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No.998へ返信

all 寄り添うベンチ(前書き) - Sunshine - 2005/03/13(Sun) 10:14:49 [No.942]
寄り添うベンチ1話 - Sunshine - 2005/03/13(Sun) 10:35:53 [No.943]
寄り添うベンチ2話 - Sunshine - 2005/03/14(Mon) 21:54:29 [No.951]
寄り添うベンチ3話 - Sunshine - 2005/03/21(Mon) 17:55:15 [No.960]
寄り添うベンチ4話 - Sunshine - 2005/03/24(Thu) 19:16:09 [No.973]
Re: 寄り添うベンチ4話 - Sunshine - 2005/04/04(Mon) 12:03:56 [No.998]
あとがき・修正 - Sunshine - 2005/04/04(Mon) 12:07:54 [No.999]


Re: 寄り添うベンチ4話 (No.973 への返信) - Sunshine


「淳平君・・・いいよ。あたし、残るよ。・・・ね?」



淳平は空に向かって顔を上げた

「西野・・・俺西野がすきだよ。だからいつまでも笑っていて欲しいんだ。でも、きっと西野は絶対パリに行きたがってると思うよ。いくら、口で言っても、その気持ちを押し殺してるだけ。だからきっと西野は素直に笑えないと思うし、たとえおれといて幸せになれたいと思うよ。」



「・・・・そんな事・・ない。・・・そんな事ない!淳平君、なんでそんな事言うの?・・・私は、私は!淳平君と一緒にいたいの!いつまでも・・・いつまでも!なのに、・・・なんで・?」



西野はなきそうだ。その可憐なかわいらしい、顔がぬれようとしていた。



「西野はごまかしてるよ。本当は実力をもっとあげたいんだろう?なぁ・・・行けって。俺はいつまでも待ってるから。そう・・・いつまでも、」



そして淳平もつかさの座ってるベンチに腰をかけた。



「ぐす・・・うぅ・・・。俺は・・西野を明日見送ってやるから・・・ぐす、、、今だけ、泣かしてくれ。」



淳平は顔を西野のひざに置いて、なき始めた。ただ、息が苦しくなるほどなき始めた。



「やだ・・淳平君泣いちゃ・・・あたしも・・泣いちゃうじゃん・・・」



二人の思いはすれ違い、それを感じた二人。余計お互いに切なくなった。



そして、1時間後。やっと二人の涙は控えた。西野は淳平の、今はたくましく感じる肩に頭を乗せ、ふたりで目の前の蛍を見つめてた。



「西野好きだよ。いつまでも、好き。」



「あたしも・・・。あたし、パリに行っても不安はないわ。だって、いつも心は一緒だもの。今のあたしにとっての1番の幸せはそれだから。」



そして、二人は永久の愛を誓い口付けをし、明日へとびだったのだった・・・




               〜完〜


[No.998] 2005/04/04(Mon) 12:03:56
203-165-63-70.rev.home.ne.jp

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