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No.4139に関するツリー

   ☆4月の前田さん(2009)☆ - riri@管理人 - 2009/03/08(Sun) 09:22:10 [No.4139]
4/7 リーガ大阪♪ - riri@管理人 - 2009/03/08(Sun) 09:29:00 [No.4140]
眠気が吹き飛びました(笑) - riri@管理人 - 2009/03/14(Sat) 07:32:28 [No.4143]
season2 は14:00〜☆ - riri@管理人 - 2009/03/14(Sat) 16:09:30 [No.4144]
素粒子物理トークショー詳細☆ - riri@管理人 - 2009/03/18(Wed) 18:45:55 [No.4145]
見学フリーのようですね♪ - riri@管理人 - 2009/03/24(Tue) 01:07:17 [No.4148]
INFILLトークショー詳細 - riri@管理人 - 2009/04/03(Fri) 11:23:22 [No.4149]
放送もお忘れなくっ! - riri@管理人 - 2009/04/03(Fri) 11:24:33 [No.4150]
MODERN LIVING SEASON2 4/5 - riri@管理人 - 2009/04/06(Mon) 23:43:09 [No.4151]
MODERN LIVING NO.184 - riri@管理人 - 2009/04/06(Mon) 23:45:43 [No.4152]
松尾堂の収録時Photo - riri@管理人 - 2009/04/09(Thu) 12:03:59 [No.4153]
(中身はまだ空白です)トークショー用レス - riri@管理人 - 2009/04/12(Sun) 09:18:31 [No.4156]
4/11 SANKEI EXPRESS - riri@管理人 - 2009/04/12(Sun) 09:35:15 [No.4157]
INFILL by Modern Living トークショー その1 - riri@管理人 - 2009/04/15(Wed) 03:58:59 [No.4161]
INFILL by Modern Living トークショー その2 - riri@管理人 - 2009/04/16(Thu) 02:06:39 [No.4163]
INFILL by Modern Living トークショー その3 - riri@管理人 - 2009/04/18(Sat) 05:06:50 [No.4165]
ナンプレファン6月号 - riri@管理人 - 2009/04/19(Sun) 16:36:50 [No.4166]
素粒子物理スペシャルトークショーその1 - riri@管理人 - 2009/04/21(Tue) 02:07:54 [No.4167]
素粒子物理スペシャルトークショーその2 - riri@管理人 - 2009/04/24(Fri) 02:33:26 [No.4169]
素粒子物理スペシャルトークショーその3 - riri@管理人 - 2009/04/26(Sun) 03:04:01 [No.4170]
Re: 素粒子物理スペシャルトークショーその3 - ざるさん - 2009/05/06(Wed) 01:01:13 [No.4172]
Re: ざるさん - riri@管理人 - 2009/05/10(Sun) 03:23:10 [No.4173]



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☆4月の前田さん(2009)☆ (親記事) - riri@管理人

4月分ですよ〜♪

***********************



・4/5(日)<ラジオ> 湘南ビーチFM 14:00-14:30
          Shounan Breeze -FEEL THE WIND「モダンリビング」season2

・4/7(火)<イベント> 〜スーパーマジシャン前田知洋がセラーバーにやってくる〜
             at リーガロイヤルホテル大阪 セラーバー

              詳細は☆コチラ☆

・4/7(火)<雑誌> モダンリビング NO.184号 2009年5月号(アシェット婦人画報社)
             連載「INFILL」第7回

・4/11(土)<トークショー> 15:00〜 INFILL by Modern Living トークショー
             at リビングデザインセンターOZONEプラザ(新宿)

・4/12(日)<ラジオ> 12:15〜 NHK-FM トーキング・ウィズ・松尾堂

・4/18(土)<トークショー> 15:00〜 素粒子物理スペシャルトークショー
                〜反物質の消滅は宇宙史上最大のマジック?〜
               at つくば国際会議場

・4/18(土)<雑誌> ナンプレファン6月号(世界文化社)
               連載「日常の中の暗号」


***********************


[No.4139] 2009/03/08(Sun) 09:22:10
4/7 リーガ大阪♪ (No.4139への返信 / 1階層) - riri@管理人

ジョニーウォーカーのイベントがリーガロイヤルホテル大阪で開催されるようですよ〜。
(ただし、セラーバーでのボトルキープが条件ですが(^^;;;)
大阪近郊のみなさま、えーっと…ジョニーウォーカーブルーラベルのボトルキープはいかがでしょう?
間近で前田さんのマジックが観られるチャンス!

リーガ大阪って、最近京阪・中ノ島線の開通で京都方面からのお客さんで賑わっているそうですね。


[No.4140] 2009/03/08(Sun) 09:29:00
眠気が吹き飛びました(笑) (No.4140への返信 / 2階層) - riri@管理人

休日の割には早めに目が覚めて、なんとなくPCを立ち上げたら
眠気も吹っ飛ぶ、F.A.Qでの素敵なお知らせ!
もう、すっかりパッチリ目が覚めました(笑)

ひさしぶりに4月スレッドが情報が情報山盛りになりそうです。
嬉しいな〜♪


[No.4143] 2009/03/14(Sat) 07:32:28
season2 は14:00〜☆ (No.4143への返信 / 3階層) - riri@管理人

…だそうですよ〜。
☆竹下さんのブログ☆を参照。

INFILLのトークショーはどうやら会場が吹き抜けなので
人数制限などはなさそうですね。


[No.4144] 2009/03/14(Sat) 16:09:30
素粒子物理トークショー詳細☆ (No.4144への返信 / 4階層) - riri@管理人

高エネルギー加速機研究機構 のサイトにイベントのお知らせがUPされましたね〜!
(お昼の時点では気づかなかったから、午後からのアップだったのかしら)

ってことで、詳細は☆コチラから☆

「理論物理学者」&「クロースアップマジシャン」&「実験物理学者」って
 あらためて見るとスゴいコラボレーションですよね♪
 ちんぷんかんぷんでも、なんだか面白そう〜♪ってことだけは
 ヒシヒシと伝わってきます(^^)
 あ、ちなみに定員は1200名(笑)、だそうですので即断しなくても大丈夫だとは思いますが…。
 え、私?行きますよ、とーぜんっ!


[No.4145] 2009/03/18(Wed) 18:45:55
見学フリーのようですね♪ (No.4145への返信 / 5階層) - riri@管理人

キムさんちの情報によると、「INFILL by Modern Living トークショー」はどうやら
整理券などは不要の見学フリーのようですね♪
詳しくは☆iguana-voice☆のメニュー"infill"から「MODERN LIVING INFILL vol. 22」をご参照あれ。

今回は到着がギリギリになりそうな私としては、吹き抜けから見学できるのは
とーってもありがたいです♪
キムさんオススメのベストポジション、乗っかってみようかしら(^^)

Nature Designさんの企画展、とってもおもしろそうですねー。
それ以外にも興味のあるSHOPやショールームが満載のOZONE、
当日、全部回れる時間はあるかなぁ?


[No.4148] 2009/03/24(Tue) 01:07:17
INFILLトークショー詳細 (No.4148への返信 / 6階層) - riri@管理人

…がモダンリビングのブログ☆ML日誌☆に掲載されていましたので
リンクを貼っておきますね。
座席には限りがあるものの、お席以外でも立ち見や吹き抜け上階からの見学も
フリーだそうです。

>矢野さんによる美しい画像と共に

また矢野さん撮影の、素敵な写真もたくさん見れそうですね!
楽しみー♪
「無垢材のある生活」展も楽しそう(^^)
イベントに参加される皆さま、会場にてお目にかかりましょう♪


[No.4149] 2009/04/03(Fri) 11:23:22
放送もお忘れなくっ! (No.4149への返信 / 7階層) - riri@管理人

年度初めでバタバタされている方も多いと思いますが
今週の日曜は湘南ビーチFM「MODERN LIVING SEASON2」初回ですよ〜。
オンエアは14:00〜14:30
開始時間、放送時間ともに変更になっていますので
録音設定をされる方はお間違えなく〜っ!


