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   TSUKASA100% - 隠れみのhide - 2007/10/07(Sun) 20:55:39 [No.540]
[削除] - - 2007/11/22(Thu) 17:12:02 [No.634]
ストロベリー王国物語 序章 - 隠れみのhide - 2007/11/22(Thu) 18:22:03 [No.635]
ストロベリー王国物語 第一章 - 隠れみのhide - 2007/12/01(Sat) 17:17:11 [No.654]



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TSUKASA100% (親記事) - 隠れみのhide

『もう、待てないよ・・・。だから今度こそ、サヨナラ・・・』
バレンタインの夜、俺はさっきの言葉を頭の中で繰り返していた。
「あぁ、今度こそ終わっちゃったんだな・・・。」
(そうだよ、俺は本当に西野のことが好きだったんだ)
もし、最初から西野一人を好きでいれたら、そんなことは言われないですんだと思う・・・
『あたし、泉坂高校には進学しないの・・・』
もし、あの時西野を引き止められたらどうなっていたんだろう・・・

TSUKASA100% in future.

泉坂高校に進学しない、そう告げた西野は「ひとりで先帰るね」
と手を振って、歩いてゆく。
俺は、その姿をただ眺めるしかできなかった。
西野が50mくらい先に行ったところで、ふと我に返った。
(なにやってんだよおれ。おれは西野の彼氏だろうが、追いかけていく権利があるだろぅ)
俺は西野とまだ一緒にいたい、という一心で走った。運動の苦手な俺でも走れば歩くよりは速くなる。
「西野っ!!」
西野はその言葉に振り返る・・・
「どうしたの淳平くん・・・?」
西野は不思議そうな趣で俺を見つめる。
「あ・・えと・・・・」
何も考えてなんかいなかった。西野を引き止めて、その後なんて言うかなんて、考えてもいなかった。ただ西野と同じ学校で同じ時を過ごしたい。それだけだった。
(なにやってんだよ。素直に気持ちを・・・思ってることを言えばいいだろ)
でも気持ちを言葉にしようとすると、なかなか口が開かなかった。
「・・・?どうしたの?」
西野は何もしゃべらない俺をじっと見つめて、しだいにふくれっつらになってきた。
「もう、用がないなら引き止めないでよね!」
西野はそっぽを向いて、歩き出す。
「あ、ま・・・待って!」
この時『行かないでくれ』という言葉が頭に浮かんだ。初めて思いが言葉になった。
「西野っ、行かないでくれ!!」
「!!」
西野は驚いたように振り返った。その顔は、懸垂をしながら告白した時以上の驚きで、目にはわずかに涙が浮かんでいた。
「俺、西野と同じ高校に行きたいんだ。わがままだと思う。・・・でも、西野のことがす・・好きだから!!」
西野の目から涙がこぼれる。涙が地面に落ちると同時に、西野が駆け寄ってくる。
「うわっ・・!?」
おもいっきり抱きつかれた俺は、ふと付き合い初日の公園でのことを思い出していた。
『女の子一人ぐらい支えてよ、バカぁ!』
こんどは、西野をしっかり受け止める。そう思い必死に足をふんばった。
「ありがとう、淳平くん」
西野がそっとつぶやいたその言葉が心に沁みた。
「西野・・・」
俺は西野を抱き返して、もう一度たずねた。
「一緒に泉坂いこう・・・」
「うん・・・やっぱり淳平くんと一緒にいたい」
俺はうれしかった、また西野と毎日一緒に帰れる・・・この前までは、何気なかったことが今は幸せに思えた。
「・・・でも、東城さんのことはいいの?」
その言葉は俺に重くのしかかった。
「え・・・?あ、そ、それ・・・は、」
たった今、西野だけを好きでいようと決めた心が一瞬でゆるんでしまった。
(だめだ!!)
東城のことは忘れよう、そう思いなおして答える。
「いや、いいんだ。東城のことは最初からなかったことにしたい・・・」
そうは言ったもののまだ、心は動揺したままだった。
「ふぅん・・・」
(これ以上心を揺るがせないでくれ東城)
西野一人を一途で思えるようにと俺はある決心をした。
「に・・西野。」
「ん?」
「俺、も、もう迷わないから」
「え?」
「に、西野一人を、守っていくから!!」
そう言い、俺は西野の肩を引き寄せ。やさしくキスをした。
「・・・・。」
「あ・・・」
口と口が離れると今度は西野からキスをしてきた。
「・・・!?」
「淳平くん・・・」
西野が俺の横に並ぶ。
「じゃあ、学校に合格の報告しに行こう?」
「あ、そうだな」
そうして、俺と西野は二人で歩いていった。

/END

「淳平くん・・・」
「なに?西野」
「そういえば淳平くんは合格決まってないんだよね?まだ・・・」
「はぅっ!!!!!そ、そうだった・・・」ガクッ↓

作+HIDE


[No.540] 2007/10/07(Sun) 20:55:39
[削除] (No.540への返信 / 1階層) -

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[No.634] 2007/11/22(Thu) 17:12:02
ストロベリー王国物語 序章 (No.634への返信 / 2階層) - 隠れみのhide

