「はぁ・・・淳平くん」
つかさは昨日からずっと淳平のことを考えていた
ずっと好きだった人からの告白・・・
嬉しいに決まってるはずなのに・・・それに応えることのできない自分
・
・
・
「なんで、あたし日暮さんと結婚しちゃったんだろう・・・」
後悔だけがこみ上げてくる
確かに日暮さんはパテシィエの腕は一流だし、あたしのこと好きだって言ってくれてるし・・・
でも、なんだろ・・・淳平くんとは好きっていう気持ちが違うっていうか・・・
あ〜もう、どうすればいいんだろう・・・
つかさは悩んだ
淳平が旅立つまで時間がないのだ
あと6日・・・
その日が過ぎればもう2度と淳平とは会えないだろう・・・
「誰かに相談してみようかな・・・でも、こんな相談できる人って・・・・・あっ!!」
次の日・・・とある喫茶店にて
つかさは誰かと待ち合わせしているようだ
そして待ち合わせ時間になる
「あ、いたいた、つかさ〜♪」
相談相手はトモコだった
「で、どうしたの?相談したいことって・・・あんた昨日の電話でも元気ないみたいだったけど」
つかさはうつむいたまま何も言わない
「なんでも、このトモコさんに相談してみなさい♪」
「トモコ・・・」
親友の優しさが心に伝わってきた
「実はね・・・」
・
・
・
・
・
・
・
「なるほどね・・・」
「あたし、どうしたらいいんだろ・・・」
「う〜ん、これは難しい問題だね!で、肝心のつかさの気持ちはどうなの?」
「・・・あたし日暮さんと結婚してるからさ、やっぱ淳平くんのことあきらめようって思ってるんだ」
「・・・」
トモコは黙っている
「だってさ、あたしが淳平くんのこと好きだとしてもどうすることもできないじゃん!!だから、もういいんだ・・・日暮さんとの結婚生活も楽しいしね♪」
無理に笑顔を作るつかさ
それをわかっているトモコ
「じゃあ、なんであたしに相談したのさ?」
「えっ」
「あたしに頑張れって応援してほしかったんじゃないの?」
「・・・」
「そりゃ、つかさも悪いよ!そんな中途半端な気持ちで結婚したなら日暮さんもかわいそうだし!でもつかさはそれでいいの?」
「・・・」
なおも無言のつかさ
「二度と会えなくなるんだよ!!ホントにそれでいいの?」
淳平くんと2度と会えなくなる
「・・・そんなのイヤだよ・・・・・」
自然と涙があふれてくる
「ホラ、本音がでた!まぁ、最後の決断を下すのはつかさだからさ、あたしができるのはここまでかな」
そういってトモコは席を立とうとする
「トモコ・・・」
「ん?」
「ありがとう・・・」
「な〜に、言ってんのよ!あたしとあんたの仲でしょ?それより後で結果教えなさいよ♪じゃあね!!」
つかさはしばらく席をたてなかった
[No.1133] 2008/08/08(Fri) 22:50:38 |