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きょうの「ムネオ日記」 (親記事) - 米ちゃん

2012年4月9日(月) 鈴 木 宗 男

 鳩山元首相がイランを訪問したが、同行した大野元裕参議院議員の4月6日付ブログ「イランに行ってきます」を見て多くの人から様々な声が寄せられた。ブログをよく読んでみるとご丁寧に戦略が明確に記されている。

 「与党の一員としてこの様な感覚で大丈夫なのか」「議員外交に以下のような意義があると5つ上げているが、この認識でよいのか」等々寄せられた。「この時期にイランに行くこと自体、相当なものだ」と一般的に受け止められているが議員外交も国益に資するものでなくてはならない。

 鳩山氏がアフマディネジャド大統領と会談した際「イランなどの一部の国に対するIAEA国際原子力機関のダブルスタンダードは、公正からかけ離れた態度だと強調しました」とラジオイラン日本語ホームページで報じている。これだと鳩山元首相はイラン寄りの姿勢を示した事になる。

 鳩山元首相のイラン訪問を可能ならしめたのは大野氏のブログから読み取ると、大野氏の尽力によるところが大きいと受け止めるが、鳩山元首相にキズが付かない事を祈ってやまない。

 9時35分、女満別空港発で上京。党本部に入りお客さん対応。

 夕方、東京駅から高崎に向かい「国策捜査、権力の弾圧」について経験談を話せという事で講演。私の思いを約1時間述べさせて戴く。発信の機会がある事は有難い限りである。


[No.4498] 2012/04/09(Mon) 21:57:13
きょうの「ムネオ日記」 (No.4498への返信 / 1階層) - 米ちゃん

2012年4月11日(水) 鈴 木 宗 男

 日本の領土を守るため行動する議員連盟と竹島・北方領土返還要求運動島根県民会議の主催で、13時半から竹島問題の早期解決を求める東京集会が初めて開かれた。

 政府から山口壯外務副大臣が出席し、挨拶された。今迄、島根での竹島の日2月22日には政府側の出席はおろか、電報メッセージもなかったわけだから、今日、副大臣が出席された事は良かった。

 民主党・自民党・公明党・みんなの党・社民党・新党きずな・たちあがれ日本の代表がそれぞれ挨拶され、新党大地代表として私の番になった。

 私は竹島担当の部署を作る事、担当大臣を置く事、政府広報冊子も「我らの北方領土」という立派な冊があるので、竹島についても一枚の紙パンフレットではなく、同様の物を作るようにお願いした。又、北方領土特別措置法があるのだから、竹島を抱える隠岐の島町措置法を作るべきだとも提案した。

 山口副大臣、各政党に以上の事をやるべきだと言わせて戴き、だれも異論はなかったので政府、各政党が責任ある対応をしてくれるものと期待したい。

 新党大地・鈴木宗男は誰よりも竹島問題に取り組んで来た。小泉内閣から菅内閣まで130件の質問主意書を政府に提出し行動してきた。日本の抱える領土問題は竹島と北方領土だ。この問題解決に新党大地はこれからも一番熱心に取り組んで行くと締めくくった。

 会場から不規則発言も飛んできたが、切り返しながらムネオ流を貫いた。久し振りに熱い会合だった。

 正午から新党大地の定例会。4月6日有楽町、7日渋谷、8日札幌とウォーク&トークを行い、ボードでのアンケート調査では議員定数削減、国家公務員の給与削減、震災復興、消費増税反対がどの会場でも関心が高く、東京も札幌も国民は共通認識である事が確認できた。

 新党大地は国民目線で声なき声を受け止め行動して行く。


[No.4506] 2012/04/11(Wed) 21:40:34
きょうの「ムネオ日記」 (No.4506への返信 / 2階層) - 米ちゃん

2012年4月14日(土) 鈴 木 宗 男

 北朝鮮のミサイル発射を受けて政府の初動対応について、様々な報道がある。総じて「発表が遅かった」と言う意見が多い。情報は早いに越した事はないが、合わせて正確さも大事である。

 米国の早期警戒衛星からの情報提供があった際、瞬時に「発射された」と言う情報が入ったと公
にすれば良いのに、何故40分後なのか。一般国民が疑問を持つのは当然である。縦割り行政の弊害と危機管理に対応する経験、心構えが十分でなかったと言う事か。

 今回のミサイル発射に関しては幸い何も不測の事態は起きなかったので今後に活かして行く事が大事だ。災い転じて「福」を持って次の事態に向けての備え、準備をして行く事が一番である。

