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八尾比沙子の行動原理について (親記事) - tested

サイレン事典には
「なぜ比沙子が最初から自分の"実"を堕辰子に捧げて呪いから解放してもらおうとしなかったのは、比沙子は呪いから解放されると同時に永遠の命を獲得しようと思っていたためであり、そのため比沙子は自分の子孫を堕辰子に捧げていたのである。」
とありますが、お腹の中の我が子のためにも空から降ってきた訳のわからないモノ（堕辰子）を口にした『母親』が自分の子らを【実】として捧げることに抵抗はなかったのか？
という疑問がわきました。

これは憶測なのですが、呪いをかけられた当初の八尾は「せめてこの子が大きくなるのを待って、それから罪を償おう」と考えたのかもしれません。
しかし実際に子供が成長する頃には、自身が（呪いによるものとはいえ）永遠の命を持つ者になったことを自覚したと思われます。
某女性タレントが永遠の若さを求めたのと同じように、八尾もまた永遠の命を手放すのが惜しくなり、代替品として子孫を差し出すに至ったのでは…と。

拙文＆私見失礼しました。

[No.12724] 2010/03/12(Fri) 20:02:26
p154.net120137132.tokai.or.jp
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Re: 八尾比沙子の行動原理について (No.12724への返信 / 1階層) - ha-bu

どうも。ha-buと言います。
自分的な考えですが、比沙子は呪い解き、通常の人間に戻りたかったのではないか・・・。という意見を持っています。
自分を見失い、使い分ける名前に意識を飲み込まれる（記憶を失い澄子という善良な人間に飲み込まれ、また同じく比沙子という存在に飲み込まれかけた）ほどに８００年という長い時を過ごした彼女は、自分の存在を呪いにより、老いることも死ぬこともなく羽生田という地に縛られてきました。
もともといた村民も堕辰子の呪いにより死亡し、一つの体に二つの命（胎児）を持った彼女のみが取り残され、他所からやってくる者も少ない。
ならば、自分を初めから「実」として差し出せばよいのだが、おそらくは恐怖からそれを実行する事は難しい。
最後は須田と美耶子に計画を破られたことで神代の血が絶えてしまった（美耶子を生贄にする予定だった為、亜矢子を自分で殺してしまった）ので計画のやり直しも不可能。という現実に最後の手段として自分を「実」としてささげたのではないかと考えます。
おそらくはもともと善良であった彼女（澄子のような）が時の螺旋に取り込まれた事で性格が変わってしまった。という悲劇的な面もあると思いますが、「どうあがいても絶望」とは彼女の人生であったのではないかと思います。

長文、拙文、私見で申し訳ないです。

[No.12725] 2010/03/13(Sat) 20:08:35
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