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No.951へ返信

all 寄り添うベンチ(前書き) - Sunshine - 2005/03/13(Sun) 10:14:49 [No.942]
寄り添うベンチ1話 - Sunshine - 2005/03/13(Sun) 10:35:53 [No.943]
寄り添うベンチ2話 - Sunshine - 2005/03/14(Mon) 21:54:29 [No.951]
寄り添うベンチ3話 - Sunshine - 2005/03/21(Mon) 17:55:15 [No.960]
寄り添うベンチ4話 - Sunshine - 2005/03/24(Thu) 19:16:09 [No.973]
Re: 寄り添うベンチ4話 - Sunshine - 2005/04/04(Mon) 12:03:56 [No.998]
あとがき・修正 - Sunshine - 2005/04/04(Mon) 12:07:54 [No.999]


寄り添うベンチ2話 (No.943 への返信) - Sunshine




「ママ?パジャマ知らない?」




つかさは荷物作りをしていた。明日の事をできるだけ考えないと、一生懸命忘れようとしていた。



「あぁ。そういえば、淳平君といろいろあったなぁ・・。」



淳平との出会いの瞬間から今までの記憶を思い出す。全ては今では、きれいで、青春がいっぱいつまっていた。しかし、今ではもう、切ない。




「あの、鉄棒で告白してくれた淳平君の顔、昨日見たみたいに記憶にきれいに残ってるなぁ。あと映画に出さしてもらった事とか、あたしと旅行してくれたこととか、全部・・いい思い・・出。」




つかさは一人で部屋にいた。




「あれ?おかしいなぁ・・全部いい思い出なのに、・・なんで・・?・・なんで・・うぅ。なんで涙が出てくるんだろう?・・うぅ。」




きれいな頬からつたる涙。思わず電話で淳平の家に電話した。



「もしもし?うぅ・・」



出たのは淳平だった。




「淳平君?・・もしもし、もしかして泣いてるの?」




「・・・ううん。で、何の用?」




「いや、無性に君の声が聞きたくなったから。実は、たった今まであたしも泣いてたんだ。でも、淳平君の声聞いたら、元気が出たみたい。・・・本当に淳平君って不思議だよね?」




「おれは・・・おれは!」



淳平はつかさをとめようかと迷っていた。でも夢へ向かうつかさを止める事ができなかった。



「・・・明日俺、空港で見送りに行くよ。」



「えっ?・・・本当に?ありがとう。じゃぁおやすみ!」



・・・




今は、二人ともとにかく寝るしかなかった。しかし、淳平、つかさ、ふたりとも一睡もできなかった。


[No.951] 2005/03/14(Mon) 21:54:29
203-165-63-70.rev.home.ne.jp

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