[No.4150] 2009/04/03(Fri) 11:24:33
MODERN LIVING SEASON2 4/5 (No.4150への返信 / 8階層) - riri@管理人

はじまりましたね〜、SEAZON2!
皆さんのご紹介で矢野さんのお名前に…
「カシャッ、カシャッ」とシャッターを切って応える矢野さん。
うひょー、カッコいい!
そういえば先月の放送でも矢野さんがシャッターを切る音が聞こえていましたね。

矢野さんが増えられて、よりいっそうワイワイガヤガヤ!
いつもは口数の少ない川岸さんも、おおおっ、今日はしゃべってらっしゃるし。

新曲の「Corridor」、気持ちいいですね。
オンエア中にも竹下さんがコメントされていましたが
川岸さんが西表島の青い海をイメージして作られたというだけあって
どこか琉球テイストを感じる、爽やかな曲。
コレを聞ききながら、どこか南国のコテージでまどろんでいたら
気持ちいいだろうなあ…。

にしても、とらじゃさんちには届いてて、なぜウチには届いてないんだ
定期購読ヤマトメール便(^^;;
(とらじゃさんちには日曜日に届いてたそうです)
とらじゃさんの送られたメッセージから、「定期購読なら早く届くらしい」と
いう話題で騒然となるスタジオ内で
「定期購読にしましょうっ!」と高らかに話されたキムさんに
前田さん「…しましょうって、キムさんもするんだよっ!
あははツッコミ、早っ!(笑)それもかなり勢いのあるツッコミ。
普段の前田さんとキムさんとの会話を、こっそり聞いた気分でしたね。

普段の前田さんとキムさん…と言えば、「何かに凝るとまず前田さんを引き込む」というキムさん。
そして「前田さんを引き連れて一緒にやって、オレは最初に抜けちゃうの(笑)」ですって。
「キムさんにくっついていくと、とにかく面白いコトがありますね」とは前田さん。
なんだか普段からのお二人の様子が伝わってくるみたいで
PC前で笑っちゃいました。

家具としてスピーカーを家に置いてみる、とはキムさんからのご提案。
ほほ〜。確かにイグアナボイスさんのサイトにも
おーっきなスピーカーの写真、掲載されていましたよね。

NATURE DESIGNさんとMLのコラボイベントの話から
屋久杉のお話になり、ここで今日イチの素敵な名言が。
屋久杉はとても密度が濃い木→過酷な気象条件から杉の成長が遅いので
1000年の樹齢のものでも、「ひと抱(かか)え位のサイズにしかならないんですよ…」
っていう前田さんの説明に、
「…ということはさ、『1000年を抱(だ)ける』ってつーことね」とキムさん。
おおおおっ、なんて詩的なお言葉!
一瞬の間のあとに
「…ああぁ、ロマンチックに言えばねぇ…」(←前田さん)
「ほらほら来たよ、『ドン!』」(キムさん) ドンって…(^^;;
そして鼻高々そうなキムさんを軽くスルーして屋久杉の話を続ける前田さん(笑)
この部分、録音を何度も聞いてはその度に吹き出しました。
でもホントに素敵な表現。
できれば「抱(だ)ける」ではなくて「抱(いだ)ける」と言っていただけたら
さらに詩的なだったかなあ…なんて(^^)

週末のイベントでは、矢野さん撮影の未公開写真もたくさん見せていただけるとか。
ほんとに楽しみですね♪
30分と今までの倍の時間になっても、お話はまったく尽きない感じで
ワイワイガヤガヤ、とても楽しそうな「MODERN LIVING」。
来月も楽しみです。

そういえば、竹下さんのブログに掲載されていたお写真も
とても楽しそうな雰囲気でしたね♪


[No.4151] 2009/04/06(Mon) 23:43:09
MODERN LIVING NO.184 (No.4151への返信 / 9階層) - riri@管理人

ようやくウチにも届きました、NO.184♪
パラパラっとめくっていって…あ、ヒミツくん見っけ。
耳をピンと立てて、まん丸の瞳を見開いて男前にアップショットで写ってます。
もう1枚は、前田さんのお宅の窓辺の風景。
…あ、どこかで見たことのある白熊さんがいるぞ。
矢野さんの写真って、ホントに光と影の具合が絶妙ですね。

今回の前田さんの書かれた文章、人とペットの共生ってところを
とても興味深く読みました。
ウチでも室内犬を飼っているのですが、単に「猫っかわいがり」に
何から何までヒトと一緒の扱いをして可愛がるのではなくて
「ヒトとペット」という関係を意識して一緒に暮らすほうが
自然な気がします。
文中に出てくる、ヒミツ君が前田さんに遊んでもらえるのを
待っている描写が、お互いを信頼しあってる風でとても微笑ましい(^^)

あ、あとヒミツくんの「名前のヒミツ」がプロフィールとして紹介されて
いるのですが…読んだ瞬間、声を出して爆笑しました。
確かに、そりゃぁ前田さんも「改名」する気になるかも(笑)
まだ読まれていない方は要チェックですよ、ヒミツくんのプロフィール!


[No.4152] 2009/04/06(Mon) 23:45:43
松尾堂の収録時Photo (No.4152への返信 / 10階層) - riri@管理人

土曜日のイベントにばかり目がいきがちですが、翌日曜12日の
トーキング・ウィズ・松尾堂、お忘れじゃないですか?

NHK-FMのブログに収録時の写真が載ってましたので
リンク貼っておきますね。
☆リンク☆

なんだかとってもおもしろいお話しが聞けそうな予感!


[No.4153] 2009/04/09(Thu) 12:03:59
(中身はまだ空白です)トークショー用レス (No.4153への返信 / 11階層) - riri@管理人

スレッド構成のため、ここに場所だけ確保。
(UPは今晩かな?)


[No.4156] 2009/04/12(Sun) 09:18:31
4/11 SANKEI EXPRESS (No.4156への返信 / 12階層) - riri@管理人

ちょっとしたトラブルはありましたが(^^; 無事入手できました♪
パラパラっとめくって20面を探すと、「うわーぉ!」
思わず声が出た素敵な前田さんのスーツ姿!
(あまりにも素敵なので写真載せておきますね)
20面全面が「私のおしゃれ学」となっています。
コーナーはインタビュー&スタイリストさんによるファッションコーディネートの写真、
という構成になっているのですが、もうひとつめったと見れない前田さんのお姿が!
ライトグリーンの素敵なニットに、生成りのコットンorリネンのパンツ&首元には
これまた生成りのストール、とっても春らしい〜!
スーツのお写真とはまた違った、トップを立たせめにしたヘアスタイルにしてあって、
きゃー素敵、素敵っ♪

インタビューではあるマジックでのある台詞にまつわるヒミツが語られていました。
へえー、そんな「ナイショの部分」があったのかぁ〜。
インタビュー最後に前田さんの語られている部分が、とてもとても前田さんらしいと思います(^^)




[No.4157] 2009/04/12(Sun) 09:35:15
INFILL by Modern Living トークショー その1 (No.4157への返信 / 13階層) - riri@管理人

(ひとつ上の階層に、レポ用スペースをとったけど長くなりそうなので
新たにコチラに)

今回のレポは自分の備忘録を兼ねていますので
時系列がバラバラかもしれない&思い出したことをそのまま列挙していきますので
まったくまとまりがないと思いますが「こんな感じで気持ちのよい空間・ひと時でした!」
というのを感じ取っていただければ…です。
(たぶん3分割予定。長くなるかも。覚悟の上で読みくださいね(^^;
 あと、皆さんの言い回しは私の記憶のなかで多少脚色されておりますのでご了承ください)

楽しみにしていた「INFILL by Modern Living トークショー」♪
OZONEでお買い物をしたくて、会場に着いたのはおおよそ1時間前。
早速イベントの会場をチェックしに行ったら、ステージになるところには
コラを前にした川岸さんが、リハーサル&セッティング中でした。
…ので、Nature Designさんの展示は後にしてコンラン・ショップでお買い物がてら
ワンフロア上からどう見えるのかな〜、と吹き抜けを見下ろしてみたところ
ML&Nature Designのスタッフさんらしき方たちが忙しく準備中…あ、矢野さんもいらっしゃる。
会場の配置を見たら、ステージになる部分のまん前に切り株のイスが
寄せられていて距離、近っ!

