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『ムネオの日記』2013年1月16日(水) (親記事) - 米ちゃん

 一票の格差が解消されないまま実施された昨年12月の衆院選挙は、憲法違反として選挙無効を求めた訴訟の第一回口頭弁論が15日、札幌高裁であり、即日結審し3月7日に判決が出ることになった。

 北海道3区は衆院議員一人当たりの有権者数は全国最小の高知3区の2.20倍、全国最多の千葉4区は高知3区の2.43倍の格差である。

 全国34選挙区について14の高裁で訴訟がおこされているが、すでに最高裁が違憲状態と判決をしており、どこよりも先に判決がでる札幌高裁の行方に注目したい。

 どう考えても国権の最高機関である国会が、自らの立場、身分を速やかに結論を出さなかった責任は重い。党利党略、自己保身で何年も惰性で来たツケを一日も早く払拭しなければならない。国会議員の自浄能力が問われているのである。

 衆議院・参議院とも一日も早く、格差是正と定数削減に取り組むべきである。

 地方公務員の給与削減を麻生財務大臣が知事会長らに要請したことに対し一部、知事らが反発しているが、これも自分本意の表れでないか。

 東日本大震災の復興財源の為、国家公務員は7.8%2年間削減した。地方公務員にも協力を呼びかけるのは財務大臣として当然の姿勢である。地方自治体の判断によっては地方交付税の削減も有り得ると言うのも、もっともな話である。

 北海道・岡山・鳥取のようにすでに国より給与水準が下がっている自治体もあるのだ。

 東日本大震災復興財源捻出は公務員のみならず、国民に課せられた大きな責任である。

 同時に麻生財務大臣は地方公務員に給与削減を言う前に、国会議員の135万円の給与を3分の
1カット、650万円のボーナス凍結、特権的手当(月100万円の交通通信滞在費等)の廃止を打ち出せば、知事会側も文句の付けようがなかったと思うのだが。

 先ずは隗より始めよである。法律を作り予算を審議する国会議員が自ら身を削ることが国民への一番の処方箋であり、解決策であることを肝に銘じるべきでないか。

鈴木宗男


[No.5275] 2013/01/17(Thu) 11:04:07
『ムネオの日記』2013年1月21日(月) (No.5275への返信 / 1階層) - 米ちゃん

 10時半から私が偽証で訴えている、伴元林野庁長官の民事事件の公判があったが、つくづく思うのは、裁判官は公判記録をきちんと読んでいるのか。私の弁護士が出した準備書面を正しく見てくれているのかどうも疑わしい。

 真実を明らかにする場が裁判であり、その裁判を仕切るのが裁判官であるならば、人間としての心を持って真に公平・公正な判断を行い、事実関係を明らかにし、判決を下すのが当然の責務でないか。

 強圧的な密室での取り調べで検察は大きな批判を受け、信用失墜したが、今のままの裁判の在り方ではいずれ司法の危機として国民世論が黙っていないとつくづく感じたものである。

 私も逮捕される前までは、検察官は正義の見方と信じていたが、現実を直視する時、国策捜査、権力を背景に自分でシナリオ、ストーリーを描き事件を作って行くことが判った。正に悪代官であり、あってはならぬことである。

 裁判官も私は人として立派であり、特別の人格・力量を兼ね備えていると考えていたが、法服を身にまとい一見威厳がありそうに見えるが、中身は首を傾げる判決を出しているのが実態ではないか。

 人を裁く立場にある裁判官は、人としてもすぐれた人格の持ち主であってほしいと、切に願うものである。

 私自身、国策捜査を受ける前は検察も裁判官も善人と思っていたが、ここ11年、検察官・裁判官の姿を見るにつけ、ガッカリしている。

 私がそう思うのだから、一般の皆さんの思いはもっと厳しく受け止めているのではないかと思う次第である。

鈴木宗男


[No.5278] 2013/01/21(Mon) 21:49:16
『ムネオの日記』2013年1月22日(火) (No.5278への返信 / 2階層) - 米ちゃん

 アルジェリア、イナメナスで起きたイスラム武装勢力による人質事件は、最悪の結果となった。日本人だけではなく外国人も含め、37人の死亡である。情報が少ないことに、マスメディアが対応に苦労したことだろう。

