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伊吹衆議院議長の震災3周年の追悼式辞 (No.5811 への返信) - hasebe

3月11日に行われた政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」で、
伊吹文明衆議院議長式辞を述べましたが、その発言内容が話題に
なっています。

「首相周辺から不快感が出ている」との報道もあります。

伊吹氏の式辞は各方面への気配りのある、心のこもったものです。

式辞の中で語っている下記の言葉は、その通りだと思います。

『自然への畏敬と、感謝という、謙虚さが受け継がれてきたのが
 日本人の心根、文化の根底にあったはずです。

 科学技術の進歩により、私たちの暮らしは確かに豊かになりましたが、
 他方で、人間が自然を支配できるという驕りが生じたのではないで
 しょうか。』

”安倍首相周辺”は、よほどイエスマンだけが集まっているので
しょうか?


  《伊吹文明衆議院議長式辞》3月11日

天皇・皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、東日本大震災三周年の追悼式が行なわれるに
あたり、謹んで追悼の言葉を申し述べます。

3年前のきょう、東日本を襲った大地震と津波により、東日本の国土は破壊され、
多くの尊い命が失われました。
犠牲となられた方々と、ご遺族のみなさまに改めてお悔やみを申し上げます。

そして被災された方々、また福島での原子力発電所の事故により避難を余儀なく
された方々のお気持ちを思うとき、月並みなお見舞いの言葉を申し上げること
すら憚られるのが率直な心境です。

多くの関係者のご努力により、復興に向けた歩みは着実に進んでいます。

震災後、被災地の惨状に心を痛めた方々が、被災地を支援するボランティア活動
に参加して下さり、多くのきょうお見えの諸外国からの温かいご支援を頂いたことは、
物心両面で、復興の大きな助けとなりました。

ご支援いただいた皆様に対し、深く感謝申し上げたいと存じます。

一方で、震災から3年が経過し、被災地以外では、大震災以前とほぼ変わらぬ日々
の暮らしが営まれております。

しかし、被災地では仮設住宅等で、ご不自由な生活を余儀なくされている方々もなお
多く、震災前の生活を取り戻すことは容易ではありません。

特に原子力発電所事故のあった福島県では住み慣れたふるさとに戻ることができず、
今なお放射性物質による汚染に苦しんでいる方々が多くおられる現状を、私たちは
忘れるべきではないでしょう。

そういった方々の事を思うと、電力を湯水の如く使い、物質的に快適な生活を当然
のように送っていた我々一人一人の責任を、全て福島の被災者の方々に負わせて
しまったのではないかという気持ちだけは持ち続けなりません。

思えば、私たちの祖先は、自然の恵みである太陽と水のおかげで作物を育て、
命をつないできました。

それゆえ、自分たちではどうすることもできない自然への畏敬と、感謝という、
謙虚さが受け継がれてきたのが日本人の心根、文化の根底にあったはずです。

科学技術の進歩により、私たちの暮らしは確かに豊かになりましたが、他方で、
人間が自然を支配できるという驕りが生じたのではないでしょうか。

そのことが、核兵器による悲劇を生み、福島の原発事故を生んだのだと思います。

3年目の3.11を迎えるに際し、私たち一人一人が、電力は無尽蔵に使えるものと
の前提に立ったライフスタイルを見直し、反省し、日本人として言行一致の姿勢で、
省エネルギーと省電力の暮らしに舵を切らねばなりません。

主権者たる国民より選挙を通じて主権を委ねられている我々国会議員は、被災地の
復興に全力で取り組むとともに、震災で得た教訓を元にエネルギー政策の在り方に
ついて、現実社会を混乱させることなく、将来の脱原発を見据えて議論を尽くして
まいりたいと存じます。

結びに、震災で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りし、追悼の言葉と致します。

平成26年3月11日 衆議院議長 伊吹文


[No.5812] 2014/03/12(Wed) 22:32:28

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