私は写真は撮らなかったのですが、吹き抜け上の4Fからの光景は☆ココ☆
掲載されていましたのでリンク貼っておきますね。
写真中で立っていらっしゃるのが竹下由起さんと川岸さんなのですが
 トークイベント中はF.A.Qの写真にあったとおり、皆さんがズラーっと勢ぞろい。
 右手にあるスクリーンに矢野さんの写真が、スライドショーで映し出されていました。
会場全体にディスプレイされた無垢板の数々、圧巻です。
木の種類よって一枚ずつ展示されたスペース、そして無垢板をパーテーション代わりして
テーブルコーディネートやリビングコーディネートをしている空間。
無造作に積み上げられているように見えて、とてもシンボル的なオブジェになっているもの。
そしてその空間を縫うように点在する、切り株の椅子。
木の香りとあいまって、空間そのものがとても居心地のいい不思議なオーラに満ちた会場です。

…とはいえ、あの真ん前に座る勇気はないなあ…(^^;と思っていたので
(妙なところで小心者なんですよ、私)
開演直前までお買い物&コンランカフェでお茶してたら
お知り合いの方々と遭遇しました。
(&とってもよい買い物ができました♪満足)
会場には切り株のイス以外にも、紙製のスツールをいくつも配置して
用意してくださっていたのですが、開演直前にはそれもいっぱいになるくらいに
盛況だったので迷いなく4Fへ。
キムさんオススメの吹き抜けから見せていただくことにしました!

INFILLのみなさまを見下ろすなんて、罰当たり?などと思いつつ
開演前のザワザワを楽しみながら会場を見ていたら「あ、パルト小石さんがいらっしゃる!」
やっぱり上から見下ろしてしまったのですが(すみません)小石さんとーってもダンディ♪
今日もお洒落にキメてました(^^)
そんな話をしつつ4F観覧組は開演を待ちながら、わいわいしゃべっていたのですが
開演直前に少し離れた横にたくさんのヒトの気配を感じて顔を向けたら
わっ!ご主演者のみなさまが勢ぞろいしてるっ!←ワザつく4F観覧組一同(笑)
どうやら4Fから吹き抜けへ降りる階段を使って登場される模様。

わっ!前田さん、なんと今日の衣装、ボトムはジーンズだっ!
スレンダーっ!そして足長っ!そしてさわやかっ!
F.A.Qの写真だと角度的にちょっとわかりづらいのですが、
白地に胸元に赤の柄の入ったシャツ+黒い不思議な光沢感のあるジャケット
+細身のジーンス+ハイカットの黒ブーツ(←ひょっとしたらブーツじゃないかも)
をお召しになられていました。赤のさし色、印象的!かぁっこいいー!
さらにザワつく4F観覧組一同。
他の皆さんもテーマカラーは黒、のようでそれぞれキメてらっしゃいます。
矢野さんの手にはもちろんカメラが!

竹下さんのMCで川岸さんが一人で先に登場されて「生Dando」を…
会場には木のいい香りが満ちていて、そんな中コラの調べと川岸さんの歌声が広がって
一瞬にして森の中に誘われたような、不思議な感覚でした(←「いざなわれた」って読んでね)
川岸さんの演奏中、他の皆さんの様子をコッソリと伺うと、とっても気持ちよさそうに
気持よさそうに聞いていて矢野さんは吹き抜けから会場にカメラを向けて
シャッターを切ってました。

演奏後、川岸さんがコラを持ってまた上がってこられ
(あれ?今回も川岸さんはトークには参加されないんですかっ?)
トーク部隊のみなさまが階段からご登場!
登場して開口一番のキムさん
「改めて聞くといい曲だよね!」敏腕プロデューサー、サスガです(笑)
川岸さんの演奏を評して「今日木がまわりにたくさんあるので川岸さんの演奏も
トークインベント1回目の銀座よりもさらにノッてる感じ」とINFILL隊の皆さん。
確かに、とっても楽しそうに演奏してらっしゃいましたね♪

オープンスペースでのイベントなので、通りすがりのお客様むけにまず
「INFILLとはなんぞや?」の説明からトークが始まります…。

(前振りがムダに長くトーク本編にはまだまったく触れておりませんが…その2に続く〜
 っつか、とりあえず寝よ(^^;)


[No.4161] 2009/04/15(Wed) 03:58:59
INFILL by Modern Living トークショー その2 (No.4161への返信 / 14階層) - riri@管理人

今回のNature Designさん(岡崎製材さん)とINFILLのコラボレーションは、
実はキムさんがNature Designさんとお付き合いがあって、
もともとあった今回の無垢材の企画に「営業」をされたのがキッカケだったとか。
イグアナ・ボイスさんのショールームにもNature Designさんの
ローズウッドが使われているそうです。

ローズ・ウッド、どうですか、いいですか?という竹下さんの問いに
「足の裏は神経が敏感なので実際に踏めば、どんな木かがよくわかります。
 オレだけがわかるのかどうか、判りませんが…オレは判るね!」
おっ、しょっぱなからキムさんトーク全開!と思いきや
「みなさんにも判ります!」と建築家さんらしくフォロー。
そういえば前田さんもF.A.Qで、床材を決める時に「実際に踏んでみて」と
書かれていたっけなあ。

そんなローズ・ウッドの話題からお話は前田さんちの床材・カリンへ…
前田さんはキムさんちのローズ・ウッドを見せてもらって
「ローズウッドはちょっと(色味が)『色っぽい感じ』がしたんですよね」と前田さん。
間髪いれずにキムさん
「オレに似て、ね♪」←さすが、です(何が。笑)
ちなみにこの「似ている」ってのは、やっぱり「色っぽい感じ」に対しての言葉なんだろうなあ(笑)
なので、前田さんはローズウッドより赤味の強いカリンがお気に召されたとか。
このあたりからさりげなく随所に前田さんの博識ぶりが散りばめられます。
カリンは食べる実のなる花梨とは違う、とか「ローズ・ウッドもバラとは関係なくてマメ科の木で…」
なんでそんなことまで知ってるんですか、前田さん!
(ちなみにカリンもマメ科のようです、詳しく知りたい方はNature Designさんの
 サイトやWikipedia を調べてみると面白いかも)
「知ってました?」って前田さんがキムさんに聞いたら
キムさん「ぜんっっぜん知らない(キッパリ)。そうなのっ!?」
あははっこのやり取り、ラジオのまんまですね(笑)
ローズ・ウッドもカリンも硬い木だそうですが、床に敷いて踏むとイイ感じに「しなる」そうで
足に優しい感じがするそうです。
最初は赤味が強かったそうですが、最近久しぶりに前田さんちにおじゃました時に見たら
いい感じの色合いになってきていて、「時間とともに美しく変わっていく…というのは
無垢材ならではのよさ」とは下田編集長の談。ほほぅ、なるほど。

会場にイスとしておかれている屋久杉の切り株から、屋久島の話へ。
「旅サラダ」での屋久島ロケの話から、屋久杉を使って彫刻をされている岳南さんのお話に。
(ついでなので旅サラダの☆リンク☆を貼っておきますね。
 左メニューのバックナンバーから「2006/10/14」を選ぶと前田さんの
「屋久島の旅」が見れますよん、写真はないけど。)
岳南さんが30年ほど前に屋久杉を使って彫刻を始めたころには「そんな作品を作って…」と
みんなダメ出ししていたのに、今ではみんなが岳南さんを真似していて…という
こととリンクして、前田さんご自身のクロースアップマジシャンとしての経歴をお話されたのですが
下田編集長いわく
「前田さん、マジック界の屋久杉になれるかもしれませんよ!」
え、そこなの?屋久杉になっちゃうの、前田さん!?(笑)
そりゃあ、1000年とは言いませんが、お年を召されておじいちゃまになられても
素敵なマジシャンでいていただきたいですけどね。

会場には屋久杉の端材(切れ端)も置いてあって数百円のお値段でプライスがつけられて
いたのですが、それを「表札に」と木目を見て品定めしていたお客さんがいたという話題をしていたら
「おれ昔、カマボコの板で表札作った!」とキムさん。あー、それとても判る気がする…。
でも間髪入れず「(今ここで、そんな種類の話は)聞いてないっ!」と下田編集長のツッコミ。
INFILL関係者の女性陣はツッコミが早いですなあ…(笑)

