのか?」

真中「いや・・・そんなこと無いけど・・・」

天地「フン!なら良いじゃないか。さてと・・・綾さん!」

天地は真中と話し終わると綾の方に行った。

真中(何なんだよ天地のやつ!東城に気安く話しかけるな・・・!)

真中「外村、ちょっと・・・」

真中は外村を小声で呼んだ。

外村「何だ、真中?」

真中「何で天地を誘ったんだよ!?」

外村「何でって、宿泊費とか結構かかるじゃん!そのため!」

真中「財布係かよ・・・」

外村「ま、そゆこと!」

真中はこのとき初めて天地のことをかわいそうだと思った。

真中「外村ー、これで全員か?」

外村「いやいや、まだまだいるよ!」

そのとき、後ろから声がした。

唯「じゅんぺー!」

めぐみ&沙恵&繭子「真中さーん!」

声の主達は桜学1年東西南北の皆、真中が外村たちと行った合コンで会ったメンバーだった。

唯「じゅんぺー、今年は唯も合宿参加することになりました!」

真中「ああ、そうなんだ、よろしくな!」

唯「よろしくね!じゅんぺー!」

めぐみ「真中さん、お久しぶりです!」

沙恵「今年は私達も」

繭子「参加させてもらうことになりました!」

めぐみ&沙恵&繭子「よろしくお願いしまーす!!」

真中「あ、あぁ・・・こちらこそよろしく・・・」

真中「外村、外村・・・」

外村「何だよ、真中・・・」

真中「何であの子達も来てるんだよ・・・」

外村「何でって、俺が誘ったから。」

真中「何で誘うんだよ!?これじゃ西野が・・・(機嫌悪くなるかもしれないよぉ・・・)」

外村「フフフッ、シュラバ、シュラバ♪」

真中「がっくし・・・」

真中はちょこっとだけ落ち込んだ・・・

こずえ「あ・・あの・・・真中さん・・・あ・・あたし・・・」

真中「こ、こずえちゃん?!こずえちゃんも出てくれるの?」

こずえ「あの・・・はい・・・真中さんが良ければ・・・」

真中「ありがとう、こずえちゃん!頼もしいよ!」

こずえ「ありがとうございます!真中さん!」

(よかった・・・真中さん嫌がってない。も、もし合宿中にあんなことやこんなことがあったら・・)

こずえ妄想暴走♪

こずえ「あぁ・・・真中さん・・・こんなところじゃ・・・」

真中「あ、あの〜、こずえちゃん・・・」

こずえ「きゃっ、ご、ごめんなさい・・・」

真中「いや、いいよ・・・」

(いま、何考えてたんだろう・・・)

淳平はちょっと戸惑った。

外村「よーし、皆集まったところで遊園地に遊びに行きますか!?」

「「「「「「「「「「「「「「おぉーーー」」」」」」」」」」」」」」

皆、張り切っていた。テンションは皆急上昇!!

皆は遊園地に遊びに行った。

この遊園地であんなことが起こるなんて誰も・・・当事者も知らなかった・・・ある奴を除いて・・・

第3話終わり。


[No.301] 2007/04/26(Thu) 22:30:41
合宿 第4話 (No.301への返信 / 3階層) - ユートピア

第4話「」

皆は電車に乗って遊園地に向かっていた。

全部で15人の団体だ。男子は大草と天地はかなりモテる。町に出れば女子の、お姉さんの誰もが振り返る美男子。真中、外村は極めて普通。小宮山は・・・問題外。

女子は、皆超美人&かわいい皆だ。東城、西野、北大路、美鈴、ちなみ、唯、めぐみ、沙恵、繭子、こずえ。これだけかわいい子を集めた集団は芸能界以外には有り得ない。故に電車に乗っても皆の視線を集めてしまう。

特に、東城、西野、北大路への視線はすごい。皆、芸能人以上のかわいさ。視線を集めてもしょうがない。

電車内では、皆楽しくお喋りしている。詳しくは西野は大草と。東城は天地と楽しくしゃべっていた。そのほかの人は皆でしゃべっている。

大草「でさ、でさ〜・・・」

西野「マジで〜。アハハ!」

天地「それでですね、綾さん・・・」

東城「そうなんだ〜!」

この二組は傍から見れば正にベストカップルに見えるだろう。

そんな4人を見て一番気分を悪くしているのは真中だった。

(何であの4人はマンツーマンで話しているんだ?俺だって西野や東城と話したいこといっぱいあるのに・・・)

繭子「かさん・・・なかさん・・・真中さん!?」

繭子が真中に話しかけてきた。

真中「え・・・な、何かな・・・東尾さん・・・?」

繭子「もう、ちゃんと人の話し聞きなさいよ!」

と言って、淳平の頭を軽くたたいてきた。

(か・・・かわいい・・・)

繭子「それに、東尾じゃなくて、ま・ゆ・こ。って呼んで!」

突然な要求に戸惑う真中。

真中「え・・・いいの?まだ友達でもないのに・・・」

繭子「何言ってるんですか?もう友達じゃないですか?合コンで会ってるんですから!」

真中「じゃ、じゃあ・・・繭子ちゃん・・・」

繭子「ハイッ!真中さん!フフフッ!なんか嬉しい!」

と言って笑顔になる。そんな繭子を見て淳平は・・・

(西野や東城もかわいいけど、繭子ちゃんもかわいいな〜・・・)

と、お決まりの妄想ワールドに入り込んだ真中。

繭子「真中さん!?ちゃんと聞いていますか!?」

真中「え・・・っ、何、繭子ちゃん?」

繭子「もう、ちゃんと聞いてください!」

真中「はははっ・・・」

繭子「フフフッ!」

この二人は傍から見れば結構お似合いのカップルに見えるだろう。

しかし、この時、東城と西野の心の中はと言うと・・・

(あ〜あ、何で大草君と話してるんだろう・・・淳平君といっぱい話したいと思ってたのに・・・それに・・・淳平君、東尾さんとあんなに楽しそうに話してる・・・)

(出来るなら・・・天地君じゃなくて真中君と喋りたかったな・・・でも、真中君・・・東尾さんと話してて楽しそうだな・・・)

そう、楽しく喋ってはいるが、二人は内心は真中と喋りたかったのだ。大好きな真中と・・・その想いはこの時は届かなかった。

外村「お〜い、皆!着いたぞ!!」

外村の声で皆電車を降りた。

外村は、駅から出てから皆に説明をした。

外村「オホン、え〜、今日はここで一日過ごして、東城に皆の性格などを見てもらって、脚本を作ってもらいたいと思います!でも、あくまで今日は皆で遊ぶことだから、皆張り切って遊ぼー!」

「「「「「「「「「「「「「「おぉーーー」」」」」」」」」」」」」」

外村「じゃ、入場券と一日フリーパスを買うのは、天地、お前に買ってもらう!」

天地「何で僕が買うんだよ!?皆もう高校生だから自分の分ぐらい払えるだろ!」

天地はさすがに怒った。その天地をちょっと皆から遠ざけて、外村は天地に言った。

外村「馬鹿だな〜、俺はお前にいいカッコさせるために言ったんだぞ!東城がいる前で皆の分を払ってみろ!東城は天地のこと見直すと思うぜ!?」

天地「な、なるほど・・・そうだな・・・」

外村はさらに追い討ちをかけた。

外村「天地が嫌なら真中にでも頼むか。アイツ、バイトやってて金はありそうだから・・・」

と言うと天地は・・・

天地「いや、真中が買うなら僕が買う!」

天地は外村の罠にかかった。東城と言う甘い罠に・・・

外村「じゃ、決まり!ほら、皆の元に戻るよ!」

と、外村は真中たちの方を親指で指した。

天地「分かった、今行く。」

そして券などを買った皆は遊園地の方に歩いていった。

そして、着いた。

外村「今日はここ、桜海臨海公園で遊ぶぞ!」

外村は張り切って言った。

((あ・・・ここって・・・))

(西野と・・・)

(淳平君と・・・)

((一緒に来たんだっけ・・・))

真中と西野は同時に思った。そう、ここは真中と西野、大草と唯がダブルデートに来たところだった。その時は、お互いにほとんど一緒に行動できなかった。しかし、一番最後に一緒に二人っきりで観覧車に乗った。真中と西野にとってここはちょっとした思い出の場所だ。

外村「ん、真中?何かあったか?」

外村は真中が何か考えていたので言った。

真中「何でもないよ・・・」

(ここには、今度は西野と二人で来たかったな・・・今度こそ、二人っきりで・・・)

