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待ちに待った、【「京大」小出裕章助教・「生活の党」小沢一郎代表対談】 (親記事) - 田村 秋生

◆2013/05/31【大阪】福島第一原発の収束作業状況やリスクなどを情報共有〜小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)×小沢一郎氏(生活の党代表)による対談

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82570

全くの初対面であり、然もいつも公開の講演会等の場で「政治(家)は嫌い!」と言っていただけに、この対談は難しいと思ってはいた。また、3・11後に「公明党」からの申し出に”断った”とは小出氏本人が言ってたし、当時の「橋下・大阪維新」議員団の瓦礫処理対策勉強会に応えたにも関わらず”提言も無視された”と怒ってたのを俺は知っていたから、なおさらだった。
然し、昨年末の総選挙前のIWJ:岩上氏インタビューに応えた際に、「(小沢氏の「未来の党」合流に)素早い決断できる、立派な政治家」と”高く評価”した発言を知っていたので、可能性はあるだろうとは思っていたので、、、ともかく、とても素晴らしい、両人の顔や表情を見てると”信頼感溢れる”対談だったと思います。


※更に、俺の感想・・・
「福一事故」の”今在る危機”の重要なポイントを小沢氏は聞き出し、小出氏は分かり易く説明してくれた。
”政治嫌いな”小出氏が、小沢氏の発言に「期待しています」「有難うございます」と返す言葉に、『生活の党』小沢一郎氏に対する”政治的期待”が伺える。

◆【ヒロシマ Hiroshima Georges Moustaki 日本語字幕】(*映像は、正視し難いもの有り。邦訳もちょっと”意訳”し過ぎの感ありますが)
http://www.youtube.com/watch?v=SVYiu_gPUYU
※唯一、日本に来日割合多く、「広島の悲劇」を歌った唯一のシャンソン歌手:ジョルジュ・ムスタキが、去る5月23日亡くなりました。我が好きな「闘うシャンソン歌手」の一人(36,7年前の来日公演の際、サインをもらったことあり)でしたし、哀悼!です。


[No.5458] 2013/06/02(Sun) 18:11:27
Re: 待ちに待った、【「京大」小出裕章助教・「生活の党」小沢一郎代表対談】 (No.5458への返信 / 1階層) - hasebe

田村様、皆様

多くの人が、あの政治嫌いの小出氏が・・、と驚いていましたね。
そこでイチャモンを付けている人もいますが、その人達は小沢さん
の日頃の勉強ぶりを知らないのでしょうね。

このお二人の共通するところ、自分の目指す道をまっしぐら。
マスコミ人は、決して理解しないでしょうが、ポストもカネも
何のソノ。

原発事故に対する深い思いは、並大抵ではありません。

ジョルジュ・ムスタキさんがお亡くなりなったとのこと。
大切な人が亡くなっていきますね。


[No.5459] 2013/06/02(Sun) 22:03:33
『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 (No.5459への返信 / 2階層) - hasebe

とくらたかこ‏@tokuratakako6月1日 さんのツイッターに
下記のようなツイートがありました。

弘中弁護士の記事ですが、紹介の季刊 刑事弁護74号には
タイトルだけが載っていましたが、これは重大な告発記事
です。

国民の民意として政権交代が行われようとしている矢先、
検察の”モウソウ”からそれを潰したとしたら、数ヶ月後
には国の総理となるべき人を陥れたわけで、その責任
は、誰がどう取るのでしょうか?

昨日の東京新聞こちら特報部にも検察審査会への不信が
記事になっていましたが、はたしてこの最中、当時の東京新聞
は、どんな記事を書き続けていたのでしょうか?

この国では、多くの事に検証もせず、だれも責任をとり
ません。

このままでいいのでしょうか?

下記にとくらたかこさんのツイートをコピーさせていただきました。

< とくらたかこ‏@tokuratakako6月1日 >

 政治資金規正法違反被告事件(陸山会事件)

 『妄想から始まった事件は実在しなかった』
   (弘中惇一郎・季刊 刑事弁護74号の 記事)

 『http://bit.ly/16xQVVg を読みました。

 Twitterで、2月8日に人権と報道連絡会主催で報告と討論「陸山会事件とは
 何だったのか。
 その捜査と報道検証」(講師:弘中淳一郎弁護士)があることを知り、急遽上京し参加。
 