屋久杉の成長の遅さに、現物を見て驚いた…という矢野さんのコメントから
屋久島は火山からできた島で土壌の栄養が少なく、なおかつ過酷な気候で…と
とても嬉しそうに説明してくださる前田さんを見ていたら、
本当に屋久島・屋久杉がお好きなんだなあ(^^)と思いました。
(ちなみに「旅サラダ」のロケは、屋久島を指定したら台風等の影響で
 飛行機などが飛ばない可能性があるので一度スタッフさんから難色を示されたとか。
 でも「屋久島じゃなきゃヤダっ!」ってゴネられたそうです、前田さん・笑)

えーっと、あと何の話を聞かせていただいたかなあ…そうそう!
天然素材の色…という話題から、矢野さんが「色温度」のお話をしてくださいました。
とってもプロっぽいお話を、判りやすく教えてくださったのですが
そんな中、矢野さんのとてもお茶目な一面を発見!
人物を撮るときに、モデルさんの頬あたりに色温度を測るメーターを持っていって
「色温度を測ります」っていうと、色温度という言葉に聞きなじみがないから
たまに「何を測るんですか?」って問い返されちゃうそうです。
そんなときには「『色気』を測るんです」って冗談で答えるととても撮影現場が盛り上がるとか(笑)
色気を測るメーター。
…そんなものがあるのなら、測ってみたいような、測ってみたくないような…うーんコワい(笑)

リノベーションの際に天然素材とモダンなものをあえてあわせると
とても上手く取り入れられる、というお話もありました。
今回の企画スペース、真ん中にとっても素敵なウォールナット(クルミ)材の一枚板を
天板にしたダイニングテーブルがあったのですが、モダンリビングで
コーディネイトをされてたんです。
(このテーブルセッティングは撮影禁止となっていたので☆ML日誌☆をご参照ください。
件のテーブルコーディネートは3枚目の写真。ちなみに奥に見えるのが
皆さんが華麗に登場された階段です♪)

このコーディネートに関してモダンリビングの皆さんが考えられたのは
天板の存在感がとても強いので、ハンパな家具では負けてしまうので
あえてモダンなデザインのものをあわせたら…ということだったそうで
これがとーっても素敵だったんですよね。
実は私がイベントを拝見していた4Fにはこのダイニングに使われているイスの
メーカのショールームがあって、チラっと覗いてたんですが
イス単体で見るととても個性的な、モダンなイスだったのに
これがウォールナットの天板とコーディネートされたら、本当にしっくりと
それもとても素敵ないい雰囲気になってて見惚れてしまいました。

皆さんのお話はまだまだ続きます…
(長けりゃいいってモンでもないのは判っておりますが「その3」につづきます。
 ようやく書きたい内容は全部思い出して書き出しできたので、後は文章力の問題!
  「待ってやろう」という奇特お方がいらっしゃったら、明日までお待ちください〜。
  そういえば松尾堂もまだ半分しか聞けていないなあ…汗)


[No.4163] 2009/04/16(Thu) 02:06:39
INFILL by Modern Living トークショー その3 (No.4163への返信 / 15階層) - riri@管理人

(その2からつづき)

お話はどんどんと広がっていき、鎌倉に木が多い…という話から
木の香りの話へ続きます。
自分でも公称されている「晴れ男」矢野さんが取材に行った先で
唯一土砂降りに見舞われて撮影を翌日に延期せざるをえなくなったことがあるそうです。
悔しいなぁって思っていたら、実はその翌日雨に濡れた取材先のお家から
とてもいい木の香りが漂っていて、雨に濡れると芳香するという木の特質の所以だった…
ので、前日に雨で撮影が延期になったのも、その香りにめぐり合うための
いい機会だった、というとてもポジティブな(笑)お話を聞かせていただきました。

このお話を聞かせていただいたときにとても印象が強くて、パッと鮮明に
頭の中にイメージが広がったんですよね。
これもたぶん会場内に満ちていた、木の香りの効果かなぁ。

建築や、生活の中にも取り入れられている木と人との関わりについてのお話もたくさん
聞かせていただきました。
そんな中のひとつに、前からとっても興味のあったことがありました。
イグアナボイスさんのサイトで写真の載せられている、キムさんが提案された
施工物件って、壁にクロス材(壁紙のこと)を使われてるのってあまり見たことない気が
してたんですよね。
写真を見てる限りでは圧倒的に「しっくい」なんかの「塗り物」が多いなあ…って。
なんでかな?お施主さんの意向なのかな?って思ってたんですが、
(しっくい(漆喰):よく土蔵などの壁に使われてる白い壁材…といえばイメージ沸くかしら。
 若干視点がマニアックなのは、私が壁に関わる会社で長く仕事をしてたことがあるからです・笑。)
キムさんいわく
「(キムさんが今提案されてるのが)木造ではなくて鉄を使った『軽量鉄骨』の家なんですが
 別に木が嫌いとかじゃなくて、家の構造(柱とか梁のこと)に鉄を使っているからこそ
 床にいい木を使ったり、壁に漆喰を使ったりして、鉄を使っていることをごまかすのではなくて
 鉄のよいところに天然素材をどうミックスしていくか、これが腕の見せ所」とのこと。
「おおおっ!なるほどっ!」と思わず心の中で手をポンと打ちました。

そんなお話の流れの中(床材の話だったと思うんですが)
「木とともに年をとるのが素敵かな、と」とおっしゃった前田さん。
後で木は時間とともに変わる(割れたり反ったり)ってお話も出てくるのですが
これをおっしゃってた時の前田さんはワンフロア上からでもはっきりわかるほど
とてもとても優しげな、柔らかな表情をしてらっしゃいました。
きっと、自分が心地よく住めるようにいろいろ考えて、手を入れられてるんだろうなあ…
前田さんのおウチはきっと幸せだろうなって思えました。

下田編集長が取材に行った先に自分で家具を作る方の家というのがあったそうで
そこのお家の台所にハード・メイプルが使われていて、メープルって
最初は淡い色の木なんだけど、使い込むにつれてとてもいい色、それこそ20年くらい経つと
「メープルシロップ色」になるらしい、という話をしたら、ここにかなりのイキオイで食いついた人が!
その人はモチロン…(笑)
キムさん、よくフレンチトーストを召し上がられるらしいのですが
毎回、メープルシロップをかける度に「コレって本当に木からできたもの?」って
思われるそうです。そういわれてみれば確かに…(笑)
ここで前田さんからの説明が入り、再度「本物(の樹液)なの?」と問うキムさんに
「本物ですよ!(笑)」と前田さん断定。
「…そう、砂糖楓(かえで)っていいますよね…」とさらに説明してくれる前田さんに
かぶせて、最初からモチロン知ってたかのように、会場のみなさんに
「砂糖楓って言いますよね♪」…キムさん、面白すぎです。

そんなメープルシロップ話に食いついたのは…下田編集長(笑)
今回の会場の中にある「パークハイアット東京」のレストランで
朝食メニューに出される「フレンチトースト」が絶品なんですって。
「…召し上がったことあります?」と聞く編集長に
「…連れて行ってください(^^)」とキムさん(笑)
下田編集長は、続けてその作り方と味を熱く教えて下さったんですが
「機会があったらぜひ行ってみてください♪」という言葉に
さらにかぶせてキムさんが
「…ぜひ。(ニッコリ)」2回目、念押し。
「…判りました、連れて行きますから(^^;」下田編集長、根負け(笑)

このメープルシロップ話の直後の前田さん
「強引に(話を)戻しますが…」
あはは、確かにあのあとずっと「食の話」で進みそうでしたもんね!
個人的に、ココものすごくツボでした。

切られた後も木は「生きている」というお話もありました。
「木って、どうしても時間が経つにつれて割れてきたり暴れたり(←反ったりゆがんだりする、の意)して
 時には家具や床だけではなくて、壁の中の木(柱や壁の下材に使われたりしてる木)も
 同じように暴れてしまうので、上に塗った壁材もヒビが入ってきてしまうこともあるけれど
 木は生きているんだっていう意識をしながら住んでいくといいんじゃないかな」とは
キムさんの言葉。
「どうしても割れることを嫌がりがちだけど、(その木が)どういう特性があるのかを理解すれば
 それを楽しんだりもできる」
とは前田さんの言葉。
これって、実際に木の素敵な部分を理解して上手く暮らしに取り入れられているからこそ
出てくる言葉ですよね。

