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No.5898へ返信

all 《小沢一郎代表と堀茂樹教授のトークライブ》 - hasebe - 2014/06/13(Fri) 11:48:06 [No.5894]
今一度  〜私には夢がある〜小沢氏代表選でのスピーチ - hasebe - 2014/06/18(Wed) 12:18:17 [No.5896]
「立憲デモクラシーの会」設立 - hasebe - 2014/06/18(Wed) 21:57:58 [No.5898]
ありがとうございました!”小沢代表、堀教授のトークイベント7/3” - hasebe - 2014/07/05(Sat) 10:21:51 [No.5904]


「立憲デモクラシーの会」設立 (No.5896 への返信) - hasebe

日本の知も、遅ればせながら危機感を持ち声をあげ出しました。

4月18日学者50人による「立憲デモクラシーの会」が設立されました。

絶対多数の与党である安倍政権、選挙の際のマスコミは、しきりと
「決められる政治」とのキャッチコピーを使いました。

絶対多数となった安倍政権は、何でも決められるフリーハンドを
持っていると、何でもありと考えているように思えます。

日本の学者先生たちは、政治にコミットすることは、ご自分の立場
のマイナスになると考えていたのではないでしょうか?

そんな悠長なことが言えたのは、国も世界もソコソコまともだった
から?

現在のような世界も大きく流動化し我が国が生きる道を暗中模索
している現状、その道のプロ達が声をあげるていって欲しいです。




《「立憲デモクラシーの会」設立 解釈改憲にノー 学者50人が連携》 



集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更で認めようとする安倍晋三首相の姿勢に危機感を抱く
学者たちが十八日、「立憲デモクラシーの会」を設立する。

法学や政治学、社会学、哲学など幅広い分野から約五十人が呼びかけ人になり、安倍政権
は憲法と民主主義を変質させかねないと国民に警鐘を鳴らす。

 共同代表は奥平康弘東大名誉教授(憲法学)と、山口二郎法政大教授(政治学)の二人。

呼びかけ人には、上野千鶴子立命館大特別招聘(しょうへい)教授(社会学)、金子勝慶応
大教授(経済学)、内田樹(たつる)神戸女学院大名誉教授(哲学)らが名を連ねた。



【立憲デモクラシーの会】
 
http://constitutionaldemocracyjapan.tumblr.com/setsuritsushyushi


設立趣旨

  決められる政治を希求する世論の中で、安倍政権は国会の「ねじれ」状態を解消したのち、
憲法と民主政治の基本原理を改変することに着手した。

特定秘密保護 法の制定はその序曲であった。我々は、戦後民主主義の中で育ち、自由を享受
してきた者として、安倍政権の企てを明確に否定し、これを阻止するために声を上げ、
運動をしなければならないと確信する。
それこそが、後の世代に対する我々の責務である。

  実際、安倍政権は今までにない手法で政治の基本原理を覆そうとしている。

確かに、代議制民主主義とは議会多数派が国民全体を拘束するルールを決める仕組み である。

しかし、多数を全体の意思とみなすのはあくまで擬制である。
一時の民意に支持された為政者が暴走し、個人の尊厳や自由をないがしろにすることのないよう、様々な歯止めを組み込んでいるのが立憲デモクラシーである。

 それは、民主主義の進展の中で、民衆の支持の名の下で独裁や圧政が行われたという失敗の
経験を経て人間が獲得した政治の基本原理である。

しかし、安倍政権は、2つ の国政選挙で勝利して、万能感に浸り、多数意思に対するチェック
や抑制を担ってきた専門的機関――日本銀行、内閣法制局、公共放送や一般報道機関、研究
教育の場――を党派色で染めることを政治主導と正当化している。

その結果現れるのはすべて「私」が決める専制である。

この点こそ、我々が安倍政権を特に危険だとみなす理由である。

 安倍首相の誤った全能感は、対外関係の危機も招いている。2013年末に靖国神社に参拝し、
中国、韓国のみならず、アメリカやヨーロッパ諸国からも批判、懸念を招いた。

日本は満州事変以後の国際連盟脱退のように、国際社会からの孤立の道を歩もうとしている。

 万能の為政者を気取る安倍首相の最後の標的は、憲法の解体である。

安倍首相は、96条の改正手続きの緩和については、国民の強い反対を受けていったん引っ込
めたが、9条を実質的に無意味化する集団的自衛権の是認に向けて、内閣による憲法解釈を
変更しようとしている。