外村「じゃ、行きますか!?」

「「「「「「「「「「「「「「おぉーーー」」」」」」」」」」」」」」

真中たちは遊園地の中に入っていった。

第4話終わり。


[No.302] 2007/04/29(Sun) 20:49:15
第5話 (No.302への返信 / 4階層) - ユートピア

第5話「大きな勘違い」

皆は遊園地に入って何に乗るか迷っていた。

外村「じゃ、最初は何に乗る?」

外村は皆に相談した。

ちなみ「ちなみはぁ、最初はメリーゴーランドに乗りたいですぅ!」

北大路「高校生にもなってメリーゴーランド?あたしは嫌だな〜」

美鈴「あたしも!」

皆は乗る気は無さそうだ。

ちなみ「じゃあ、誰もちなみと乗ってくれませんかぁ?」

ちなみは眼に涙をためて男子陣を見た。ぶりっ子しながら。

この攻撃にやられたのは小宮山だけだった。

小宮山「ちなみちゃん、俺が一緒に乗ってあげようか?」

ちなみ「大草さん、天地さん、一緒に乗ってくれませんかぁ?」

ちなみは小宮山を無視した。

小宮山「いいよいいよ、どうせ俺はもてない男ですから・・・」

小宮山は泣いていた。

つかさ「ちょっと、端本さん。小宮くんが一緒に乗ってくれるって言ってるから、一緒に乗ってあげなさいよ!」

西野がちなみをちょこっとだけ怒った。

小宮山「つ・・・つかさちゃん、ありがとー!!」

小宮山はそお言うと西野に抱きつこうとした。それを男子陣は皆で阻止した。

美鈴「西野さんを汚すな!この変態野郎!!」

美鈴が止めを刺した。

唯「やっぱ最初はあれ!絶叫マシーン乗ろうよ!!」

今度は唯が提案した。

めぐみ&沙恵&繭子「あたし達も唯ちんにさんせー!」

大草「そうだな、最初は絶叫系かな?」

天地「綾さん、怖かったら僕と一緒に乗りましょう!」

東城「だ、大丈夫だよ、天地君・・・私結構絶叫系好きだから・・・」

東城は絶叫系は得意だった。ここにいる皆、真中を除いて皆、絶叫系は大好きだった。

(やべー、俺絶叫系苦手だよ・・・どうしよう・・・)

真中「お、俺・・・絶叫系苦手だから、皆で行ってきなよ・・・」

真中は皆に言った。

外村「お前、絶叫系苦手だっけ?」

大草「あ〜、そういやそうだったな。俺達が何度も誘ったが結局一回も乗らなかったな〜。」

北大路「真中が行かないんならあたしも行かない〜!」

外村「そおゆう行動はやめてくれ。今日の目的は皆で遊ぶ事。そおいう行動はとらないでくれ、北大路。真中はしょうがないからいいよ。ここで待っててくれ。」

真中「分かった、皆楽しんできて・・・」

皆は行ってしまった。

(ハァ〜、何で俺だけ乗れないんだろう・・・結構嫌なんだよな・・・こおゆう時間・・・)




外村「結構楽しかったな!」

大草「ああ、見た目以上にスリリングだったし。」

西野「東城さん、楽しかったね!」

東城「そうそう、楽しかった!でも、真中君だけ置いてきて良かったのかな・・・」

西野「淳平君は大丈夫だよ。この後、淳平君も楽しめる所を回ればいいじゃん!」

東城「そうだね!」

皆は楽しそうに話している。皆が真中の下に戻ってきた。

真中「楽しかったか?」

外村「結構良かったよ。お前も乗ればいいのに・・・!」

真中「だから〜俺は苦手だって言ってるだろ!」

西野「外村君、今度からは淳平君も乗れるようなやつ乗ってこ!」

外村「ん〜、そうだな。そうするか!よし、お〜い、皆次行くぞ〜!」

皆は次のアトラクションに向かった。その移動中に・・・

外村「やっぱつかさちゃんは優しいよな!」

西野「な、何よ、急に・・」

西野は外村の突然の発言に照れた。

外村「普通、真中みたいな奴は無理やり乗せる・・・みたいな奴も大勢いるんだぜ!?なのにつかさちゃんは真中のことを考えてるし・・・やっぱ、真中のこと好きなんだな。」

西野「・・・うん・・・一回別れたけど、前に桜学に来てくれた時に、親衛隊から守ってもらって・・・そのときに気づいた・・・あ〜、まだ淳平君のこと好きなんだなって・・・」

外村「皆には言わないけど、俺はつかさちゃんを応援するよ。」

西野「ありがとう、外村君。」

西野は外村に笑顔を向けた。

外村(真中・・・つかさちゃんの笑顔を曇らすなよ・・・)




この後、真中でも乗れる楽しいアトラクションを2、3個乗った。

外村「絶叫系抜きでも結構楽しいな。」

真中「すみませんね・・・俺のせいで・・・」

北大路「気にするなって、真中!」

ちなみ「そおですよ、人間誰だって苦手なものがあって当然ですからぁ!」

美鈴「でも真中先輩の場合、苦手なものが多い気がするけど!」

美鈴が言い放った。

真中「ハハハ・・・」

真中は笑うことしか出来なかった。

唯「ん?」

東城「どうしたの、唯ちゃん?」

唯「西野先輩がいない・・・」

めぐみ「大草さんも居ません・・・」

真中「えっ・・・!?」

外村「あれだけ言ったのに・・・大草の奴つかさちゃん連れてどっかにいったな!?」

天地(な・・・なら僕も・・・)

天地「あ・・・綾さ・・・」

天地も綾を連れてどこかに行こうとした時、

外村「天地、お前も東城つれてどっかに行くなよ!」

天地「えっ・・・あ、当たり前じゃないか!」

外村(バレバレだっつの!それより真中の奴は・・・)

(何で大草は西野を連れて行ったんだ・・・?あっ、そおいえば前にアイツ西野のこと好きだって言ってたっけ・・・)

真中は心配になっていた。このごろ西野といい関係が続いていたが、連れ出したのはあの大草だ。かなりモテて女子が何をすれば喜ぶか知っている。

外村「仕方ない、ここは遊ぶのやめて大草たちを探すか・・・」

美鈴「しょうがないわね、大草さんが居ないと東城先輩も脚本かけないし・・・」

皆が大草と西野を探しに行こうとした時、

真中「いいよ、皆。俺一人で探してくるから。」

東城「えっ、いいよ。私達も皆で探すから。」

真中「いいって、せっかく皆で遊びに来たから。それに東城は皆のことを脚本にしないといけないから皆と遊んでて。それにほら!俺、一様監督だし!」

外村「分かった、俺達は遊んでるからお前はつかさちゃん達探して来い。」

真中「分かった、行って来る。」

真中は走っていった。

唯「大丈夫なの、外村君?」

外村「ああ、大丈夫だよ。さ〜て皆、俺達は言われた通り、遊ぶぞ〜〜!!」

外村は張り切った。

外村(真中、早く見つけて来い・・・嫌な予感がする・・・)

外村たちは再び遊び始めた。






西野たちは2つ目のアトラクションのあと、こっそり抜け出した。もちろん、大草の意見。西野は反対したが、結局折れてしまい、大草と一緒に行動していた。

西野「ねえ、大草君、そろそろ皆の下に帰らない?」

大草「いいじゃん、俺達だけでも。」

西野「東城さんは皆を見て脚本書かなきゃいけないんだよ?」

大草「俺達、東城と一緒の中学だったし、いいじゃん、俺たちがいなくても。」

西野「そうだけど・・・」

大草「あっ、西野!次はあれ乗ろうよ!」

そお言いながら大草は西野の手を握って引っ張っていった。

その後も、大草は西野の肩に手を回したりしていた。

西野「さっきから手握ったり肩に手回したり、やめてくれない!?」

西野は大草の手をつねった。

大草「イテッ・・・」

大草(西野、全然落ちないな・・・こうなったら最後の手段。これやって落ちなかった女はいないからな!)

大草「西野、渡すものあるから目、瞑って。」

西野「何で〜!?」

大草「何ででも。」

西野は渋々目を瞑った。

西野(何をくれるんだろう?)