矢野さんの撮影秘話、というのも伺いました。
ヒミツ君撮影の巻、というのは本当にタイヘンだったみたいで
「無事にヒミツ君を撮影できて、いまだにホッとしています」ですって(笑)
矢野さん、素敵。
あ、そうだ!会場に流れていた矢野さんの写真のスライドショーのことを
触れていなかったですね。
前田さんお宅のお庭だったり、インテリアを印象的に切り取ったような
とてもやわらかい雰囲気の、素敵な写真をたくさん見せていただきました。
そんな中、矢野さんの前を横切ったヒミツ君の一瞬をかろうじて捕らえた写真が。
(矢野さんはそうおっしゃっていましたが、写真ではそんな風には見えなかったんですよね
 ヒミツ君、悠々と横切っているように見えたんですが…)
あと、前田さんに肩の高さまで抱き上げられて前足を必死に伸ばして「やだーっ!」って
抵抗している風のヒミツ君…シークレット・ショットがありました(笑)
可愛かった(*^^*)
矢野さんの写真は、なんであんな素敵な空気が流れているでしょうね。
ひとつひとつのどの写真の中にも物語が隠れているような気がします。
これからもどんな写真を撮ってくださるのか、楽しみですね♪

トークの最後に皆さんからひと言ずつあったのですが
前田さんのおっしゃった言葉がとても印象的でした。
マジックの神様、と称されているダイ・バーノン氏の「Be natural」という言葉が
『あなたらしくあれ、自然であれ』という意味を持っていて…という話から
「(中略)自分に合う木材を見つけて(人も木も)お互いに自分らしく暮らしていくということは、
 背伸びをしたり型にはまろうとすることをしないで済むと思うので、
 そういうものと暮らしていけたらいいと思います」と。
…いい言葉ですね。

話題は尽きず、まだまだたくさんの楽しいお話を聞かせていただけそうな
イキオイでしたがそれは次回のお楽しみ、ということで
INFILL トーク部隊は会場の皆さんの暖かい拍手の中、ステージから退場されて
再度、川岸さんがご登場されました。
木にまつわるイベントなので…ということで、木でできた楽器を
コラとともに持ってこられてました。
ひとつは「カリンバ」という、木の箱に指で弾く金属製のバーをつけた楽器。
(なんで判ったかというと、私もカリンバ、持っていたことがあったから♪)
もうひとつは「レイン・スティック」という長い筒の中に
植物の種を詰めてあって、その種が筒の中を流れる音が雨のような音を
奏でる…という珍しい楽器。
コラに使われている木の種類や材質、使う気によって音が変わる…などというお話を
聞かせて下さり、「会場の雰囲気と木の香りと、そしてトーク隊のお話に触発されて
予定していた曲を変えて」と、とても素敵なアイルランド民謡を聞かせていただきました。
曲が奏でられ始めた瞬間から、周りの雑音がすべて不思議な空間に引き込まれるような
穏やかで気持ちのいい空気が満ちていました。

トークイベント終了後。
しばらく会場が混みあっていたので少し時間をおいてから、じっくり展示を見せていただいたんですが
ワンフロア上の吹き抜けまで漂っていた、とてもいい香りの木を探すべく
あちこちの木をかぎまわっていた私(と、もう1名。若干怪しい状態)
Nature Designのお姉さんに、「何の香りですかね?」と伺ってたりしたのですが
さんざん嗅ぎまわって「ウォールナット」の香りと判明。
屋久杉の香りも針葉樹特有の香り(ヒノキとかああいう種類の)で気持ちよかったり
テーブルの天板に使われていた板の年輪の模様や、木特有の触感を楽しんできました。
屋久杉、思っていた以上に年輪が詰まっていてビックリ!
このテーブルの天板は、1000年の時を見つめてきたんだ…と思うと
かなり感慨深いものがありましたよ〜。

今回のイベントでは、人の暮らしって本当にたくさんの要素に囲まれているんだなあ…と
強く実感しました。
色、形、素材、香り、光…そして音楽。
五感のそれぞれに気持がいいものを、上手く取り入れるって
豊かに暮らすことにとても大切だなと思います。
(あ、「味覚」はフレンチトースト話からの触発されたってことで・笑)
前田さんのお話にもありましたが
「自分にとって『自然に』『あうもの』」を見つけてステキに暮らしたいですね。

最後になりましたが、今回のイベントに関わられた
INFILL隊、モダンリビング編集部、Nature Designの皆さま
とても楽しく、心地のよい時間と空間を過ごさせていただきました。
どうもありがとうございました(^^)
また、楽しいお話を聞かせていただける機会があることを楽しみにしています。

********************************
やああああああっと書けたぞーっ!間に合った!

そしてもう素粒子物理トークショー、の当日朝なんですが…(^^;
(あ、睡眠はとってますのでご安心を。)
さーてっ、いざ「つくば」!行って参ります♪


[No.4165] 2009/04/18(Sat) 05:06:50
ナンプレファン6月号 (No.4165への返信 / 16階層) - riri@管理人

先週はずっとINFILLだ、つくばだ…とバタバタしている間に買いそびれたナンプレファン。
今日、あっと思い出して入手してきました。
今回の話題は道路標識。小学生のくだりにクスっと笑わせいただきましたが
「単純に見えることの裏側には色々な努力が隠れている」という一文に深くうなずきました。
実は昨日のつくばのトークショーで、司会を勤められた中願寺さんの「簡単そうに見えますけど…」というフリに
「簡単そうに見えますけど、裏ではタイヘンなことやってるんですよっ!(^^;;」と
即、ツッコミかえした前田さん、というシーンがあったんですが
それを思い出しました。

実は。ナンプレ入手後、いつものページ♪とめくっていって
たどり着いたら「道路標識に隠された暗号」という文字。
へ〜、道路標識ね…と思って本文に目を写そうとしたのですが
なんだか違和感を感じて改めてじっくり眺めてみたら、なんと「最終回」の文字がぁっ!(T_T)
この連載、とっても落ち着いたトーンの中に、クスっと笑わされるエスプリが潜まされていて
大好きだったんですが…連載終了とはとても残念です。

前田さん、沢山の知識に基づいた興味深くて上質なお話の数々がとても楽しかったです。
連載お疲れ様でした!


[No.4166] 2009/04/19(Sun) 16:36:50
素粒子物理スペシャルトークショーその1 (No.4166への返信 / 17階層) - riri@管理人

「反物質の消滅は宇宙史上最大のマジック?」

初・つくばエクスプレスに乗って行ってきました、つくば国際会議場〜。
とっても刺激的で楽しいトークショーでしたっ!
とはいえ、今回のレポートは収集がつかなくなってしまうのでお話の内容は全部は書けません(^^;
井戸端では具体的なお話の内容、よりは当日の雰囲気を2、3部に分けてご紹介します。
素粒子や反物質についてはKEK(高エネルギー加速器研究機構)のサイトをご参照下さいね。
キッズ向けのページ「キッズサイエンティスト」が面白いです。

行きの車中でまだ聞けていなかった、残り半分の「松尾堂」を聞きつつ…
移動中からアカデミックな一日となりました。
到着したつくば国際会議場は、さすが1200名収員の日本有数の会議場、広いっ。
(あ、でも建物自体の外観は意外に堅実というか…地味めでした)
ついでにいうと、開演前に行ったお手洗いもやーたらと広かったので
トークショー開始まで、現地で合流した友人と広すぎるトイレの設計意図について
検討会を始めるくらい(笑)←…ほんとにアカデミックなのか?

