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   古いの - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:26:02 [No.365]
夢を掴む 第一話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:29:30 [No.366]
夢を掴む 第二話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:35:02 [No.367]
夢を掴む 第三話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:42:12 [No.368]
夢を掴む 第四話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:50:51 [No.369]
夢を掴む 第五話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:54:52 [No.370]
夢を掴む 第六話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 01:58:43 [No.371]
夢を掴む 第七話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 02:02:31 [No.372]
夢を掴む 最終話 - あーまん  - 2007/08/05(Sun) 02:12:00 [No.373]



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古いの (親記事) - あーまん 

大分昔に書いた物がパソコンの中に眠っていたので、ついでだから、UPしときます。

[No.365] 2007/08/05(Sun) 01:26:02
夢を掴む 第一話 (No.365への返信 / 1階層) - あーまん 

俺は、この四年間必死で夢を追いかけてた。その結果コンクールで賞を取り、今は海外で助監督として働いている。ずっと再会を約束したあの人の事を想い続けながら・・・








ある日、外村から手紙が来た

「元気してるか??ちゃんと映画とってんだろーなー??  そんなことは、置いといて、一週間後、なんと、西野つかさちゃんが修行を終えて一週間後帰ってくるんだってよ!そこで、集まりがあるんだけど、お前ももちろん来るよな??じゃ、俺の電話番号書いとくから電話電話してくれ!!090・・・・」

西野つかさとは、淳平が四年前に愛し合いお互いの夢のために一時期離れ、再会を約束した最愛の人である。


真中「一週間後かぁ〜行きたいけど、大事な撮影の日じゃん・・・」

淳平は外村に電話を掛けた。

外村「もしもし」

真中「あ、俺真中だけど」

外村「おぉ〜!?真中ぁ〜!!!久しぶりだな!!電話待ってたぜ!で、どうなんだ??来れそうか?」

真中「ごめん!!本当に行きたいんだけど、その日は大事な撮影があってさ・・・」

外村「そっか…それならしょうがないよな
…でも、いつかは帰国するんだろ??そん時は会ってやれよ!!」

真中「当たり前だろ!!四年間も誰を想いつづけてるんだと思ってるんだよ!!」

外村「アハハ笑 そうだな〜じゃ、またな!!」

ガチャ。っと、電話を置いた。

真中「でも、やっぱり、会いたいな…角倉さんに相談してみるか…」

と、言いながら、西野の事を考えていた真中であった。

そして、一週間が経った…


[No.366] 2007/08/05(Sun) 01:29:30
夢を掴む 第二話 (No.366への返信 / 2階層) - あーまん 

今日は、西野つかさが帰国する日、空港には外村、小宮山、大草、天地、東城、さつき、美鈴、ちなみ、唯がいまかいまかと待っていた。







さつき「あれ〜真中は〜??」






と、みんなに聞くと







外村「あいつは、大事な撮影が合って、日本にいないんだ。残念だけど、俺たちで向かい入れてやろう!」

と、元気よく言ったが、みんなは寂しそうだった。ただ一人を除いては…

そんなこんなで、時間が過ぎ、ついに西野が現われた!!