 何よりも人質になったご家族、関係者の胸の内を考えると、筆舌に尽くし難い思いであったろう。日本政府も確たる情報を得られずイライラしたことは想像に難くない。

 今回、菅官房長官の冷静な会見ぶりが光った。今迄こうした件では情報が錯綜し混乱したことが多々あったが、菅長官は予断を与えたり、又、余計なことは一切言わず、政府の立場を懸命に述べられていた。

 見えざる敵、テロとの闘いは関係国で情報を共有し、共同で対処するしかないのだ。もどかしく、じれったく思われるが、それが一番である。

 武装勢力が丸腰の民間人を人質にし、命を取るやり方は世界中から反発を受けることになる。テロとの闘いは世界の共通のテーマである。今回の事件を機に、インテリジェンス、情報戦というものを良く考え、尊く重い犠牲を無にしてはならない。

 私のところに「『日揮』というのは嘘を付いた会社ですね」という電話が沢山きた。

 事件発生以来、私は一日も早い人質の解放を願っていたが、読者の皆さんは覚えているだろうか。日揮という会社は北方領土国後島、いわゆる「ムネオハウス」の建築をした会社である。

 心ある人が「嘘を付いた会社ですね」という意味は、このムネオハウスの入札額を外務省から日揮が聞きだし、計算通り日揮が落札したのだ。

 ところが北方領土隣接地域である根室管内の業者でなければ仕事が出来ないルールになっており、その地元業者を紹介してほしいと日揮の社員は釧路の鈴木宗男事務所を訪ね、宮野秘書に会った。

 宮野秘書は親切に根室の渡辺建設工業、中標津の犬飼工務店を紹介した。このことで宮野秘書は偽計業務妨害で逮捕されてしまい、人生をおかしくしてしまった。

 偽計業務妨害をしたのは外務省と日揮なのである。宮野秘書は全く何も知らないのである。日揮が何故、鈴木宗男事務所に来たかと言うと「外務省から言われて来た」とのことだった。外務省、日揮が正直に話せば良いのに、自分達の悪事を宮野秘書に押し付けたのである。

 検察は当時「鈴木ありき」で事件を作るべくシナリオ・ストーリーを作り、外務省、日揮も又、自分達を守るため検察の意のままの調書、陳述書となった。日揮が真実を正直に言ってくれればと11年前を想い起す時、腹立たしい限りである。

 しかし、11年前の会社の姿勢、対応と今回の犠牲になられた人達とは全く関係ないことで、あってはならないテロによる人質、それに伴うアルジェリア政府の強行突破が不測の事態となっていった。

 亡くなられた方々のご家族に、心からのお悔みとお見舞いを申し上げたい。

鈴木宗男


[No.5283] 2013/01/22(Tue) 21:29:02
『ムネオの日記』2013年1月23日(水) (No.5283への返信 / 3階層) - 米ちゃん

2013年1月23日(水)

 政府の衆院選挙区画定審議会(区割り審)で衆院の一票の格差を是正するための小選挙区定数「0増5減」する場合、区割り見直しは17都県30選挙区になるとしている。国民は0増5減という小手先の改革では納得しない。

 私が常々主張しているように300の小選挙区を200にする。100人定数削減する位の大きな発想をもって取り組むべきである。合わせて選挙制度の見直しも考えるべきだ。

 時事通信の調査では衆院の小選挙区比例代表普立制について「見直すべきだ」と答えた人が68.2%、「現行制度のままでよい」の20.2%を大きく上回っている。この声は重い。特に総選挙から1ヶ月しかたっていない中での国民の声は重要だ。

 「0増5減」というチマチマしたやり方でなく、100人単位で思い切った改革をすべきでないか。国民の思いをしっかり受け止めて取り組んで戴きたい。参議院も242人の定数を人口100万人で1人、125人、全国区をやめてブロック制にするといった思い切った大改革をすべきではないか。