トークショーが始まるまで、1976年に作られたという「素粒子を探る」という記録映画が
流されていたのですが…ちらちらと見るもの、うーむ、わからん(^^;
大丈夫なんでしょうか、今日のトークショーついていけるかなあ。
お客さんの感じは…というと、素粒子やってます!という方よりは
子供さん連れの親子で来場されている方がとても多かったです。
あとカップルとか、ご年配のご夫妻とか…思っていたよりもずーっと広い客層。
若干よぎる不安を、会場のあちこちから聞こえる子供たちの声が薄めてくれました。
そして、会場で「あ、こんにちはー!」と声を交わしたお知り合いが
すぐに片手では足りないくらい…(笑)
2Fは使用されていなかったようですが、それでもかなりのお客さんの入りです。

さて、開演!ステキな声とともに壇上に現れたのは…ああ、中願寺さんだッ!
中願寺さんのお顔とお声に接して、ぐっと気持が楽になりました。
2部構成の第1部は数物連携宇宙研究機構 の村山先生による講演
「反物質はなぜ消えたのか?」。
登場された村山先生のいでたちは胸にアインシュタインの顔がプリントされたTシャツに
ジーンズ、というとっても親しみやすいいでたちです。
反物質とはどんなもの?という説明から始まります。

説明の例えとしてスライドに現れたのは「ピカチュウ」。
反物質というのは、どんなものにも反対のものがある…ということで
ピカチュウの反対は「反ピカチュウ」。
この反ピカチュウのスライド、愛くるしいピカチュウがグレーに反転していて
なにやら目つきも超怪しい…(笑)

反物質は物質と出会ってお互いがぶつかると消滅してしまう、そしてその際に
とても大きなエネルギーを発する、という性質の話の序章として
物質の持つ「エネルギーの種類」についてのお話に続きます。
これが、とっても判りやすい!
子供たちと一緒になって「へええー」って思いながら聞いていると判ったような気になるから不思議(笑)
リンゴを使った位置エネルギー → 運動エネルギーの実験や、
クレーンに吊り上げられたコンテナが落っこちてしまい下の自動車をつぶしてしまった…という
「衝撃的瞬間」の映像を取り入れたり、重さとエネルギーは同じもの、という説明から太陽が
エネルギーを発する仕組みを交えて、例えもとても判りやすくって(しかも面白い!)
難しいことを易しく説明するって、ホントに高度なことだと思うんですが
村山先生のお話を聞いてると、すっかり「…そ、素粒子って(--;」という苦手意識が
拭い去られます。

そしてお話は本題「反物質」の説明へ。
反物質とはどんなものか、その性質は…とお話が続いて映画「天使と悪魔」の話題に。
この映画で出てくる反物質の量は0.25g、おおよそ角砂糖1個分ということだそうなのですが
とてもこんな量は作れないそうです。
(万が一現実にこんな量の反物質が物質とぶつかって消滅したら…
 そのときに発生するエネルギーは「広島に落とされた原爆1個分並み」!)
今回の講演会を主催したKEKでは反物質の生産シェアが世界で一番、らしいのですが
その世界一、反物質があるつくばでの量も、映画に出てくる量の100億分の1!
…出てくる単位が大きすぎて、いまひとつピンと来ませんがとにかく安心そうですね。

それほど反物質っていうものは存在するのはごくごくわずか、だそうなのですが
もともと宇宙には同じ数の物質と反物質があったそうで、

1,000,000,001 (物質): 1,000,000,001 (反物質) という同じ割合で存在していたのが

何らかの理由で反物質側の1が、なぜか物質側の1に変わってしまって

1,000,000,002 (物質): 1,000,000,000 (反物質) という状態になり

物質と反物質がぶつかって消滅して残ったわずか「2」が
今、私達が暮らしている物質の世界なんだとか!
そして、この反物質が物質側に変わってしまった理由というのが
世界中の物理学者が追いかけている、最大の謎なのだそうです。
昨年、ノーベル物理学賞を受賞された小林先生・益川先生もこの「反物質が消えてしまった謎」に
ついての研究で受賞されたんだとか。

なんか…あまりにもスケールの大きな数字過ぎてポカーンとしてしまいますが
村山先生のお話のおかげでやっと今回のイベントタイトルにたどり着けた気がしました(笑)
ちなみに、もし反物質でできた「反ピカチュウ」が本当にいたら、
どんなに目を凝らしても「ピカチュウ」と同じに見えるそうです。
よかった、最初にスライドで流れたあんな性悪そうなピカチュウじゃないらしくって。

(…その1では前田さんはまだ登場されませんでしたが、その2トークショーにつづく。
 待ってくださるという奇特なお方は、気長にお待ちくだされ〜。)


[No.4167] 2009/04/21(Tue) 02:07:54
素粒子物理スペシャルトークショーその2 (No.4167への返信 / 18階層) - riri@管理人

その1から〜

村山先生のお話は、とーっても判りやすくってあっという間の講演でした。
第2部は…お待ちかねのトークショー!
改めて登場された村山先生、そして実際に高エネルギー加速器研究機構で「反物質を作っている」という樋口先生が
登場されます。
お二人とも…Tシャツ姿でとっても親しみやすい感じ(^^)
きっと見た目での「とっつきにくさ」を排除しようという目的もあったのではないかなあ…
お二人が並ばれた姿を見たら、ほんとーにお話を柔らかく教えてもらえそう!って思いました。
こういうコーディネートも「TPO」なんでしょうね、きっと。
そして、3人目はトーゼン前田さん♪
さすがに前田さんはTシャツ、ではなく(でも後で会った友人達の中には
「ひょっとして前田さんもTシャツかも?」と期待した人が何人もいたっけ・笑)
スーツ姿でにこやかにご登場。

壇上に設えられた演台にそれぞれ座られてトークショーの始まりです。
まずは物理とマジックの関係から…ということで前田さんのマジックから。
袖まくりをして…(おーっ、珍しく前田さんの腕を見た!)
「お客様から『物質』お借りしてマジックをします。
 どなたかお札をお借りしたいんですが…」
できれば一万円札がよいとか。なぜなら「エネルギーが高いから」(笑)
お札を貸してくださったお客さんに「勇気のあるお客さん」と称されます。
「今日は講演会のタイトルに反物質の『消滅』とあるのに…。ウソです・笑」
そういわれたら、確かに勇気のあるお客さんですよね。

見事に2枚に増えたお札!(でも5000円×2枚だけど.)
「本当は1万円札を2枚にしてお渡ししたかったんですけど
残念ながら物理の世界には『エネルギー保存の法則』というのがありまして…」
前田さん、それは物理的というよりは「経済的な」法則の様な気がしますが(^^;
会場のお客さんも、壇上の村山先生・樋口先生も拍手〜。
感想を聞かれて「やっぱり1万円札2枚がいいですね。すごいなあ…」と村山先生。
「僕も2枚が嬉しいんですけど…いや3枚とか4枚のほうが嬉しいですが」と樋口先生。
みなさんとっても正直ですね(笑)

樋口先生は実際に反物質を作り出している実験をしている方で、つくばにある
高エネルギー加速器の説明をして下さいました。
筑波にあるKEK(高エネルギー加速器研究機構)の反物質の生産量は世界一!だとか。
筑波ではピーナッツ、芝生が名産らしいですが反物質も名産?
(一カゴいくら、とかで売られてる姿を思わず想像…)
物質を加速させる輪のような部分はなんと1周3kmもあるんですって。
それも太陽光や気温の変化を受けると、実験によくないそうなので
地下11mのトンネルの中に作られているそうです。

KEKではその1周3kmを使って年に1回、マラソンをしてたり
トライアスロンをしているそうです。ん〜健康的な研究施設。
そんな最先端の技術を集めた加速器ですが、実はところどころに
セロテープが貼ってあったりマジックで何か書いてあるような
手作り感あふれる仕様(前田さんいわくオートクチュール仕様)に
なっている…という裏話も。
ちなみに樋口先生がライバルのアメリカの施設を見学した際には…
セロテープは貼っていなかったとか(笑)
すかさず、「向こうはスコッチテープですよね」と村山先生。
「そうですか、(だから)見えなかったんですね、きっと!」と樋口先生。…面白い。

反物質、というテーマに沿って5月公開の「天使と悪魔」の予告編の画像も流れます。
映画中の「反物質」は何やらもやもやとした煙のよう…
その映像を見て「これすごい映像ですね・笑」と村山先生、感心しながらツッコみます。
映画で出てくる反物質の量も桁違いに多いし(ほら実際につくばで保有する100億倍だから)、
その容器の壁にまったく触れないようにしてある技術もすごいし、なにより
その保存装置の動力が「電池」って!?
(電池って…電池を替える時、絶対に装置止まるじゃん?と私も心の中でとツッコんでみました)
村山先生いわく、映画の中の話で一番うらやましいのは、映画で出てくるだけの
反物質を作ろうとしたら「1億円の1兆倍」という費用がかかるのに、そんなにお金を使っても
所長が気がつかないっていうほど、すごくお金のあるうらやましい研究だ、
というオトナの事情(笑)

