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2013年2月27日(水) 昨日の産経新聞7面 正論に、北海道大学名誉教授 木村汎が「北方領土を徘徊する2匹の妖怪」と言うタイトルで、いつものようにセンターのずれた話をしている。読者の皆さんに正確を記すため一部掲載したい。 2匹の妖怪が北方領土を徘徊している。1匹は中国の脅威を警戒する余りの日露提携論だ。 「日露の対中提携論の脆弱性」 中国の台頭は、確かな事実である。国内総生産(GDP)で日本を抜いた中国は、2060年頃には米国をも凌駕するとの予想もある。 問題は、中国が伸長する経済力を惜しみなく軍事力増強に投じていることだ。とりわけ尖閣諸島沖やその上空での軍事的威嚇は、わが国が真剣に対処せねばならない焦眉の急になっている。だからといって、慌ててはいけない。わが国にとっての中国の経済・軍事面での膨張を正しく評価すること、対策を間違えてならないことだ。それを過小にも過大にも受け取ってはならない。例えば、過大評価する余り、ロシアと組んで中国に当たるように勧める戦略は、短絡思考の最たるものといえよう。ましてや、そのためにロシアに対し、北方領土返還の要求を緩めるべきだなどと説くのは、大間違いである。(中略) 「現実主義」の美名の下に」 2匹目は、「現実主義」と称する妖怪である。日露関係は、その核心を成す北方領土問題に関して「現実主義」的な立場に立たなければ、問題解決へ向けて、一歩も先へ進まない。このように述べる人々が増えつつある。だが、彼らの考え方は果たして本当に、「現実主義」の名に値するものだろうか。疑問という他ない。 木村氏が言う「妖怪」の心配より、私からすれば木村氏の頭に虫が入っているのではないかと、その方が心配である。 1月25日のムネオ日記でも指摘したが、木村氏は1月23日付 産経新聞正論で「森氏は親露派であるが、ロシア通ではない。少なくともロシア式交渉術には無知である」と書いていた。 そして今回である。「木村氏の方が無知でないか」と多くの人が言って来ている。私も同感である。今回の森元首相とプーチン大統領との会談は大成功であった。 佐藤優氏が良く言われるように、木村氏のような北方ビジネスと称する領土問題解決の足を引っ張っている連中が問題である。 外交は人である。人間力イコール、外交力である。間違った批判には毅然と対処して参る。 国益の観点からも過去の積み重ね、約束をもとに日露関係をダイナミックに動かさなくてはならない。 午前11時から来日中のロシア大統領全権代表・極東発展担当大臣のイシャエフさんとお会いする。昨年の7月以来の再会である。 色々お話を伺うことが出来、大変参考になった。20年来の人間関係は、人種、肌の色を超えて大切なものである。 写真つき:〔ロシア大統領全権代表・極東発展担当大臣のイシャエフさんとお会いする) 鈴木宗男 [No.5348] 2013/02/27(Wed) 20:46:58 |