西野「おぉ〜い、みんなぁ〜♪」
と、言いながら手を振り、駆け寄ってくる。



小宮山「つっつかさちゃん!!!!!!!!!!」
目がハートww






唯「西野せんぱーい♪」

それに乗じて、みんなも手を振り、「おかえり〜」と、向かいいれた。





東城「西野さん、久しぶり!パリはどうだった?」
と、話を切り出すと、






西野「とっても、勉強になったよ!!それに今は、自信もかなり付いたし!!行って良かった♪」

その後も、この話題が続いたが、遂に西野がある事に気づいた。








西野「あれ・・?淳平君は???迎えに来てくれなかったの・・??」

外村が口を開こうとするよりも早く、大草が口を開いた






大草「なんか、あいつ映画の撮影があるらしくて、来れないみたいなんだ。 でも、あいつはあいつで頑張ってるし、今は俺たちで、再開を祝おうぜ!」








西野「そっか・・・再開を楽しみにしてたんだけどなぁ〜」
っと、寂しげに笑ったところを見て、大草は下唇を噛んでいた。

外村「ま、とりあえず、落ち着いた場所に行こうよ!」

全員「賛成♪」

満場一致で、空港を後にした。



そして、みんなは、外村の家へ行き、みんなでドンチャン騒ぎをしていた。



そして、そんな騒ぎも収まり、9時過ぎにみんな解散した。





そんな帰り道、西野と大草が二人で帰っていた。

西野「今日は、ありがとね〜♪ 楽しかったよ!!」





大草「俺も、西野に会えて良かった! フランスから帰ってきて、一層魅力的になったなぁ〜」




西野「アハハ(笑) ありがと。」
こんな他愛も無い話をしていたら、いつの間にか西野の家の前に来ていた。

大草「あのさ、久しぶりに会ったんだし、もうちょっと話しないか??」



西野は、少し戸惑ったが、久しぶりの再開と言う事もあり、少し気をゆるし

西野「いいけど、何処で話する??」

大草「出来れば、もう夜だし、西野の家とかじゃダメかな?? ほら、さっき、親も西野と入れ違いでフランスに行ってるらしいじゃん? なら、話しやすいし。」

西野は、(確かに、親は居ないけど、大丈夫かな???)と、思ったが、大丈夫だろうと思いつつ、上げてしまった。

大草が、不気味な笑いをしたのも気づかずに・・・・


[No.367] 2007/08/05(Sun) 01:35:02
夢を掴む 第三話 (No.367への返信 / 3階層) - あーまん 

そのころ、唯は、淳平の家に居た。

唯「今日は楽しかったなぁ♪ 西野先輩、また一段とかわいくなってて、淳平にはホントもったいないぐらいだよ!笑」

唯「でも、淳平、来れなかったのは残念だなぁ〜」

そんな風に独り言を言っていると、インターフォンが鳴った・
唯は、こんな時間に誰だろうと思いながら、ドアを開けたところ、そこには
淳平が立っていた。

淳平「よぉ!久しぶり!!」
と、淳平が言うと、

唯「なんで・・・!?撮影は・・!?」

淳平「無理言って、帰国してきたんだ〜 どうしても、西野に会いたかったからさ〜(照) 門倉さんにお願いしたら、なんとか、許可してくれたんだよ!!!つっても、明日の朝には戻っちゃうんだけどね。笑」
照れながら、話す淳平に、唯は笑顔で言った。

唯「そっか〜、だったら早く会いに行ってきなさい!!」

淳平「おう!!でも、ちょっと準備しなきゃな!」
と、言って、一本のビデオテープを取り出した。

唯「何のビデオ〜??」
と聞くと


淳平「これは、初めて俺が監督として作ったビデオなんだ!」

唯「え!?まじ、見たい見た〜い♪早く見さしてよ!!」
と、せがむと、

淳平「ダメダメ!これは、まず最初に西野に見て欲しいんだ。だって
そのために、俺が四年間かけて作ったんだから!唯はその後!!!笑」
と、また照れながら言うと

唯「良かったね!夢がかないつつあるんだね♪」

淳平「うん!でも、もう一個の俺の夢も叶えたいんだよな〜」

唯「え?何何??」

淳平「大好きな人といつまでも一緒に居る事!!笑」
淳平「実はさ、俺、アメリカの有名な映画プロダクションに誘われてるんだよね〜俺としては、すんごい魅力的な話何だけど、でも、それ以上に西野と一緒に居ることが大切なんだ。だから、まだ、返事は保留にしといてもらってるんだけど、断るつもり。」
唯は、淳平の真剣な気持ちに少し感動し、

唯「そぉーいうことならー早くいけぇーーーーーーーー」
と、笑顔で淳平を送り出した。

(頑張ってね、淳平。唯はずっと応援してるから)


淳平は、一本のビデオテープと一緒に小走りで、西野の家へ向かっていた。

そのころ、西野の家では、すっかり大草と思い出話を楽しんでいた

西野「あ、もうこんな時間!! そろそろお開きにしない?」

大草「あ〜そうだなぁ〜 あんまりお邪魔しても悪いし、そろそろ帰るかな!」

と、二人で玄関のドアの前まで行った。


淳平は、丁度、西野の家の前に着いたが、急にドアが開いたので、とっさに隠れてしまった。
淳平(久々だから恥ずかしいんだよなぁ〜)
と、思いながら、西野に会いに行こうとすると、
淳平の目にある人が飛び込んできた。大草だ。

淳平(何で、あいつがここに!?)(まさか・・・)
と、思いながら、しばらく様子を探っていると、

大草「あのさ・・また、明日、暇でだろ??だから、どっか出掛けない??」

淳平(え!?)

西野は、あまりに話しが盛り上がって、淳平の存在をそのときだけ忘れていた。
西野(明日、暇だし、別にいっか。)

西野「別にいいよ!」

淳平(・・・・・・・・)

大草「マジ!?ありがとう!じゃ、明日楽しみにしてる。」

と、言いながら、西野に近づいて行き・・・・

突然抱き寄せて、キスをした・・・

淳平(・・・・・!?)
その瞬間、淳平の四年間大切に募らせてきた想いは砕け散った・・・
淳平(そっか、そりゃーそうだよな。四年間も会わなかったんだもんな。そりゃーそうだ・・・)
淳平は、その場に居られなくなり走っていってしまった。

