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No.5470へ返信

all 待ちに待った、【「京大」小出裕章助教・「生活の党」小沢一郎代表対談】 - 田村 秋生 - 2013/06/02(Sun) 18:11:27 [No.5458]
Re: 待ちに待った、【「京大」小出裕章助教・「生活の党」小沢一郎代表対談】 - hasebe - 2013/06/02(Sun) 22:03:33 [No.5459]
『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - hasebe - 2013/06/04(Tue) 09:55:59 [No.5460]
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - 田村 秋生 - 2013/06/04(Tue) 12:31:47 [No.5461]
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - hasebe - 2013/06/05(Wed) 09:27:40 [No.5462]
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - 豊後の小兵衛 - 2013/06/05(Wed) 10:46:00 [No.5463]
『妄想から始まった事件は実在しなかった』平野貞夫氏考察 - hasebe - 2013/06/07(Fri) 16:05:13 [No.5470]


『妄想から始まった事件は実在しなかった』平野貞夫氏考察 (No.5463 への返信) - hasebe

「妄想から始まった事件は実在しなかった」
検察のモウソウで日本の総理となる政治家を陥れたのというのに
国会でも、マスコミでも検証もなしで済ますのでしょうか。

3人の検察役の弁護士は、石川さんのテープを知ったうえでも
控訴までしたのです。

平野貞夫さんが日本一新のメルマガがこの件について書いていら
しゃるのでここにコピー転載させていただきます。



〇< 陸山会事件・「妄想から始まった事件は実在しなかった」>

 小沢代表を囲む会が終わり、柏駅東口での太田・姫井・平野の3
人による街頭活動を行い、昼食を兼ねて打ち合わせ会となった。太
田さんにとって福島2区の活動は、苦労と勉強の機会となったよう
で政治家として成長したことを感じた私は、ベストを尽くせば勝利
できると確信した。そして、話題は「陸山会事件」とは何だったの
かに移った。これさえなければ、今ごろは小沢政権が続いていたと
語り合った。

 自宅に帰って驚いたことに、本会の維持会員であり、山口県議の
戸倉多香子さんから「陸山会事件関係資料」がファックスで届いて
いた。それは、主任弁護人であった弘中惇一�J[8n;N$K$h$k!XLQA[�
から始まった事件は実在しなかった』(季刊・刑事弁護 第74号)
と題したレポートであった。重要な指摘があり、要点のみになるが
紹介する。

 論旨は『はじめに』に要約されており、「東京地検特捜部は、被
告人に対し、ゼネコン等から違法な金を受け取ったのではないかと
いう根拠のない“妄想”を抱いて、収賄の嫌疑をかけ、大規模な捜
査を行ったものの、結局、裏付ける証拠を得ることができず“敗北”
した」と、結論づけ、被告人および秘書をターゲットにした政治資
金規正法の事件は、その残滓であると指摘している。

「残滓であることのもう一つの意味は、検察官が想定したゼネコン
などからの不正な金銭収受が存在しないことが本件(政治資金規正
法違反事件)が成立しえないことを明らかにしていることである」
とし、「妄想から始まった事件は最後まで実在しないのである」と
断言している。

 この妄想から始まった実在しない事件を証明するため『裏づけら
れなかった不法な金銭受領』、『捜査・起訴を断念すべきだった検
察』と項を設けて説明し、最後の『検察審査会を欺いた検察』にお
いて、「検察官は、法律の専門家としての判断は“嫌疑不十分―不
起訴”であったにもかかわらず、検察審査会に対しては、被告人に
関する嫌疑は十分に存在するかのような田代検事作成の報告書を提
出するなどして、検察審査会に起訴議決を行わせた。

これは、大規模な捜査を行ったものの収賄事件の立件に失敗した検
察官がそれによる批判を受けることを恐れ、検察審査会を欺いてま
で被告人の起訴を確保しようと理解される」と、検察官の不正な行
動と検察審査会制度のありかたに言及している。

さらに、本論において5ページにわたり、事件の概要、公判での争
点などを記述しているが、専門的な問題にわたるので省略する。

 以上、序論にあたる部分だけの弘中レポートを紹介したが、法治
国家の精神を放棄した司法界で、これだけの問題点を指摘し、見識
を述べる弘中氏に敬意を表したい。

 弘中氏が指摘する問題は、司法界内部だけの問題ではない。陸山
会事件にみられるような、不法で不正な検察や検察審査会のありか
たは、司法官僚だけの判断で行えるはずはない。そこには“議会民
主政治”の原理を冒涜した政治勢力の関わりがなければ、起こりえ
ない問題である。何故こうも、衆・参両議院の国会議員がこのこと
に危機感を持たないのか。弘中弁護士の指摘は私にとって、現下の
政治への重大な警鐘と聞こえる。            (了)
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事務局雑話

平野論説で採り上げた「弘中レポート」は、維持会員の戸倉多香
子さんから、ファックスの転送→転送で平野代表宅に届いたもの
である。当初、事務局では出典がわからず、取り扱いに苦慮した
が、程なく「季刊 刑事弁護 第74号」という冊子であること
が特定し、Amazonに在庫があったので資料として確保した。

要点は、主任弁護人が「陸山会事件は実在しなかった」と断定し
ていることだ。このような資料が世に出れば、ひと昔前とはいわ
ないが、かつての野党であれば、それが他党のことであっても、
国会で採り上げているはずである。

なのに共産党も、そして自らのことになると、他を押しのけてで
も喋りまくる社民党も音無の構えである。党利党略・派利派略、
現下の国会は「国権の最高機関」の名に値しない、壮大な無駄遣
いでしかない。

繰り返しになるが「陸山会事件」がなければ、小沢政権で東日本
大震災の復興も、日本経済の復活と並行して槌音高く進み、福島
原発事故対応も劇的に進んでいたと思う。加えて中・韓との無益
な軋轢も起こさず、平和裏の話し合いが進行していたはずである。

今ならばまだ取り返しが可能ではないか。戦前の「帝人事件」と
並び、平成の「陸山会事件」として、後世に汚点を残さないため
には、歴史の歯車を逆転させる勇気が今こそ求められている。
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[No.5470] 2013/06/07(Fri) 16:05:13

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