 北朝鮮への圧力制裁が国連中心に出てくるが、北朝鮮を国際舞台に引っ張り出し世界の空気を知らせる事が必要ではないか。北朝鮮を封じ込めるより公の場に極力引っ張り出す努力を日本はすべきでないか。

 東ドイツが無くなり、ベルリンの壁が取り除かれたのも一つの「情報」からだった。情報の積み重ねが世界を変えたのである。これは北朝鮮にも当てはまると思うのだが。

 今朝の東京新聞3面「この人」の欄に、最高裁判事に就任した小貫芳信元東京高検検事総長の事が載っている。

 「最高裁判事として『事実に対し謙虚に。判断にあたっては公正である事』を信念に掲げた」と述べているが、私の経験から事実に対して謙虚ではなく判断も恣意的、意図的なのが検察、裁判官であると認識している。

 強圧的なシナリオ、ストーリーに沿って事件を作り上げ、正しくない自分達にあった調書を取り、その調書をもとに判決を下す裁判官、判事がどうして公正な判断をしていると言えるのか。

 私の最高裁の上告棄却は民主党の代表選挙の最中であり、小沢対菅の代表選挙で私は公然と小沢さん勝利に向けて動いていた。

 私の上告棄却が代表選後であったらあの時、小沢さんは勝っていた。司法ジャーナリストの魚住昭さんは「最高裁判所」ではなく「最高政治裁判所」と言ったものである。見事な表現だった。私の上告棄却の10日後には村木事件の判決も控えており、無罪が明らかだった。村木事件を弁護した弘中惇一郎弁護士は村木事件も鈴木事件も同じ構図だと断じたものである。最高裁判事は最終判断を下す立場にある。言葉の遊びではなく人間として、人として謙虚に公正に対処してほしいと願ってやまない。

 最高裁判事は天下りポストであってはならない。裁判官としての豊富な経験、知恵を存分に生かす上で法律のプロ中のプロが就くポストである。中央官庁の事務次官、局長経験者が定期的に最高裁判事になっているが、最終判断の任に堪えうるのか疑問である。

 検察官も同様で起訴する側にいた者が、人を裁く側に立つのも問題である。検察官から最高裁判事にすると言う悪しき慣例をやめるべきと思うのだが。

 国民から選ばれた国会議員はこうした事もしっかり勉強して真に公正公平な組織にしてほしいものである。

 午前中、党本部で仕事をし、14時半東京駅発で岐阜に向かい、17時から講演。1時間私の思いを話させて戴く。特に検察の在り方については皆さん良く耳を傾けてくれた。3日間連続で講演が続いたが、発信できる事に心から感謝したい。


[No.4519] 2012/04/15(Sun) 21:39:36
Re: きょうの「ムネオ日記」 (No.4519への返信 / 3階層) - 米ちゃん

2012年4月15日(日) 鈴 木 宗 男

 枝野経産大臣は昨日、西川福井県知事に大飯原発再稼働を要請した。国会答弁では慎重な発言をし、翌日には前向きな話になり、どっちなんだという思いがしたが、「背に腹は変えられぬ」という事か。なんとも一貫性のない手続きのとり方である。

 何よりも、安全性を念には念を入れて確認し、その上で地域の皆様の理解を得るしかない。

 これからも大飯原発だけにとどまらず、北海道の泊原発の再稼働についても検討される事になると思うが、一にも二にも安全確認が一番である。

 枝野経産大臣はじめ関係者がぶれない事、言葉と実行に責任を持つ事である。政治は、結果責任なのだから。

 7時半、羽田発で南紀白浜空港へ。熊野本宮大社正遷座120年例大祭に出席し、お参りする。九鬼宮司さんに一年半振りにお会いし、心から感謝、お礼を申し上げる。

 熊野本宮大社は、「再生の神様」と言われており、私の決意を述べさせて戴いた。悪しき権力をなくし、真に公平・公正な社会にすべく、真っ直ぐ前を見つめて歩いていくことを誓う。

 熊野古道の一部を散策し、その昔に多くの参詣者が難行苦行の道のりを歩いた事を考え、改めて悠久の歴史に想いを馳せる。

 熊野から吉野に移動し、後醍醐天皇陵をお参りし、更に決意を新たにさせて戴いた。如意輪寺に私の植えた桜を見に行く。今年も見事に花を咲かせ、有難い限りである。万物の霊長に感謝してやまない。

