それは、あまりにも突然な出来事だった・・・。 「今日ジェットコースター楽しかった!!また今度も乗ろうね!!今日はありがとう、淳平君!」 「西野・・たのむからジェットコースターは勘弁してくれ!!」 そんな平和な話してるときだった・・・ 裏道に入るといきなり変な暴走族っぽいがたいのいい男たちにからまれた。 「おい、兄ちゃんよ、いい女つれてるじゃん!?ちょっと俺らに貸してくれないか?えっ?」 (そんなの・・・無理にきまってるだろ・・・。だめだ!・・・そんなこと思っても恐ろしさで口が開かなかった。守りたいのに、手も足もびくとも・・・。勝てなくてもいい、いかなきゃ・・・。) 西野はついにつれさられた。抵抗しても無駄だと思ったのか、誘拐されたみたいに、はこばれたんじゃなく、やつらの手が肩にかかったまま、ゆっくりと夜の街につれさられた。 (だめだ・・・。だめだ!!!) 「西野!!!」 叫びながら走った。でも、西野はこっちにさびしそうな悲しい顔をむけ、また、歩き出した・・・。突然足が止まった・・・。 [No.1142] 2005/06/18(Sat) 11:35:47 203-165-63-70.rev.home.ne.jp |