日本共産党府中市議会議員 結城 亮
今朝(19日)は西武線多磨駅であいさつ、終日、ニュース配布活動など。さてこのほど、 平野貞夫氏(元自由党参議院議員)が、「野党協力の深層 自由党の再起動、共産党の大 転換」という著作を発行されました。自由党の小沢一郎代表の側近として政界で活動され てきた同氏ですが、衆議院の事務局に勤務していた時代にはじまり、その後、参議院議員 として政界で活躍されていた時から今日にいたるまで、共産党の政治家と親交をえていた エピソードも多数振り返る内容。なかでも故上田耕一郎さん、故吉岡吉典さんらと様々な ことを語り合っていた話は、興味深いものです。そして平野氏自身の憲法観や共産党観も ふまえながら、野党連合で政権交代の実現を訴えています。
また第一部では小沢一郎氏との対談も掲載、小沢一郎氏は今回の志位委員長の決断を「大 英断」と評価したうえで、共産党の政治姿勢について「共産党は本当に純粋培養なところ がある」「本当に驚くほど交渉とか、かけひきとかいうより、もうこうと決めたら一直線」 「いろいろ引いたり押したりしなきゃいかんのだと、多少アドバイスもさせてもらってい る」としています。 さらに「政策論的に、哲学的に、もう一歩共産党は変わらないとダメだと考えています」 「安保論などは凍結と言っていますが、現時点ではそこまでよく言ったということでいい のだが、そのままというわけにはいかない。(先を)どうするんだということです」と、 安全保障政策について共産党にはさらなる「発展」を求めています。ちなみ小沢氏は現在 の日米関係について、今の安倍内閣による対米従属外交を批判し、国連中心の世界平和の 構想を語っています。
今回の著作を読んで、日本共産党は他党の政治家から見ても、本気で政権に参加し、政権 を担う覚悟をもって臨んでいること、そのために生臭い政局にも積極果敢に、たたかいを 挑んでいる志位委員長の政治姿勢も読み取ることもできました。 ぜひみなさん、ご一読ください。
[No.6180] 2016/12/27(Tue) 08:35:42 |