時は、AYA70年。隣国ケイクとの戦い、クリム(砂漠)戦争が終わり、ストロベリー王国にも平和が戻ってきた。しかし、争いによる死者の「怨念」「怒り」「憎悪」は連鎖され、新たな争いを起こす・・・
そして今、悪夢への鍵が解き放たれる・・・

ストロベリー王国、西区。
西区には、ストロベ城がある。国中から集められた戦士が今、城内で王に命令を下されている。
「ソトムラ様!只今戦士どもが集いました!」
「うむ、ご苦労・・・さぁ、戦士どもよ我にぬしらの決意を示せ。まずは・・・ん?」
王は一人の男に違和感を感じ、兵にひっとらえるよう命じた。
「戦士にまぎれてタコがおるではないか!処分せい・・・いや、今晩のおかずにしろ!」
その男は、俺の友人で口びるが ぶ厚く デカイ ので、よくタコに間違われる。
「んなぁ!!タコではございません!私はコミヤーマと申します。このたびの出兵に加戦しようとここに参りました」
王は疑わしげに了承した。
「うむ、まぁよい。そのような顔は見たものを圧倒させる武器になりそうじゃ。かーっかっかっかっか!!」
「うぅ、ひどぃ・・・」
あまりに顔のことを言われたので、ついには泣き出してしまった。
コミヤーマがあまりに大泣きするので、集められた戦士たちは・・・こんな奴と一緒に戦うと巻き添えを喰らいそうだ・・・と、城を後にして去っていってしまった。残ったのは俺とタコ、そして、イケメンの戦士が二人。
「なんじゃ、なんじゃ。みんな帰ってしまったわい・・・さて、ソナタは?名を名乗れ」
と、王は金髪の少年を指した。少年はスクッと立ち上がり、口を開いた。
「はい、私はオークサーンと申します。東区のイズミザカ道場から派遣され、参りました。王のためなら命も惜しまず戦います」
少年はハキハキと自己紹介をし王に忠誠を誓った。
「ほう・・・なかなか。それでソナタは?」
今度は、茶髪の少年を指した。
「私はアーマッチと申します。剣術6段、体術4段、魔術少々に、気術を使えます。」
「ほほう、おまえもなかなかやるのう・・・では、そこの貧弱ボーイ、名乗れ!」
王はにやけた表情と怒った口調で俺を指した。
「え、あ、えーと、俺は・・・」
「『俺は』ぁ!?」
王はにやけた表情を消し、完全に怒りの表情に変わった。実は、俺はコミヤーマに誘われて、無理やり連れてこられたのだ。クソッ、このタコめ!!俺はチラッとコミヤーマを見た。
「うえぇぇぇぇっ」
まだ泣いている。
「あ、私は・・・ジュペインと申します」
「で?特技は?」
「え?あ、特技は・・・・・・ない・・・です」
このまま追い返してくれ〜!俺はそう願った。しかし、王は・・・
「ふ〜ん、あっそう・・・。」
かる〜受け流されてしまった。
「ゴホンッ・・・それでは、本題に入る。実は娘のツカサが何者かに連れ去られてしまったんじゃよ。それでな、おぬしらに連れ戻してもらおうと思う。」
「捕われている場所はわかっているのですか?」
金髪の少年が王に問いかけた。
「あぁ、連れ去った奴は西の大神殿、ツキノ城に行ったようだ。なんにしろ部屋に残っていた粉が西の砂漠の砂だったんでな。さぁ行きたまえ!諸君の健闘を祈る。」
王はそう言って俺たちを見送った。俺はまだ泣き止まないコミヤーマを引きずりながら、出て行った。