そのとき、真中が西野たちを見つけた。

真中「ハァ・・・はぁ・・・やっと見つけた・・」

真中は西野たちを見てその場で固まってしまった。

西野は目を瞑って大草は西野にキスをしようとしている。

そして、二人の影は重なった。

その瞬間、真中は振り返って走っていった。

西野は自分の唇に何かが触れた感触があった。何かなって目を開けてみると、自分の顔の前に大草の顔があった。そう、大草は西野にキスをしたのだ。

驚いた西野は大草から離れた。

西野「あんた何したの?」

大草「何って、キスだけど・・・」

西野「何でそんなことするの?」

大草「今日、西野を落とそうと思って・・・中々落ちないからキスしたら落ちるかなって・・・今までは皆落ちたから・・・」

西野「何で・・・何で・・・」

西野は泣き始めた。そしてある人を見つけた。真中だった。西野たちから離れるように走っていった。そのとき、西野はキスを見られたと思った。

西野「淳平君・・・待って!」

しかし、そんな西野の声もむなしく、真中には聞こえてない。

今日、真中は大きな勘違いをした。

(あの二人は付き合ってるのかな・・・もう、俺は西野の彼氏に戻れないのか・・・)

第5話終わり


[No.303] 2007/04/30(Mon) 14:04:05
第6話 (No.303への返信 / 5階層) - ユートピア

第6話「心の傷」
※ 大草ファンの方は見ないほうがいいと思います。

真中は見てしまった。大草と西野がキスしているところを・・・たとえ、不意打ちのキスでも・・・この場面を見れば二人は付き合っていると考えてもしょうがないだろう。

(いつからなんだろ・・・あの二人は・・・もう、俺は・・・西野の過去なんだ・・・ハハッ、妙な期待はしないことだな・・・)

真中は考えながら、歩いていた。

外村「ん?お〜い、真中!!つかさちゃん見つかっ・・た・・・か・・・」

外村は真中の異変に気づいた。否、この場合、誰が見ても分かる。

真中「外村、悪い・・・俺気分が悪いから今日は帰るわ・・・じゃあな、皆は楽しんできてな・・・」

外村「おい、待てよ真中!何があったんだ?」

小宮山「おい、真中!お前変だぞ!!分かった、昨日変なものでも食べたか?」

小宮山は能天気だ。

東城「真中君・・・どうしたの・・・?」

北大路「真中〜、何で帰るの〜?」

ちなみ「帰っちゃうんですかぁ〜?」

唯&めぐみ&沙恵&繭子「何で〜?」

美鈴「……」

天地(真中がいなくなれば僕は綾さんといっぱい話しができる!)

このとき真中の本当の異変に気が付いているのは外村兄妹だけだった。

真中「じゃあな・・・」

外村「・・・真中・・・」

真中は帰っていった。

・・・・・・・

真中が帰って数分後、西野が皆の方に走ってきた。でも、なぜか様子がおかしい。皆に気づかずに、東城にぶつかってしまった。

東城「西野さん?どうしたの?」

西野「う・・・うぅ・・・」

西野は泣いていた。さっき大草にキスされてその場面を真中に見られたのだから・・・。

外村「つかさちゃん?どうしたの?」

唯&めぐみ&沙恵&繭子「西野先輩、どうしたんですか?」

真中といい、西野といい、様子がおかしい。

西野「う・・・ううぅ・・・お・・・大草君に・・・」

外村「大草に何かされたの?」

西野「む・・・無理やり・・・キス・・・された・・・ヒック・・・」

西野の発言にこの場にいた皆が驚いた。

西野「ファ・・・ファーストキス・・・だったのに・・・」

このとき、皆は大草に対する怒りを覚えた。今までにないくらいに。

西野「そ・・・それに・・・その場面・・・じゅ・・・淳平君に・・・見られた・・・うっ・・・うっ・・・あぁあぁあぁああ・・・・」

このことを告げると、西野は東城に寄り添って号泣した。大草に無理やりキスされたことに対する悲しみ・・・それもあるが、それを今一番好きな人に見られてしまった・・・出来ればその人とキスはしたかった・・・

皆の大草への怒りは頂点に達した。

外村「何やってんだよ!大草の奴!!」

天地「レディーを傷つけるなんて!」

小宮山「つかさちゃんのファーストキスを貰いやがって!!」

・・・おいおい・・・違うだろ?

東城「許せない・・・」

美鈴「何てことするの?結局男はキスしたいだけ?」

ちなみ「ちなみ許せません!!」

唯「大草さんがそんなことするなんて・・・」

まぐみ「信じられない・・・」

沙恵「何で・・・」

繭子「大草さんって女心何も分かってないわね!」

こずえ「ゆ・・・許せません!」

美鈴「大丈夫ですか?西野先輩?」

西野「う・・・うっ・・・うぅ・・・ヒック・・・淳平君・・・」

そのとき、向こうから大草が走ってきた。

大草「外村、西野見なかった?」

外村「良くそんなこと言えるな、お前!」

その時、天地が大草を殴ろうとした。

天地「何で無理やりキスしたんだぁ!」

外村「ちょ、まて、天地!殴るな!!」

外村はやっとのことで天地を止めた。

天地「何でだよ!こんな奴殴らなきゃ気が済まない!!」

外村「俺達だって同じ気持ちだ!!!!」

外村が怒鳴った。あまりの迫力にその場にいた全員が驚いた。

外村「今、こいつを一番殴りたい奴はここにはいない。だから、こいつは殴っちゃいけない。」

それは真中だ。西野のことが好きな真中だ。

外村「まずは、理由を聞かせてくれ。」

外村は大草に言った。

大草「何でって、西野を落とそうとしたから。」

美鈴「何で落とすためにキスまでするの?」

大草「今まで、キスをして落ちなかった女はいなかったから。」

北大路「そんな理由でファーストキス奪ったの?!」

大草「えっ、ファーストキスだったの?」

大草はほんの少しだけ笑った。それは、西野のファーストキスを自分が奪った優越感からだった。

外村「謝罪の言葉は無いのか?」

大草「何で謝らなきゃいけないんだ?たががキスだろ?」

皆はこの言葉でキレた。

外村「もうお前とは口を利かない・・・」

小宮山「じゃあな、お前とは絶交だ・・・」

皆は大草から離れていった。

西野はまだ泣いていた。

大草は西野の元に駆け寄り、

大草「何で泣いているんだ?俺とキスできたんだぜ?」

美鈴「自惚れるのも大概にしろ!!!もうアタシ達に付いてくんな!!!!」

東城「西野さん、大丈夫?」

西野「う・・・うぅ・・・ごめんね、皆・・・あ・・・アタシのために・・・」

外村「つかさちゃんの所為じゃないよ、全ては大草が悪いから。」

大草はがっかりしていた。後悔じゃなくて・・・

大草「俺でも落ちなかったか・・・真中、お前に西野を振り向かせるのは無理だよ・・・」

そお言って大草は帰っていった。

皆もこれではとても遊べない状態なので皆は帰ることにした。

外村「皆、ここで解散しよう。つかさちゃんは俺が送っていく。」

東城「分かった、任せるね、外村君。」

美鈴「変なことしないでよ!」

外村「そんなことするかよ。」

外村は真剣な顔で言った。

北大路「じゃあ、皆、さよなら・・・」

ちなみ「さようなら・・・」

唯「東城先輩、西野先輩、またね・・・」

一人、一人と帰っていった。





外村はつかさを送り届ける役を買ったのはつかさと話をしたかったから。

外村「大草とのキス・・・真中に見られたのか?」

西野はもう泣いてはいなかった・・・だが、元気がまるでない。抜け殻のようだった。西野は小さく頷いた。

外村「じゃあ、真中は誤解したままなんだな?」

西野はまた小さく頷いた。

外村「じゃあ決まり。今から真中の誤解を解きに行こう。」

西野「えっ?」

外村「つかさちゃんだって嫌だろ?」

西野「でも、淳平君・・・信じてくれるかな・・・」

外村「修学旅行のとき、つかさちゃんは真中のことを信じてたから夜に真中が行った時に会ってくれたんだろ?今度は真中が信じる番だ。」

西野「でも・・・無理だよ・・・あの時とはレベルが違う・・・あの時淳平君はまだキスしてなかった・・・だけど今日は・・・キスしてたところを・・・見られた・・・」

外村「じゃあつかさちゃんは、真中とこのままでいいのか?このまま、距離が開いちゃうよ?それでもいいのか?」

西野は考えた。一番最初に浮かんだのは、真中の笑顔だった。それと、その笑顔の真中と喋っている自分自身だった。また楽しく淳平と喋りたい・・・だが・・・

西野「でも・・・あってくれないかもしれない・・・もういいよ・・・これ以上、外村君に迷惑掛けられない・・・」

そお言って西野は

西野「今日はありがと、外村君。外村君の気持ち・・・嬉しかった・・・さよなら・・・」

西野は自分の家に帰っていった。

外村は自分の無力さに怒りを覚えた。

外村(俺にやれることは無いのか・・・)