政権の好き勝手を許せば、96条改正が再び提起され、憲法は政治を縛る規範ではなくなること
もあり得る。

  今必要なことは、個別の政策に関する賛否以前に、憲法に基づく政治を取り戻すことである。

たまさか国会で多数を占める勢力が、手を付けてはならないルール、侵入してはならない領域
を明確にすること、その意味での立憲政治の回復である。

そして、議会を単なる多数決の場にするのではなく、そこでの実質的な議論と行政監督の機能
を回復することである。

 安倍政権の招いた状況は危機的ではあるが、日本国民の平和と民主主義に対する愛着について
決して悲観する必要はない。

脱原発を訴えて首相官邸周辺や各地の街頭に出た人々、特定秘密保護法に反対して街頭に出た
1人々など、日本にはまだ市民として能動的に動く人々がいる。

この動きをさらに広げて、憲法に従った政治を回復するために、あらゆる行動をとることを
宣言する。



◆呼びかけ人 共同代表

奥平康弘 東京大学名誉教授・憲法学
山口二郎 法政大学・政治学

憲法学(法学)関係――愛敬浩二 名古屋大学・憲法学、青井未帆 学習院大学・憲法学、阿部浩己 神奈川大学・国際法学、蟻川恒正 日本大学・憲法学、石川健治 東京大学・憲法学、稲正樹 国際基督教大学・憲法学、君島東彦 立命館大学・憲法学、木村草太 首都大学東京・憲法学、小林節 慶應義塾大学名誉教授・憲法学、阪口正二郎 一橋大学・憲法学、高見勝利 上智大学・憲法学、谷口真由美 大阪国際大学・国際人権法、中島徹 早稲田大学・憲法学、長谷部恭男 早稲田大学・憲法学、樋口陽一 東京大学名誉教授・憲法学、水島朝穂 早稲田大学・憲法学、最上敏樹 早稲田大学・国際法学

政治学関係――石田憲 千葉大学・政治学、伊勢崎賢治 東京外国語大学・平和構築、宇野重規 東京大学・政治学、遠藤乾 北海道大学・国際政治学、遠藤誠治 成蹊大学・国際政治学、大竹弘二 南山大学・政治学、岡野八代 同志社大学・政治学、五野井郁夫 高千穂大学・政治学、齋藤純一 早稲田大学・政治学、 酒井啓子 千葉大学・国際政治学、坂本義和 東京大学名誉教授・政治学、白井聡 文化学園大学・政治学、杉田敦 法政大学・政治学、千葉眞 国際基督教大学・政治学、中北浩爾 一橋大学・政治学、中野晃一 上智大学・政治学、西崎文子 東京大学・政治学、前田哲男 軍事評論家、三浦まり 上智大学・政治学、柳澤協二 国際地政学研究所

経済学関係――大沢真理 東京大学・社会保障論、金子勝 慶應義塾大学・経済学、高橋伸彰 立命館大学・経済学、中山智香子 東京外国語大学・社会思想、浜矩子 同志社大学・経済学、水野和夫 日本大学・経済学、諸富徹 京都大学・経済学 社会学関係――市野川容孝 東京大学・社会学、上野千鶴子 立命館大学 ・社会学、大澤真幸  元京都大学教授・社会学

人文学関係――色川大吉 歴史学、臼杵陽 日本女子大学・中東地域研究、内田樹 神戸女学院大学名誉教授・哲学、加藤陽子 東京大学・歴史学、桂敬一 元東京大学教授・社会情報学、國分功一郎 高崎経済大学 ・哲学、小森陽一  東京大学 ・日本文学、佐藤学 学習院大学・教育学、島薗進 上智大学・宗教学、 高橋哲哉 東京大学・哲学、林香里 東京大学 ・マス・コミュニケーション、西谷修 立教大学・思想史、三島憲一 元大阪大学教授・ドイツ思想、山室信一 京都大学・歴史学、鷲田清一 大谷大学・哲学

理系――池内了 名古屋大学名誉教授・宇宙物理学、益川敏英 京都産業大学・理論物理学

経済界――丹羽宇一郎 元中国大使


[No.5898] 2014/06/18(Wed) 21:57:58

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