西野「ちょっと!!何すんのよ!!!」
と、大草を突き飛ばして怒っていたが、大草が屈託の無い笑みで「ごめん、ごめん」と言うものだから、ついつい許してしまった。

それで、大草と別れた。 淳平が見ていたとは知らずに・・・


[No.368] 2007/08/05(Sun) 01:42:12
夢を掴む 第四話 (No.368への返信 / 4階層) - あーまん 

唯は、淳平の家でテレビを見ながら、淳平の事を考えていた。

唯(今ごろ、どーなってんだろーなぁー キスぐらいしてたりしてww)
などと、思い返していた。

突然、ドアがガチャッと開いたもんだから、(淳平だ!)と、思い、振り返ったところ、ひどくやつれた顔していて、驚いた。

唯「じゅ・じゅんぺー!!何!?どうしたの??何が合ったの!?」」
唯はどんどん不安になっていく。

そして、淳平は口を開いた・・・

西野家の前で淳平が見た事を、大草と西野のことを・・・・

唯「ひどい・・・淳平がかわいそすぎる!!あたし、今から西野先輩に!!」

淳平「いいって!!」

唯「でも・・・・」

淳平「いいんだよ。だって、四年間も離れてたんだぜ??そりゃーしょうがないだろ?? 俺が悪かったんだよ。 だから、西野は悪くないよ。」
ここに置いての淳平の優しさは、唯には辛かった・・・

淳平「まぁーこうなっちゃったもんはしょうがない!! だからさ、俺決めた、アメリカのプロダクションに入る!そして、アメリカに住んで、すげー映画監督になるよ。」
淳平「まぁ、その代わり、日本にはしばらく、オサラバだけどな〜何十年かもねww」
無理して、明るく話す淳平に、唯はただ、ただ、下を見続けるしかなかった。

淳平「だからさ、このビデオ、唯にあげるよ。」

唯「え!?でも・・・」

淳平「いいんだよ。今となっては、意味が無いし。それに、唯にだったら見てくれると俺も嬉しいし!」
淳平「だから、ま、そういうことで、明日、早いから寝るな!オヤスミ!!」
そういって、淳平は自分の部屋へ行ってしまった。

唯は、やっぱりほっとけずに、淳平の部屋の前まで言ったところ、泣き声が聞こえてきた。

淳平「・・・・俺は、馬鹿だな。俺は、四年間ずーっと、西野の事を想ってたけど、西野は違ってたんだな。 へへっ なんか、ホント、馬鹿だな、俺・・西野も俺の事好きでいてくれてるなんて、自惚れてたんだな・・ホントに・・・・ずっと、待ってたんだけどな〜で、努力もしたんだけどなぁ・・・・やっぱり、大草の方が似合うんだよな・・・西野には・・・ ・・・・釣り合わなかったんだな俺なんかじゃ・・・夢・・・叶わなくなちゃった・・・・」
その後、泣き喚く淳平の声を、唯も泣きながらだまって聞いていた。


そして、朝。

淳平「オーッス!!おはよう!唯!!!」
ひどくやつれてる。唯は見てられなかったが、精一杯の笑顔で

唯「おはよう。」
と言った。

そして、朝ごはんを食べ、撮影に戻るため、空港に唯と一緒に向かった。

その途中、淳平は、西野と大草が楽しそうに話してるのを見つけてしまった。

淳平「あ・・・」
唯も、止まってしまった。淳平の話を聞いた時は正直、実感が沸かなかったのだが、いざ、見てみると、怒りが込み上げて来た・・・

淳平は「行くぞ。」
と言って、唯の手を引っ張って行った。

その時、西野は淳平を見た気がして、つい

西野「淳平君・・」
と、言ったが、

大草「あいつがいる訳ないだろ?」

と、言ったため、大して気にしなかった。



淳平達は空港に着いた。そして、いろいろ手続きを済ませ、

淳平「見送りありがとな!!ホント、唯が居てくれて良かったよ。」
と、わざと明るく言う。

唯「うぅん!頑張ってきてね。応援してるから・・・」

淳平「サンキュ! 多分、そのままアメリカに住む事になると思うから、次会うのは何年後かな??ハハ笑」

唯「・・・・・」
返す言葉が見つからない。
しばら沈黙が続き、淳平が口を開いた。

淳平「西野の事だけど、西野を攻めるなよな? 西野が自分で選んだ道なんだから、それで西野が幸せになるんだったら、俺は全然構わないから!!」
またしても、つらそうな笑顔で言った。

唯「うん・・・・・・」

淳平「最後に、このお守り、西野に返しておいて、例の修学旅行の時に交換したお守りなんだけど、今となっては必要ないから・・・  じゃ!!行って来ます!!!また会おうぜ!!」

そうして、淳平は搭乗口に向かった。

唯は(どうすればいいんだろう・・・)と、思いながら、帰り道に着いた。










 


[No.369] 2007/08/05(Sun) 01:50:51
夢を掴む 第五話 (No.369への返信 / 5階層) - あーまん 

唯が帰っていると、前に、二人の男女が楽しそうに話しながら歩いていた。

そして、二人の男女とは、大草と西野だった。

西野は唯を見つけるなり

西野「唯ちゃーん!」
と、笑顔で手を振ってる。

大草も笑顔だ。


唯にはそれが許せなかった。(なんで、淳平がこんな苦しい思いをしなくちゃいけないのに、西野先輩は笑ってるの?? なんで、淳平じゃない人と二人で楽しそうにデートしてるの??)

