ただいま午前8時・・・
つかさ「ったく、遅いんだよ〜!遅刻しちゃうじゃん!!」
家の前でブツブツと文句を言っているつかさ。
今日から高校も新学期。つかさは一つ下の幼なじみの淳平を待っていた。
今年の3月につかさと同じ泉坂高校に合格し、昨日入学式を終えた淳平と今日から一緒に登校することになっているのだ。
すると、むこうから走ってくる淳平の姿が見えた。
淳平「ハァハァ・・・ゴメン!寝坊しちゃ・・・」
つかさ「遅すぎ!!いくら待たせたと思ってんのさ!!」
息を整えながら言う淳平の言葉を遮るかのように、つかさが言葉を発した。
淳平「だからゴメンって!!もうしませんから!!」
つかさ「もういいから、早く学校行くよ!!」
そう言って、つかさは歩き出す。
淳平「あ、待ってよ〜」
淳平も後を追いかけるように歩き出した。
つかさ「それにしても、淳平ももう高校生かぁ〜」
淳平「まぁね。つかさと一つ違いだし」
つかさ「にしても、よくウチの高校受かったよね。結構レベル高いのにさぁ」
淳平「まぁ、俺頭いいからな〜!」
つかさ「もうっ、すぐ調子乗るんだから!」
たわいもない話をする2人。
つかさ「そうそう、学校じゃちゃんと『西野先輩』って呼んでよね」
淳平「えっ、なんで?」
つかさ「変な誤解されたくないじゃん」
淳平「変な誤解ってどんな?」
つかさ「ん〜、私と淳平が付き合ってるとか?」
つかさの言葉に淳平は笑ってしまう。
淳平「プッ・・・あははっ!それはないって!!誤解にも程があるし!!」
つかさ「と、とにかく!!学校では先輩って呼びなさい!!」
淳平に笑われたのが嫌だったのか、つかさは大きな声で言った。
淳平「はいはい、わかりましたよ〜」
そう言いながらも、淳平はまだ笑っている。
そして2人は学校についた。
するといろいろな人がつかさのことを見ている。
無理もない。つかさは泉坂高校きっての美少女で、ひとたび道を歩けばたいていの男は振り返るほどだった。
そのことに気付いた淳平はつかさに話しかける。
淳平「なぁつかさ・・・じゃなかった西野先輩。みんなこっち見てるんだけど・・・」
つかさ「そう?気のせいでしょ」
淳平(いや、絶対気のせいじゃないだろ!)
そうして昇降口に入る。
つかさ「じゃあまたね!明日は絶対寝坊するなよ?」
淳平「わかってるって〜」
そう言葉を交わし、2人はそれぞれの教室へとむかっていった。
[No.607] 2007/10/31(Wed) 21:45:45 |