その日、西野は家に帰ったら、泣いた。夜遅くまで・・・泣き続けた・・・胸が痛いから・・・真中のことを想いながら、泣き続けた・・・

第6話終わり


[No.304] 2007/04/30(Mon) 18:51:14
第7話 (No.304への返信 / 6階層) - ユートピア

第7話「元通り」

真中は西野と大草が付き合っていると完全に勘違いしている。どうしても覆らない事実。真中は遊園地の帰りに公園に来ていた。

(もう、西野とは、昔みたいに楽しく話せないのかな・・・西野のこと・・・あきらめられるかな・・・)

こんなことを考えながら何時間もベンチに座っていた。

そして、家に帰っていって、真中も泣きながら寝た。





翌日、真中は学校に行った。

外村「よう、真中。おはよう。」

外村が挨拶してきた。

真中「あぁ・・・おはよう・・・」

外村「元気ないな・・・」

真中「そお見えるか?」

外村「つかさちゃんに関係があるのか・・・」

真中「えっ・・・」

真中は驚いた。

外村「気になることがあるなら直接聞けばいいだろ?」

真中「もう遅いよ・・・西野は・・・」

外村「自分の目の前だけが真実じゃない。それを伝えたかったんだ。」

外村はそれだけ言うと向こうに行った。最後に、

外村「つかさちゃんの事が好きなら信じてやれ。」

真中「外村・・・」

(そうだよ・・・まだ西野からは何も聞いてない・・・でも・・・もし本当のことだったら・・・)

(いや、今言われたばかりだろ!西野のこと信じなくちゃ!もし本当だったら・・・俺は・・・あきらめられるかな・・・)

(今日のバイトの帰り、聞いてみよう・・・西野に・・・)

真中「外村!」

外村「何だ?真中?」

真中「俺、今日部活休むから。」

外村「分かった、頑張れよ。」

真中「ああ、それより、外村。」

外村「ん?」

真中「ありがとう。」

外村「どういたしまして。」



放課後。

真中は帰ったが他の部員は部室に集まっていた。

外村「今日は真中は休み。」

北大路「何で〜?」

外村「真中も忙しいんだよ。」

外村は真剣に言った。

北大路「何だ〜、つまんな〜い!」

外村「それより東城、脚本出来そうか?」

東城「うん、何とか出来そう。書いていて面白いし。」

外村「それで相談なんだが・・・大草は外してくれないか?」

東城「うん・・・そのことは今日聞こうとしてて・・・でも真中君いないからどうしようかと思ってたけど・・・」

美鈴「私は出てほしくないです!あの人が出たら西野さんがかわいそうです!」

ちなみ「ちなみも出てほしくないですぅ!」

東城「わかった、大草君は外しておくね・・・」

外村「悪いな・・・」






そのころ真中はバイト先のテアトル泉坂に来ていた。

真中「こんにちわぁ・・・」

館長「おお、淳平か!久しぶりだな!また頼むぞ!」

真中「はい、分かりました。」

館長「じゃあ、早速掃除頼むぞ!」

真中「分かりました。」

真中は掃除を始めた。


そして休憩時間。

館長「淳平、休憩じゃ!パティスリー鶴屋に行ってケーキ買ってきてくれ。」

真中「えっ、俺が?」

館長「お前以外に誰がいるんじゃ?ほれ、金は渡すから・・・」

結局真中が買いに行くことになった。

(あー・・・昨日の今日で会うのか・・・一応今日会うつもりだったけど・・・心の準備が・・・)

そんなことを考えているうちに着いてしまった。

真中「ゲッ、もう着いたの?」

真中は覚悟を決めて店の中に入った。

西野「いらっしゃいま・・・せ・・・」

西野は驚いた。昨日の今日で真中に会うのだ。心の準備がまだ何も整ってない。

真中「に・・・西野・・・ケーキ買いに来ただけだから・・・」

西野「そう・・・」

(やっぱり誤解してるよね・・・でも、訂正する勇気がない・・・あたしは淳平君の前で・・・)

真中「じゃあ・・・これと・・・これ、ください。」

西野「あっ・・・はい・・・」

西野はケーキを箱につめた。

西野「ありがとうございました・・・」

真中はドアに手を掛けたま止まっていた。

西野「淳平君・・・どうしたの?」

真中「西野・・・帰り話したいことがあるから・・・一緒に帰らない・・・?」

西野「えっ・・・いいけど・・・」

真中「じゃ・・・バイト終わったら待ってるから・・・」

真中はそお言い残すと店から出て行った。

(淳平君は何を話したいんだろう・・・昨日のことかな?もしかして・・・あれで勘違いして・・・東城さんと付き合ったって・・・伝えに・・・)

西野は昨日のことでマイナス思考になっていた。



真中はバイトが終わり、西野が働いてる店の近くで待っていた。

しばらくして、西野がバイトが終わって店から出てきた。

真中「・・・帰ろっか・・・」

西野「うん・・・」

真中と西野は無言のまま歩いていた。二人の頭の中ではいろんなことがグルグル回っている。真中が沈黙を破った。

真中「西野・・・話したいことあるから・・・公園に寄ってかない?」

西野「いいよ・・・」

二人は公園についてベンチに座った。

また数分間の沈黙。また沈黙を破ったのは真中だった。

真中「昨日・・・俺先に帰ったじゃん?そして、この公園に来て、いろいろ考えた・・・西野にとっては俺はもう過去なんだなって・・・」

西野「うん・・・」

真中「今日一緒に帰ったのは・・・聞きたいことがあって・・・」

真中はここまで言ったが、不安で声が出なくなる。

真中は勇気を振り絞って、

真中「昨日・・・西野って・・・大草とキスしてたじゃん・・・やっぱり大草と西野は・・・付き合ってるの・・・?」

真中は言い終わって、不安に押しつぶされそうになった。

西野「・・・ちがうよ・・・」

真中「えっ・・・」

西野「アタシと大草君は付き合ってない。」

真中「じゃ・・・何で昨日大草とキスしてたの?!」

西野「あれは、無理やりされたの!あげるものがあるから目閉じてって言われたから・・・」

(そうだったのか・・・よかった〜・・・)

西野「最初は・・・ファーストキスは・・・淳平君が良かったな・・・」

真中「ええっ!!?」

二人はいい雰囲気に包まれていた。だが・・・

真中はまだ答えを出せていない。東城、西野、北大路の誰かに絞ることなんて出来なかった。だが、いつかは来ること。いつかは答えを出さなければいけない・・・真中は話題を逸らした。

真中「西野・・・もう一度聞くけど・・・大草とは本当に付き合ってないんだな?」

西野「しつこいぞ!何度も言ってるじゃん!!」

真中「はい・・・分かりました!」

西野「分かればよろしい!」

真中「ハハハッ!」

西野「フフフッ!」

二人に久しぶりに笑顔が戻った。

真中「帰る?」

西野「う〜ん・・・もう少し話したいな〜。」

真中「分かった、何話す?」

西野「う〜ん・・・そうそう、今日のケーキもおいしかった?」

真中「うんうん、おいしかった!」

西野「ありがと。あれね、二つとも私が作ったんだよ!」

真中「マジ?!すごいな〜、西野は・・・」

この後数時間、二人は話に花を咲かせた。

真中「すっかり遅くなっちゃったな・・・西野、送ってくよ。」

西野「え〜、いいよ。家近いし。」

真中「やっぱだめ?もうちょっとだけ西野と居たかったから・・・それとも、俺と居るのいや?」

西野「そんなこと無い。大草君と居るより全然楽しいよ!じゃ、淳平君、家までよろしくね!」

真中「ああ、行こうか、西野!」

西野「うん!!」

西野は満面の笑顔を淳平に見せた。

こうして、大草のとんでもない行動により生まれた誤解は、今日、見事に真中の頭の中から消えて、変わりに別のことが生まれてきた。

第7話終わり。


[No.305] 2007/04/30(Mon) 22:12:09
第8話 (No.305への返信 / 7階層) - ユートピア

第8話「西野つかさ尋問タイム♪」

「おはよー」

「おはよう」

西野は学校に来ていた。

西野「おはよっ、トモコ!」

トモコ「?おはよ、つかさ。何かあったの?」

西野「ん、何で?」

トモコ「だって、昨日まで死にそうな顔してたのに、今日になったら満面の笑顔・・・さては〜、男だな?」

西野「な、何言ってるの?!そんなんじゃないよ!」

トモコ「その反応は図星だな?で、で、どんな人?」

女子1「何々〜?何の話題で盛り上がってるの?」

トモコの声が大きかったのか女子が3人集まってきた。

トモコ「つかさが彼氏出来たんだって〜!」

西野「か、彼氏じゃないんだってば!」

女子2「そうなの〜?で、どんな人?やっぱかっこいいの?」

女子3「そりゃそうよ〜。つかさが好きになるんだからそこら辺にいるかっこいい男子とは桁が違うんじゃない?」

トモコ「ハァ〜・・・」

トモコがため息をついた。

トモコ「皆つかさのこと分かってないな〜。つかさって、私達と出かけたときに私達がいいなっ、かっこいいな。って思った人たち全員『興味なし!』って切り捨ててったじゃない?多分つかさは人を外見だけで良し悪しを決めて無いんじゃないかな?」