 吉水神社に6年ぶりにお参りする。佐藤素心宮司が心からの大歓迎をしてくれた。人間味あふれる佐藤宮司のもてなしに、あらためて人間関係の尊さ、重さを知る。

 何とも言えぬ有難い一日であった。
 


[No.4520] 2012/04/16(Mon) 10:42:26
きょうの「ムネオ日記」 (No.4520への返信 / 4階層) - 米ちゃん

2012年4月18日(水) 鈴 木 宗 男

 石原都知事がワシントンで「東京都は尖閣諸島を買う事にした。日本人が日本の国土を守る事に何か文句がありますか」と、大見得を切った。

 更に石原知事は「尖閣諸島周辺は豊穣な漁場で、自然エネルギー開発でも大きな可能性を持っている。島々を舞台として様々な施策を展開する」との考えも示した。

 勇ましい発言は時として耳触りが良く、ナショナリズムをくすぐるが、この石原発言で一つ欠けている点がある。それは沖縄の民意、沖縄の皆さんの思いを十分踏まえて発言をしていない事である。

 沖縄の民意を考えずに尖閣諸島の購入を語っているのではと、私は懸念してやまない。沖縄人の声を聞かずして一方的な考え、主張をしても沖縄の人を刺激するだけだ。大本営発表のような時代がかった話しは、沖縄の人が一番嫌がる。いや反発する事を頭に入れておくべきである。

 民主・自民・公明の3党は17日、国会議員の歳費を2年間で540万円削減する事で正式合意したと報道されている。何と少ない削減額か。

 大阪の橋下市長は知事時代、府議会議員の給与93万円を60万に、3分の1カットしたのだ。大阪で出来た事を何故、国会でやらないのか不思議でならない。これからでも遅くない。国民から見てここまで削減したかと言われる位の大胆な決断をしなければ、消費増税の議論に国民はソッポを向く事だろう。

 党本部で仕事をしながらお客さん対応していると、様々なお話に接する事が出来る。一般の人、市民の考え声は改めて大切な事だと痛感する。

 13時半、国際交流センター山本正さんのお別れ会に参列。小渕恵三先生が懇意にしており、そのご縁で私もご指導賜ったが、正に民間外交の第一人者であった。心からご冥福をお祈りする。

 16時から約一時間、ラジオ文化放送「夕焼け寺ちゃん」に出演。消費増税、大飯原発再稼働問題、石原都知事の尖閣購入発言等について私の思いを述べる。ラジオは働いている人が多く聞いて下さるし、又、リスナーの反応もすぐ返ってくるので有難い。テレビ時代と言われるがラジオはラジオの重みがある。


[No.4526] 2012/04/19(Thu) 09:46:04
きょうの「ムネオ日記」 (No.4526への返信 / 5階層) - 米ちゃん

2012年4月19日(木) 鈴 木 宗 男

 毎日新聞2面に「石原都知事『政府にほえづらかかせる』。『波紋広げる尖閣購入』。地権者『個人で管理、限界』『寝耳に水の都庁』」と言う大きな見出しに目が留まる。「石原氏は購入を表明した16日、報道陣に『面白い話だろ。これで政府にほえづらかかせてやろう。何もしなかったんだから、連中』と語った」と書かれている。何とも思い切った言い方である。

 尖閣諸島は日本が実効支配している。よく領土問題について北方領土・竹島・尖閣という勉強不足の人が居るが、日本における領土問題は北方領土と竹島である。領土問題は国家主権にかかわる一番大事な問題である。

 島所有者が売る意思があるなら国が購入することも一つの考えだ。しかし尖閣は沖縄県の行政範囲である。沖縄県を抜きにして話が進められる事はいかがなものだろうか。尖閣諸島で日中間が緊張状態になれば、その影響をもろに受けるのは沖縄である。沖縄の意思を十分確認して国も東京都も表明すべきでないか。上から目線でのやり方では、沖縄県民が受け入れない事は、普天間の辺野古移設で十分わかっているのではないか。

 国・都、関係者はよくよく沖縄の意向を精査して対応しなくてはならないのである。

 今日は朝から閣僚、元総理、党幹事長と様々な件で意見交換したが、色々な受け止め認識があり、やはり政治は生き物だと痛感する。大変参考になった1日である。


[No.4527] 2012/04/19(Thu) 21:43:51
きょうの「ムネオ日記」 (No.4527への返信 / 6階層) - 米ちゃん

2012年4月20日(金) 鈴 木 宗 男

 田中防衛相、前田国交相に対し、自民・みんな・新党改革の3党が問責決議案を出した事に伴い、自民党は審議拒否した。
 国会は審議をする場所である。自分たちの思い通りにいかないと審議をしないというやり方は、国会議員の姿勢としていかがなものか。

