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(@からの続き) 「政権交代を狙わない野党は野党ではない。-責任野党とは何か-」 堀 茂樹教授 さて、英仏の政党政治において主要野党は、「対立党」である以上、 当然のこととして政権交代を狙う。国政選挙で敗れて野に下った日から、自陣営の改造に 着手して捲土重来を期すのである。行動の軸は二つだ。 @自分たちの政治構想を根本から再検討し、イデオロギー面で与党を凌駕することを目指す。 与党側の人材が政権運営に汲々としている間に、野党シンパの学者や知識人がシンクタンクに 結集して仕事するのである。 A下部組織にテコ入れをし、地方選挙に全力を注ぎ、そこで勝ち上がり、地方から徐々に 中央政府を包囲し、数年後の政権奪取を準備する。 このようにして政権交代の受け皿を信頼度の高い形で体現していくのが、わが国でも、 民主政治の責任あるアクターとしての野党の役割であるべきであろう。 「責任野党」という言葉があるが、それはいうまでもなく、政府与党に対して毎度「反対!」 の負け戦を繰りかえす「ガス抜き」政党のことではない。しかし、 政府与党のアジェンダに従って、政府与党の法案に多少の修正を加えるだけの補完勢力もまた、 その名には値しない。与党と明確に対立し、国民に現実的なオルタナティブを提示する野党こそが、 責任野党なのである。 [No.5723] 2013/11/26(Tue) 22:15:20 |