 そのまま人権と 報道連絡会の会員になったのですが、
 昨日連絡会ニュースといっしょに記事の写しが送られてきました。
 
2月8日にかなりきついスケジュールでも参加したのは、どうしても
弘中弁護士の生の声で、陸山会事件の経緯を聞きたかったからですが、

 今回の記事を読むと、本当にすっきりしました。
 
ずーっと小沢一郎さんの秘書逮捕事件はおかしい、と言い続けてきましたし、
不動産の登記を扱う仕事だったので、嫌疑をかけられた秘書さんたちも当然
無罪だと思っていますが、収支報告書に記載された 実際の経緯が、類推では
なく、どうだったのかを知りたかったのですが、弘中弁護士の 書かれた
政治資金 規正法違反被告事件(陸山会事件)『妄想から始まった事件は
実在しなかった』を 読んで、本当にすっきりとしました。

まだまだ小沢一郎さんはグレーと考えておられる方に お渡ししたいと思います。』


[No.5460] 2013/06/04(Tue) 09:55:59
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 (No.5460への返信 / 3階層) - 田村 秋生

> とくらたかこ‏@tokuratakako6月1日 さんのツイッターに
> 下記のようなツイートがありました。
>
> 弘中弁護士の記事ですが、紹介の季刊 刑事弁護74号には
> タイトルだけが載っていましたが、これは重大な告発記事
> です。
>
> 国民の民意として政権交代が行われようとしている矢先、
> 検察の”モウソウ”からそれを潰したとしたら、数ヶ月後
> には国の総理となるべき人を陥れたわけで、その責任
> は、誰がどう取るのでしょうか?
>
> 昨日の東京新聞こちら特報部にも検察審査会への不信が
> 記事になっていましたが、はたしてこの最中、当時の東京新聞
> は、どんな記事を書き続けていたのでしょうか?
>
> この国では、多くの事に検証もせず、だれも責任をとり
> ません。
>
> このままでいいのでしょうか?
>
> 下記にとくらたかこさんのツイートをコピーさせていただきました。
>
> < とくらたかこ‏@tokuratakako6月1日 >
>
>  政治資金規正法違反被告事件(陸山会事件)
>
>  『妄想から始まった事件は実在しなかった』
>    (弘中惇一郎・季刊 刑事弁護74号の 記事)
>
>  『http://bit.ly/16xQVVg を読みました。
>
>  Twitterで、2月8日に人権と報道連絡会主催で報告と討論「陸山会事件とは
>  何だったのか。
>  その捜査と報道検証」(講師:弘中淳一郎弁護士)があることを知り、急遽上京し参加。
>  
>  そのまま人権と 報道連絡会の会員になったのですが、
>  昨日連絡会ニュースといっしょに記事の写しが送られてきました。
>  
> 2月8日にかなりきついスケジュールでも参加したのは、どうしても
> 弘中弁護士の生の声で、陸山会事件の経緯を聞きたかったからですが、
>
>  今回の記事を読むと、本当にすっきりしました。
>  
> ずーっと小沢一郎さんの秘書逮捕事件はおかしい、と言い続けてきましたし、
> 不動産の登記を扱う仕事だったので、嫌疑をかけられた秘書さんたちも当然
> 無罪だと思っていますが、収支報告書に記載された 実際の経緯が、類推では
> なく、どうだったのかを知りたかったのですが、弘中弁護士の 書かれた
> 政治資金 規正法違反被告事件(陸山会事件)『妄想から始まった事件は
> 実在しなかった』を 読んで、本当にすっきりとしました。
>
> まだまだ小沢一郎さんはグレーと考えておられる方に お渡ししたいと思います。』




hasebeさん

それだけに、僕からすると、激しい「反原発」で名高い京大:小出助教と小沢一郎氏との”信頼感のある”対談は、”反小沢ないし小沢に違和感持つ”人たちに有効なパンチでもあると思っています。然し、この国の左翼(僕は、敢えて”左巻きの痴性”と呼んでますが)、「レイバーネット」派や「緑の党」派内の(特に)50代以上の連中にある<カネに汚い小沢より、脱原発の菅の方がマシ>という思い込みは、彼らが「知性(理性)とは何か」と自らに問い返せないかぎり、小沢氏は”永遠のグレー”なのです、それは増すごみに引きずられた一般国民にしろ、同じ問題です。