 公明党は問責対象の2閣僚関連委員会には出ないが、他の審議には応じている。公明党は現実的対応をしている。

 かつて民主党がやっていた審議拒否を、今は野党になった自民党が行う。「どっちもどっち」と言った声が聞こえてくる。月130万円もの給料をもらっている国会議員が、サボタージュするだけでも税金の無駄遣いである。審議拒否した日数分、給料から差し引き復興費にあてるべきだ。

 国民の代表が集う国会である。会期中は堂々たる中身の濃い審議をするのが責務である。

 東京新聞24面、25面、こちら特報部で「袴田事件揺らぐ『有罪』『捏造示す』弁護側自信。最新促すDNA鑑定。姉『早く出してあげたい』『時間切れ』許されぬ」と言う見出し記事に、久し振りに血が騒いだ。

 強圧的、暴力的取り調べで無理やり自白させた捜査のやり方、きちんと捜査もせず起訴した検察。その間違った調書を鵜呑みにして死刑判決をした裁判官。皆、人間的でない。こんな連中に生死を決められる事に憤りを感じる。袴田さんのお姉さんの「一日も早く出してあげたい」と言う言葉を私は何回も聞くたびに胸が痛んだ。及ばずながら袴田死刑囚の再審を求める運動の手伝いをしている者として、今日の「こちら特報部」に勇気を得た思いである。

 午前中、東京で仕事をし、午後の便で大阪に向かう。一仕事してから東京に帰り乗り継いで、帯広に向かう。私の秘書をしながら北海道議会議員として頑張っている山崎泉君のセミナーで最近の政局について話す。

 今日の大阪はプラス15度だった。夕方、帯広はプラス4度。4月の後半に入るとマイナス気温にはならない。自然は春を知らせてくれている。


[No.4528] 2012/04/20(Fri) 22:00:56
「ムネオ日記」2012.4.21 (No.4528への返信 / 7階層) - 米ちゃん

2012年4月21日(土) 鈴 木 宗 男

 田中防衛相、前田国交相に対する問責決議が参議院で可決されたが、国会審議を拒否する自民党にメディアは厳しい論調である。

 日本一の発行部数を誇る読売新聞は、社説で「自民の審議拒否は無理がある」、同じく第2位の朝日新聞の社説も「自民は職場放棄するな」と書いてある。どちらも正しい指摘である。週明け自民党はどんな戦術で出てくるのか。

 これまでの流れは戦術・戦略なき、行き当たりばったり、出たとこ勝負的なやり方の自民党だったが、この辺でしっかり方向を見極めないと国民は「どっちもどっちだ」という判断をすることだろう。

 いずれにせよ4月26日の判決によって、国会が大きく動いて行く事だろう。

 私は当然「無罪」と思っているが裁判官にも「推認」などという裁判所に相応しくない言葉を使う、おかしな変わった人もいるので、この点が気がかりである。

 国家を支配するのは検察官僚でもなければ裁判長でもなく、いわんや官僚でもない。国家の最大の支配者は国民であるという事をお互い確認する事が大事である。

 日本ハムファイターズ斎藤佑樹投手が初完封を果たす。昨年とは違う逞しくなった斎藤投手の活躍に、北海道日本ハムファイターズファンは大喜びである。ダルビッシュ投手の穴埋めを今後とも存分に果たし、優勝に向けて前進してほしいものだ。

 帯広で大変お世話になった方の告別式に2か所お参りし、車で札幌に出る。雪のない高速道路、北海道道東自動車道はとっても便利である。2時間一寸で札幌に着くのであるから。

 改めて北海道は新幹線よりも高速道路整備を優先した方が人の流れ、物の動きがダイナミックになり北海道の発展、しいては日本の為になるとつくづく思うものだ。


[No.4532] 2012/04/22(Sun) 10:23:21
Re: 「ムネオ日記」2012.4.21 (No.4532への返信 / 8階層) - 米ちゃん

2012年4月22日(日) 鈴 木 宗 男

 新聞各紙は26日の陸山会事件判決に向けて特集記事を載せている。読売新聞37面「密室調書検察に不信。可視化促す捜査のあり方左右」という大見出しで裁判を振り返っている。

 その記事の中で、石川知裕代議士が隠し撮りした録音テープで取り調べた田代政弘検事が、明らかに自分達のシナリオ・ストーリーを維持するために誘導しているやり取りについて、次のように書かれている。