トモコは良くつかさのこと見てるな。感心するよ。

トモコ「あの修学旅行の人もそうだったし・・・」

西野「!!!・・・」

西野は急に真中のことが話題に出てきて動揺した。そんなつかさのことを見逃すトモコではなかった。

トモコ「何々〜?何でつかさ動揺してるの〜?」

西野「べ、別に動揺なんかしてないよ!!」

トモコはニヤニヤしながら、

トモコ「強く否定するのは図星の証♪」

と言った。

女子1「え〜、マジなの?」

女子2「あの時の人がつかさの好きな人〜?何で〜?」

女子3「そうそう。つかさならもっとレベルが高い男子も簡単に狙えるのに・・・何を好き好んであんな男子なんかを・・・」

西野は真中の悪口を言われちょっとカチンときた。

西野「そんなこと無い!淳平君は優しくて、たまに頼りになって、夢に向かって一生懸命で・・・そんな姿が輝いて見えて・・・私にはもったいない人だよ・・・」

西野は言い終わった後、ハッとした。

(しまった〜・・・つい・・・これじゃ全部言うまで逃がしてくれない・・・)

トモコ達はニヤニヤしていた。

トモコ「では、私達にその『淳平君』とやらの事、全部教えてもらおうか?」

西野「どうしても言わなきゃダメ・・・?」

トモコ&女子1,2,3「ダ〜メ!全部吐くまで返さない!」

“キ〜ンコ〜ン・・・カ〜ンコ〜ン・・・”

予鈴が鳴った

トモコ「チッ、タイミングよく予鈴が鳴ったわね!西野つかさ尋問タイムは後にするか・・・」

西野「コラー、尋問とか言うな〜〜!!」






その頃真中は・・・

外村「おはよう、真中。」

真中「おはよぅ・・外村・・・」

外村「何かあったのか?元気が無いぞ?」

真中「そお見えるか・・・?」

(まさか、つかさちゃんと何かあったのか・・・・?)

真中「実は・・・昨日の夜遅くまで映画見ててさ〜、寝不足なんだよね・・・」

真中は眠たそうに言った。

(俺の心配は無意味だったか・・・)

その時、真中の視界が何か柔らかい物で遮られた。

北大路「真中〜おっはよ〜〜!」

北大路が真中の顔を自分の胸に押し当ててきたのだ。

真中「ンー・・・ンー・・・」

息ができない・・・

そんな光景を外村は笑いながら写真に収めていた。

ちょっとして、さすがにヤバイと思ったのか、外村が止めに入った。

外村「北大路・・・さすがに離さないと真中死ぬぞ・・・」

北大路「あ〜、ごめん、真中〜♪」

真中「っぷはぁ・・・」

(死ぬかと思った・・・ある意味凶器だよ・・・あの胸は・・・)

外村「そろそろ教室入らないと・・・授業始まるぞ。」

北大路「は〜い、真中!一緒に入ろ♪」

さつきが腕を組んできた。

真中「う、腕を組むな!さつき!」

北大路「いいじゃない!アタシと真中の仲なんだしぃ♪」

結局さつきの勢いに負けて腕を組んだまま教室に入った真中とさつき。

教室に入って一番最初に目に入ったのは東城だった。

真中「と、東城!?」

東城「ま、真中君・・・おはよう・・・」

真中「ああ、おはよう・・・」

(やっべ〜〜・・・東城に誤解されたかな・・・)

“キ〜ンコ〜ン・・・カ〜ンコ〜ン・・・”

こちらも予鈴が鳴った。

外村「授業開始まであと少しだ。そろそろ席に着かない?」

真中「ああ、そうだな。」

皆はそれぞれの席に着いた。幸い今年は映研部と大草、天地が一緒のクラスになっていた・・・小宮山以外は・・・

小宮山「いいよいいよ・・・どうせ俺は仲間はずれになる運命なんだよ・・・」

・・・頑張れ小宮山・・・

席に着くと、東城は隣の席の天地と毎日喋っている。

そんな二人を真中はジッと見ていた。

外村「何だ、大草の次は天地に嫉妬か?真中?」

真中「別に・・・嫉妬なんか・・・」

外村「顔に書いてあるぞ。それぐらいは俺でもわかる。ところで、つかさちゃんには会えたか?」

真中「な、何で知ってるの?」

外村「あのな〜、昨日部活休んだのはどこのどいつだ?」

真中「それでも・・・」

外村「で、何を聞いたんだ?」

真中「・・・大草と付き合ってないかどうか・・・」

外村「付き合ってないに決まってるだろ!?」

真中「普通キスしてるとこ見たら誰だって付き合ってるって思うだろ?」

外村「そっか・・・お前はあの後のつかさちゃんの顔、見て無いんだっけ・・・」

真中「?どんな顔してたんだ?」

外村「・・・泣いてた。」

真中「泣いてた・・・?」

外村「ああ、泣いてた。無理やりキスされた事に対する悲しみもあっただろうけど、一番きつかったのは・・・お前にキスされたところを見られた事だと思うぞ。」

真中「えっ・・・」

外村「つかさちゃん泣いてる間、ずっと言ってたぞ・・・『淳平君・・・淳平君』ってな・・・」

真中「そう・・・だったのか・・・」

真中は驚きの気持ちもあったが嬉しさもあった。

(西野・・・そんなに俺の事・・・)

ちょっと自惚れる真中。しょうがないか・・・

真中たちが喋っていると、チョークがすごい勢いで2つ飛んできた。

真中&外村「痛ってーーー!!」

黒川先生「アタシの授業でお喋りするなんていい度胸じゃないの?えぇ!真中、外村!」

どうやらチョークを飛ばしたのは黒川先生だったらしい・・・それにしてもすごい威力だ・・・

黒川先生「以後、気を付ける様に!!」

真中&外村「はい、気を付けます・・・」

真中と外村は思った。黒川先生の授業ではきちんと授業を受けようと・・・

第8話終わり。


[No.306] 2007/05/04(Fri) 16:16:52
第9話 (No.306への返信 / 8階層) - ユートピア

第9話「決定事項」

泉坂高校の放課後。

映研部と天地が集まっていた。

外村「え〜、皆に集まってもらったのは例の合宿についてです。」

真中「泊まるとことか決まったのか?」

外村「天地の紹介で決まった。今までとは比べ物にならないくらいに豪華だぞ。」

美鈴「でも・・・費用はどうするの?」

美鈴が皆の疑問を言ってくれた。

外村「全部天地が払ってくれるって!」

東城「え、でも・・・天地君、映研部でも無いのに・・・大丈夫なの?」

天地「綾さんのためなら何だってしますよ!」

天地はまた外村に騙された。

外村「東城、脚本出来たか?」

東城「何とかね。結構難しかったけど、出来たわ。」

真中「さすが東城!今から見れる?」

東城「うん。皆の分も持ってきたから。」

そうして、皆は東城が作った脚本を見ていた。皆しばし、脚本を読む事に夢中・・・

美鈴「さすが東城先輩!こんな脚本そうそう書けませんよ!」

真中「ああ、さすが東城!今年は優秀賞狙える!」

皆東城の脚本を絶賛した。

真中が脚本に妙な点を見つけた。

真中「ん、東城?出演者一人分少ないんだけど・・・」

外村「それは、大草を抜かしたからだ。」

真中「何で大草を抜かす必要あるんだ?」

美鈴「あんた馬鹿?あんな事があったのに大草さんをメンバーに入れると思う?」

真中「そうか・・・そうだな・・・」

外村「真中、これ。つかさちゃんに渡してくれ。」

外村は真中に脚本を渡した。

真中「ああ、分かった。」

外村「今日話し合うのはこれだけ。じゃあ、かいさ・・・」

“ガラガラ〜”

部室のドアが開いた。そこに居たのは大草だった。

外村「何の用があるんだ?」

大草「俺も今年の映画の出演者だろ?」

美鈴「アンタは外したよ。」

大草「何でだよ?俺の了承も無しか?」

外村「良くそんな事言えるな。つかさちゃんには了承無しにキスしたくせに・・・」

大草「そうか・・・そんな事もあったな・・・」

北大路「そんな態度が良く取れるわね!」

大草「真中、お前も俺を外すのに賛成なのか?」

真中(大草は友達だ・・・だが・・・)