僕は、「講演会」等で一般市民にも”発信力のある”小出氏の力を借りて、少しでも社会生活の場での「反原発」小出裕章助教と、政治の場での「脱原発」小沢一郎代表とをリンクさせる道を(具体的な)考えてみたいと思っています。
そこで、敢えて”提案”しておきます、誰かが一刻も早く実現してくれれば良いから・・・
@昨年秋の『脱原発ドイツ@視察』の映像・編集
A5/31「小出裕章×小沢一郎対談」の映像・編集
B @とAの映像を1時間半〜2時間以内に再編集し、DVD販売
C著作権等のことあり、DVD編集・販売化は「IWJ」岩上氏に依頼
D書籍等販売ルートは、「ビジネス社」に依頼・・・*僕の長いお付合い先(電話工事)だから。
誰か動いてくれればそれで良いですが、
僕の願いは、あくまでも”脱原発への実行ある道”のため(一刻も早く)、≪脱原発・ドイツ=反原発・小出=脱原発・小沢≫をリンク・連動させたいがため、だけです。

最後に、5月23日に亡くなった日本でも知られた歌手:我がジョルジュ・ムスタキの歌を贈ります、追悼して下さい。
◆【ヒロシマ】http://www.youtube.com/watch?v=SVYiu_gPUYU(ちょっと映像がキツイ)


[No.5461] 2013/06/04(Tue) 12:31:47
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 (No.5461への返信 / 4階層) - hasebe

田村様、皆様

田村さん、ジョルジュ・ムスタキ氏の歌、ありがとうございました。
田村さん、この歌と映像をツイッターでもつぶやいてもらえると
いいのにと思いました。

韓国でも原爆のことで何やら言っている人もいますので、日韓のヘイトスピーチを
気楽に吐いている人達にぜひ、このビデオを見せてやりたいです。

◆【ヒロシマ】http://www.youtube.com/watch?v=SVYiu_gPUYU(ちょっと映像がキツイ)


弘中弁護士の『妄想から始まった事件は実在しなかった』の記事が投稿されている
季刊 刑事弁護74号はアマゾンでも買えることがわかり、私も今注文いたしました。

首相であったはずの小沢さんは、年末の選挙は、小沢さんを資金難で日干しに、との
シナリオがあったのか現在苦しい活動を続けています。

又将来のある若い政治家であった石川元秘書は、議員辞職に追い込まれ、裁判の
控訴審を控えています。

多分、後世この事件は、検察、司法が引き起こした戦後最大の疑獄事件と認識
されるようになると思います。

これこそ政治家であるなら、このことを国会で調査権を使い問題にすべきでは
ないでしょうか?

国にも国民にとっても、その根幹に関わる大問題だと思うのですが・・。

下記はこの記事を抜粋コピーさせていただきました。



  <政治資金規正法違反事件(陸山会事件)
     妄想から始まった事件は実在しなかった>

 
  【弘中惇一郎弁護士著「季刊 刑事弁護74号記事より」】


はじめに

1 妄想から始まった事件

 東京地検特捜部は、被告人に対し、ゼネコン等から違法な金を受け取ったのではないか
 という根拠のない「妄想」を抱いて、収賄の嫌疑をかけ、大規模な捜査を行ったものの、
 結局、嫌疑を裏づける証拠を得ることができず「敗北」した。

 その後の被告人および秘書をターゲットとした政治資金規正法の事件は、その残滓である。
 残滓であるとは、一つには、本件が特捜部の想定した収賄事件としてではなく、収支報告書
 に関する政治資金規正法違反という形式犯としてしか起訴できなかったということである。

 残滓であることのもう一つの意味は、検察官が想定したゼネコン等からの不正な金銭収受が
 存在しないことが、本件(政治資金規正法違反事件)が成立しえないことを明らかにして
 いるということである。

 妄想から始まった事件は、最後まで実在しないのである。


2 裏づけられなかった不法な金銭受領

 東京地検特捜部は、被告人がゼネコンその他の建設業者から違法に金銭を受領している
 との妄想に基づき、全国から40名の検事を動員し、多数の建設業者等から徹底的な
 事情聴取を行った。

 まさに、「特捜部と小澤との全面戦争」であった。

 しかし、このような捜査にもかかわらず、特捜部はゼネコンからの不法な金銭受領を
 裏づけることはできなかった。

 かろうじて供述を得ることができたのは、水谷建設からの1億円(5000万円を2回)だけ
 であったが、これとて、最初の5000万円を受け取ったとされる石川知裕秘書(当時。以下同様)
 の取り調べにあたった吉田正喜特捜部副部長も、田代政弘検事(当時)も、「あれはないん
 じゃないか」として水谷建設からの金銭受領に疑問を抱くレベルのものであり、事実として
 確認できたとは到底言えないものであった。