 この約25分間の再生を複雑な思いで聞いた弁護士が2人、法廷にいた。元東京地裁裁判長の山室恵弁護士(64)は傍聴席で考え込んだ。

 「巧妙に検察の描いた構図通りに誘導している。これが特捜部の実態なのか」

 過去にリクルート事件で同社元会長に有罪を言い渡すなど、多くの特捜事件を担当した。弁護側が取り調べの違法性を訴えたケースも少なくないが、供述調書はすべて証拠採用した。

 懸念がなかったわけではない。互いに無関係の特捜事件で、被告らが「(検事に言われ)壁に向かって立たされた」と同じ主張をすることがあったからだ。今、密室の中の一端を知り、「自分の判決に自信はあるが、取り調べに違法性を見抜けなかった可能性は否定できない」と思わざるを得ない。

 検察官役の指定弁護士として法廷に立った大室俊三弁護士(62)も、再生を聞きながら思い出していた。

 「過去に弁護した被告から聞いた話は本当だった」

 自らも加わったリクルート事件弁護団は山室氏に調書の却下を迫ったが、今回は立場が逆になり、「石川調書」の証拠採用を地裁に求めた。

 しかし、今年2月の地裁の決定で、調書はほぼ全て却下された。「検事の強力な威迫や誘導があった」という理由からだ。立証は大きく制約される事になったが、大室弁護士は「録音を基に不採用になったのは良かった。裁判所が良い方向に変わる」と受け止めている。

 「隠しどり」がもたらす影響について、特捜部元副部長の若狭勝弁護士(55)は、「取り調べの全面的な録音・録画(可視化)を後押しする」と見る。山室氏も同じ理解だ。2年前、可視化に関する警察庁研究会の委員に就任した時は、「導入しても部分的な可視化」と考えた。しかし、郵便不正事件を巡る大阪地検の不祥事や陸山会事件で、「裁判所の不信感はこのままでは克服できない」と考え、今は全面可視化を支持する。
(4月22日(日)読売新聞37面)


 密室で強圧的に調書をとり、取り調べを行い、それを鵜呑みにしてきた裁判のやり方が明らかになっている。元東京地裁裁判長の山室恵弁護士が「巧妙に検察の描いた構図通り誘導している。これが特捜部の実態なのか」と述べているが、「今頃気が付いたのですか」とお尋ねしたいくらいだ。

 検察が最初にターゲットを決め、それに沿って外堀から埋めていき善良な立場の弱い人に付け込み、自分たちの土俵に乗せ、検察に都合の良い調書を取ってやっていくやり方を、知らなかったという裁判官は、間違った判決を下していたことになる。

 私の場合も法廷で、正直に真実を述べると「反省の情皆無、公判での証言より調書の方が信ぴょう性が高い」と池田裁判長は判決の時、述べている。

 こんな人が高裁の長官になっているのだから、司法の危機と言わざるを得ない。調書至上主義で判断した裁判官、司法の側も、鈴木宗男の事件から今回の小沢事件までの流れを見る時、自己保身、出世主義、組織防衛に走った、一部検察の青年将校化した暴走に気が付くべきである。

 国民運動として、検察をチェックしていかなければ、正直者が馬鹿を見る世の中になってしまう。

 朝日新聞39面にも「特捜、筋立てに固執。起訴断念、民意に任す」という記事の中で、

「事件の見立てに問題があった」。小沢氏の公判で証人に立った前田恒彦元検事(44)=証拠改ざん事件で実刑確定=は、ゼネコンを片っ端から呼んだ捜査の内情を明らかにした。

 石川議員らの逮捕に踏み切った直後の10年1月下旬。大阪地検から応援に入った前田元検事は、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ」と発破をかけられた」
(4月22日(日)朝日新聞39面)

 と書かれている。前田元検事は今、実刑が確定し、元上司だった大阪地検特捜部長、副部長の裁判では、検察側に立ち大坪元部長、佐賀副部長と全面対決している。

 私から見れば、両方とも真に公正・公平に検察官としての職務を遂行してきのか。出世を考えた身勝手な自己保身で、権力を行使したのでないかとお尋ねしたい。いずれにせよ検察は、「正義」でないことが村木事件で明らかになった。

 村木局長の弁護人を務め、無罪を勝ち得た弘中惇一郎弁護士は、「村木事件も鈴木事件も同じ構図だ」と断言している。

 この弘中弁護士の言葉に検察はなんと答えるのか。正直者が馬鹿を見ない社会にするために、私は悪しき権力と闘っていく。特に検察の暴走はあってはならないし、許してはいけない。

 国民の代表である国会議員は、「民主主義の危機」という思いで、民意を尊重し裁判官、検察官に向け必要に応じ、民主主義のルールに基づき、間違った判断をした者には厳罰を科すという決断をしていかなくてはならない。真にフェアな社会にする為にも、一番大事なことではないか。