真中「俺も賛成だ。大草が参加したら皆の士気が下がっていい映画が出来ない。ごめんな・・・」

大草「分かった・・・邪魔したな・・・」

大草は部室を出ようとした。だが、ドアの前で止まって振り返って真中に言った。

大草「俺は西野をあきらめない。俺のやり方で西野を落とし、西野の目線の先を俺の力で変えてみせる!」

こういい残し大草は出て行った。

外村「アイツも馬鹿だな・・・もうアイツには1%も可能性残ってないのにな。」

外村が呟いた。

真中「皆、いい映画創ろうな〜!!」

真中が皆を元気付けるために言った。

外村「そうだな!頑張るか!!」

東城「頑張ろうね、真中君!」

美鈴「頑張りましょう!」

北大路「お〜し、燃えてきた!」

ちなみ「頑張りますぅ!」

皆は帰っていった。






その頃桜海学園では、まだ西野つかさ尋問タイムが続いていた。

西野「ねぇ〜、もう止めてよ〜。これからバイトがあるんだから〜。」

トモコ「じゃあバイト先で続きを聞きますか〜!」

女子1,2,3「さんせーい!」

西野「もう・・・」

こうして西野はバイト先でも尋問にあった。おかげでいろいろな事を喋ってしまった。淳平の事、付き合ってた頃の事、別れたときの事、桜海学園に忍び込んで一緒に脱出したこと、その後の親衛隊との事・・・・そのほかにもいろいろ喋ってしまった・・・

トモコ「要するに、つかさはその淳平君の事が好きで好きでたまらないのね。」

西野の顔が赤くなる。

その時、タイミングがいいのか悪いのか真中が西野のバイト先に来た。

第9話終わり。


[No.307] 2007/05/04(Fri) 22:27:10
第10話 (No.307への返信 / 9階層) - ユートピア

第10話「好きな人」

真中が西野のバイト先に来た。目的は台本を渡すという名目だが真中は正直西野と話がしたかった。

真中「あ・・・あの・・・西野居ます?」

鶴屋のばあちゃん「あ〜、居るよ居るよ。おーい、つかさちゃん!いつものボーズが来たよ〜!」

トモコ「いつものボーズ?誰なの?」

西野「え・・・っと・・・お、御得意さんなの!ここのケーキおいしいおいしいって言ってくれて・・・」

女子1「何でそんなに動揺してるの〜?」

女子の一人が意地悪っぽく言った。

西野「べ、別に・・・」

鶴屋のばあさん「お〜い、つかさちゃん!聞こえなかったかい?」

西野「じゃあ、アタシ呼ばれてるから・・・」

西野は向かった。真中の下に。

真中「あ、西野!今日ちょうど台本が出来たから早く渡した方がいいかなって思ったから・・・」

西野「あ、ありがと、淳平君・・・あの〜、これに大草君は出るの?」

真中「大丈夫。断っておいたから。」

西野「ありがと、淳平君。」

真中「あのさ・・・バイト、何時に終わるの?」

西野「何で・・・?」

真中「いや・・・一緒に帰らない・・・?」

西野「あたしはいいけど・・・今日終わるの遅いけど・・・いいの?」

真中「いいよ、俺も今からバイトだから!そっちで時間つぶすよ!じゃあ、俺が終わったら迎えに来るから!」

西野「うん!待ってるね、淳平君!!」

真中「じゃあ、また後で!」

西野「また後でね、淳平君!」

真中は鶴屋から出て行った。そしてバイト先に向かっていった。

トモコ「ふ〜ん、つかさはあの男子しか目に入って無いんだね。」

女子2「何でかね?別にかっこいいわけでも無いのに・・・」

女子3「あたしらには分からないんじゃない?」

西野「何コソコソ話してるの?」

トモコ「別に♪」

その時、一人の男が店に入ってきた。

大草「あの・・・西野います?ここで働いてるって聞いたんですけど・・・」

ばあさん「またか・・・つかさちゃん!またつかさちゃんにお客じゃぞ!」

西野「は〜い、今行きます!」

西野は呼ばれていって、その場に固まった。

大草「よっ、西野!」

西野「・・・何しに来たの?」

大草「西野に会いに来た。」

西野「アタシはもう会いたくなかったんだけど・・・」

大草「なあ西野。今日何時にバイト終わるの?」

西野「何時でもいいでしょ?」

大草「じゃあ、待ってるから!」

西野「えっ!?」

大草はトモコたちが座っている席の近くに座った。






西野のバイト時間終了。

大草「西野、バイト終わったんだな?これからどっかに行かない?」

西野「悪いけどあたしこの後、用があるから・・・」

大草「かたい事言うなよ、どうせ大事な用じゃないんだろ?」

西野「あんたとどっか行くよりは大事よ。」

大草「いいじゃないか、ちょっとぐらい・・・」

大草は西野の肩に手を回して強引に西野を連れてった。

トモコ「ちょっと、何あの男?」

女子1「強引過ぎない?」

女子2「ねー、つかさこの後あの人と待ち合わせしてたんじゃないの?」

女子3「どうしよう?もし、変な事されたら・・・」

トモコ「とにかく、女子1、2。あんたあの二人をつけて。私と3はここに残って淳平君を待つ。あの人なら何とかしてくれそうな気がする。」

女子1「分かった。どこか分かったら携帯に連絡するね。」

女子2「行こっか・・・」





その頃真中は・・・

真中「ハァー、あんのじじぃ・・・今日に限ってこき使いやがって・・・西野待っててくれてるかな・・・」

真中はバイトを終え、西野のバイト先に向かっていた。ふと顔を上げると、心配そうな顔をしている女の子が2人居た。

トモコ「やっと来た!」

真中「あの・・・何ですか?」

女子3「つかさが知らない男子に連れて行かれちゃったの!」

真中「えっ?」

トモコ「場所も分かったから助けに行って!」

真中「分かった、で、どこなんですか?」

トモコ「この先の公園!先に行って!」

真中「分かった!」

真中は走り出した。

(西野!俺が行くまで・・・無事でいてくれ!!)



その頃西野は・・・

大草「それでさ〜・・・」

西野「・・・」

西野は大草を完全に無視している。

大草(何なんだよ・・・西野・・・真中より俺のほうがいいだろ?)

大草は西野の肩に回している手に力を入れた。その瞬間、西野を力強く抱きしめた。

西野「!?ちょ、何するの?」

大草「西野が・・・好きだから・・・」

西野「やめてよ!ねえ!!」

西野は大草から離れたいが大草の力が強くて動けない。

大草「西野・・・」

大草は目を瞑りながら西野の顔に自分の顔を近づけていった。

西野「やめてよ!やめて・・・」

(淳平君・・・助けて・・・)

大草の唇が西野の唇に触れようとしたとき・・・

真中「西野〜〜〜!!」

大草「真中・・・」

西野「淳平君!」

西野の願いが通じた。

真中「西野・・・ハァ・・・大丈夫か・・・?」

大草から西野は離れた。

西野「うん・・・今度は・・・助けてくれたね・・・ありがとう・・淳平君・・・」

大草「何で来たんだよ・・・せっかくいい雰囲気だったのに・・・」

真中「大草、西野のこと、好きなのか?」

大草「ああ、大好きだよ。」

真中「嘘だな。大草は西野のことを本気で好きじゃない。」

真中は真剣な顔で言った。

大草「何だと?俺は本気で西野のことが好きなんだよ!お前に何が分かるんだよ!!」

真中「分かるよ。本当に西野のことが好きならまず第一に西野のことを考える。西野の笑顔を曇らせるような事はしない。」

大草「・・・」

西野「淳平君・・・」

真中「もう西野の前には姿を現さないでくれ。」

大草「・・・」

大草は何も言わずに帰っていった。

真中「ふぅ〜・・・西野、遅くなってごめん・・・」

西野「ううん、来てくれただけでうれしい・・・来てくれなかったらまた無理やりキスされてたから・・・何でここって分かったの?」

真中「西野の友達に聞いたんだ。明日お礼言った方がいいよ。」

西野「うん、分かった。」

(淳平君・・・ありがとう・・・何か私がピンチのときに助けに来てくれたヒーローみたい・・・)

このとき、西野の想いは止まらなかった。

真中「じゃあ、帰るか?にし・・・」

“ギュッ”

西野が真中に抱きついた。

(えっ・・・何が・・・)

