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WINGBEAT COFFEE ROASTERS

all 扉の向こう側【全年齢】(はじめに) - スタンリー - 2010/09/18(Sat) 21:16:59 [No.1593]
第一部「WEST GATE」 プロローグ - スタンリー - 2010/09/18(Sat) 21:22:17 [No.1594]
第一部「WEST GATE」 第一話 - スタンリー - 2010/09/23(Thu) 12:32:08 [No.1595]
第一部「WEST GATE」 第二話 - スタンリー - 2010/10/06(Wed) 22:47:16 [No.1596]
第一部「WEST GATE」 第三話 - スタンリー - 2010/10/17(Sun) 17:04:32 [No.1597]
第一部「WEST GATE」 第四話 - スタンリー - 2010/11/21(Sun) 08:15:00 [No.1598]
第一部「WEST GATE」 第五話 - スタンリー - 2011/02/09(Wed) 20:54:22 [No.1599]
第一部「WEST GATE」 第六話 - スタンリー - 2011/05/05(Thu) 18:05:06 [No.1601]
第一部「WEST GATE」 第七話 - スタンリー - 2011/07/03(Sun) 11:31:56 [No.1605]
第一部「WEST GATE」 第八話 - スタンリー - 2011/07/09(Sat) 19:17:25 [No.1606]
第二部「EAST GATE」 第一話 - スタンリー - 2011/09/04(Sun) 23:40:46 [No.1607]


第一部「WEST GATE」 第一話 (No.1594 への返信) - スタンリー

第一話



ともこが別荘内を説明している。


ともこ「部屋は私と隆志(トモコの夫の名前)で掃除しておいたから。」


三人で二階へ行ったとき隆志の車が駐車場に入る。

ともこ「あっ、帰ってきたみたい。」


少しして、隆志が別荘に入って二階に上がって来る。


つかさ「隆志さん、ご無沙汰してます。」


隆志「やぁ、つかさちゃん久しぶり・・・と・・・。」



淳平「あっ、真中、真中淳平って言います。」



隆志「そうそう、真中淳平君だね。話はトモコとつかさちゃんから聞いている

から。

僕は、加藤隆志です。」



淳平「隆志さん、お世話になります。」


隆志が寝室のドアを開ける。

隆志「ここが寝室。一応親が使ってる部屋だけど、中にある物は使っても

らっていいから。」


ベッドが二つならんでいる。

つかさ「わぁ、広い部屋だねぇ。本当にいいの?」



隆志「ほとんど使ってないからね。クローゼットに布団とシーツがあると

思うから寝る前にセッティングして使ってね。」



つかさ「うん。」



トモコ「今晩近くの神社で祭りがあるけど、夕方から天気がどうなるか分か

らないから、4時になったら、行くことにしよ。」



つかさ「さっき車の中で話してたのよ、楽しみだね、淳平君」



淳平「・・・そうだな。」



つかさ「どうしたの?」



淳平「運転でちょっと疲れてるから、行くまですこし横になっていてもいい

かな?」



トモコ「そうね、じゃぁ、ここで寝てたら、私達は居間にいるから。」


隆志とトモコが寝室から出て行く。


つかさ「大丈夫?」



淳平「ちょっと横になっていれば大丈夫だと思うから。」



つかさ「ねぇ、昨日ってお仕事終わるのって遅かったんじゃないの?」



淳平「えっ!?ああ、別に・・・普通だったけど。」



つかさ「こらっ、嘘はつかないで、正直に話して。」



淳平「仕事が終わったのが今日の午前3時で、寝たのが4時だったんだ。」



つかさ「じゃぁ、今日家を出たのが8時だったから・・・もしかしてあまり

寝てないの?」


淳平「2時間くらいかな、実際に寝たのは。」



つかさ「もう、無理してぇ。」



淳平「最近ゆっくり会えなかったし、このお泊りすっごく楽しみにして

たろう。だから、どうしても一緒にきたかったからさぁ。」



つかさ「ありがとう、我儘をきいてくれて。」



淳平「いいって。」



つかさ「仕事が忙しいのも、私が我儘なのも分かってるの。それに時々

理不尽な事を言って貴方を不快な思いにさせていることも・・・。」


淳平「気にすんなって、なんとも思ってないから。」


つかさ「うん、この3日間だけは、仕事のことは忘れてね。じゃぁ、呼び

にくるまで寝てて、あっ、ベッドメイキングをしようか?」



淳平「自分でやるからいいよ。」



つかさ「そう?いつもお互いに忙しくてゆっくりできないから、ここにいる

間はゆっくりしようね。」



淳平「そうだな。」

つかさが部屋を出て階段を降り居間に行った。



居間では、トモコと隆志がソファに座って話している。



トモコ「どう?」


つかさがトモコの隣に座る。

つかさ「うん、朝の3時まで仕事をしてたって。」



トモコ「二人とも仕事が大変みたいだね。ちゃんと会えてるの?」



つかさ「お互い休みもほとんど取れないし、取れても私の仕事柄土日祝日は

基本的にお店があるからね。平日は仕事が終わっても翌日の準備やら、帳簿

とか忙しくてほとんど会えないかな。でも電話とかメールで連絡は毎日し

てるのよ。」



トモコ「そう・・・、喧嘩とかしないの?」



つかさ「喧嘩?う〜ん、私がどんなに変な理由で怒っても、言い返すわけで

もなく淳平君から直ぐに謝っちゃうから・・・喧嘩ってしたことがないかも

・・・。」



トモコ「それって相手が我慢してるって事じゃないの、ストレスがたま

るよ、きっと。」



つかさ「うん・・・・。私たちのことはいいからさ。今何の話をしてたの?」



トモコ「えっ、ああ、話ね。今日ここの神社のお祭りでしょ。それにまつわる

話をね。この祭りの日位にね、死んだ恋人の霊が残された彼女の所に帰ってく

るって話があるらしいの。」



つかさ「それって怖い話なの?」



隆志「死者の話だから一応怪談になるのかなぁ。でも恋人の話とかにもなる

からなぁ・・・。」



つかさ「面白そうね、私も聞きたいな。」


隆志「じゃぁ、最初から話すよ。この家の玄関の扉にお札が貼ってあるの

に気づいたかな。」



つかさ「気がつかなかったけど。」



隆志「あのお札ってさ、死者の世界とこちらの世界を遮断する効果がある

んだって、それを踏まえての話だから。」


隆志が、静かに話はじめた。


[No.1595] 2010/09/23(Thu) 12:32:08
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