 明日、明後日と陸山会事件については続くと思うが、しっかりウォッチして参りたい。


[No.4534] 2012/04/22(Sun) 19:50:53
「ムネオ日記」2012.4.22 (No.4534への返信 / 9階層) - 米ちゃん

タイトルのみ変更しました。

> 2012年4月22日(日) 鈴 木 宗 男
>
>  新聞各紙は26日の陸山会事件判決に向けて特集記事を載せている。読売新聞37面「密室調書検察に不信。可視化促す捜査のあり方左右」という大見出しで裁判を振り返っている。
>
>  その記事の中で、石川知裕代議士が隠し撮りした録音テープで取り調べた田代政弘検事が、明らかに自分達のシナリオ・ストーリーを維持するために誘導しているやり取りについて、次のように書かれている。
>
>  この約25分間の再生を複雑な思いで聞いた弁護士が2人、法廷にいた。元東京地裁裁判長の山室恵弁護士(64)は傍聴席で考え込んだ。
>
>  「巧妙に検察の描いた構図通りに誘導している。これが特捜部の実態なのか」
>
>  過去にリクルート事件で同社元会長に有罪を言い渡すなど、多くの特捜事件を担当した。弁護側が取り調べの違法性を訴えたケースも少なくないが、供述調書はすべて証拠採用した。
>
>  懸念がなかったわけではない。互いに無関係の特捜事件で、被告らが「(検事に言われ)壁に向かって立たされた」と同じ主張をすることがあったからだ。今、密室の中の一端を知り、「自分の判決に自信はあるが、取り調べに違法性を見抜けなかった可能性は否定できない」と思わざるを得ない。
>
>  検察官役の指定弁護士として法廷に立った大室俊三弁護士(62)も、再生を聞きながら思い出していた。
>
>  「過去に弁護した被告から聞いた話は本当だった」
>
>  自らも加わったリクルート事件弁護団は山室氏に調書の却下を迫ったが、今回は立場が逆になり、「石川調書」の証拠採用を地裁に求めた。
>
>  しかし、今年2月の地裁の決定で、調書はほぼ全て却下された。「検事の強力な威迫や誘導があった」という理由からだ。立証は大きく制約される事になったが、大室弁護士は「録音を基に不採用になったのは良かった。裁判所が良い方向に変わる」と受け止めている。
>
>  「隠しどり」がもたらす影響について、特捜部元副部長の若狭勝弁護士(55)は、「取り調べの全面的な録音・録画(可視化)を後押しする」と見る。山室氏も同じ理解だ。2年前、可視化に関する警察庁研究会の委員に就任した時は、「導入しても部分的な可視化」と考えた。しかし、郵便不正事件を巡る大阪地検の不祥事や陸山会事件で、「裁判所の不信感はこのままでは克服できない」と考え、今は全面可視化を支持する。
> (4月22日(日)読売新聞37面)
>
>
>  密室で強圧的に調書をとり、取り調べを行い、それを鵜呑みにしてきた裁判のやり方が明らかになっている。元東京地裁裁判長の山室恵弁護士が「巧妙に検察の描いた構図通り誘導している。これが特捜部の実態なのか」と述べているが、「今頃気が付いたのですか」とお尋ねしたいくらいだ。
>
>  検察が最初にターゲットを決め、それに沿って外堀から埋めていき善良な立場の弱い人に付け込み、自分たちの土俵に乗せ、検察に都合の良い調書を取ってやっていくやり方を、知らなかったという裁判官は、間違った判決を下していたことになる。
>
>  私の場合も法廷で、正直に真実を述べると「反省の情皆無、公判での証言より調書の方が信ぴょう性が高い」と池田裁判長は判決の時、述べている。
>
>  こんな人が高裁の長官になっているのだから、司法の危機と言わざるを得ない。調書至上主義で判断した裁判官、司法の側も、鈴木宗男の事件から今回の小沢事件までの流れを見る時、自己保身、出世主義、組織防衛に走った、一部検察の青年将校化した暴走に気が付くべきである。
>
>  国民運動として、検察をチェックしていかなければ、正直者が馬鹿を見る世の中になってしまう。
>
>  朝日新聞39面にも「特捜、筋立てに固執。起訴断念、民意に任す」という記事の中で、
>
> 「事件の見立てに問題があった」。小沢氏の公判で証人に立った前田恒彦元検事(44)=証拠改ざん事件で実刑確定=は、ゼネコンを片っ端から呼んだ捜査の内情を明らかにした。
>
>  石川議員らの逮捕に踏み切った直後の10年1月下旬。大阪地検から応援に入った前田元検事は、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ」と発破をかけられた」
> (4月22日(日)朝日新聞39面)
>
>  と書かれている。前田元検事は今、実刑が確定し、元上司だった大阪地検特捜部長、副部長の裁判では、検察側に立ち大坪元部長、佐賀副部長と全面対決している。
>
>  私から見れば、両方とも真に公正・公平に検察官としての職務を遂行してきのか。出世を考えた身勝手な自己保身で、権力を行使したのでないかとお尋ねしたい。いずれにせよ検察は、「正義」でないことが村木事件で明らかになった。
>
>  村木局長の弁護人を務め、無罪を勝ち得た弘中惇一郎弁護士は、「村木事件も鈴木事件も同じ構図だ」と断言している。
>
>  この弘中弁護士の言葉に検察はなんと答えるのか。正直者が馬鹿を見ない社会にするために、私は悪しき権力と闘っていく。特に検察の暴走はあってはならないし、許してはいけない。
>
>  国民の代表である国会議員は、「民主主義の危機」という思いで、民意を尊重し裁判官、検察官に向け必要に応じ、民主主義のルールに基づき、間違った判断をした者には厳罰を科すという決断をしていかなくてはならない。真にフェアな社会にする為にも、一番大事なことではないか。
>
>  明日、明後日と陸山会事件については続くと思うが、しっかりウォッチして参りたい。