唯は淳平に止められていたが、押さえ切れなくなり、口に出してしまった。

唯「西野先輩、昨日の夜、何処で何をしていたんですか?」

西野「昨日の夜は大草君と話してだけだけど・・・」

唯「本当にそれだけですか??」

西野「そうだけど・・・」

唯「嘘つく、西野先輩なんて見たくなかった・・・・・本当は、大草さんと抱き合って、キスしてたくせに!!!」

西野「何でそれを・・・・」

唯「口止めされてるんですけど、あまりにも淳平がかわいそうなんで言います。」

西野「え・・・?淳平君??」

西野が戸惑い始めた…

唯「実は、昨日、淳平、日本に帰ってきたんですよ???あなたに会うためだけに、忙しいスケジュールの中何度も何度も監督に頼み込んで、やっとの事で許可もらって、ほんの少ししか時間もらえなかったんだけど、それでも、あなたに会いたいがために、昨日の夜10時前ぐらいに帰ってきたんですよ?」

西野「嘘・・・・!?」

唯「なんで、嘘つかなきゃいけないんですか!! 帰ってきてすぐに何て言ったと思います?? 西野先輩のために四年間かけて作ったビデオを見せようとしてたんですよ?唯がどんなに見せて!って言っても、西野先輩が最初 って言って、見せてくれなかった。 それに、淳平、二つ夢があるって言ってたんですよ。一つは、映画監督になる夢、そしてもうひとつは西野先輩と幸せになる夢・・・・今、淳平、アメリカの有名の映画プロダクションから誘われてたんですけど、それを受けると、何年もアメリカに居なきゃいけないからって、そうなったら、夢が叶わなくなるからって、断ろうとしてたんですよ??? それを・・・それを・・・・・」
唯は泣き出してしまった。

唯「それを、そんな淳平の想いを西野先輩は踏みいじった!!! 何で、大草さんと一緒に居るんですか!!なんで、家にいれたんですか!!なんで、キスなんか・・・なんで!なんで・・・・」

西野は呆然としていた・・・・自分は、今でもどうしようもないぐらい淳平の事が好きだ。その気持ちは変わらない。 なぜ、大草と家に入れてしまったんだろう。。。。なぜ・・・
後悔ばかりが込み上げてくる。

西野「うぅ・・・・じゅ・んぺいくん・・・じゅんぺ・・」

西野「じゅんぺい・・くんは・・今・・何処・・?」

唯「空港です。結局、夢が叶わなかったから、アメリカのプロダクションに入る事にしたそうですよ。だから、もぅ、何年も帰ってこないって言ってました。」

西野は力を無くしその場に沈んでしまった。

西野「・・・・・・じゅんぺいくん・・・」
懸垂告白、保健室、バレンタイン、旅行・・・楽しかった思い出が蘇ってくる・・・しかし、それも、自分のしたことのせいで、今となっては苦しい思い出になっている。
大草「西野・・大丈夫か??」
優しく声をかける。

その時唯が

唯「大草さんには外してもらいたいんですけど・・・」
と、言うと、信じられないような言葉が返ってきた。

大草「そんな訳にはいかない。だって、俺等付き合ってるから・・・」

唯「・・・・・そうだったんですね・・・」

西野「違う!!!!私は、私は、じゅんぺい・・・」
西野がしゃべろうとするが、その言葉を遮るかのように

唯「淳平は、優しいから、最後にこういってました。 俺は、西野が幸せでいてくれるなら構わない。 って、そして、これを返しといてくれって・・・」

西野「おまもり・・・あの時の・・・」
それを見た時、淳平がずっと持って居てくれたことが分かった。また、それによってまた一層涙が出てきた。

唯「じゃあ、そういうことなんで・・・・ ごめんなさい・・・」

と、言い残すと、唯は泣きながら帰っていった。

西野は、しばらく泣いていたが、(このままじゃいけない!)と思って、急いで空港に向かった。 大草が何か言っていたようだが、気にならない。今考えてるのは、淳平の事だけだ。

西野(淳平君・・・ごめんね・・・ごめんね・・今、行くから・・・)

西野は、歩くことなく空港に向って行った。


大草は、ただ、悔しそうにコブシを握ってるだけだった。


[No.370] 2007/08/05(Sun) 01:54:52
夢を掴む 第六話 (No.370への返信 / 6階層) - あーまん 

西野は一心不乱に空港へ向かっていた、ただ、ただ、淳平のことだけを考えながら…(淳平君…ごめんね…まだ空港にいてね…)