真中は頭の中が真っ白になった。

西野「淳平君・・・今日は本当にありがとう・・・」

真中「西野・・・」

西野「淳平君・・・」

二人はいい雰囲気に包まれていた。そんな雰囲気をぶち壊す声が放たれた。

トモコ「おーおー、お暑いことだね〜♪」

西野「ト、トモコ?」

西野はびっくりして真中から離れた。

西野「い、いつから見てたの?」

トモコ「全〜部♪」

西野「他の皆は?」

トモコ「帰った。時間も時間だし。」

西野「そ、そうなんだ・・・」

トモコ「今日はあんたの家に泊まるよ。」

西野「な、何で?」

トモコ「もっと聞きたい事があるから!今夜は寝かせないよ!」

西野「は、はーい・・・」

真中「西野・・・俺は・・?」

西野「ごめん、淳平君・・・今日はトモコと帰るからまた今度・・・」

真中「あ、そっか・・・しょうがないな・・・じゃ、また今度・・・」

西野「うん、ごめんね淳平君・・・」

真中「いいよ。じゃ、お休み、西野。」

西野「お休み・・・淳平君。」

真中は帰っていった。

トモコ「悪いね、彼氏帰られちゃって。」

西野「悪いと思ってるならこんなことしないでよ・・・」

トモコ「分かった、もうしないよ。あたし等も帰ろ?」

西野「うん。」

こうして、西野にとって長い1日が終わった。

第10話終わり。


[No.310] 2007/05/05(Sat) 17:21:52
第11話 (No.310への返信 / 10階層) - ユートピア

第11話「合宿スタート」

時は流れて・・・8月上旬。

映研部と天地、西野、向井、桜学1年東西南北の皆は駅に集まっていた。

外村「え〜、今から合宿に行きたいと思います!!」

「「「「「「「「「「「「「おお〜〜〜!!!」」」」」」」」」」」」」

皆は張り切っていた。

真中「皆ぁ〜、いい映画創ろうな〜〜!!」

北大路「そうだね〜、真中〜。でも、アタシは〜、真中との思い出作りたいな〜♪」

真中「へ、変なこと言うなよ、さつき!」

外村「え〜、前も言ったけど、今回は初心者の人が多いから今回の合宿はいつもより長くとってあるから。早めに撮影終わらせて皆で遊ぼ〜!!」

・・・こいつはそっちの方が目的なんじゃないのか?

そんなこんなで皆は電車に乗った。皆は和気藹々と喋ったりトランプをしたりしている。そんな中、一人だけ辛そうにしている人が居た・・・西野だ・・・

この頃バイトが忙しくなってろくに寝てもいない。そんな中、ちょうど昨日風邪をひいてしまった。だが、皆に迷惑を掛けるわけにもいかなく、無理して合宿に参加したのだ。そんなつかさは風邪をひいていると感じさせないくらい元気だ。

(アタシのせいで撮影を邪魔するわけにはいかない・・・元気にしてなくちゃ・・・)

そんな西野に異変を感じる者は居なかった。

そんなこんなで、目的地に到着した。

外村「今回はこの海の近くのホテルに泊まりま〜す!」

美鈴「分かったから早く案内しろ!」

美鈴は手荒い・・・

外村「分かったよ・・・」

一行はホテルへと歩き出した。

天地「綾さん、前にこんなことがありました!」

東城「何があったの?」

東城と天地は今回も楽しそうに喋っている。

真中「西野ってさ〜・・・」

西野「うん、うん、そうだよ〜・・・」

今回は西野は真中と喋る事が出来た。

一行はホテルに到着した。

西野「ほえー、こんなとこに泊まれるんだ・・・」

唯「すごいね・・・」

真中「おい、外村・・・金は大丈夫なのか?」

外村「大丈夫だって。今年は天地も居るんだから・・・」

・・・天地・・・可哀相に・・・

外村「え〜・・・チェックインは3時か・・・今は1時・・・どする?いきなり撮影する?」

真中「う〜ん・・・皆の演技力も見ておきたいからそうするか!」

唯「え〜、唯遊びたい〜!」

外村「まあまあ唯ちゃん。早く終われば遊べるから・・・それに毎日撮影じゃなくてたまには生き抜きもあるから・・・」

唯「そうか・・・それならいいか・・・」

真中「じゃあ皆、貴重品と台本もって海にでも行くか〜!」

「「「「「「「「「「「「「おお〜〜〜!!!」」」」」」」」」」」」」





小宮山「海だ〜〜〜!!!」

皆は海に来た。皆はしゃいでいる!

真中「それじゃあ皆!共演者とセリフ合わせして!」

映画の配役はこうだ。

主人公 真中淳平

ヒロイン 西野つかさ

ヒロインのお見合い相手 天地

主人公の幼馴染 北大路さつき

天地の家の使用人 小宮山 端本ちなみ

天地に憧れている女性 桜学1年東西南北

この映画は主人公の事が好きなヒロインが居て、その二人は心の中では愛し合っていたが、親の意見で離れ離れにならなきゃいけなくなって、離れ離れになったが、やっぱりお互いを忘れる事が出来なくて、最終的には二人で駆け落ちをする・・・という物語である。

真中と西野は皆から少し離れてセリフ合わせをしていた。さすがに西野は2年目というのもあってすんなりこなす。一方真中は緊張してろれつがうまく回らない。映画に対する緊張ではない。西野と二人っきりということに緊張していた。

(西野は・・・何であの時抱きついてきたんだろう・・・まだ俺の事好きなのかな?それなら俺は・・・まだ一人に決められない・・・どうしたら・・・)

西野「・・・ぺいくん、んぺいくん・・・淳平君!!!」

真中「え・・何?」

西野「も〜、セリフ合わせなのに考え込まないでよ・・・」

真中「すみません・・・」

西野「続きからいくよ?シーン15から・・・」

皆、セリフ合わせが終わった。






真中「じゃあ、さっそく撮影始めるか!まずは経験者からやって初心者の緊張を取ろう。小宮山、端本!シーン24をやってくれ!」

小宮山「はいはい。」

ちなみ「分かりましたぁ!」

撮影が始まった。その時西野は立っているだけでも辛かった。さすがにやばいと思い、先にホテルに帰ろうとした。

西野「淳平君・・・ちょっと日射病になっちゃったから先にホテルに帰ってていい・・・?」

真中「ああ、そっか。分かった。気をつけて帰れよ。」

西野「うん、ごめんね・・・」

西野はホテルに向かった。

外村(相当気分悪そうだな・・・)

外村「真中、お前つかさちゃん送ってやれ。」

真中「え、何で?」

外村「途中で何かあったら大変だろ?」

美鈴「それならアタシや東城先輩が行けばいいだろ?」

外村「真中じゃなきゃいけないんだよ。」

外村は真剣に言った。

美鈴「何で?何の理由があるの?」

東城「美鈴ちゃん。いいよ、真中君が行ってあげれば・・・」

真中「分かった・・・行って来るよ。美鈴、後は頼んだぞ。」

美鈴「分かった、監督。」

真中は西野のあとを追った。

(東城・・・何であんな事いったんだろ・・・)

真中は東城の言葉が頭に残っていた。それも、目の前の光景を見たら頭の中から消えた。

西野が道の真ん中で倒れている。

真中「西野!!??」

第11話終わり。


[No.311] 2007/05/05(Sat) 22:17:10
第12話 (No.311への返信 / 11階層) - ユートピア

第12話「存在」

真中「西野!!??」

真中は倒れている西野の隣そばに駆け寄った。

真中「西野?大丈夫か??」

真中は西野に問いかけるが返事は無い。

(やばいな・・・返事がないから・・・相当きついんだな・・・まず、ホテルに連れて行くか。)

真中は西野をホテルに連れて行こうとした。

(?うん・・・?どうやって西野を連れて行こう・・・?)

そんな事を考えているとある1つの答えがうかんだ。

(しょうがないよな・・・緊急事態だもんな・・・)

真中は仕方ないように西野をおんぶした。

(おぉ〜、背中に柔らかい感触が・・・!)

