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【民主主義よりカネが大事な日本人】という内田樹氏の記事の タイトルが目を引きました。 昨今の選挙の結果を見ると、日本の国も、国民も、企業も、マスコミ もユトリを失い、補助金、公共事業、許認可に繋がる政府与党と 少しでも近づきたい、としているのが透けて見えます。 私達も目の前の生活を支える収入に繋がり、企業にしても下手をする と何時、倒産するかも知れない状況で、少しでも景気が良くなって 欲しい、というのが実情。 それでも、このまま何でも有りの弱肉強食、日本人として何の矜持も ない国民に成り下がって良いはずはありません。 貧すれば鈍す、です。 ただ、これは日本に限ったことでなく、先日のオバマ大統領の様子を 見ても経済とご自分の票で頭が一杯だったのでは、と思ってしまい ました。 世界の多くの国の経済が不況で、米国、ロシア、中国と権力構造が 不安定になっている現在、時代の転換期という危険な状況にあるので はと心配です。 現在の諸状況が水野和夫氏のいう【資本主義の終焉】であるなら、 社会は成長から成熟へ、共存、共生社会への転換を急ぐ必要があるの ではないでしょうか? 下記に晴耕雨読さんのブログから、内田樹氏の記事を抜粋させて いただきました。 《晴耕雨読》 【内田樹氏:独善的な安倍政権が支持される理由 民主主義よりカネが大事な日本人】 週刊金曜日4/17臨時増刊号 http://sun.ap.teacup.com/souun/14027.html 安倍晋三首相の一番の危うさは、その独善性にあると思います。 感情的に激しやすく、考えの違う相手と対話を通じて意見をすり合せ、 折れるところは折れて、合意を形成する能力が乏しい 立場の違う相手の身になって考え、相手の側の言い分にも主観的合理性が あるのではないか、それは何かと想像力を働かせることができないこういう 合意形成能力の欠けた政治家はかつての自民党であれば、総理大臣になれた はずがない。 それがなれるという点に今日の危機があります。 何が変わったのか 左派は安倍首相の改憲志向や秘密保護法制定、集団的自衛権の行使を右傾化 軍国主義化というふうに復古的な動きととらえているようですが、それでは 外交的失敗にもかかわらず高止まりしている支持率は説明できない 国民は安倍首相のいったい何を気に入っているのか。 国民国家の株式会社化という政策の方向が40代男性を中心とした国民層を惹き つけているのだろうと思います つまり、株式会社と同じく、経済成長がそのまま唯一無二の国家目標に掲げられる。 社会制度はすべて経済成長に資するかどうか、平たく言えばカネ儲けしやすい制度 であるかどうかを基準にしてその適否が判定される 民主主義的制度が目指す対話による合意形成、少数意見の尊重、弱者救済、富の公平 な配分などはいずれも効率的な意思決定・効率的なカネ儲けにとって障害となります だったら、そんなもの止めてしまえ。 それよりトップに権限も情報も資本も集中して、上意下達で効果的に政策を起案し、 実現してゆく方がいい。 決められる政治やねじれ解消にあれほどメディアがうるさく言い立てたのは、民主的 な合意形成システムはもう止めようという国民的気分が現に存在しているからです。 有権者が反民主主義的政策に対して強い抵抗を示さなかったのは、トップが全部決めて、 下はそれに従うだけという仕組みが彼らの多くが現にそこに身を置いている株式会社の システムそのままだったからです [No.5855] 2014/04/30(Wed) 22:55:19 |