その頃、淳平は、空港のロビーに居た。と、言うのも時間を間違えてしまい、早く来すぎてしまっていたのだ。

淳平「俺…なにやってんだか…1時間も早くついちゃったじゃん…」

呆然としてロビーにある椅子に座っていた。

40分後、西野が空港についた。西野は空港中を走り回った。(何処!?何処にいるの!?)探し回ったがなかなか見つからない、ついには声を出して

西野「淳平君!!何処にいるの!!」

と、探し回っていた。

淳平は、

淳平「そろそろ時間だな…」

とつぶやき席を立ち搭乗口に向かった

そして、搭乗口に入る寸前……

西野「淳平君!!!」

淳平は西野の声を聞き振り返った。西野は凄い息を切らしており、しばらくしゃべれない状態だった。そして、ようやく喋れるよう
になり、

西野「はぁ…はぁ…良かった…」

淳平「西野…何でここに…」

そうして、淳平は西野の方へ行こうとしたが、突然足を止めた、そして西野の後ろにいる人物を見た…西野も淳平が自分を見ていないのに気付き、後ろを見た…

西野「大草君…何で…」

と、言うと

大草「あんなつかさをほっとける訳無いだろ!」

…カシャーン…

淳平の中で何かが音をたてて完全に壊れた… 

淳平はクルっと、後ろに向き搭乗口に向かった。それを見た西野は

西野「淳平君!!ねぇ、ちょっと待ってよ淳平君!!行かないでよ…」

西野は泣きながら淳平に訴えたが、淳平は

淳平「大草と幸せに成れよ!」

と、西野の方へ向き返り出来るだけ笑顔で言った。しかし、その顔は泣いていた…
そして、淳平は搭乗口に消えて行った…

西野はその場に泣き崩れた‥

西野「ヒック‥‥じゅ・・・んぺいくん・・・ 嫌だよ・・・・行かないでよ・・・じゅんぺいくん・・・」

西野はもう立つ気力を無くしていた・・・・・

そこに大草が駆け寄り、

大草「西野・・・俺がずっと側に居てやるから・・・・」

西野「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」









そして二人の思いはすれ違いのまま、3年の月日が流れた・・・・・・


[No.371] 2007/08/05(Sun) 01:58:43
夢を掴む 第七話 (No.371への返信 / 7階層) - あーまん 

良く晴れた朝、1人の金髪の美女が目を覚ました。 窓から差し込む太陽の光と調和して幻想的な世界を作り出している。 しかし、その美女の表情はどこか寂しげだった・・・・


西野「今日も、いい天気だな・・・ 朝ご飯作らなきゃ!!」

そして、西野は着替えて、朝ご飯の準備に取りかかった。

その時、インターフォンが鳴った。

西野「はーい、どなたですか〜??」

と、言いながらドアを開けた

大草「おはよ!西野!!!」

大草だった、 実は、あの空港の時以来、この二人は付き合ってるのである。 そして、昨日プロポーズされ、西野もそれを受けた・・・・ だから、西野の左手の薬指には指輪がはまっていた。

西野「あ、大草君!! 丁度良かった♪ 朝ご飯食べてく??」

大草「まじ!?西野の朝ご飯食べれんの!?最高だぁ〜!!!」

と大草ははしゃいでいた。

西野は

「フフフ、大草君ったら♪」

と、言いながら、笑っていた・・・・ しかし、西野は大草と付き合いながらも、プロポーズを受けながらも、心に大きな穴があるのを感じていた・・・・

そして、二人で家へ上がり、西野が

西野「テレビでも見てて待ってて〜。」

と、言い、大草もそれに応じ、テレビを付けた。

「昨日、入ったニュースですが、なんと、あのプロサッカー選手の大草選手と、美人パティシエで有名な西野つかささんが、結婚秒読みとの事です・・・・・」

大草「ははは、もう俺達の事話題になってるよ♪」

大草は喜んでいたが、西野は正直複雑だった・・・ そんな西野を大草は寂しげな目で見ていたが、西野が

西野「どうかしたの??」

と、聞いてきたので、目線を逸らし

大草「ああ、何でもないよ。」

と言いながらテレビに視線を戻した。

「次は、最近の話題の人物に対談しに行く企画『突撃!話題人!!』のコーナーです。」

大草「ふぅ〜ん、誰が出るんだろうな??」

「今回は、私、井上リポーターがわざわざアメリカまで行き、今、映画界の話題の新鋭に対談しに行ってきました!!」

西野も朝ご飯を作り終えて、テーブルに持っていき、テレビを見ていた。

西野(アメリカの映画界か・・・・・) 西野は複雑な表情でテレビを見ていた。

「アメリカのニューヨークにある○○プロダクションまでやって来ました!! そして、遂に、今アメリカで社会現象まで起こした映画を作った、日本人監督と対談します!!」

大草「まさか・・・・」

大草は不安の色を感じていた。

西野「もしかして・・・・」

西野は心がドキドキしている。

「真中淳平監督です!!!」

西野「淳平君・・・・」

西野の表情がとても安堵していた・・・何せ、一番大切だった人、一番会いたかった人、一番声が聞きたかった人・・・・一番愛してた人、がそこにはいたから・・・・

大草は、見て見ぬふりをしていた。

「今回の映画は、初監督だと聞きましたが、映画の監督を依頼された時はどんな気持ちでしたか??」

淳平「さすがに、緊張しましたが正直嬉しさが込み上げて来ましたね。やっと、自分の力を発揮出来る!!って!!」

西野は、食い入るように画面を見つめている。

「そうだったんですか〜 でも、その想いがあったからこそ、この映画がここまでの作品になったのでしょうね!カンヌにもノミネートされたようですし!!」

淳平「いやいや、俺1人の力じゃ、ここまでの作品には仕上がらなかったですよ。 ここに居るスタッフのみなさん、俳優のみなさん、この映画に携わってくれた人たちのみんなの力です!」