こうして、俺たちの戦いは始まった。

作;HIDE


[No.635] 2007/11/22(Thu) 18:22:03
ストロベリー王国物語 第一章 (No.635への返信 / 3階層) - 隠れみのhide

第一章>旅立ち、別れ

ストロベリー王国、城下町。
俺たちはまず、戦いや移動に必要なものを買うために、城下の店を回っていた。
「移動に必要な水とコンパスは買ったから、あとは・・・防具と攻具だな・・・」
俺は買ったものを確認した。
茶髪の・・・えーと・・・名前忘れた・・・なんだっけ?まぁいいや、そいつが後ろから言ってきた
「防具や攻具は、戦い方や体格でそれぞれ変わってくるから、個人で買いにいこう」
なんだ?こいつは戦い慣れしてるのか?そういえば、こいつは出身地を言わなかったな・・・
「あ、えと・・・なぁ、えーと・・・」
茶髪の名前が出てこない。
「ん?どうした?ジュン-ペイン」
「名前なんだっけ?」
茶髪はあきれた表情と怒りで顔がグシャグシャになっている。口がでかいコミヤーマみたいだ。
「僕はアーマッチ。覚えておきたまえよ、ジュン-ペイン」
さっきまでのグシャグシャな顔からは想像できないほど顔が整っていた。今の争いで周りの人たちがこちらに注目している。そこに、オクサンが割り入ってきた。
「まぁまぁ、名前くらいでそんなに怒らないで・・・」
「オクサン・・・止めてくれてありがとう」
オクサンが驚いた表情でこちらを見たまま固まっている。やがて、ため息をつきながらゆっくりと口を開いた。
「奥さんじゃないよ、俺はオークサーン」
「ゴメン、僕もオクサンだと思っていた。一度確認をしたほうがいいな・・・」
「それじゃあ、もう一度それぞれ自己紹介しよう」
アーマッチが提案したので俺たちは円になってもう一度自己紹介をした。
「僕はアーマッチ。17歳だ」
「俺はオークサーン。同じく17歳だよ」
「俺はジュンペイン。同じく17歳です。それと、ジュンとペインは区切らないで、アーマッチ」
「そうだったのか、ゴメンよ。ジュンペイン」
確認してみると、いろいろな誤解が発見される・・・大丈夫だろうか。次はコミヤーマは。コミヤーマは・・・コミヤーマ?
「コミヤーマがいない・・・」
しかし、誰も探そうとしない。きっとみんな同じ考えだろう・・・
「探す必要はない・・・」
「時間の無駄だよ・・・」
「どうせ姫さん狙いだしな、あいつ・・・」
それぞれ、コミヤーマを信頼していないらしい。俺もあまり信用していないからな。
「姫さん狙い?じゃあ、敵だろう?」
「そうゆうことになるな・・・」
「とにかく、今は防具を買いに行こう」
「そうだな・・・」
「じゃあ、防具を買い次第、城下門に集合。」
俺たちは、それぞれに店を探した。
「お?」
俺は軽武店と書いてある店を見つけた。
・・・店を出て叫びそうになった
(・・・スゲーーーーー!!!!!)
軽くて丈夫な上に、激安!そして、武器もかっこいい!
俺にはもったいない気がした。浮かれた気分で城下門に向かうと既に二人は待っていた。
「ジュンペイン!コミヤーマいたか?」
いきなり大声で呼ばれたので戸惑ってしまった。
「い、いや・・・見てない・・・」
「そうか、しかたないな」
これからコミヤーマを探すかどうかを話し合った。ついでに、オークサーンが戦いの経験で、相手の名前を読んで操ることができる敵がいると聞いたので。それぞれ、コードネームを作ることにした。
俺は、ジュン
オークサーンは、サン
アーマッチは、アーチ
俺たちはコミヤーマはどうするか、考えた。
そして、俺たちが出した結論は『置いて行こう!』
俺たちは歩き出した、戦いの地へ。姫を救い出すために!
って、なんか終わりっぽいセリフだな。。。
まだ終わらないよ・・・
今、俺たちは西区に入ったところだ。もちろんコミヤーマはいない・・・
民家の集まる、スノウ村。ここに俺、ジュンペイン・マナカは住んでいる。ここを抜けるとすぐ「ツキノ砂漠」だ。
「マナカくん!」
突然呼び止められて、振り向くとそこには幼馴染のトウジョウがいた。
「どうしたの、その格好?」
「トウジョウ・・・」
俺はコミヤーマに無理やり連れて行かれたので、トウジョウには伝えていなかった・・・
「実は・・・」
俺はトウジョウにわけを話した。
話していくうちに次第とトウジョウの顔が暗く、不安になっていく。
「そういうわけなんだ・・・ゴメン」
「そう、じゃあ約束」
トウジョウは無理な笑顔を作って「約束」と言った。
「約束?」
「うん、絶対帰ってきてね」
「あぁ、わかった」
トウジョウは俺たちが去って行くのをただじっと見ていた。
「ジュン、彼女は君のなんなんだい?」
アーチ(アーマッチ)がたずねてきた。
「あぁ、あいつは『アヤ・トウジョウ』。俺の幼馴染だよ」
「そうか・・・」
アーチが険しい表情で呟いた。
そして、俺たちは砂漠へと踏み出した。
「きゃああああっ!!!!」
後ろから悲鳴が聞こえ、俺たちは振り向いた。そこには必死に逃げるトウジョウと・・・
「トウジョウ!!・・・あれは、コミヤーマ!!?」
なんとコミヤーマがトウジョウを追いかけて、こちらに向かってきた。
「マナカくん!!助けて!!コミヤーマくんが・・・」
俺たちはトウジョウを後ろに下げ、コミヤーマに問い詰めた。
「何やってんだよ、コミヤーマ!!」
「う・・・ぁ・・・・ぉぁ・・・ぁ」
コミヤーマの様子がおかしかった。それがなんなのかサンはいち早く理解した。
「待て、ジュン!これは催眠術だ。コミヤーマは魔物に名前を教えたんだ!」

魔物に操られたコミヤーマ、おびえるトウジョウ、立ち向かう戦士
俺たちは戦いの第一戦を仲間との戦いで幕を開けた

作;HIDE


[No.654] 2007/12/01(Sat) 17:17:11
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