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No.4727へ返信

all 2012.05.31 - 米ちゃん - 2012/05/31(Thu) 19:03:15 [No.4715]
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Re: 2012.05.31 - 米ちゃん - 2012/05/31(Thu) 20:27:42 [No.4716]
Re: 2012.05.31 - 米ちゃん - 2012/05/31(Thu) 20:37:59 [No.4717]
”勝谷誠彦さんの講演”良かったです。 - hasebe - 2012/05/31(Thu) 23:13:18 [No.4721]
Re: ”勝谷誠彦さんの講演”良かったです。 - 米ちゃん - 2012/06/01(Fri) 09:50:38 [No.4727]
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Re: ”勝谷誠彦さんの講演”良かったです。 (No.4721 への返信) - 米ちゃん

012年05月31日(木) 19時26分03秒


「答えは過去にあり」

 私が尊敬する野村克也元楽天イーグルス監督の言葉の一つです。

 過去の事例を丹念に研究すれば、未来に起こり得る結果についてある程度予測ができ、リスクを減らすことができる、そんな意味だと私は解釈しています。

 ID野球を日本プロ野球界に広め、事前に情報を収集し、活かすことの大切さを説かれた野村監督の言葉の数々を、私は心の支えにしています。

 さて、「答えは過去にあり」です。

 今日は「新しい政策研究会」(新政研)の定例会。講師はジャーナリストの勝谷誠彦氏です。

 テレビでおなじみの勝谷氏ですが、改めてその知識の深さに感嘆しました。特に、確かな歴史観に裏付けられた現在の政界の分析に、私だけでなく他のすべての議員が目からうろこが出た思いになったのではないかと思います。

 勝谷氏は、先の大戦時、日本が陥っていた状況を以下の三つのポイントにまとめていました。

@マスメディアの死
A政党政治の死
B官僚の暴走

 
 日本が中国大陸へと戦線を拡大していくことを最も強烈に支持したのは国民自身であり、それを煽ったのが当時の大新聞です。真実、事実を冷静に客観的に伝え、権力の暴走を抑止するという報道機関の使命は果たされませんでした。
 
 当時の政党も大政翼賛会となり、政府をチェックする機能を果たし得なかったことも明らかです。

 また、いわゆる“お勉強”が出来てプライドも自意識も高いが、現場を知らず、責任をとることも知らない官僚軍人が暴走してしまったことも、歴史が明らかにしています。


 と、これらの歴史を例に引きながら、勝谷氏はこうおっしゃいました。

 
 「第二次世界大戦時の日本の状況と、今の日本の様子、全く同じではありませんか?」

 
 言われてみると、確かにそうです。大手新聞はなぜか歩調を合わせて消費税増税とTPP参加を支持し、小沢一郎という政治家をことさら悪く書き立て、世論をつくろうとします。

 特に小沢元代表の陸山会事件に関しては、小沢元代表自身や石川知裕代議士のことはとにかく悪く報じます。その一方で、例えば石川代議士の女性秘書が、検察に騙されて出頭させられ、朝から真夜中まで監禁され、お子さんにすら連絡を取ることが出来なかったことなど、権力側の不正を指摘する動きは見えません。

 今も状況は、「マスメディアの死」と言えるものではないでしょうか。


 野党自民党は、小沢元代表を切れば消費税増税で民主党に協力すると言っています。民主党の中にも、それを目指す動きがあるようです。

 与野党が互いに内部に手を突っ込む状況は、まさに「政党政治の死」です。

 民主党は政権交代当時、「政治主導の確立」をしきりに訴えていました。最終的な決断は政治が行うのだ、と。

 現状はどうでしょう。

 昨日、薬害肝炎原告団の方々が新党大地の定例会に来られました。薬害防止のため薬事行政を監視する第三者委員会を、2012年の通常国会で設置すべく、法案を提出することを、政権交代時の長妻厚労大臣はじめ歴代厚労大臣は約束をしてきたけれど、現状は全く進んでおらず、逆に監視されることを嫌がる役人にほだされ、全く骨抜きの機関をつくることに、政務三役も民主党厚労部門の議員も躍起になってしまっている、と。

 役人の口車に乗り、国民の想いを無視する。検察官の横暴を抑えるための取調べの可視化ですら足踏み状態にある。官僚の暴走を止められずにいます。

 もちろん、私たちの祖父が命を懸けて国を守ろうとした昭和が全て暗黒だったと言うつもりはありませが、今の日本は、閉塞感が漂い、何となく“空気”というものに流されてしまった先の大戦時と、極めて近い状況にあるということがわかりました。

 勝谷氏の明快でわかりやすいお話を聞く機会が得られ、本当に良かったです。

 
 TPP、消費税増税。いつの間にか急に出てきたテーマ。それらに対して、何となく「いいんじゃない」、「必要なんじゃない」という流れが出来つつある今の空気。

 今こそ、国民の代表たる政治家がしっかりしなくてはなりません。そのためにも、過去の歴史を踏まえた判断が求められます。

 答えは過去にあり、です。未来をつくるためにも過去を知らねば。


浅野貴博


[No.4727] 2012/06/01(Fri) 09:50:38

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