淳平「それに、カンヌには特別な想いがありまして・・・」

「その、特別な想いとは???」

淳平「そ、それは・・・・」

淳平は顔が赤くなりながら、モゾモゾしていた。

西野は(こういう所は、変わってないなぁ〜 でも、凄いかっこよくなったな・・・・)

と、1人苦笑していた。

「もしかして、その反応は恋愛関係ですね???」

淳平「う・・・・」

淳平は、見事リポーターに的中されたようで、恥ずかしがっていた。

「ここで、真中監督に恋愛の質問をしてみましょーーー」

西野は、(淳平君・・・新しい恋を見つけたのかな・・・・)と、寂しそうに思った。

大草は、どーすることも出来ずに

大草「真中も新しい相手見つけたのかな??」

と、西野に聞いてみたかが返事は無かった・・・・

「真中監督には、ズバリ付き合ってる人は居るのですか???」

西野の顔が引きつった。

淳平「い・・・居ませんよ!!」

それを聞いて、西野の顔が穏やかになった。

「えぇ〜!?以外ですね!! 真中監督なら、まだまだ若いし、顔もなかなかイケてますし、何よりカンヌにノミネートされた監督なんですから、モテモテかと思いましたよ。日本でもファンはたくさん居ますのに・・・・」

淳平「ちょ・・・そんなこと無いですよ!! 確かに、お付き合いの話とか、結婚話とかは結構来ましたけど、全部断りましたよ。」

「えぇ!?どうして、そんな・・・ さては、ずーっと、想って居る人が居るのですね?? さっきのカンヌに対する想いに関係しているんですか???この際、洗いざらい吐いちゃってください!!」

淳平「・・・・分かりましたよ・・・ 実は、高校三年生の秋から付き合っていた彼女が居まして・・・・」

西野は(え・・・!?あたしの事!?) 大草もテレビに夢中になっている。

淳平「その子は、高校卒業と同時に夢のためにパリに留学を決めたんですよ。それで、俺もその子がパリへ行ってる間、映画監督になるために頑張って行こうと思って、御互い夢のために別れたんです。再開を約束して・・・・」

西野は食い入るようにテレビを見つめている。

「ほうほう、それで、カンヌの想いとどういう関係が??」

淳平「焦らないで下さいよ(笑)そして、空港に見送りに行った時に、その子がカンヌで待ってる。って言ったんですよ。」

「と、言うことはその子に会うためにカンヌを目指してたと??」

淳平「それもそうなんですけど、それから、四年後に、その子が日本に帰国するとの事で、俺も会いたいがために無理言って、帰国したんですよ。」

西野「・・・・あの時の・・・・」

大草「・・・・・・・・・・・・」

「それで、会ったと???」

淳平「会ったには会ったんですけど、実は、その子、俺の事は忘れて、俺の親友と付き合ってたみたいなんですよね。」

西野「・・・・・・・・・・淳平君」

つかさは泣き出しそうになった。

「それは・・・・残念でしたね・・・・」

淳平「はい・・・俺はどーしようもないぐらいその子が好きでしたから、それはもうショックでしたよ。」

つかさ(こんなに想ってくれてたんだ・・・)

「それでは、新しい恋には??」

淳平「恥ずかしながら、全然進めてないんです。 今でも、ずーっと、その子の事を考えてたりしますよ。 人から見れば、情けないなぁ〜と思われると思いますが、それぐらい俺は好きなんです。 例え、どんな女の子が言い寄ってきたとしても、どうしてもその子の事を考えてしまうんです・・・・」

西野「うぅ・・・淳平君・・・・・」

つかさはとうとう泣き出してしまった。大草は(真中・・・・・まだこんなに西野のこと・・・)と、思っていた。

「いろいろ大変なんですね〜 で、具体的にカンヌに対する想いとは??」

淳平「アホみたいな話ですけど、カンヌに行けば、その子が待っててくれる!っと、思ってるだけなんです。 そんな話はある訳無いんですけどね・・・ やっぱり、変ですよね??忘れなきゃとは思うんですけど・・・」

西野「淳平君・・・まだ、こんなにあたしのことを想ってくれてる・・・」
西野は隣に大草が居る事を完全に忘れていた。
この時、西野には泣きながらもある決心を固めつつあった。

