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all 偶然!(講演会レポの前に…) - riri@管理人 - 2009/02/07(Sat) 01:44:28 [No.4125]
Re: 偶然!(講演会レポの前に…) - たづる - 2009/02/08(Sun) 01:01:27 [No.4126]
特別講演会『人を動かす秘密のことば〜相手の心をつか... - riri@管理人 - 2009/02/10(Tue) 14:47:42 [No.4130]


特別講演会『人を動かす秘密のことば〜相手の心をつかむ会話のトリック〜』 (No.4126 への返信) - riri@管理人

講演会、ってことで、「どうなるんだろう…」とドキドキしながら行った滋賀県・守山市。
会場のホテルは、本当に目の前が琵琶湖!というロケーション。
タクシーで乗りつけたら、ちょうど1台前のタクシーに乗ってたのがyueさんだった…という
オチのような話が早速(笑)
たづるさんともお会いして、受付待ちでホールでウロウロしつつ…
今日の参加される方々を見回してみたところ
やはり商工会議所の主催、ということでスーツを着た30〜40代の男性が多い!
あとはもう少し上の年代の、経営者らしき方やその奥さん…くらいの年代の方が
多くって、前田さんが関わられた今までのイベントとはちょっと雰囲気が違って。
でも、なんだかみなさん楽しそうな表情〜。
平日の夕方17:00〜ってことで、人数どれくらい集まるんだろうって思ってたんですが
そんな心配はまったく無用で、受付開始時にはホールに人がいっぱい!
席もあっという間に埋まりました。

まずは会頭さんのご挨拶。
ふと前方を見たら前田さんも既に会場内にいらしてて。
会頭が「前田知洋『先生』」とご紹介されて、どうやら「先生」という敬称を辞退されたい旨を
お伝えしていたらしく…会頭さん、何度も「前田知洋『さん』」と「さん」部分に
力を入れたご発声で、なんだかとてもユーモアのあるご挨拶でした(笑)
司会の方からプロフィールが紹介されて、前田さんが壇上に登場。

今日は講演会、ということで、ショーのキラッとした感じとはまた違って
とてもシックないでたちで。
でも壇上に立たれるとやはり映えますね。
講演会をするになったきっかけからユーモアを交えたお話が始まりました。
お話はマジックの歴史から始まり、コミュニケーションの方法のお話、
そして時にはマジックの実演や、前田さんの博識な知識や具体的なエピソードを
織り込みながら…で盛りだくさん!
パソコンのプレゼンテーションソフトを、前田さん自らが操作しながら、です。
パラ・ランゲージの例を出しながら「話を聞く側」の話、「話す側」への話、
初対面の人との会話に向いた話題、から「社交界の会話で地雷を踏まないため」に
避けたほうがいい内容などのお話も。
途中で、あるパーティーでの写真が映し出されて、誰もが知っているような
政財界の有名な方々との話題に関して…なんていうとても興味のあるエピソードや
敬語の区別に関してなども、わかりやすい例えを交えてお話して下さいました。

そんな盛りだくさんのお話の中で、私が特に印象の強かったお話。

「責任感のないことばは使わない」
例えとして「コップが割れてしまった」→自分の不注意で割ってしまったのを、コップを主語にしない
細かいことのようだけど、それを繰り返し使っていると、心が自分以外に責任を押し付けようとするようになってしまう

「修行には二通りあって、ひとつは理の修行、もうひとつは事の修行。
 両者はどちらも大切で車輪の両輪と同じ」
(これ、ちょっと内容が違ってるかも…メモった字が走り書き過ぎて
 完全に象形文字化してますが…前田さんがお好きな言葉だそうです)
沢庵和尚が柳生但馬守宗矩に送った手紙に書かれていた、
剣術の修行にまつわる言葉だそうです。