映画の中で出てくるCERN(セルン)はスイスとフランス国境付近に実在する研究施設で、
そこでの実際の映画撮影の様子も流されます。
CERNの加速器の1周は27q!!!(ほぼ山手線1周と同じ。しかも地下100mに作られているとか!)
途方もなく大きな施設、しかもその中身はまるでSF映画のよう。
(ちょうど、このトークショーのあった週末まで朝日新聞で「素粒子の狩人」という
連載が組まれていたのですが、その中でも素粒子物理学研究施設の最高峰、と
紹介されていました。ちなみにこのCERN、きちんと手順を踏めば実際に
見学することができるそうです。行ってみたい!)
映像に写っていた装置は、5階建てビルくらいあるような大きなもので、
それで目に見ることすらできない小さな素粒子を観測する…ということで、
あまりの壮大さに頭が追いつきませんが(^^;この装置で宇宙の謎が
解明されていくかも…と、とても期待がされているそうです。

ここで「謎といったら…そろそろマジック見たくありません?」と前田さん。
そりゃ見たいですとも♪
見せてくださったのはスケッチブックを使ったカード当て。
絵が動いて…会場中に広がる「…ええええーっ!?」というオドロキの声。
中願寺さんも先生お二方もビックリ!
「まさに謎!…これは謎はどう解明できるんでしょうか?」という中願寺さんのフリに
「いや、マジックのタネは解明していただかなくていいですから!(笑)」と前田さん。
そりゃ、考察鋭いお二人の先生に解明されちゃいそうになったらドキドキしちゃいますよね。
村山先生、樋口先生もとっても楽しそうでした。

その後、トランプの数字や柄にまつわる歴史をお話されたのですが、その中に出てきた
錬金術という言葉に反応した村山先生の言葉にさらにびっくりしました。
なんと「加速器を使うと鉛から金が作れる」んですって!!!
でも樋口先生いわく「作った金よりも、金を作る費用のほうがはるかにかかってしまうので
それはあまり嬉しくないですね」。
電力と…人件費に費用がかかるそうです(笑)
うーん、こんなところにもオトナの事情(^^;

とはいえ、私達が知っている「科学の常識」って研究者の皆さんの成果によって
どんどん変わっていってるんですねー、これ本当に驚きました。

(ああ、まとまらない…ってことで、もう1本引っ張ります。その3に続く!)


[No.4169] 2009/04/24(Fri) 02:33:26
素粒子物理スペシャルトークショーその3 (No.4169への返信 / 19階層) - riri@管理人

その2よりつづき

前出のCERNの装置(LHC、というそうです)はただ今故障中で
今秋に研究が再開されるそうなんですが、この装置が再開されると
「唯一確認されていない素粒子」が見つかるかもしれないと期待されているそうです。
物質に「重さ」を与える粒子、と考えられている「ヒックス粒子」というものらしいですが
まだ実際の存在が確認されていないとか。
「本当に作ってしまえばわかるだろうということで、それを作ってしまいたい」と村山先生。
…それって、「作っちゃえる」ものなんですか?!

現在構想中の「リニアコライダー計画」という直線型の加速器。
なんと直線で30km近くにもなる規模での構想らしいのですが
この実験施設が完成して実験が始まると、まだ素粒子に関わる謎とされている
さまざまなことに関して、謎が明らかになるのでは…と、とても期待されているそうです。
なんでも、宇宙の中の物質をぜーんぶ集めてみると、私達が知っている
「原子」といったような物質は全体の2割にも満たないそうで、残りのそのほとんどは
「暗黒物質(ダーク・マター)」と呼ばれている物質で、それはまだ何であるかがわかっていないとか(^^;
なので、その暗黒物質をLHCで作ってみたいというお話があるそうです。
(それも作れるもんなの?!)
ただ、実験で作った物質と実際に宇宙に存在する「暗黒物質」が同じものかどうかは
調べてみないと判らず、リニアコライダー計画を実現できると調べられるかも!という
大きな期待がかかっているとか。
まだまだ判らないことは沢山あるそうなのですが、なんだかこういうスケールの
大きなお話を聞くと、ワクワクしてきますよね。

トークショーの最後は「高速でモノを移動させて物をぶつける、という加速器に似たマジックがある」と
前田さんのマジック♪
「ちょっと加速器を準備しますから…」と前田さん。
携行できる加速器ぃ?と思っていたら、おもむろに準備されたのはイス2客と
茶色い紙袋と食パンの袋(笑)
なんて携行性に富んだ加速器なんだ!しかも動力は「気合い」ですってっ!(笑)
お手伝いをした小さな女の子、目の前で高速移動したジャムとピーナッツバターに目がまん丸でした(笑)。
そして会場のお客さんは大盛り上がり!
マジックが終わっての村山先生のコメント「いやぁ、ああいう加速器欲しいですね!」
確かにお手軽かも…(笑)
「アレで金も作れますか?」という村山先生の問いに
「金は…すごく気合いがいるので、疲れちゃうと思います(笑)」と前田さん。
やっぱり動力は気合なんだ…(笑)

それぞれに道にどういうキッカケで進まれたのか…というお話も聞かせていただきました。
村山先生は幼少の頃、カラダが弱くて喘息持ちだったこともあり学校も休みがちで
お家で本を読んだり、TVを見たりする時間が多くて本を沢山読むうちに
いろんな人がずっと考えたり研究を続けてきたものがある瞬間にパッとひらめいたり
発見したりする科学の世界が「とてもドラマティックだ!」と思ったのがきっかけだったとか。
樋口先生も高校生のときに読んだ本がきっかけだったそうです。
(「物質の究極は何だろうか」という講談社新書らしいです)
こーんな一見真面目なお話の中にもユーモアがいっぱい。
学校を休みがちだったので「今でも泳げません」という村山先生のカミングアウトに
実はご自分も喘息持ちだったという樋口先生は「物理をやるのに喘息が必要だというわけでは
ありませんが…(笑)でも(村山先生と)ひとつだけ違うのは、僕は泳げます!」と控えめに
でもキッパリと主張(笑)
そのあと「…すいません(笑)」とおっしゃってたのがとても印象的です。

前田さんは「まさかマジシャンになるとは夢にも思ってなかった。
でもマジックを見せたときに『面白い、楽しい!』と見てくれた人がいたから
そういう人に恵まれたおかけだ」とおっしゃっていました。
ちなみに大学時代はどういう勉強を…?という中願寺さんの問いに
「今でも覚えているのは『ラプラス変換』ってすごく難しい計算式があって
 とてもその変換をするのがすごく大変だったんです」と前田さん。
「マジックだとカンタンに変換しちゃってますけどね(笑)」と中願寺さん。
「簡単そうに見えますけど、ウラでは大変なことをやってるんですよ!」と即ツッコミ返す前田さん。
このやりとりは、前田さんと中願寺さんならでは…の呼吸でした、もう大笑い!
(そしてなぜか会場からは拍手)さすが中願寺さんですね♪
伺ったのは3者3様な「きっかけ」ですけど、会場に来ていたたくさんの子供たちも
この日に聞いたみなさんのお話が何かのきっかけになればステキですね。

せっかくたくさん子供たちも来場していたので…ということで
壇上の3人の先生に子供たちからの質疑応答コーナーがありました。
迷いなく手を挙げる子供たち!たくさん聞いてみたいことがあるんだろうなあ…。
壇上に上がってきてもらった子供たちの目線との高さをあわせて
しゃがんで優しく回答する先生方(*^^*)

◎村山先生に質問

「ピカチュウと反ピカチュウはどのように見分けたらいいですか?」

これ、トークショー中に前田さんが
「物質と接触すると消滅してしまうから、床に接さないように
空中に浮いてるのが反ピカチュウですよ」とスルドい回答をされていたのですが
「…でもピカチュウって空中を飛びますよね?」と新たな問題提起(笑)がされていたんです。
…さあ、どう答える村山先生!?