3 捜査・起訴を断念すべきだった検察

 以上のような状況に照らせば、事実を重んじる法律家であるはずの検察官としては、被告人に
 対する捜査・起訴を断念すべきであった。

 それにもかかわらず、特捜部は、石川秘書ら3人を政治資金規正法違反という形式犯で逮捕
 起訴し、しかも石川秘書らが収支報告書に偽りの記載をしたのは、被告人から受け取った
 4億円の出所に後ろ暗いところがあり、具体的には水谷建設からの1億円が含まれている
 可能性があるかのような取調べを行った。 

 水谷建設からの1億円を含む4億円を被告人が建設業者受領したことはなかったのであるから、
 この主張は誤りであり、特捜部もこのことは認識していた。特捜部があえてこのような主張を
 したのは「石川らによる収支報告書の虚偽記入・不記載は被告人から受領した4億円が違法な
 ものであることを隠蔽しようとして敢行された」という動機が存在するかのように裝うためで
 あった。

4 検察審査会を欺いた検察

 さらに、検察官は、法律の専門家としての判断は「嫌疑不十分―不起訴」であったにもかか
 わらず、検察審査会に対しては、被告人に関する嫌疑は十分に存在するかのような田代検事
 作成の報告書を提出するなどして、検察審査会に起訴議決を行わせた。

 これは、大規模な捜査を行ったものの収賄事件に失敗した検察官が、それによる批判を受ける
 ことを恐れ、検察審査会を欺いてまで被告人の起訴を確保しようとしたものと理解される。


[No.5462] 2013/06/05(Wed) 09:27:40
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 (No.5462への返信 / 5階層) - 豊後の小兵衛

皆さん

この「弘中レポート」は、明日配信(6日)の「メルマガ・日本一新」164号でも
採り上げます。

hasebeさんが書いているように、この問題は「議会民主政治」の根幹に関わることで
あり、本来であれば、歴史的政権交代を担った民主党が国会で採り上げるべき問題
ですが、今の民主党には望むべくもないことでしょう。

さらに、民主政治を標榜する社民党や共産党までもが口をつぐみ、党利・党略に堕
しています。いうまでもないことですが、来るべき参議院選挙では「生活の党」が
第3極の中核に座れるよう支援しなければならないと思います。


[No.5463] 2013/06/05(Wed) 10:46:00
『妄想から始まった事件は実在しなかった』平野貞夫氏考察 (No.5463への返信 / 6階層) - hasebe

「妄想から始まった事件は実在しなかった」
検察のモウソウで日本の総理となる政治家を陥れたのというのに
国会でも、マスコミでも検証もなしで済ますのでしょうか。

3人の検察役の弁護士は、石川さんのテープを知ったうえでも
控訴までしたのです。

平野貞夫さんが日本一新のメルマガがこの件について書いていら
しゃるのでここにコピー転載させていただきます。



〇< 陸山会事件・「妄想から始まった事件は実在しなかった」>

 小沢代表を囲む会が終わり、柏駅東口での太田・姫井・平野の3
人による街頭活動を行い、昼食を兼ねて打ち合わせ会となった。太
田さんにとって福島2区の活動は、苦労と勉強の機会となったよう
で政治家として成長したことを感じた私は、ベストを尽くせば勝利
できると確信した。そして、話題は「陸山会事件」とは何だったの
かに移った。これさえなければ、今ごろは小沢政権が続いていたと
語り合った。

 自宅に帰って驚いたことに、本会の維持会員であり、山口県議の
戸倉多香子さんから「陸山会事件関係資料」がファックスで届いて
いた。それは、主任弁護人であった弘中惇一�J[8n;N$K$h$k!XLQA[�
から始まった事件は実在しなかった』(季刊・刑事弁護 第74号)
と題したレポートであった。重要な指摘があり、要点のみになるが
紹介する。

 論旨は『はじめに』に要約されており、「東京地検特捜部は、被
告人に対し、ゼネコン等から違法な金を受け取ったのではないかと
いう根拠のない“妄想”を抱いて、収賄の嫌疑をかけ、大規模な捜
査を行ったものの、結局、裏付ける証拠を得ることができず“敗北”
した」と、結論づけ、被告人および秘書をターゲットにした政治資
金規正法の事件は、その残滓であると指摘している。

