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未だ続く 中央集権vs地方分権の戦い (No.6027 への返信) - hasebe

平野貞夫さんが東北街宣の際、菅原文太さんの東北党を作って
という遺言、という言葉を言われました。

その言葉が気になっていたところ、NHKテレビのEテレの番組
【日本人は何を考えてきたのか】ー第2回自由民権運動ーが
菅原文太さんのガイドで放映されました。

今から140年前、自由民権運動が東北の地に燃え上がったという。

高知の自由民権運動は、今年の2月に高知の「国会の葬式」で
平野貞夫氏からレクチャーを受けましたが、同じ民権運動が
福島で起きていたというのです。

福島県浪江町に生まれた苅宿仲衛やその仲間たちは、自由を求め
命をかけました。

高知から新聞編集で招かれた植木枝盛、彼は国は単位が小さいほう
が民主主義が行き渡るとし、日本を70州に分けて地方自治を認めよ
と言う。

植木枝盛は、憲法草案作っていて、国民の自由と権利,平等を無条件に
保障し、その上「抵抗権」「革命権」まで規定していました。

彼らの自由民権運動は、ある意味地方分権の運動、中央集権との戦い
であり、地方自治を求める運動でもあったのです。

政府の、中央集権の原発誘致も形を変えながら,今もその子孫が戦い
を続けていると言えるのかも知れません。

美智子皇后が語られ名が知られた五日市憲法も、この時期に同じ東北の
宮城県の出身、千葉卓三郎が作った憲法草案は、植木枝盛の憲法草案、
あるいは今日の憲法に匹敵する国民主権をうたっています。

憲法の50%を超える条文で国民の立法権について規定している。

今の日本国憲法にも関わった鈴木安蔵(南相馬市出身)が自由民権運動
を学び、地下水脈で繋がり開花したとも言える。

この放送を見て、自分の国の歴史を殆ど学ばずに来たことをただ恥ずかし
く思いました。

憲法、民主主義、地方分権のその言葉に込められた奥深さの一部を改めて
知ったような気がします。


[No.6028] 2014/12/28(Sun) 23:24:50

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