「まぁ、人にはいろいろな恋愛事情がありますよね!!! そういえば、その真中さんの親友と、真中さんが想ってる子は今どうしてるんですか??」

淳平は少し黙って

淳平「さぁ〜、今ごろ、サッカーでもしながら幸せにしてるんじゃないですかね??」

と、寂しげに言っていた。

「サッカーと言えば、真中さんと同じ高校の大草選手が、美人パティシエで有名な西野つかささんが結婚するらしいですよ??」

それを聞いた淳平は動揺を隠せない様子で

淳平「け・・・結婚ですか・・・・ 幸せに・・なってくれると・・・いいですね・・・」

と、力なく言った。

西野(淳平君、やっぱり、あたしは今でもあなたのことが・・・・)
西野は、何かを決めたような表情で思っていた。

「おっと、そろそろ時間ですね!! では、真中監督!最後に作品のピアールをどうぞ!!」

淳平「え〜、この作品は、恋愛の難しさ、すれ違い、いろいろな問題、だけど、それを通り越した人には幸せがやってくると、共感できる作品です! 1週間後、僕自身もこの作品と一緒に日本に行くので、是非、見てください!」

そう言うと、番組は終わった。


[No.372] 2007/08/05(Sun) 02:02:31
夢を掴む 最終話 (No.372への返信 / 8階層) - あーまん 

西野「大草君!」

西野が口を開いた。

大草「うん・・・・・」

西野「やっぱり、あたし、大草君と結婚出来ない・・・・ あたしは、まだ淳平君の事が忘れられない・・・ ごめんね、淳平君がアメリカ行ってから、あたし、悲しくて悲しくて、唯、大草君に甘えてただけだった・・・」

西野は悲しそうに言っていたが、目には力がこもっていた。それを見た大草は、(やっぱり・・)と、思って

大草「何も言わなくていいよ。 なんとなく分かってたんだ、俺じゃ、西野を幸せに出来ないって・・・・ 俺じゃ、西野を心の底から笑顔にする事が出来ないって・・・・ それに謝るのはこっちの方だよ。 俺は、結局、西野の幸せを自分のためだけに壊していた・・・ ごめんな、俺がこんなことしなければ、西野は真中と・・・・」

大草も泣き出してしまった・

西野「過ぎた事はしょうがないよ。 それに、淳平君がまだあたしの事をあんなに想ってくれてる事が素直に嬉しかった・・・・・」

そう言うと、西野は自分の手から指輪を外し箱に丁寧に入れ、

西野「これ・・・・婚約指輪・・・返します。 一度は受け取っておいて、本当にごめんなさい。」

大草はそれを受け取り

大草「いいよ。 俺、西野にとってひどいこといろいろしてたけど、西野が大好きだった・・・これだけは分かって欲しい。」

西野「うん・・・付き合っててそれは分かってたよ。 でも、あたしはその想いに応えられない・・・・ごめんなさい。」

大草「・・・笑えって!! これから、真中に何とかして会って気持ちを伝えるんだろ??? 真中だって、西野の笑顔が見たいはずだし! そんな暗い顔してたら、真中もがっかりするぜ??」

大草が泣きながらも笑顔で励ました。

西野「そう・・・だね!! 大草君!!ありがとう!! そして、さよなら!!」

最後に西野は笑顔でお別れした。

大草「俺の方こそありがとう!! じゃあ、帰るな!! 今までありがとう・・・そして、幸せになれよ!!」

そう言って、大草は出て行った・・・・ 帰り道地面には水滴の後が直線に付いていた・・・・


そして1週間後・・・・・・

淳平は、飛行機で物思いに更けていた・・・・

淳平「3年ぶりの日本だけど・・・・懐かしいな・・・西野は元気にしてんのかな・・・・」

そして、空港に着き、ロビーに着いたら、大勢の報道陣とファンが待っていた。

「キャー真中さーん!!こっち向いてーー」

「サイン頂戴!!!!」

などの黄色い声援や、報道陣のカメラの音で空港内はうるさかった。

淳平は(早く移動しよう・・・)