「残滓であることのもう一つの意味は、検察官が想定したゼネコン
などからの不正な金銭収受が存在しないことが本件(政治資金規正
法違反事件)が成立しえないことを明らかにしていることである」
とし、「妄想から始まった事件は最後まで実在しないのである」と
断言している。

 この妄想から始まった実在しない事件を証明するため『裏づけら
れなかった不法な金銭受領』、『捜査・起訴を断念すべきだった検
察』と項を設けて説明し、最後の『検察審査会を欺いた検察』にお
いて、「検察官は、法律の専門家としての判断は“嫌疑不十分―不
起訴”であったにもかかわらず、検察審査会に対しては、被告人に
関する嫌疑は十分に存在するかのような田代検事作成の報告書を提
出するなどして、検察審査会に起訴議決を行わせた。

これは、大規模な捜査を行ったものの収賄事件の立件に失敗した検
察官がそれによる批判を受けることを恐れ、検察審査会を欺いてま
で被告人の起訴を確保しようと理解される」と、検察官の不正な行
動と検察審査会制度のありかたに言及している。

さらに、本論において5ページにわたり、事件の概要、公判での争
点などを記述しているが、専門的な問題にわたるので省略する。

 以上、序論にあたる部分だけの弘中レポートを紹介したが、法治
国家の精神を放棄した司法界で、これだけの問題点を指摘し、見識
を述べる弘中氏に敬意を表したい。

 弘中氏が指摘する問題は、司法界内部だけの問題ではない。陸山
会事件にみられるような、不法で不正な検察や検察審査会のありか
たは、司法官僚だけの判断で行えるはずはない。そこには“議会民
主政治”の原理を冒涜した政治勢力の関わりがなければ、起こりえ
ない問題である。何故こうも、衆・参両議院の国会議員がこのこと
に危機感を持たないのか。弘中弁護士の指摘は私にとって、現下の
政治への重大な警鐘と聞こえる。            (了)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事務局雑話

平野論説で採り上げた「弘中レポート」は、維持会員の戸倉多香
子さんから、ファックスの転送→転送で平野代表宅に届いたもの
である。当初、事務局では出典がわからず、取り扱いに苦慮した
が、程なく「季刊 刑事弁護 第74号」という冊子であること
が特定し、Amazonに在庫があったので資料として確保した。

要点は、主任弁護人が「陸山会事件は実在しなかった」と断定し
ていることだ。このような資料が世に出れば、ひと昔前とはいわ
ないが、かつての野党であれば、それが他党のことであっても、
国会で採り上げているはずである。

なのに共産党も、そして自らのことになると、他を押しのけてで
も喋りまくる社民党も音無の構えである。党利党略・派利派略、
現下の国会は「国権の最高機関」の名に値しない、壮大な無駄遣
いでしかない。

繰り返しになるが「陸山会事件」がなければ、小沢政権で東日本
大震災の復興も、日本経済の復活と並行して槌音高く進み、福島
原発事故対応も劇的に進んでいたと思う。加えて中・韓との無益
な軋轢も起こさず、平和裏の話し合いが進行していたはずである。

今ならばまだ取り返しが可能ではないか。戦前の「帝人事件」と
並び、平成の「陸山会事件」として、後世に汚点を残さないため
には、歴史の歯車を逆転させる勇気が今こそ求められている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


[No.5470] 2013/06/07(Fri) 16:05:13


   待ちに待った、【「京大」小出裕章助教・「生活の党」小沢一郎代表対談】 - 田村 秋生 - 2013/06/02(Sun) 18:11:27 [No.5458]
Re: 待ちに待った、【「京大」小出裕章助教・「生活の党」小沢一郎代表対談】 - hasebe - 2013/06/02(Sun) 22:03:33 [No.5459]
『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - hasebe - 2013/06/04(Tue) 09:55:59 [No.5460]
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - 田村 秋生 - 2013/06/04(Tue) 12:31:47 [No.5461]
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - hasebe - 2013/06/05(Wed) 09:27:40 [No.5462]
Re: 『妄想から始まった事件は実在しなかった』弘中弁護士記事 - 豊後の小兵衛 - 2013/06/05(Wed) 10:46:00 [No.5463]
『妄想から始まった事件は実在しなかった』平野貞夫氏考察 - hasebe - 2013/06/07(Fri) 16:05:13 [No.5470]




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