そんな事を考えながら西野をホテルに連れて行った。真中は体力がなく、最後の方はよろめきながら西野を運んでいた。

(やっと・・・着いた・・・)

真中「あ・・・あの・・・部屋ひとつ空けてもらえませんか・・・?」

受付の人「ですが・・・まだ時間になってませんので・・・」

真中「友達が倒れたんです!!お願いです、部屋を空けてください!!」

受付の人「・・・分かりました。空けます。」

真中「ありがとうございます。よかった・・・」

真中は一安心した。

受付の人「一緒に薬も持っていきましょうか?」

真中「はい、お願いします。」

受付の人「分かりました。こちらです、どうぞ。」

真中「ありがとうございます。」

真中は受付の人についていった。






西野「う・・・ん・・・」

西野が目を覚ました。

西野「ここは・・・?アタシ・・・」

真中「あ、西野。気が付いた?」

西野「淳平君・・・?アタシ、どうしたの?」

真中「西野、ホテルに帰れる途中倒れてたんだ。それを俺が見つけたから、俺が西野をホテルに連れてきたんだ。」

西野「そうだったの・・・ありがとう、淳平君・・・」

真中「それより西野、何で倒れたんだ?まさか、無茶してたのか?」

西野「・・・うん・・・この頃バイトが忙しくて疲れが溜まってて、それで昨日風邪引いちゃって・・・でも、皆に迷惑かけれないから・・・」

真中「だったら何でそのこと言ってくれなかったんだよ!!」

西野「皆に迷惑かけられないから・・・」

真中「別に西野が休んでも、誰にも迷惑はかからない。俺は、この合宿、皆にはいい思い出として残ってほしいんだ。病気のまま撮影したって何にもよくないだろ?それに、心配なんだ、西野のこと・・・そんなに頑張らなくて良いよ・・・」

真中は最後の言葉を赤くなりながら言った。

西野「ありがとう・・・淳平君・・・」

西野は素直に嬉しかった。自分のことを心配してくれる真中に。

真中「じゃあ、西野はゆっくり休んで。西野が元気になるまで撮影はやらないから。俺はこの事をみんなに伝えてくるから・・・」

西野「待って・・・!」

真中「え、何?」

西野「えっと・・・・お願いがあるんだけど・・・」

真中「何?何でも言ってよ。俺西野のためなら何でもするから!」

西野「えっと・・・手・・・」

真中「え?手って?」

西野「・・・手を・・・握ってほしいの・・・」

西野は顔を真っ赤にしながら言った。

真中「え・・・?な、何で・・・?」

西野「その方が良く眠れるかなって・・・思ったから・・・」

真中「でも・・・それじゃあ・・・」

西野「やっぱり、嫌だった・・・?」

真中「え、いや・・そんな事は無いけど・・・けど・・・」

西野「けど・・??」

真中「恥ずかしい・・・」

真中も今は顔真っ赤だ。

西野「どうしても、だめ?」

真中「ダメじゃないけど・・・」

西野「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」

西野は淳平の手を握って来た。

真中「あ、西野・・・」

西野「淳平君の手、温かい・・・」

よほど疲れていたのか西野は真中の手を握ってすぐに眠りに着いた。

(西野、よっぽど疲れていたのか・・・そんな疲れてた状態で合宿に参加してくれたのか・・・俺は、合宿より・・・コンクールより・・・西野の方が大切だ・・・)

真中は西野の存在が前より大きくなってる事にまだ気づいていない。

(ん?西野寝たから・・・俺は西野が起きるまでこのままの状態???)

今、真中は西野の手を握りながら座っている。こんな場面を見られたら誤解されてしまう。それどころか、さつきは何をするか分からない。

さ〜て、これからどうなるでしょうか♪

第12話終わり。


[No.317] 2007/05/13(Sun) 12:14:20
第13話 (No.317への返信 / 12階層) - ユートピア

第13話「二人の小さな幸せ」

真中の手を握り締めながら幸せそうな顔を浮かべて寝ている西野。

そんな西野の顔を見ながら、皆が帰ってきたらどう言い訳しようと考えている真中。

真中(さて、どうしたものか・・・)

言い訳を考えようとする真中だが、どうしても集中できない。

掌から伝わってくる西野の温もり、耳に届く西野の寝息、目に見える、西野の子供のようなかわいい寝顔。

そちらに意識が集中してしまい、考え事など手につかない。

真中(西野・・・良く寝てるな・・・)

西野の寝顔を見ながら、ちょっとほっとした真中。

コチ コチ コチ コチ

部屋にある時計の機械的な音が一定の間隔で聞こえてくる。

ドクン ドクン ドクン

真中の心臓は、自分でも驚くほど早くなっている。

真中(西野・・・)

あまりやることが無く、徐々に眠気に襲われる真中。

頭がゆっくりとベッドにもたれかかり、瞼が少しずつ閉じていく。

真中も夢の世界に旅立った。

真中の顔の前には西野の顔がある。

必然的に顔が接近している二人。

だが、ねているために気づかない。

そのままの状態で時が過ぎ、外村たちが帰ってきた。

外村「真中〜、つかさちゃん大丈夫・・・」

外村が真中の部屋に入り、二人の光景を見たら、尻すぼみに言葉が消えていった。

手をつなぎながら幸せそうな顔をして寝ている二人。

外村は状況を察知し、そっと真中たちの部屋から出て行く。

出て行く直前、持参したデジカメでその光景を収めた外村。

外村「二人の小さな幸せシーン、ゲット。」

そうつぶやいて部屋から出て行った。


[No.569] 2007/10/21(Sun) 15:29:43
第14話 (No.569への返信 / 13階層) - ユートピア

第14話「お楽しみ企画」

真中「じゃあ、今日はシーン37から・・・」

ホテルの近くの林の中にあるロッジを丸ごと貸しきって真中たちは映画の撮影をしていた。

メガホンを持ちながら皆に指示を出している真中。

そんな真中にダメ出しをしている美鈴。

自分の脚本が映像になっていくことに喜びを感じて、撮影風景を見ている東城。

すっかり風邪も治って元気にしている西野。

今正に出番で演技をしているさつき。

外村と小宮山は撮影の手伝い。

天地は見学。

桜学東西南北とちなみは今日は出番は無いので外で遊んでいる。

真中「カット!よし、今日はここまでにしない?」

美鈴「そうね、あと1日あれば撮れる量だし。」

真中と美鈴。主にこの二人が撮影の指揮をとっている。

真中「よし!今日はここまで!!」

真中が皆に知らせた。

外村「よーし!皆、今日の夜暇だよな?」

外村の問いかけに首を縦に振る皆。

外村「じゃあさ、俺が考えたお楽しみ企画、やんない?」

外村の提案。

真中「なんだよ、そのお楽しみ企画って。」

外村「ムフフ、それは後のお楽しみ。」

真中の問いかけに妙な笑みを浮かべて答える外村。

外村「じゃあ、俺が呼ぶまで各自の部屋に居て!!」

そう言った途端、回れ右をして走り出した外村。

真中たちは外村の指示通り、各自の部屋に待機。

時間がたつこと数時間。

外村「みんなー、もういいよー。」

外村の声で部屋から出る皆。

外村「じゃあ、俺についてきて。」

そう言うと、外村は皆を連れて近くの山道の入り口につれてきた。

外村「オホン!俺が企画したのは、去年同様肝試しです!!」


[No.585] 2007/10/23(Tue) 21:27:49
第15話 (No.585への返信 / 14階層) - ユートピア

第15話「ペア決め」

美鈴「また肝試し〜?」

すかさず文句を言う美鈴。

外村「文句言うな。行かない事だって出来るんだから。」

さつき「どういう意味?」

スッ

外村が自分の右手を皆の前に差し出した。

その手にはヒモのような紙のようなものが握られていた。

外村「今から一人ずつこの紙を引いていく。紙の先に番号が書かれていたら、あたり。書かれていなかったらハズレ。」

淡々と説明していく外村。

外村「あたりの奴は一緒の番号の奴とこの階段を頂上までのぼって、そして帰ってくる。これが肝試しだ。」

階段の上の方をライトで照らす外村。どこまでも続いてそうな長い階段だ。

外村「これ以上の説明は実際に肝試しに参加する人だけに説明する。順番にくじを引いてくれ。」

近くに居た真中に右手を差し出す外村。

順々にくじを引いていく皆。

外村「よ〜し、皆に渡ったな。じゃあ、番号が書いてある人!!」

外村の声に続いて、皆が自分の紙の番号を見る。

美鈴「ゲッ、あたっちゃった・・・」

さつき「よしっ!あたった!!」

西野「あたっちゃたんだ。」

唯「あれま、唯も。」

あたったのはこの四人と男子。他のものはハズレ。

外村「じゃあ、悪いんだけど、当たらなかった人たちはホテルに帰ってくれない?」

言いにくそうに外村が切り出す。

東城「いいよ、あたし達は別に。皆、行こっか。」

ハズレた皆は各々ホテルに帰っていく。

東城(真中君は、誰とペアになるんだろう・・・)

心に小さな不安を抱きながら、東城は帰っていった。


[No.653] 2007/11/29(Thu) 18:04:23
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