と、思って、適当に握手したりサインを書いて空港を後にした。

その中に西野もいたのだが、淳平は気づかなかった。

西野「はぁ〜 凄いファンの数だな・・・・淳平君・・・凄いな・・・」

西野はため息をついていたが

西野「あたしは諦めないぞ!!」

と、言いながら空港を後にした。





淳平はとりあえず、家に帰っていた。 家に帰るや否や唯や母さんがバカ騒ぎして

唯「じゅんぺーーーーーーーー!!! 一躍有名人じゃん!!!唯、嬉しいな!!」

母さん「あたし、サインもらっとこうかしら♪」

淳平は呆れて

淳平「おいおいおい・・・・別にいつもの俺だよ・・・」

と、困っていた。

そして、夜は宴会になり、ビールが足りなくなった。

淳平「かあさーん、もうビールないの〜???」

母さん「もう無いわよ〜 欲しかったら買って来るわよ??」

淳平「あ、いいよ。俺が行くよ。久しぶりに、ここら辺歩きたいし♪」

と、言って、近くのコンビニまで歩いて行った。


その頃、西野は、

西野「はぁ〜 なかなか淳平君に会えないな・・・・ガード固すぎだよもう!!!」

少し、疲れ気味で言っていた。

西野「なんか、喉渇いちゃった・・・コンビニ行こう」

西野もコンビニへ向った。


淳平は一足早くコンビニに着き、

淳平「お、雑誌じゃーん♪ なになに??って、俺が載ってるよ!!! なんだか恥ずかしい気分だな・・・・」

と、1人苦笑していた。さらに読み進めていくと

淳平「ん?? 大草と西野が破局!?!?!?!? どうして・・・・」

詳しい事は書かれていなかった・・・・

淳平は(まぁ、俺にはもう関係ないか・・・)と、思いビールが売ってあるとこまで足を進めた。

丁度その時、コンビニに西野が入ってきた・・・・淳平が居るとは知らずに・・・・

西野「はぁ〜 何飲もうかなぁ〜 ビールなんか飲みたいかも!!」

そう言って、ビール売り場へ向った。

そして、戸を開けようとしたとき、もう一つの手が戸を開けようとして、御互いに触れた。

西野「あ、ごめんなさい!!先どうぞ・・」

西野は即座に謝った。

淳平「いやいや、俺の方こそごめんなさい・・・・」

淳平は一瞬だがふと思った。聞き覚えがある声、目の前に居る金髪の美女・・・

淳平は勇気を出して・・・

淳平「もしかして・・・・西野???」

と、言ってみた。

西野は凄い驚いて、顔を上げて、淳平の顔を見てきた。

西野「じゅ・・・・・淳平君!!」

そう言って、泣き出した。

西野「会いたかった・・・・ずっと、会いたかった・・・・」

淳平は、困って

淳平「あのさ・・ここじゃなんだから、すぐ近くの公園行かない???」

そう言って、ビールを買い、公園に向った。そして、二人で公園のベンチに座った。

西野は、まだ泣いている・・・

淳平「あのさ・・・さっき雑誌で読んだんだけど・・・ 大草と破局って・・・」

淳平が心配そうに聞いている。

西野「うん・・・・ あの空港の時から付き合って、先週プロポーズされてね、あたしも受けようと思ってたの・・・  でも、たまたま、淳平君のインタビュー見てね・・・ あたしの隠してた想いが一気に溢れちゃって・・・・ あたし、ずっとずっと淳平君が大好きだったの・・・ でも、大草君に強引にキスされた所を見られて、淳平君がアメリカに行っちゃって・・・ あたし、凄い悲しかった・・・誰でもいいから誰かにすがりたかったんだ・・・ それが、大草君な訳で・・・ でも、やっぱり好きになれなかったの・・・最低だよねあたし・・・」

淳平は、ただただ聞くだけだった。しかし、

淳平「ごめんな・・・・」

西野「え!?」

淳平の謝りに西野はびっくりした。

淳平「ごめんな・・・俺の早とちりだったんだな・・・ それで、西野にこんなつらい想いをさせて・・・・」

淳平は全部自分のせいだと責任を感じていた。

西野「そんなことない!! あたしが大草君を家に入れたのが悪かったの・・・・  でも・・でも、今、淳平君と会えて、良かった。」

西野「ねぇ・・・テレビで言ってた事って本当???」

西野が少し明るく聞いてきた。

淳平「・・・・本当だよ。 今も西野を忘れられないんだ。 俺も、今日会えて良かった!!!」

淳平「本当にカンヌで待っててくれたんだな!!!」

そう言って笑顔になった。

西野も笑顔になり、

西野「うん!!」

と、言って、淳平に抱き付いてきた。

淳平も西野を抱き、

淳平「なぁ・・・・西野、俺は、西野の事が大好きだ。 だから、今からやり直せないか?? 俺、もう西野がいないとダメなんだ・・・」

淳平が優しく言うと

西野「うん・・・あたしも、淳平君が大好き!! あたしも淳平君がいないと・・ダメなんだよ??」

そう言うと、二人はキスをした・・・


それは、長い長いキス・・・・ここ数年の御互いのすれ違った気持ちを確かめ合うように、そして、これからは二度と気持ちがすれ違わないように、何度も何度もキスをした・・・


そして、キスが終わり、公園を出た。

淳平「これから、よろしくな!!西・・・・つかさ!!!」

そう言って、少し前を淳平は歩いた。

つかさは走って、淳平の横に立ち、尋ねた

つかさ「ねぇ、淳平君、淳平君の夢って映画監督になる以外もう一つあるんでしょ??」

淳平は顔を赤くして

淳平「ちょ・・・・なんでそれを・・・・」

つかさは、意地悪く

つかさ「何何?? 言ってみなさい!!」

淳平「どうしても言わなきゃだめ???」

つかさ「うん!ダメ!!!!」
淳平「・・・・・・ つかさと、一緒にいつまでも居る事だよ・・・・」

淳平は恥ずかしくなり、顔を背けてしまった。

西野は淳平の手を握り、満面の笑みで、言った。

それは、もう、二人は二度とはなれない、と言う意味の持った言葉、それは、御互いにとって一番嬉しい言葉・・・・




つかさ「ねぇ、淳平君・・・・























        夢・・・叶ったね!」









         夢を掴む 〜完〜


[No.373] 2007/08/05(Sun) 02:12:00
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