《緊急鼎談第二弾》樋口陽一、小路田泰直、小沢一郎の三氏 - hasebe - 2015/06/25(Thu) 22:25:23 [No.6121] |
└ Re: 《緊急鼎談第二弾》申込みサイト - hasebe - 2015/06/26(Fri) 23:03:44 [No.6122] |
└ 読書会のお誘い - hasebe - 2015/07/06(Mon) 21:09:33 [No.6124] |
└ 《緊急鼎談第二弾7/24のお誘い》 - hasebe - 2015/07/17(Fri) 22:49:04 [No.6127] |
└ 今一度 ブログ【つぶやきいわぢろう】を読む - hasebe - 2015/08/14(Fri) 01:09:13 [No.6129] |
└ ウォルフレン氏《不平等な日米関係 独立の日はいつ来るのか?》 - hasebe - 2015/08/18(Tue) 11:30:44 [No.6133] |
└ 橋下徹&松井一郎の「けじめ」とは?(日刊スポーツ) - hasebe - 2015/08/24(Mon) 11:01:11 [No.6134] |
覚えてますか? 去年の今頃、報道ステーションの名物ディレクター岩路真樹氏が 自殺されたこと。 岩路氏のブログ【つぶやきいわぢろう】の中の2012年12月17日の記事 「勝ったのは自民党でなく官僚」を改めて読み返しました。 現在、安倍政権が目指す自民党の憲法改正草案を見ると、絶対与党と なった自民党ですが、その草案は、書いた官僚達の本音がそこここに 書かれていて、一見、安倍総理に絶対権力を与えるかのように書かれ ていながら実は、そのバックにいる官僚が全権力を握る意図がわかり ます。 このことに、安倍首相は気が付いているのでしょうか? 国も国民もボロボロになりながら、残るのは官僚様だけ? この記事は、与党だった野田民主党が総選挙でボロ負けした翌日に書 かれたものです。 岩路氏の考察は、たぶん事実そのものではないでしょうか。 当時からネットでは、激しいマスコミ批判が巻き起こっていましたが 岩路氏のような、現場を大事にするジャーナリストは、きちんと真実 を見つめ考察していたのだと、今更に感慨深いです。 こんな貴重なジャーナリストを失ったことが本当に残念です。 すでにこのブログは閉鎖されているのか見つけられませんでした。 寺子屋の過去の記事から転載いたしました。 【つぶやきいわぢろう】 〜勝ったのは自民党でなく官僚〜 2012.12.17 民主党が壊滅し自民党が大躍進しましたが実は僕たちの生活というのは ほとんど変わらないのではないかと思っています。 というのは、本当の民主党政権があったのは実は最初の10カ月だけで、 その後は自民党時代と同じ官僚政権になってしまったと考えているからです。 恐らく、民主党の代表選で小沢一郎氏と菅直人氏が戦って菅直人氏が勝った時 が終わりの始まりだったのだと思います。 圧倒的な民意を得て民主党政権が誕生したとき色々な方から「官僚は本当に 危機感を覚えている」と聞きました。 そして以下は僕の妄想です。 こんなことがあったらいやだなぁと想像しながら書きました。 彼らはサボタージュ、密告、アメリカへのご注進、でっち上げ、情報操作… さまざまな手を使って、その時の中心人物である鳩山由紀夫氏と小沢一郎氏を 権力の座から引きずり降ろしました。 その状況を間近で見ていた菅直人氏は官僚を敵に回すと自分も同じ目にあうと 感じました。 そこで官僚のご機嫌をとるために「消費税増税」を言いだします。 しかし、参議院選挙で民主党は惨敗。 本当は、民主党はここで気がつくべきでした。 自分たちは「官僚に騙されている」と。 官僚の力でなく、圧倒的な民意で政権を取ったのにその民意を裏切れば支持率が 下がるのは当たり前です。 民主党は民意の後ろ盾がなくなり官僚に支えてもらわなければ政権運営ができない 状態になりました。 