 13時15分より私が訴えている元開発局港湾部長、後藤七郎氏の裁判の判決があった。残念ながら棄却である。

 判決文を読んで判ったことは、裁判長が被原告人である後藤氏の判断をかってに推測、忖度していることである。

 裁判長が考えるのではなく、公判において後藤氏に証言を求め直接事実関係を確認するのが裁判長の役目ではないか。

 真実を明らかにすべき裁判長が自らその責任を放棄していることに、唖然とするばかりである。早速控訴して、次のステージ高裁で新たな主張をして参りたい。

 正直者が馬鹿を見ない世の中にする為にも私は闘って行く。

 21日のムネオ日記でも触れたが、裁判官が本当に良心に基づき仕事をしているのか疑わしい。司法の権利を自らおとしめている姿に、司法の危機と私は受け止めている。

 現衆・参国会議員も真に法治国家日本と言うなら、三権分立の現実をしっかり受け止め国民目線での活動を起こしてほしいものだ。

 悪しき権力によって失望や挫折を味わった人に「生きていれば良いことがある。人生逆転もある」と私は訴えて行く。

 法の下の平等をしっかり生かして参りたい。

鈴木宗男


[No.5284] 2013/01/23(Wed) 20:11:14
『ムネオの日記』2013年1月24日(木) (No.5284への返信 / 4階層) - 米ちゃん

2013年1月24日(木)

 昨夕ある会合で、大宅壮一賞作家の佐藤優さんが「アルジェリアでの人質事件が起きた最大の要因はリビアのカダフィ政権の崩壊で、マグレブと南アフリカに権力の空白が生じたからだと指摘した。

 18日、訪日中の中東のインテリジェンス機関元幹部の内輪話として今回のテロ攻撃は、ずっと以前から計画されていた。マリ空爆に対する報復という主張は口実にすぎない。また、『イスラム、マグレブ諸国のアルカイダ』という名称に引きずられてはならない。アルジェリアのガス関連施設を襲撃し人質事件を起こしたテロリスト集団と、2001年9月11日に米国で同時多発テロ事件を起こした「アルカイダ」の間には、何の関係もない。イスラム過激派の中で『アルカイダ』がブランドになっているので誰もが自称したがるということに過ぎぎない。リビアのカダフィ政権はイスラム過激派を弾圧していた。リビアはあの地域の軍事大国でマグレブ諸国だけでなく、マリなどの南アフリカ諸国にも強い影響力を持っていた。その影響力がカダフィ政権の崩壊によってなくなり、その空白にイスラム過激派が入り込んでいる。フランスがマリを空爆したのは、もはやインテリジェンス機関による暗殺や破壊などの秘密工作では処理できないほどイスラム過激派の力が大きくなったからだ」と話された。

 マスコミでは報じられていない視点、角度からの分析で、さすが佐藤優さんだと頷いたものである。

 政府は今回救出された日揮関係者から一日も早く何がどうあったのか聞くことである。これが今後の邦人安全対策の上で重要だ。特にマスコミ関係者はじめ外部の人と接触しはじめると記憶が変わってしまったりする。その前に出来る限り早く辛い苦しいことだろうが、正しい「出来事」を聴取しておくことが大事である。

 大使館の駐在武官を増やせとか、外務省職員の数を増やせと言う人は、短絡的な発想であり先を見ていない。ここはしっかりと事実関係を把握した上で必要な要員を考えるべきである。菅官房長官ならば今からそういう頭作りをしていると思うのだが。

 正午、上野発特急列車で講演の為、草津温泉に向かう。新幹線と違いゆっくりしたスピードで鉄橋の上を通るたびに「コットン・コットン」という響きが何とも心地よい。

 「そんなに急いでどこに行く」という標語がその昔あったが、時にはゆっくりした列車に乗るのも良いものである。特に今日の天気は、東京も草津も春近しを感じさせるもので、自然の恵みに感謝にしながらの時間であった。

 草津では旅行業関係者の団体設立60周年の記念式典での講師だったが、「わが道、天国と地獄を見た男」というタイトルで、1時間15分ほど私の経験を話させて戴いた。皆さん熱心に耳を傾けて下さり、嬉しい限りであった。今年もしっかり鈴木宗男の発言をして参りたい。

鈴木宗男


[No.5288] 2013/01/24(Thu) 20:21:15
『ムネオの日記』2013年1月25日(金) (No.5288への返信 / 5階層) - 米ちゃん

2013年1月25日(金)