理の修行:考え方や心のこと
事の修行:技やテクニックのこと。

マジックをする上で例えるのであれば、テクニックやワザだけが大事なのではなくて
どういう風にお客さんに接したらいいか、どういう言葉を選んだらいいのかという
ところまでも考えないといけない。
逆に、いくら「こういう風に接しよう」と考えても相応の技術がないと
カラダは動かない。
理、事のどちらも身につけていないといけない、という意味だそうです。
あぁ、耳の痛いことがたくさん…(^^;;;

内容は「人を動かす秘密のことば」をもとにしたお話でしたが
講演という形で、実際に耳にするとまたとてもわかりやすくて。
もっと時間があったらなあ…とシリーズ化を本当に願いました。
できれば5回くらいのコースに分けていただけると…
って、守山まで通えるかどうかは別問題としても(^^;
もう少し深く掘り下げて、いろいろと聞きたい!
(あ、いっそのこと「知的な距離感」とのセットで
 全8回くらいの社交術の講座になったらもっといいなあ…。)

そんな盛りだくさんの講演の部分が終わり…
なんと休憩を挟んでマジックを見せていただけることに!
会場の前方に100人が集まって前田さんのマジックを見つめ…
これ、ちょっとすごい光景でした。
特に男性比率が高かったから、「おおおおっ!」会場のどよめきが(笑)
それも結局20分近くも!たくさん見せていただきました。
こんなに見せていただけるだなんて思ってなかったから、
なんかものすごく得した気分。

マジックを見せていただいた後は一気に、前田さんと参加者のみなさんの
距離が近まった感じで、前田さんに質問があれば…ということで
お二人の方が質問をされました。
(実はマジックの前にも質問を募ったのですが、そのときは誰も
 挙手されなかったんですよね)
一人の方がお医者さまで、
「患っている病が治らないなど、つらい話を患者さんにするときには
 どう話したらいいでしょうか」という、とても切実な質問がありました。
それに対する前田さんの答えは
「僕が心がけているのは『視聴者に対して誠実である』こと。
 (編集をしたり事前の打ち合わせをしたり…というようなことはしない)
 (中略)それがあっているのかどうかはわかりませんが同じように
 患者の方に対して誠実に言う、ということだと…」

これを伺ったとき、先にも書いた「理の修行、事の修行」の時も思ったのですが、
言葉というのは意思伝達のためのツールであって、
伝えようとする「気持ち」の部分が伴っていてこそ、なんですね。
当たり前のように思えるかもしれませんが、普段そんなこと考えては話していないので
はっとしました。

講演会終了後、懇親会(商工会議所だから、会員の方はそういう会合が引き続きのがある)が
始まるまでの間に、前田さんの姿をお見かけし、幸運なことに少し直接お話を
伺える時間がありました。
(近くで拝見したら、遠目には黒の無地に見えたスーツが実はとってもお洒落な
 ストライプのスーツでした。
 …ソコを確認できるくらいの余裕はあった自分を今回は少し褒めてあげたい・笑)

お話によると講演会、というのは実は今回が初めてだったそうで(意外!)、
プレゼンソフトの資料もすべてご自分で用意されたそうです。
(とても素敵な資料だったんですよ。取り入れられてた
 比較的短時間でお作りになられたそうですが…。
 普段、パワーポイントを格闘している身としては、サラっとあれを
 作れる前田さんがいろんな意味でうらやましいものです…)

なんとも盛りだくさんで、楽しい講演会でした。
前田さん、主催者の守山商工会議所のみなさま、素敵な時間を
どうもありがとうございました。
************************
この講演会の後、「人を動かす秘密のことば」を改めて読み直してみると
とても面白いんですよね。
内容が多岐にわたるから1回の講演会じゃとても足りない!
また、どこかでこんな講演会が開かれるといいなあ…。



実はレポUPが遅れた理由…
季節の変わり目だからか、ここしばらくの睡眠不足な不健康な生活のせいか
私、昨日より全身中に蕁麻疹が発生しております(T_T)
ヘンなもの食べた記憶はないのですが…
とりあえず、4日前じゃなくてよかった…
みなさんも季節柄、体調を崩されませんようご自愛下さいね(^^;←説得力なし


[No.4130] 2009/02/10(Tue) 14:47:42

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