本来は優れた政治的能力を持つ小沢氏の力を借りて官僚の影響力を排除するべき でしたがもはや官僚のいいなりとなっていた面もあったし、自分の非を認めない という彼自身の性格とプライドの高さもあったでしょう。 「小沢氏が惨敗の原因ですよ」という官僚の言葉にすがり「小沢さんにはしばらく おとなしくしていてほしい」などと本来の敵を見誤ります。 そして小沢氏の力をそぐことに全力を注ぎました。 官僚は身内の中で争ってくれれば万々歳です。 批判は官僚ではなく小沢氏の方に向くからです。 これこそ近隣諸国と敵対させて団結させない事で力をそぐ分断統治です。 官僚の言いなりになって総理になった菅氏ですが支持率低迷に苦しみ、これは やはり官僚に言いなりになっているからではないか?と気が付きます。 そこで急に官僚の方針とは違う「脱原発」を言いだしました。 しかし時すでに遅し、もはや官僚に対峙できる側近はおらず、あっという間に総理 の座から引きずり降ろされていきます。 「官僚に逆らってはいけない」 このあとは赤子の手をひねるように民主党は官僚のおもちゃとされていきます。 しかしやはり官僚にとって邪魔だったのは手練手管の小沢氏と軽薄な約束をする 鳩山氏でした。 この二人を徹底的に排除しなければならない。 小沢氏の事件では本来非難されるべきは検察ですが、民主党には「小沢氏を叩けば 支持率があがりますよ」あるいは「きちんとした政策をしているのに支持率が上が らないのは小沢氏の影響があると思われているからですよ」と洗脳し検察批判を 封じ込めました。 もちろんマスコミにもありとあらゆるネガティブ情報を流しました。 そして民意で信任された議員たちの意見よりも官僚の意見を重要視するという完全 に間違った判断をします。 これが消費税増税でした。 しかも官僚の言いなりになっていると見限られて先の選挙で負けた自公との合意です。 これでは政権交代した意味がないと多くの有権者は思いました。 しかし野田という「マリオネット首相」は官僚の「小沢さんたちがいるからゴタゴタ して決められない政治と思われているんですよ」という言葉を真に受けます。 小沢さんたちが出ていったのは官僚にとってこの上もないことでした。 「選挙のプロがいなくなれば、この党は壊滅する」 野田氏という「勘違いマリオネット」あるいは「思い込みマリオネット」を見出した ことは彼らの勝利を決定づけました。 この時期の解散総選挙も官僚の入れ知恵だったのかもしれません。 公務員改革などに手をつける前に消費税増税に道筋をつけた本人に解散をさせたのです。 もし年を越して公務員改革などに手をつけていればそれこそ順序は逆になりますが 「身を切る改革」「シロアリ退治」もしたという実績になります。 そんなことをさせてはいけません。 民主党が壊滅しても消費税増税は残ります。 しかし手つかずの公務員改革は何も進みません。 自分たちから権限を奪うようなことを絶対させません。 そして、この選挙で官僚たちは見事に鳩山氏を引退に追い込み小沢さんを民主党から 追い出すことで民主党も小沢さんも潰すことに成功しました。 このありさまを野党として見ていた自民党はそもそも官僚傀儡党ですが 彼らは自分 たちが甘い汁を吸うにはやはり官僚の言うことは聞かなければならないなと気持ちを 新たにしました。 そして今回、消費税増税、原発推進を掲げて大躍進。 官僚の言いなりになっているといいことあります。 そんな官僚の皆さまには天下り先をたっぷり提供できる仕組みの一つ公共工事200兆円 をプレゼントしました。 その財源はどうするか?もちろん福祉の切り捨てです。 生活保護費や年金は削減しても私どもを支えてくださる官僚の皆さまのお手当は決して 削減いたしません。 官僚にとって、民主党政権とは 官僚に逆らうとどうなるのかを見せしめるいい機会でした。 彼らは自分たちに敵対する勢力をせん滅させることに成功したのです。 <引用終わり> [No.6129] 2015/08/14(Fri) 01:09:13 |