 アルジェリア、イナメナスで起きた武装勢力による人質事件で、10人の日本人が亡くなる結果となった。

 亡くなられた方々のご冥福とご遺族関係者に心からのお悔みを申し上げたい。アルジェリアの為にと高い志を持って、又、会社のことを考えてあのアルジェリアの南東部で働いていた人達を思う時、テロ・暴力はあってはならない。強い憤りを感じる。

 これからもテロとの闘いは世界中で続くであろう。各国が連携し、情報を共有して行くことがますます求められる。日本もその体制を取って行くことが急務ではないか。

 日本の場合、事件が起きた時は熱病の如く、メディアが報じてくれるが、いったん収まると何事もなかったかのようになる。のど元過ぎれば何とかの現象だ。

 国民から選ばれた国会議員は日本の為に尽力するのは当たり前だが、国会議員の究極の目的、目標は、世界平和である。今回の事件を機に「俺が国会議員だ」と言う気概を持って大きな目標、目的に向かって勉強して戴きたいと切に願ってやまない。

 23日付、産経新聞7面の正論に北海道大学名誉教授、木村汎氏の「『3島』で安倍外交を躓かせるな」と言う記事がある。いつもの硬直した頭づくりの木村氏の考えであるが、この記事の中で「森氏は親露派であるが、ロシア通ではない。少なくともロシア式交渉術には無知である」と言っている。何と思い上がった表現かと驚いた。

 木村氏が何をもって森元首相を「ロシア式交渉術には無知である」と決めつけるのか。外交は人である。人間力イコール、外交力である。木村氏は学者、時には評論家であり、木村氏が外交交渉したことはない。運動と交渉は別である。北方領土返還運動している者と、北方領土問題解決の為に交渉するのは全く別である。

 1月9日のBSフジでの森元首相の3島返還論についても「2重3重の意味で遺憾である」と木村氏は述べているが、森発言の流れ、中身を十分調べた上で木村氏は言っているのか。森元首相に真意を確かめた上で「遺憾」と言うのか。学者の決めつけ的言い方はフェアではない。

 私は森元首相に会ってその時の様子を聞いたら、「BSフジの司会者の質問に答える中での発言で、全体の流れの中で「引き分け」とは様々な考えがあるとの認識を話した」と伺った。

 安倍首相がプーチン大統領との電話会談で「森特使を派遣したい」と述べ、プーチン大統領も受け入れを表明している。この記事の中で木村氏は森特使の派遣を中止すべきだとも言っている。木村氏に中止云々を言う資格がどこにあるのだろうか。一方的な自分中心の頭づくりだ。

 私のところに「北方領土問題が解決しない方が生き残れる。仕事になる。間違った北方ビジネスまがいの学者、関係者が北方領土問題解決の足を引っ張っている。とんでもない連中だ」と言ってくる有識者がいた。

 私もそう思いながら、ソ連時代の頭づくりの延長線で論調を貼る人達に言いたい。

 「ロシアは自由と民主の国で日本と同じ政治経済体制です。ソ連時代、領土問題はないと言って来たが、ロシアになり領土問題はありと認め外相・首脳会談等で必ず話し合われていますね。過去の諸文書、声明に基づき、法と正義で解決することになっていますね。外交には相手がある。日本の主張だけが通る外交はありません。お互いの名誉と尊厳がかかっているのです。折り合いを付けながら進めて行くしかないのです」と。

 いずれにせよ、北方領土問題は現実的解決に向けて安倍政権は動き始めていると期待している。

鈴木宗男


[No.5289] 2013/01/25(Fri) 21:59:11


   『ムネオの日記』2013年1月16日(水) - 米ちゃん - 2013/01/17(Thu) 11:04:07 [No.5275]
『ムネオの日記』2013年1月21日(月) - 米ちゃん - 2013/01/21(Mon) 21:49:16 [No.5278]
『ムネオの日記』2013年1月22日(火) - 米ちゃん - 2013/01/22(Tue) 21:29:02 [No.5283]
『ムネオの日記』2013年1月23日(水) - 米ちゃん - 2013/01/23(Wed) 20:11:14 [No.5284]
『ムネオの日記』2013年1月24日(木) - 米ちゃん - 2013/01/24(Thu) 20:21:15 [No.5288]
『ムネオの日記』2013年1月25日(金) - 米ちゃん - 2013/01/25(Fri) 21:59:11 [No.5289]




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