[No.4535] 2012/04/22(Sun) 19:54:34
きょうの「けんこうのつぶやき」 (No.4506への返信 / 2階層) - 米ちゃん

 出処進退 2012年04月11日 16:50

週末・週始めと大阪・東京・札幌・地元と精力的に回ってきました。少々疲れ気味になりました。まだまだ精神力の鍛錬が必要ですね。情けない限りです。それにしてもこの時期が、一番場所によって季節が違います。地元清里町に寄った時、一時吹雪になりました。桜吹雪ではありませんよ。

W亀井さんが国民新党を離党しました。まぁ、あれ以上、泥仕合になるのを避けたんでしょうね。大人の対応だったと私は見ます。

ある新聞に政務三役の一人が「辞める気がなかった」という記事を見て、私は心底びっくりしました。政治家の出処進退は自分で最終的に決めて、責任は自分にあると私は考えていました。まぁ、しかし考え方は人それぞれですので、批判する気はありませんが気が滅入りました。

それにしても桜は本当に美しい。

松木けんこう


[No.4508] 2012/04/11(Wed) 21:57:34
きょうの「けんこうのつぶやき」 (No.4508への返信 / 3階層) - 米ちゃん

 郵政法案 2012年04月12日 18:55

今日の本会議で2年以上、揉めに揉めた郵政法案が通りました。思い起こすと、ちゃんと参議院選挙の前にやるべきだったと思います。当時、原口一博さんがちゃんと郵政改革の件をやってから参議院選挙をやるべきだと主張しておりました。

我々は、総理が菅直人さんになったので、審議して揉めるより先に選挙をやって落ち着いた所でちゃんとやれば良いと思い、原口さんの主張した事を半ば封じ込めた感がありました。

結局、その選挙で菅氏が突然消費税増税の話を持ち出し惨敗してしまい、衆参ねじれとなってしまいました。

やはり、王道を歩かなくてはいけませんね。

採決の時、小泉純一郎さんの息子である小泉進次郎さんが毅然とした顔で一人座っていました。考え方は違うかもしれませんが「小泉君、カッコ良かったよ」と声を掛けてあげたい気持ちになりました。

松木けんこう


[No.4513] 2012/04/12(Thu) 21:30:38
きょうの「けんこうのつぶやき」 (No.4513への返信 / 4階層) - 米ちゃん

さくら 2012年04月13日 17:20

東京では桜もだいぶ散ってきました。我が故郷 北海道はだいぶ雪も解けてきましたが、まだまだ桜って感じではありません。農業をされている方々もなかなか農地の雪が解けきらずヤキモキしている感じです。作付けも1週間から10日間位、遅れている様です。日本列島は長いですからね。私は6月に入ってから地元で桜の咲いているのを見た事もあります。

今日の国会では、財務金融委員会でAIJの証人喚問が行われました。AIJって一体何物なんでしょうね。これだけの損失を出して結構平気な顔をしてますね、社長さんは。また、本会議では北朝鮮のミサイル打ち上げに対する非難決議がなされました。当然、全会一致で採択されました。

