[ リストに戻る ]
No.1255へ返信

all after that・・・ 〜あれから・・・〜 - akane - 2006/01/04(Wed) 16:08:54 [No.1223]
after that・・・ 〜あれから・・・〜 - akane - 2006/01/04(Wed) 16:41:59 [No.1226]
after that・・・ 〜あれから・・・〜 - akane - 2006/01/06(Fri) 17:03:25 [No.1228]
ここに直接感想書いちゃってもいいのかな? - アル - 2006/01/06(Fri) 12:29:23 [No.1227]
楽屋裏 - akane - 2006/02/04(Sat) 01:28:17 [No.1238]
after that・・・ 〜あれから・・・〜 - akane - 2006/02/12(Sun) 22:24:23 [No.1245]
after that・・・ 〜あれから・・・〜 - akane - 2006/02/15(Wed) 01:48:03 [No.1255]
楽屋裏2 - akane - 2006/03/19(Sun) 00:53:55 [No.1282]
after that・・・ 〜あれから・・・〜 - akane - 2006/03/25(Sat) 10:56:38 [No.1284]
Re: after that・・・ 〜あれから・・・〜 - ほっ - 2007/08/07(Tue) 00:53:06 [No.1368]


after that・・・ 〜あれから・・・〜 (No.1245 への返信) - akane

 昨日はバレンタインデーでしたね。これは,わたしからのバレンタインのプレゼントとして,昨日のうちに頑張って書きあげて更新するつもりだったんですけど,長くて2時間位オーバーしてしまいました。
 まぁ,ちょっと遅れてもバレンタインのプレゼントに変わりはありませんよね。ダメ?

 話がそれてしまいました。それでは第四話お楽しみ下さい。

第四話時間が戻る?進む?


つかさは逃げ出したくなった。ブランコから降りて,地面に足をつける。でも・・・

──いやっ,逃げちゃダメ!信じなきゃ・・・淳平くんを信じなきゃ!!──

目を瞑り,自分にそう言い聞かせた。再び目を開けたとき,淳平は息を切らし,既に目の前に居た。

「淳平・・・くん」

自然に口から出た。

「西野,話があるんだ」

───つかさの脳裏をあのときの光景がよぎった。

──あの時と一緒?ううん,違う・・・だいじょうぶ・・・!──

「何?」

「さっき,ウチの中に東城居たの見て走ってっただろ?誤解だよ!あれはただ,東城が映画の感想言いに来ただけで・・・・・・別に,何かあるわけじゃ・・・」

その言葉でつかさの顔に安堵の表情が現れた。

──よかった。だいじょうぶだった・・・!──

「・・・,ごめんね,勘違いして。だいじょうぶだと思ってたけど,しばらく会ってなかったからちょっと不安だったんだ・・・」

つかさは淳平のことを疑った自分に涙を流しそうだった。

「いや,一年近くもあえなくて不安になってるのは俺も同じなのに,疑われるようなことしてた俺が悪いんだ・・・。ゴメン・・・」

淳平も辛そうな顔をしていた。

淳平の台詞で少しは楽になったのか,つかさの表情に少し,笑顔が戻った。

「ありがとう・・・。」

つかさが呟く。

「そうだ。今からうちに泊まりに来ない?勘違いしちゃったお詫びもあるし」

「えっ!?でっ,でも,西野の両親とかは!?」

淳平は予想外の言葉にあっけを取られる。

「居ないの。ウチの親,かなりって程じゃないけど,結構都合よく出かけるんだよね。それに・・・話したいこともあるし・・・」

最後の言葉は囁くように言った。


淳平はつばを飲んだ。

──もし,このまま上手くいけば西野と・・・・・・・・・・──

「じゃあ,お言葉に甘えてそうさせてもらうよ。俺,荷物とって来る。ちょっと待ってて」

何かを妄想した淳平は,そう言って自分の家のほうへ駆け出した。

──今日の淳平くん,やけにあっさり承諾したなぁ。Hなことでも考えてるんだろうけど──

「まぁ,今日はいいか」







──数分後,淳平が戻ってきた。

「西野ー,お待たせー」

「ううん,結構早かったよ。──それじゃあ行こうか」

二人はつかさの家へ向かった。





「ただいまー,と言っても誰も居ないんだよね」

「おじゃまします」

つかさに続き淳平が家に入る。

「淳平くんは座って待ってて。今,晩ご飯の用意するから」

そう言いながらつかさは台所へ。

「うん。でも何か手伝えることあったら言ってくれよ」

「ありがと,でもだいじょうぶだよ」

「ところで,なに作るんだ?」

そう,淳平が尋ねたとき,つかさはとんでもない返事をした。

「え〜とね,イタリアントマトとチキンの地中海風リゾット仕立てのオムレットデミグラソースがけ」

淳平の背中を戦慄が走る。

「そ・・・それって,まさか・・・あの時の・・・?」

「そーだよ」

やっぱり・・・と,淳平の表情がさらにこわばる。が,

「ジョーダンだよ。ホントはこれ」

そう言ってつかさが並べ始めたものは,普通のパスタだった。

「よかった・・・あれじゃなくて」

「かなり焦ってたね。あっ,思い出した」

「??なにを?」

「淳平くんおめでとう。映画観たよ,監督,なれたんだね」

つかさが思い出したのは映画のことだった。

「ありがとう。本当は教えようと思ったんだけど,帰ってきてからビックリ!のほうがいいかなと思って・・・」

「じゅうぶん驚いたよ」

淳平とつかさはそんな話しをしながら食事を進めていった。




『ごちそうさま』

「片づけしとくから淳平くんは休んでて」

淳平はつかさにそう言われソファに座った。



何分か経ってからつかさが戻ってきた。

「淳平くん,積もる話はお風呂入ってからにしよ。お風呂沸かしておいたから,先どうぞ」

「えっ?一緒に入るんじゃ・・・」

──あっ,ヤバッ──

「なっ!?い,一緒にって・・・・・・。────そんなに・・・一緒に入りたいの?」

つかさは顔を赤くしながらも訊いた。

「ゴッ,ゴメン!今のは聞かなかったことに・・・」

「いいよ」

──えーー!?マ,マジで?──

「じゃあ,あたし用意してくるから,淳平くんも用意しといて・・・」




第四話完



 すみません。誠にご勝手ながら,テストが近いため3月までお休みさせて頂きます。

 あと,補充があります。前話のタイトル「涙心」これはルイシンでは無く,ナミダゴコロと読んでください。お願いします。


[No.1255] 2006/02/15(Wed) 01:48:03
p7177-ip02sapodoori.hokkaido.ocn.ne.jp

Name
E-Mail
URL
Subject
Color
Cookie / Pass

- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS