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柊 小夜子 ひいらぎさよこ。痩せぎすの女性。30代。詩歌藩国の裕福な音楽家一家に産まれた。両親の資質を受け継ぎ、音楽の才能に溢れる才女として幼少の頃から将来を期待される。元来が病弱な体で同世代の活発な友人たちの陰に隠れる学生時代を送っていた。そんな彼女を変えたのが幼馴染みの青年の死であった。この青年は活発な人で幼少の時分から小夜子と仲が良く病弱な彼女を守って来たようなところがある。しかし運命は皮肉である、彼のほうが病気になり亡くなってしまうのだ。このとき、小夜子は国立イリューシア音楽院への入学直前であった。青年の夢は吟遊詩人となり世界を回ることであった。小夜子はその才能と体質から周囲からは音楽教師になり行く行くは音楽院の教授になることを期待されていた。だがしかし彼女は別の選択をする、吟遊詩人学科の門を叩いたのだ。この時から彼女のウォーバードへの道のりが始まる。吟遊詩人の勉強とともに自身の体質改善に取り組み成長していく彼女は文武両道、音楽院を首席で卒業した。その後の吟遊詩人生活のなかで様々な国家の現状や歴史を知り、有事の際に国を、そして弱き人の守りになる者の存在の重要性を意識する。そして彼女はウォーバードになることを決意する。厳しい鍛錬の末に実力を身に付け、犬の神殿の神官と竜から承認を受けてウォーバードになった。相棒のリトル・テナーにはヨルキという愛称をつけている。これは幼馴染みと同じ名前である。 東雲 歌氾 しののめかはん。40歳。中肉中背の男性。彼の家族や出生に関することは不明である。詩歌藩国のとある街の孤児院の門の前に赤子の彼が捨てられていたのだ。嵐の夜のことであった。名前は孤児院の院長が付けた。しばらくは孤児院で成長するも10歳の頃に脱走。その後の1年間は盗みを働き生きていた。そのあいだには多くの荒事を経験し死にそうになったこともあった。ある日、歌氾はいつものように盗みを働いたが盗んだ物のなかに竪琴があったのが彼の人生を変えた。彼はとある吟遊詩人の荷物を盗んだのであった。歌氾は類い稀なる才能からすぐさまこの楽器を使いこなし、路上で演奏をして投げ銭で生活するようになる。彼の演奏は街で話題になり多くの人々を呼び寄せた。そんな人々のなかには彼に竪琴を盗まれた吟遊詩人もいた。この吟遊詩人は彼のことを殺そうとしたのだが、歌氾の才能を見て許すことにし、その代わりに彼を弟子として一緒に旅をすることにした。旅のなかで歌氾は更に成長し2人は師弟を超えた親子のような関係になる。歌氾の苗字である東雲とは師の苗字である。あるときこの吟遊詩人の計らいにより彼は音楽院に入学するもすぐに通学を止め元の旅の生活に戻る。ああいう場所は俺には合わない、というのが歌氾の弁である。再び旅の生活に戻るが師が何者かによって殺害されてしまう。犯人をすぐに見つけるもそれはまだ幼い浮浪の少年であった、盗みを働いた時に吟遊詩人のことを殺したのである。歌氾は苦悩のすえに少年を許し自らの手元に置くことにした。このときから彼は宗教などに興味を持ち始め精神的に大きな成長をすることになる。それから長い時が経ち清濁併せ呑む男になった歌氾は、彼が信じる蛇の神殿の神官からウォーバードになることを勧められる。そして修業の末にこれになった。あの少年は現在、歌氾の援助により音楽院の吟遊詩人学科に通っている。 岩城 唱太郎 いわきしょうたろう。40代。既婚。長身の男性。唱太郎はウォーバードになる前は詩歌藩国立イリューシア音楽院の吟遊詩人学科のベテラン准教授であった。実力も知識もあり人格者でもある彼は生徒からの人気も高かった。また彼はその教師生活で国外からの留学生を積極的に受け入れる姿勢を貫き、多くの詩歌藩国外の音楽家を育てた。そんな彼がもっとも可愛がっていたのはとある藩国からやってきた才気あるまだ幼い双子の兄妹であった。唱太郎は2人に教師として教育を施すのはもちろん、夫婦は彼らに実の子供のように接した。岩城夫婦に子供はいない。数年後立派な音楽家になった双子は帰国。唱太郎は2人の活躍の報を聞くのを楽しみにしていた。しかし彼のもとに届いたのは2人が戦渦により死亡したことであった。悲しみにくれる唱太郎は、音楽は戦争や争いに対して無力なのかと苦悩する。その末に彼はウォーバードになることを決めた。その目的は戦争や争いを速やかに終わらせ、弱き者を死なさせないことにある。音楽の実力は誰もが認めるところであったが、年齢が故に戦闘/体力面に関しては疑問がついた。しかし厳しい鍛錬の末にそれを退ける技術を身に付け、ウォーバードとしての承認を受けた。 [No.133] 2017/10/11(Wed) 17:15:08 |