土日は地元の稚内方面に行き活動してきます。頑張ります。

松木けんこう


[No.4518] 2012/04/14(Sat) 10:14:32
きょうの「けんこうのつぶやき」 (No.4518への返信 / 5階層) - 米ちゃん

 講演 2012年04月20日 18:15

今日は一由倶楽部という小沢さんのファンクラブに呼ばれ、講演をさせて頂きました。本当に熱心な人達の集まりです。来られている方は多士済々、若い女性から元若い女性、企業経営の男性やらリタイアされてゆっくりされている方、サラリーマンの方、そして北海道出身だの徳島から来ただの、もちろん岩手出身って方もいましたし、本当に面白い方々の集まりでした。

集まっている方々の多分唯一の共通項は、小沢一郎が好き、民主主義が好きな方と言えましょう。私のつたない話を聞いて頂きありがたかったです。それにしてもあれだけ色々な人々から愛されている小沢一郎、やはり只者ではないですね。民主主義の原点、市井の人間との繋がりを見させて頂きました。

明日・明後日は選挙区です。だいぶ雪もなくなってきたので、自転車に乗って街宣活動を始めます。

松木けんこう


[No.4529] 2012/04/20(Fri) 22:05:12
きょうの「けんこうのつぶやき」 (No.4529への返信 / 6階層) - 米ちゃん

 どっち? 2012年04月23日 16:22


民主党の全国幹事会の記事が各紙に載っています。ある新聞なんかは、「消費増税をするべし、みんなで決めたはずだ。小沢一郎元代表に近い議員が反対姿勢を強めて足並みの乱れが生じている事への苦言が相次いだ。党の方針に従わない場合は処分すべきだ」などの意見という記事と「まず無駄を省いた後に、消費税増税を論議すべきだ。地方幹部は党執行部への不信感を隠そうともせず野田政権自体が国民の信頼を失っている。消費税増税・原発再稼働・TPPの3点セットへの逆風を直に受けているだけに黙って地元に帰るわけにはいかないようだ」との記事。

どんな大会だったかはわかりませんが、随分新聞によって受け取り方も違うもんです。取材に行った某紙の記者さんに聞きましたが、消費税増税なんかでまとまれなんて話は少数だった様です。

週末の地元では、久しぶりに自転車街宣を行いました。留辺蘂・置戸・訓子府などを回りました。天気も良く少し顔がヒリヒリします。久々の自転車でしたので、30km位しか乗りませんでしたが、5月の2・3・4・5日辺りでもっと精力的に頑張ります。道行く人達や車からは、結構励ましも多く、ありがたかったです。今晩は、茨城の方で講演を頼まれておりますので、張り切って行って来ます。

松木けんこう



 告知 2012年04月23日 10:42


  ニコニコ生放送に出演

  「角谷浩一と松嶋初音のニュースバックヤード」に生出演

   4月24日(火)21:00〜22:00

   Webサイト「ニコニコ動画(原宿)」
    http://www.nicovideo.jp/


[No.4537] 2012/04/23(Mon) 17:58:12


   きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/09(Mon) 21:57:13 [No.4498]
きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/11(Wed) 21:40:34 [No.4506]
きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/15(Sun) 21:39:36 [No.4519]
Re: きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/16(Mon) 10:42:26 [No.4520]
きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/19(Thu) 09:46:04 [No.4526]
きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/19(Thu) 21:43:51 [No.4527]
きょうの「ムネオ日記」 - 米ちゃん - 2012/04/20(Fri) 22:00:56 [No.4528]
「ムネオ日記」2012.4.21 - 米ちゃん - 2012/04/22(Sun) 10:23:21 [No.4532]
Re: 「ムネオ日記」2012.4.21 - 米ちゃん - 2012/04/22(Sun) 19:50:53 [No.4534]
「ムネオ日記」2012.4.22 - 米ちゃん - 2012/04/22(Sun) 19:54:34 [No.4535]
きょうの「けんこうのつぶやき」 - 米ちゃん - 2012/04/11(Wed) 21:57:34 [No.4508]
きょうの「けんこうのつぶやき」 - 米ちゃん - 2012/04/12(Thu) 21:30:38 [No.4513]
きょうの「けんこうのつぶやき」 - 米ちゃん - 2012/04/14(Sat) 10:14:32 [No.4518]
きょうの「けんこうのつぶやき」 - 米ちゃん - 2012/04/20(Fri) 22:05:12 [No.4529]
きょうの「けんこうのつぶやき」 - 米ちゃん - 2012/04/23(Mon) 17:58:12 [No.4537]




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