空中に浮いているピカチュウに対しては
何かを投げてぶつけてみて、消滅しないのかを確認してから
握手すれば大丈夫だと思います」ですって。
そ、それは…なんだかピカチュウ、可哀想ですね(^^;
何もしていないのに何かをぶつけられて、それからでも友好的に
握手してくれるものなのかしら…?と、密かに思ってみました。
でも、物質と反物質は見た目では違いが認識でいないそうなので、無理もないのかなあ…(笑)

◎前田「先生」に質問

「自分で作ったマジックは何種類くらいあるんですか?」

いっぱいあるんですけど…ダメなマジックが多いですね(笑)と前田先生。
いつも同じマジックをしていると思われるかもしれませんが、その場所に適したマジックっていうのは
どうしても限られているので、少なくなります。
マジックって料理と似ているので、基本的なテクニックがいくつかできるといろんなマジックが
いっぱいできると思います。…いっぱいって言っても、たぶん12個ぐらいだと思いますけど(笑)

ぷぷぷっ、12個ですか…(笑)
村山先生いわく「物理学と似てますね…私が論文を書いても100本のうちの1本くらいしか残らない、みたいな(笑)」
でもその淘汰された1つの論文が「不思議」を解明するんですよね♪

◎樋口先生に質問

「反物質はなぜ、できないといけなかったんですか?」

おおおっと、どよめく会場!
実はこの質問をしていた男の子、とても近くに座っていたのですが
開始前からテーブルに素粒子の本と、ノートを広げてやる気マンマンな感じだったんですよね。
だから、質問した内容を聞いて「…なるほど」と思いました。
電気的エネルギー保存の法則から考えて、反物質というものがあると考えないと
論理的につじつまが合わないから…ってな回答だったと思うんですが、樋口先生、タジタジでした(笑)
この説明であっさり納得していたこの男の子(それもスゴいけど)、
どういうことを普段勉強しているの?という問いの答えは「…ダーク・マターとか」
さらにどよめく会場、そして村山先生は「…教えてくれる?」とお願いしたりして(笑)
さらに将来は「KEKに入ってノーベル賞を獲りたい」と。すごーい!頼もしい!
「将来ノーベル賞を獲るなら、今握手してもらっておいたほうがよかったですかね?」
「サインももらっておきましょうね」と樋口&村山両先生。
日本物理学界の未来は安泰のようですね!


◎前田「先生」に質問

「一番初めにやったマジックは何ですか?」

とても昔のことなので覚えていらっしゃらないそうですが、たぶん数理的な原理に従った
「マス・マジック」ではないかなあ…とのこと。
趣味でマジックをやる、という質問者の男の子に「すごいじゃないですか!…今度教えて」
と前田先生(笑)。あ、ここにも子供たちに教えを請う先生がいたっ!

つくばの特産が、ピーナッツと反物質と、マジックも特産になるといいですね、という前田さんに
ノーベル賞も特産となってほしい(笑)と樋口先生。
そうですね、この日のお話が大きな刺激になったらいいですね。
とても親しみやすい先生方でしたが質問をした子供たちは、みーんなドキドキしてたんでしょうね。
とても緊張してる感じでした。でもみんな目をキラキラ☆させてました。
きっと先生方が「憧れの人」だったんでしょうね(^^)


最後に先生方からメッセージがありました。

<村山先生>
学校で習っている教科書で書いてあるのはもうすでに「判っていること」で、
それを使えるようしなさいって教えられますが、もっと「わからないこと」を
「どうしてだろう、なんでだろう?」って自分で考えることも大切なので
そういう気持になったら、その気持を大切にしてください。

<樋口先生>
これからまた大きな実験装置を作って、いろんな大きな謎を解き明かしていきたいと考えています。
今、これから大きな発見がされるかもしれないいい時期なので応援してください。
そしてとても興味があると思ってくれた人は、ぜひ実験を見に来てもらって
一緒に実験をしてくれるようになると嬉しいです。

<前田さん>
夢だ、と言って馬鹿にしてしまうといろんなことが実現しないので、
夢を夢で終わらせずに、ぜひ実現させてください。


それぞれの先生方からのメッセージ、とても印象的でした。
楽しそうに聞いていた子供たちの胸に深く届くといいですね。

※なお、今回のイベントの様子はKEKのサイトで公開される予定だそうですよ〜。

ほんとうに興味深くて面白かったです♪
最初にKEKのサイトで、このイベント告知を見たときに
村山先生が「理論物理学者」、樋口先生が「実験物理学者」って肩書きが書かれていて
「同じ物理学者で何がどう違うんだろう…」って思ってたんです。
実際に、お話を伺ってみて研究者の世界って広いんだなーと思いました。
でもお二人とも、とてもそれぞれの分野でのお話を楽しそうに、そして嬉しそうに
自分とは遠ーいところにあると思っていた「物理」を、身近なものに感じられるように楽しく
聞かせていただきました。
そして前田さんと中願寺さんの、先生方に対する絶妙なカラミも抜群でホントに楽しかった〜。
あんなに笑って「物理」の話を聞ける機会って、そうそうないですよね。

ロビーで今回のイベントに対するアンケートを回収していたのですが、
一所懸命にアンケートを書くたくさんの人たちの姿を見て、なんだかニンマリとしてしまいました。
だって、こんなに沢山の人が熱心にアンケートを書くってことは、会場の皆さんも
私と同じように楽しかったんだなあ…って思って(^^)
ああいう学術的な要素の強いイベントで、あんなに沢山の人が
アンケートを熱心に書いていたのがいい意味で、とても意外な光景でした。

終演後、一緒に観てた方々と
「子供の頃に、こんな楽しい物理の話を聞けたら物理アレルギーにはならなかったかも…。
 今日お話を聞けた子供たちはいいねー」って話をしてたのですが、あらためて思い返すと
それはちょっと違うのかも…って今は思います。
「そ、素粒子…?わかりませんっ!」って反射的に拒否しそうだったのを
「ひょっとして面白いかも…」って思えるようになることってスゴい変化だと思いません?
何か新しい世界に触れるときに「子供だから間に合う」とか、
「もう大人だから間に合わない」なんてことはないのかも…って思います。
いろんなことを新しく知ったり、驚いたり…っていうことには大人も子供も関係なくて、
まず経験してみる、楽しんでみるのが一番なんだなあ…って。
※少なくとも、お知り合い8名で帰りに立ち寄った喫茶店で
 なぜか伝票に9名分の注文が載っていて
 「こ、これはッ!…反物質でできた『反・前田さん』がいたに違いない!」という
 アホな会話がなされるほどには、
 個人的には物理アレルギーは緩和されていたってことです(笑) あれ?私だけ?


最後になりましたが…
前田さん、村山斉先生、樋口岳雄先生、中願寺さん、主催者のみなさま
そして、関わられたたくさんのご関係者の皆さま。
とても刺激的で楽しい貴重な機会でした。
本当に楽しませていただきました。どうもありがとうございました!

**************************
何だかんだで、UPまで1週間かかっちゃいましたがとてもたくさんのことが詰まったトークショーでした。(^^;
つくばにかかりっきりになっちゃったけど、松尾堂もTR本も面白かったんですよね〜。
この二つのレビューは、だいぶ後にこっそり書いてるかもしれません(^^;

最後まで読んで下った奇特なアナタ。どうもありがとう♪


[No.4170] 2009/04/26(Sun) 03:04:01
Re: 素粒子物理スペシャルトークショーその3 (No.4170への返信 / 20階層) - ざるさん

勉強不足で素粒子理論の素の字も分りませんが、
理論を理解することと、理論の本質を理解することはきっと全く違う話で、
子どもたちが世の中の(人臭くない)謎めいたことに、もっともっと興味を持って欲しいですね。


[No.4172] 2009/05/06(Wed) 01:01:13
Re: ざるさん (No.4172への返信 / 21階層) - riri@管理人

わー、ざるさんだ!レス遅くってすみませんm(__)m

> 子どもたちが世の中の(人臭くない)謎めいたことに、もっともっと興味を持って欲しいですね。
そうですよね!
村山先生もおっしゃっていましたが、「なぜだろう?どうしてだろう?」って興味を考えることって
本当に大切だと思います。
そして芽生えた興味の芽をすくすくと伸ばせる環境にしてあげるのが
きっと私達大人の役目なんでしょうね。


[No.4173] 2009/05/10(Sun) 03:23:10
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